好きなものを好きなままで今日まで来ている。好きな事を好きなままで歳を重ねて暮らしてきている。そんな人たちを巻き戻してみたり追いかけてみたり。

 

 

1972年に「魔法の黄色い靴」でデビューしたチューリップの50周年記念ツアーがいよいよ終盤を迎えています。

 

 

※チケットは一部加工を施しています

 

 

6月24日()神奈川県民ホール公演へ行ってきました。

 

「皆様のお許しがいただけるなら50周年目指して頑張りたいと思います」

 

40周年のファイナル福岡での安部さんの言葉。

 

安部さんは、2014年7月7日。

移住先のインドで、音楽に人生を捧げたまま地上から旅立っていきました(脳出血)

 

 

その開催を断念しても納得でした。

でも気持ちをととのえて臨んだ45周年のツアーでは、財津さん姫野さん宮城さんが、それぞれリードギターを担当しました。

 

しかし

 

このツアー中、財津さんに初期の大腸がんが発覚。ツアー続行を断念せざるを得なくなりました。

「チューリップの一員として戻ってきます」の言葉通り(今も実際には健康管理など闘病中だと思います)セットリストを大幅に変えた新しいツアー(is There 2018-2019 Is TULIP here?〈チューリップの音楽は今でもあなたの心にありますか〉)で再開、見事復活してくれました。闘病生活に入る前の「チューリップの一員として」のコメントは胸の中がいっぱいになりました。

 

個人的には、近年のツアーでは大満足の選曲でした。歳を重ねてしかも大病後のこのチャレンジに驚くとともに歓喜感謝しないではいられませんでした。

 

 

そして今回の50周年ツアーでは、財津さんソロでもおなじみのサポートメンバーを加えた7人編成で全国各地を旅して歌を届けてくれています。

 

加齢による衰えを全く感じさせず声がよく出ていて感動感心しきりです。原曲から変に歌いやすくするためにとか歌い飽きてしまったが如くで歌唱リズムやピッチを変えてしまうことがなく、音程を外すことがなく、歌詞を忘れてしまうことがなく、あの日の記憶を今で幻滅させてしまわずに、想い出を増やし続けてくれています。

 

 

財津さんは75歳。

年齢を感じさせないパワフルなドラムにボーカルにコーラスまで惚れ惚れするまでにやってのけてしまう上田さんは72歳。汗っかき担当で隠れた日本屈指のメロディーメーカー,ギターもキーボードもリードボーカルもコーラスワークも担い、そこを見込まれ90年代初頭には浜田省吾のツアーメンバーに抜擢もされ、2022年にはぎっくり腰まで本ツアー中に克服した姫野さんは71歳。いまのチューリップがある縁の下の力持ち最大の功労者チューリップの歌と演奏に厚み深みを加えているベースの宮城さんがかろうじて70代をわる67歳。

そんな全員が自身で作詞作曲した持ち歌を披露します。それがチューリップです。

 

 

(カッツェ)

KATZE

そのバンド名はかろうじて知っていた程度。

 

(カッツェ)

KATZE

リードギター尾上賢(1967年8月1日生まれ)

現・尾上サトシ

 

財津さんのソロコンサートツアーに引き続いてTULIP50周年記念ツアーthe TULIP, T50でリードギターを担っています。

 

 

僕は「いいな」と思っています。

尾上さんは、ギターを弾きながら時々歌詞に合わせて口が動いています。神奈川県民ホールで双眼鏡の中それを見るたびホント嬉しくなりました。そのタイミングが絶妙。おこがましいのですがそこで口が動くの「わかる~!」といった感じです。表情が立ち居振る舞いがギターのプレイがいいのです。

 

楽器のことがてんで分からないのでプレイについて語ることができません。が、思うところ多々あります。

 

尾上さん

ありがとうございます。

 

カッツエ

KATZE

 

1986年結成

1988年デビュー

1991年解散

解散までにシングル3作、

オリジナルアルバム4作発表

ファイナル公演は-1989年のTULIPのファイナル4daysと同じホール-

中野サンプラザ (2days)

 

そのバンド名はかろうじて知っていた程度。僕の守備範囲になかった~(笑) 今あらためて聞いています。高校時代や大学時代にバンドを組んでいた友人たちを思い出させてくれました。

僕の友人たちがKATZEの足元にも及ばず遠くに見えているのは勿論です。強弱濃淡に雲泥の差があるのも承知ですが、若々しさと気持ちに共通する純度(野心)が想起されたという意味です。

 

彼らは今も楽器を弾く時間があるんだろうか。

 

十代の頃、時間を忘れて楽しんだこと

夢見たこと

好きな事を好きなままで今日まで来ている人

 

神奈川県民ホールの3階から見たステージに

好きな事を好きなままで今日まで来ている大人が7人いた。

 

好きな人を応援しに今日もはるばる来た人。好きな歌をまた聞きに来た人。青春時代に夢中になったバンドに久しぶりに逢いに来た人。そしてきっと尾上さんの今を観に来た人も。

 

そんな人たちで、僕のまわり後ろ目の前に

あわせて2000人ほどがいた。

 

 

おまけ※宮城さんMC年齢確認

10代 いました

20代 いました

30代 ぱらぱらと

40代 ぱらぱらと

50代 思っていたより少なくてびっくり

60代←ここが圧倒的に多かった~

 

10代~20代はホントの人もいれば、なんでもかんでも👏拍手しちゃう人が居たのではないかと思われます

 

ご当地謎かけは姫野さんとシウマイでした

 

 

2022年4月23日@府中の森芸術劇場からツアーを初めてこの神奈川で32公演残すところあと東京・福岡の5公演となりました。※ぼくはこの先がまだなんらかのカタチであると憶測を抱いています。

 

サポートメンバー

Drums田中徹

Keyboards小泉信彦

2人への感謝は東京国際フォーラム公演で。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでありがとうございました

僕はTULIPの歌や演奏コーラスワークが好きなのです。