「高等教育を受けさせでャ(させたい)と言う親の気持づ(ち)も有って送り出す(し)たごども有っ(る)げど、若者を引き()げる都会の魔力に田舎に戻って()ねャ(来ない)息子、娘だった。だ(け)どもそれは当たり前だ。働く場とす(し)て魅力を感ずねャ(感じない)田舎(いなが)、少す(し)はインフラ整備が進んだ田舎でも文化的香りの少ねャ(ない)田舎に帰って来る訳がねャべ(ないよ)。

 つまり人手不足も後継者問題も根本的な解決策は魅力ある労働の場とす(し)ての農業、米作(こめづぐ)りの環境を(つぐ)っていぐごどだ、田舎(いなが)だって文化の香りのする生活環境を整備す(し)ていくごどだ。労働時間が(なげ)ャ(長い)、休みが取れねャ(ない)という労働環境に臭い汚いと言う従来のイメーズ(ジ)をそのままにす(し)ておいでは若者が帰って来る、戻ってハズは無ャ(無い)。若者が田舎(いなが)に残るごどは無ャァべ(無いでしょう)。

日本人(にほんずん)の主食は米が伝来す(し)たと言われる弥生の時代(ずだい)がら間違(まづが)いねャぐ(なく)米だ。米だけ食えどは言わねャ(ない)げど、米作(こめづぐ)りが大事なごどは分かるべ(分かるでしょう)。今は主食(すしょく)をパンにする、パスタにするどいう小麦粉文化の発展も有る。健康の維持(いず)には小麦食の拡大も良いべ(良いでしょう)。だ(け)ども政府の政策の問題もあっぺ(ある)けど、コロナコロナ騒ぎで輸入に頼っている小麦や牛肉が日本に入って来なぐなったらどうなる。米、野菜や肉も併せで日本の、今、この自分(ずぶん)の国の食料自給率が約四十パーセントす(し)かねャ(ない)という異常さに気づかなければなんねャ(ならない)。

 米の生産量の第一位(だいいずい)は新潟、二位は北海道、三位が秋田で四位山形、五位宮城ど東北北海道が日本の米の産地(さんつ)だ。コシヒカリに夢ぴりか、あきたこまち、つや姫、ひとめぼれ。ん(そう)だども岩手は生産量が何番目で米の銘柄はなんだべ?、米の(せい)産地(さんつ)とす(し)て岩手の名が人の(くず)に乗ん(る)のは聞いだごどが無かんべ(無いでしょう)。

 岩手の米生産量は日本の第十五(ずうご)、六番目だ。銘柄は皆が作っている(どお)り宮城のひとめぼれだ。岩手独自(どくず)の特産ではねャ(無い)。山まだ山だがら田んぼが少ねャ(ない)、米の生産量が少ないっつう(という)のも分かん(る)べげど、あっつこっつ(あちこち)に休耕田が出て来てんのは放っておけねャ(ない)問題だべ。

整地、整田すん(る)のに国の補助金を使ってんだ。勿体ねャ(ない)。休耕田等も生がす農業にす(し)て行く必要が有っぺ(有るでしょう)。人手不足や後継者問題の解決を図っていく上で農地の集約化(すうやくか)、大型化が絶対に必要だ。米作(こめづぐ)りの一人が頑張ったって、費用のかかる田植え機やコンバイン等農機械器具の購入に買い替え等維持(いず)の問題も、肥料や農薬散布のドローンは便利だけどそごに掛がるコストの問題も解決出来ねャ(ない)。今こそ耕地面積を集約す(し)大型化すっぺ(しましょう)。そす(し)てそれを管理運営する会社や公社を立づ(ち)上げで行ぐ必要がある。

(おら)の言う農業の集約化(すうやくか)、大型化は米作(こめづぐ)りだけで考えている物では()ャ(無い)ぞ。あっつこっつ(あちこち)に有る一般的な会社と同ず(じ)ように一年を通す(し)て一人の人間が同ず(じ)会社で働く、その仕事がある、そういう体制を作るべきごどを前提とす(し)ている。米作(こめづぐ)り農家と野菜(づぐ)り農家や果樹栽培農家とが連携、統合す(し)ていたら、一つの経営主体(すたい)に米作部門に野菜(づぐ)り部門、果樹栽培部門、酪農(らぐのう)部門等が有れば今の若者も関心を持つべ(持つでしょう)。若者の目も足も農村に向くようにす(し)て行かなければなんねャ(ならない)。