驚きました、とても残念でたまりません。何度ため息が出たことか。涙が出たことか。
昨日、朝日新聞の訃報欄で元日本赤十字社社長、大塚義治氏がお亡くなりになられたことを知りました。ショックです。享年を見ながら、早すぎるよ、早すぎる。同じ団塊の世代なのに、まだ七十五歳なのに、何故と思うばかりです。
氏は、小生が担当することになった日本赤十字社広尾総合福祉センター開設に当たって、当時、副社長の立場で小生の相談役でもありました。
そして、小生が二度目の定年を迎えて日赤を離れても、この七年余、小生の小説、駄作をお読み下さっていたのです。いきなり小生の処女作、四百字詰め原稿用紙千枚にもなる駄作、「サイカチ物語」をお読みいただいたのは五年前だったでしょうか。以来、氏に勝手に送り続ける小説を文句も言わず受け入れて下さった大塚さんでした。むしろ、年賀状や暑中見舞い、寒中見舞いに寄せて、何かと励ましてくれていたのです。
昨年十一月末に、退任した。おいおい肩の荷を下ろしたような気分と、寂しさをかみしめるようなことになるだろうと認めたお手紙をいただきました。同時に小生の小説の事にも触れて、文書力、構成力などが格段に増しており、筆者はゴールをまだまだ先に思っているようだが、そろそろ集大成の時期を考えたらどうかとありました。
年末からこの正月、なんの目的でオープンするのかと家族の厳しい意見もありましたが、小生の小説をブログで公開してみようと思ったのも、背中を押してくれた大塚氏の集大成の言葉です。まさかその言葉のご本人が亡くなるなど思いもしていないことです。
ブログをお読み下さっている皆様に深く感謝申し上げますとともに、ご一緒に大塚氏のご冥福をお祈りしていただければ幸いです。
心から大塚義治氏のご冥福をお祈りいたします。合掌
令和五年一月二十六日
なお、大塚氏とのお別れ会開催を日赤本社が調整しているとのことですので、その際には必ず記帳させていただこうと思っております。
私事ながらこのページを拝見していただき感謝申し上げます。