りんごが自分の重さで落ちてゆく

「誰のせいでもない雨が」中島みゆき

部長「どうだい?君はどう思う?」

若手社員「物である限りこの地球上で重力には抗えない、従わざるを得ない。転じて、人である限り生きてく限り、悲しみも避けては通れない、って感じっすね。短くまとめると」

 

 

 

  人と人なんてどうせ異質(ちが)うものだから 解り合う必要はない 君さえここに居ればいい 人と人なんてどこか似てるものだから 解り合うなんて必要はない

「生まれる星」TULIP(財津和夫)

若手社員「これ、歌詞なんですか?」

部長「うむ。ある人にとっては、財津和夫という音楽人の親しみ辛さ・気難しさ、もっと言えば冷たい感じを象徴している歌詞なのかもしれない。言葉からは分からないかもしれないが、決して厭世ではなく、まして絶望しているわけでもないんだ。暗闇の中、遠くにある輝きを見つけて自らの意志が生まれた瞬間を歌っているんだ。メロディと声とともに聴いた時の感動があったんだよ、1984年に」

 

 

人と話したりすると気付くんだ
伝えたい言葉が無いって事
適当に合わせたりすると解るんだ 
伝えたい気持ちだらけって事

「supernova」BUMP OF CHICKEN (藤原基央)

若手社員「部長、バンプはどうですか?」

部長「この藤原基央という人はとても丁寧に歌詞を作れる・綴る人だと好感を抱いているよ。私があと15年遅く生まれていたら間違いなく夢中になったバンドだと常々思っているんだ」

若手社員「部長、音楽を好きになるのに遅いってことはないっス。あとプチ情報で奥さんは元モー娘。の亀井絵里です!」

 

 

STEP.1どれだけ言葉を尽くしてみても 確かめられないものがあるだろう

「as close as possible」OFF COURSE(小田和正)

若手社員「突き放している、冷めている、と思うのは早計ですか?」

部長「その通り。ただ『as close as possible』はアルバムの1曲目で、最初に聴こえて来たこのフレーズにガツン、いやパコンくらいだったか、小田さんに殴られた感じがしてね。前々作のアルバム内の『決して彼等のようではなく』に通ずる“刃”を、針を落としてすぐこの歌で再び突き付けられた感じだった。アレンジが続・新生オフコースという感じだった」

若手社員「青春時代が今まさに胸に魚雷ですね!」

部長「去来だ」

 

言葉と心の間
それは君しか分らない

「between the word & the heart -言葉と心- 」小田和正

 

若手社員「これに続く【見えないところで傷ついてひとりで涙を流さないで】に、グッときます。今度、*事務子ちゃんに言ってみます」

部長「やめとこうか」

 

 

 

 

 

 愛されたいと願うのは
愛したい気持ちが足りぬから

「誕生日」吉田拓郎 1985年

 

 

愛する努力はしなくても
愛されることにおぼれてる

「私は誰でしょう」吉田拓郎 1985年

 

 

愛されるのを待てばいい 

「ひまわり」吉田拓郎 1989年

 

若手社員「ずっと聴き続けているとハッとさせられそうです」

部長「その通り。吉田拓郎は結構こういうのが多くてね」

 

 

縛り合う事は楽さ
結婚すればいい
そんな決まった形は今
二人に似合わない

「情熱」吉田拓郎

部長「これは1983年の曲。・・・・ ・・・・」

若手社員「部長、いろいろ語りたがっている顔をされてます」

部長「そうなんだが・・・。気になるなら1983年がヒントになる。非常に興味深いのだ」

 

 

 

 

 TODAY'S
 
かなわない願いを追いかける
愚かさが欲しい

「しのび逢い」吉田拓郎

 

 

叶わない夢など追いかけるほど 野暮じゃない

「栄光の男」サザンオールスターズ(桑田佳祐)

 

若手社員「これも興味深いっス」

部長「うむ。真逆のようでいて実は両方とも背中を押してくれているんだ」

 

 

 明日の朝も 日はまた昇る おれがここにいるかぎり おれがそこにいようといまいと

「日はまた昇る」浜田省吾

若手社員「うるっときてしまいます。部長」

部長「今くらいの認知度でいいかもしれないし、もっともっと多くの人に偶然知られていい歌だとも思うよ」

 

 

 

 

 

いつからだろう 父は小言のたった一つもやめてしまっていた
いつからだろう 母が唇にさす紅をやめてしまったのは

「夕陽を追いかけて」チューリップ(財津和夫)

部長「メロディーと一体となって歌詞の一部分が突出して耳から身体の芯に突き刺さったり身体中に響いたりすることがある。その体験は偶然不意に訪れる。更にもし、その歌い手の背景やそれまでの歴史を知っていたならより深い感銘を得られる。大事なことに気づかせてくれたり遠くから見知らぬ自分をなぞってくれていたり分かっていてくれたり励ましてくれたりする。それは潤いとなり慰みとなり憩いとなり活力となり道標になる。歌は万能だ。そういう歌に巡り会えるといいな」

若手社員「魚雷っグッ

部長「御意だっつーのあせる

 

完了

 

 

万能には、それぞれ浮かんだ言葉を当て嵌めていただけましたら幸いです。

 

 

 

 

「生まれる星」TULIP

 

 

 

 

 

「supernova」BUMP OF CHICKEN

 

 

バンプはシークレット・トラックで遊んでます。頻繁です。毎作です(笑)

配信にはないお楽しみのオマケです。-ファンにとって-

 

 

 

「as close as possible」OFF COURSE

 

 

「私は誰でしょう」吉田拓郎

 

 

 

「情熱」吉田拓郎 スタジオ・レコーディング

 

「情熱」吉田拓郎 ライブ・テイク~スロー・ヴァージョン

これは非常に貴重な音源だと思います。

 

 

「日はまた昇る」浜田省吾

 

 

 

「夕陽を追いかけて」TULIP 

 

 

 

 

 

 

Pick Item

◇反省会◇◇

 

おばけくんここまで使ってみて・・・

お腹いっぱいになりました(笑)

 

適材適所と匙加減がよっく掴めましたニヤリ

満を持してやってみたいアイディアも閃きました。

が、誰かに先を越されてしまうでしょう。

適切な改行を施せてない箇所があります。

動画もベタベタ貼ってしまいました。

お見苦しく大変失礼致しました。

 

ここまで今日も誠にありがとうございました。

 

井上陽水、甲斐よしひろ、松山千春、長渕剛、

チャゲアス、辻仁成、松本隆、アイドルソング・アニソン、洋楽

・・・は、別個で

またいつか。

こういうのは、ひとつひとつ単独で

もっと丁寧に語ってこそです、ゴメンナサイ。