部長 「いいかい よく聞くんだ。 “拝見” は君が見る場合なんだ 」

若手君 「あ、それパワハラっす 」

 

 

 

-------------------

本日の本題に入る前に…

【事実】【印象】【国語、敬語表現】という基礎材料を前置きに散りばめてます。

 

そのあと ♨本題♨ という構成であります。

 

 

・【事実】

麻生太郎さん : 福岡県出身 ( フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より )

現 内閣法第九条の第一順位指定大臣(副総理)/財務大臣/内閣府特命担当大臣/(金融)デフレ脱却担当  ※ 首相官邸HPより

 

小池百合子さん : 兵庫県出身

現 東京都知事

テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』初代メインキャスター 

 ( フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より )

 

尾木直樹さん : 滋賀県出身

現 教育評論家 ・現 尾木ママ(明石家さんま命名)  

1971年3月 - 中学校1級・高等学校2級国語科教諭免許取得

教員歴 (抜粋)

・1972年4月 - 海城高等学校教諭( - 1976年3月)

・1976年4月 - 東京都東村山市立東村山第一中学校教諭( - 1980年3月)

・1980年4月 - 東京都練馬区立中学校教諭(練馬中学校・石神井中学校)( - 1993年3月)

・1993年4月 - 東京都国分寺市立第一中学校教諭( - 1994年3月)

 ( フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より )

 

 

・【印象】

(例1 )

関西弁 「 自分、前にそう言わんかったか?言うたやん 」

⇒ この場合の “ 自分 ” は 相手を指している。

 

(例2-A)

関西弁 「 そないな奴、おるんか?」 = 誰か「いる」かどうか 問うている。

 

(例2-B)

軍隊風 部長 「 おい、オイラ君はどこほっつき歩いてんだ」

オイラ君 「 いえ、先ほどからここにおります!  それ、パワハラっす…であります!」

= 自分がここに「いる」と告げている。⇒ 自分が「いる」 = おる

 

 

・【国語、敬語表現】

( あ )

普通の言い方 : いる

尊敬語 : いらっしゃる   :尊敬語とは主に相手の動作について、尊び敬う。

謙譲語 : おる : 謙譲語とは主に自分の動作が相手に及ぶことに、気を使う。

 

( い )

助動詞「れる・られる」は 動詞に接続して

受け身・尊敬・可能・自発の意味を添える。

 

 ■ 尊敬の例 ~ 本記事冒頭の翌日

若手君 「 あれ? ねえ 事務子ちゃん、部長は ?」

事務子 「 先ほど お帰りになられました

若手君 「 まじかあ。。。おとといのボクの企画書、拝見してたか分かる?」

事務子 「 よく聞いてね、そこは “ ご覧になる ” と言うのよ 」

若手君 「 うわ、国語警察っすね。ところで事務子ちゃん、“お帰りになられる” は敬語がくどくてそこは “お帰りになりました” でよくないっすか?」

事務子 「 ( そこはあってるし… なんだコイツ… ) 。。。 」

 

-------------------

 

 

 

 

本題

 

TV や ブログ など で

「~ おられる 」という言葉に触れる機会がいつの間にか増えています。

いつくらいからだろう???

 

 

でも…

それ正しいの? 駄目だよね

そこは 「 いらっしゃる」だ!

 

… というのが ぼくの思い・主張・こだわり であります。

 

 

なぜならば

「 おる 」 は 自分の動作についての「謙譲語」です。

その謙譲語に

尊敬の意味の助動詞の「れる」をつけても間違ってるんじゃないの?

つまり

そもそもが自分を主語にする「おる」を

相手に対して

ましてや敬意を込めているつもりでも使ってはならない!誤用では?

 

元キャスターや元国語教師がなぜ???

現俺様(麻生さん)はなんか似合っちゃってるから…だから皆疑問も生じず???

 

 

… というのが ぼくの現学力・生き様であります。

                                             

要注意 “ 生き様 ” について

最近、「○○の生き様は~」などと使われているのをよく見かけます。

「あの人の生き様は素敵だね」という具合です。

実は、これは正しい日本語とは言えません。

 

生き様は本来、自分の生き方を卑下して言うときに使う言葉です。
辞書には、「自分の過ごしてきたぶざまな生き方」とあります。

それを、最近では他人の生き方を指して使うようになっているのですね。
むしろ、こちらのほうが一般化していると言えるかもしれません。

 

そもそも「様」は、他人に対する敬称ですが、「ざま」と読むときは「様子やありさまをあざけって言う言葉」です。

生き様の「ざま」は、「ざまはない」「ざまを見ろ」と同じ意味の「ざま」なのです。

 

生き様を他人の生き方について使う場合、「素敵」「見習いたい」など良い意味であることが多いので、プラスのイメージを持っている人が多いかとは思います。

しかし、日本語の正しい使い方にうるさい人に「あなたの生き様」などと使うと、思わぬお叱りを受けるかもしれません。

気をつけてくださいね。

 

http://aslan-bun.com/?p=2167 「ビジネス文章力研究所」 より

 

オイラ君 「 そこは 単に “生き方” でいいっすね 」 「生き様 は OZAKI のような真剣で壮絶な人なら言いたかった事が伝わるかな」

 

 

麻生さんも

小池さんも

尾木ママも

みんなお使いになってます。ご使用されておられます←こんな感じの使用例

 

その対象への敬意や謹み(≒礼)を込めている場面です。

 

小池さんは 元ニュースキャスター

尾木さんは 元国語教師

 

… にもかかわらずその発言中ごくごく当たり前に登場します

 

 

こんな事を書いている ぼくが

“オイラ君” かもしれぬ…という慎み (慎重さ・自分への疑い) を呼び起こし

どっこらしょと考えてみました。

 

以下が冒頭の

【事実】 × 【印象】×【国語、敬語表現】 から

導き出した答えであります。

 

 

= 第一段階 ==

最初に思い浮かんだのは 【印象】です。

 

関西圏 ( のちに述べる 【事実】と強引に結びつけるなら西日本地域 ) では

“「こんな奴が おってんねん」 ”

“ 「どこに おんねん、そんなアホ。聞いた事も見た事もないわ 」”

… のように 、

 

ぼくが 理解・使用してきた

自分に使う 「おる」が

相手に対してで会話に登場しても

訂正願望も違和感も抱くことは無い。

不自然さは感じられない。( ←この「られ」は可能の用法というより自発か)

【 印象 (例2-A) 】「 そないな奴、おるんか?」

 

 

 

 

= 第二段階 ==

You の意味の “ 相手・お前 ” を

関西弁では 会話中 “ 自分 ” と言ったりもする。

( ダウンタウンの浜ちゃんが思い出される← 思い出されるれる自発 の用法 )

【印象】(例1 ) 「 自分、前にそう言わんかったか?言うたやん」

これも意味を取り誤る事は無い。ここは慣れもあるかもしれません。

 

 

 

 

= 第三段階 ==

受験 (国語の教科書・参考書・入試問題・面接) や

それに準じた? ビジネス会話では、

 

自分に使う 「おる」を

直接会話する際の目上の人間や 顧客へは

断じて使用しない。聞いたことが無い。

 

が、、、、

 

関西弁では

 

相手に対して ごくごく自然に・気にも留めずに・普通に「おる」が用いられる

( ← この「られる」は可能 ≒ 用いることが出来る ) 

【 印象 (例2-A) 】「 そないな奴、おるんか?」

 

また

面と向かった相手を “ 自分 ”と呼ぶ ( 小藪千豊さんが思い出される )

【印象】(例1 ) 「 自分、前にそう言わんかったか?言うたやん」

 

 

つまり ?かどうか…

 

あまり自分も相手もその言葉を気にせぬまま、

どっちでも容易に会話が成立し

誤解なく意思疎通が図れる関西の人たち。

実は高度に便利な言語機能・様式を使いこなしている。

 

どっちでもええねん、意味ないわ、皆わかっとる、通じとる

いちいち考えた事もないわ、と言って呆れる声が出てくるかな。

 

でも

 

商談や相手に失礼があるとマズイ事になる感性には敏感であり、

言葉に気をつけないで礼を欠いて

相手の気分を損ねる事態を忌み嫌う。

厄介・面倒だから

「 おる 」 に 敬意を込めた 「れる」という必殺の装置をつけて、

「おられる」完成と。。。。

 

 

これが

「 おられる 」誕生秘話。

私論・私説。

※本気では思ってはおりません。用意した材料を任意でこじつけてます。

 

 

= 第四段階 ===

そもそもこの「おられる」にモノ申しているのは、

 

麻生さんや小池さんや尾木ママといった人たち により

多用されるのが ( この「れる」は受身) ,

 

-- ごめんなさい、本当にごめんなさい, すみません、ごめんなさい、ごめんなさい -- 

 学力や社会人経験不足に感じられて (← この「られ」は自発 ≒意識せず自然と感じてしまう ) …

 

 

… でも

小池さんは 元ニュースキャスター

尾木ママは 元国語教師

麻生さんは超俺様

 

麻生さんだけ使用理由がはっきりと明確に腑に落ちた(笑)

 

なんで 「おられる」「おられる」使うのだろう?

(ちなみに尾木ママのブログのトップページの検索で「おられる」をかけてみましたら…使用頻度が分かります)

 

 

 

… と

いつも・いつも・いつでも不思議に思っていました。

 

… で

= 第三段階 === の私論・私説にこの度行きつきまして、

 

「 おられら~ = orareler (= おられる多用者)※ 」な方々の出身・過去の生活圏を確認してみたのです。  player 、singer のように er を接続して「 ~する人」の意味で

 

そうしましたら…なんと以西方面。

関西弁言語圏 ←無理やり

 

 

 

 

… おられる…

 

仕事の場面では一回も聞いたことがありません。

だから疑問・不思議なんです。

現役アナウンサーも決して使いません。

若い人も使いません。

 

 

「おられる」が用いられている部分は

「いらっしゃる」どころか

普通に「いる」としても何ら失礼は感じられ

( ← この「られ」は可能 ≒ 感じることがどうしても出来ず、ここは個人的見解・感情)

 

かえって

「書いておられる」

「頑張っておられる」

「元気でおられる」

「…な方がおられて…」などなど

なんて聞くと・読むと、、、

 

 

ううううううううむ、

 

 

なぜ???

 

なんですよね。

 

 

言葉はいきもの

言葉は移り変わっていく

 

 

分かります。。。。

 

 

よ。

 

でもなあ

 

もし

付き合い・関わりが

浅いとか短いとかの人が使ってしまったら…

 

「おられる」から感じ取るのは

勉強不足・社会人経験不足なんですよね、どうしても。

礼儀正しい人、勉強している人は決して使わない。

老若男女、

ほんと居ない。接点の薄い人でさえ聞いたことがない。

 

ところが

TV や ブログ では ばんばん いらっしゃる、おられてしまう… … 

 

ね?

「おられる」ってこんな風に嫌味でなら機能するんです。

 

 

でも?
 

使っている人とその対象になって居る人との間で

= その気持ちの発信側と受信側とで

一切の疑問や無礼やなんらかの不足も感じず

丁寧な・親しんでいる・大事に思っている・おそれ敬っている気持ちが

やり取りされて おられるなら …不純物の入り込む隙間も余地も無いなら

 

No Problem

Sincerely yours

 

だけど。。

 

たとえば、、

「それスペルが違ってますよ」と言われたら、ぼくは超恥ずかしくなる。

つづりを間違ってしまった時は本当に恥ずかしくなった。

その気持ちは日本語の “ 使い方 ” でも同じです。

 

それとこれは違うのか。。。?????

 

ぼくこそが

そもそも勉強不足で

「おる」の多様性を見損なってしまっているだけなのか…。

まさか古語から来てるとか???

 

でも現代の敬語表現では… 

 

 

 

刺々しい皮肉屋発揮中のぼくが言うと問題ならば…

 

若い子

敬語の勉強をしている

小学生や中学生

社会人一年生に

「 え? “ おられる ”って間違ってませんか?だって『おる』って謙譲語ですよね?」

と聞かれたら  …

 

 

べらんめえ挑発口調でも我慢して

英単語混じりでも多分ついて行き

おネエ言葉でやわらかく

子どもたちにも分かりやすく

 

なぜ「おられる」でいいのか、

どこかで公に喋って教えて説明してくれたら…なあ。

 

 

 

 

 

ごめんなさい

以下このあと不躾。

 

「おられる」って

つまりは

実は

特定地域の 方言 言い方でしょうか?

 

あるいは

 

不思議なことに 老年期の年代 の方が

非常によく 使っておられて ←

気になって気になって仕方ないです。

 

つまりは

実は

老い言葉???

なぜ元キャスターや元国語教師が普通に使う????

 

いいのか

いいのですか

いいのでしょうか…

 

 

「おられる」ってホントここ数年でよく使われるようになった印象なのです。

( この「れる」は受身 )

 

言葉の変容が若い世代からではない不思議。

 

 

若い人は使わない。使って欲しくない。

意味も分からず気持ちも込めず使う必要が無い。疑って欲しい。

 

実は…

 

こてこての

関西の人でさえ

実は日常的には

「おられる」 なんて

使っていないのでは???

とも思うのです。

 

 

 

 

関西系の芸人さん(と呼ばれる方)が

お詫びする文言でようやく耳にします。

ごくごく・超・最近も。あれは誰かが用意した原稿が元だと感じてしまいました。

組み立てが 某元局アナさん がお詫びした時と同じでした。

 

つまり!!!

 

普段から

日常的に

きちんと

敬語を用いる場面・仕事に接して無い人こそが

使っているのではないでしょうか

 

 

ああ…

国語警察で若手君してしまいました。

 

【用語解説】

・国語警察 : 国語にガチャガチャメンドイ人

最近の?ネットスラング??で  ○○警察 から    例 : 正義警察、自粛警察

・若手君 : 敬語が正しく使えない奴

これは完全オリジナル この記事登場人物から

 

ああ

せめて 憎まれたくはないのですが…

 

 

「おられる」について正直な感想で

本記事を書きたかったので

検索して調べたりはしておりません

 

このあと ネットで検索してみます。

顔から火が出るくらい恥ずかしい勉強不足はぼくかもしれません。

溜飲が下がりますね。

 

 

 

でも

 

くどいけど

仕事で聞いたことがない。

 

友達も言わない。使わない。

 

 

老い言葉?

ブログ言葉?

 

とっくに皆気が付いているけれども

敬老精神?

裸の王様扱い???

 

 

 

 

ここまでお付き合いくださいまして感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

誤字脱字がありましたらすみません。

内容におきましては書きました通りであります。