若手社員「部長、お取込み中恐れ入ります。大事なお話が・・・」
部長「ん?何かまたしくじったか?」
若手社員「はい。先日のカラオケ大会で部長が “🎶僕は諦めない 誰か聞いているか”と歌われていた曲なんですが、その時以来僕の耳から離れないんです。すっごくイイ曲ですよね。」
部長「おぉそうか。分かるか!小田和正の『the flag』だ。」
若手社員「あ!知ってます。TULIPの人ですよね!サボテンの花もいい曲ですよね!!」
部長「違う(恕)!オフコースだ!!」
若手社員「すみません💦。・・・でもお言葉ですがいきなり怒鳴るのはマタハラです」
部長「更に違う(激怒)!マタハラじゃない!パワハラないしモラハラだ!!この場面なら」
若手社員「・・・部長、お認めになられるんですね?」
事務子「(なんだコイツ・・・)」
若手社員「でも曲名がフロッグって、あれカエルの歌だったんですか?ショックです・・・」
部長「frog じゃない。フラッグflag 旗 だ。」
若手社員「そうですか。安心しました。さて、僕がまたしくじってしまった件についての報告がありまして・・・・」
事務子「(なんなんだお前・・・)」
僕のブログに定期的にお越しいただいている方なら、小田さんと財津さん、オフコースとチューリップを混同するのは、松山千春を松山千晴と誤表記してしまうほど噴飯ものだと思われます。
ちなみに・・・
噴飯ものとは、腹立たしいという意味ではありません。「(食べかけのご飯を吹き出してしまうくらいに)おかしい」が本来の意味です。つまり、怒りの対象ではなく「笑いの対象」です。本来は。
そもそものきっかけは・・・
ながらでつけていたTV。TBS、年末年始恒例、ドラマ一挙再放送。日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』の一場面。
「知らぬが花ということもあるよ」と言われながらコインロッカーの合鍵を受け取とった柄本佑。コインロッカーの前。「知らぬが花、知らぬが花・・・」と連呼。開けるか否かしばし逡巡。心をついに決め/鍵を入れロッカーを開ける、という場面がありました。※このブツブツとボソボソと呟いていた言葉で僕のセンサーが反応してしまい、そこで初めて注意が向きました。ですのでこの場面の説明は不十分であったり誤りがあったりするかもしれません。
お気づきですか?
慣用句【知らぬが仏】と【言わぬが花】の混同、コラボレートです(笑)
※脚本にこう書いていたんですね・・・
知らぬが仏
:知らないままなら心穏やかでいられる
言わぬが花
:口にしないで居た方が万事うまくいくときもある
「花を持たす」の「花」・「仏の顔も三度」の「仏」と言われるときのイメージ・意味合い、また、立ち位置の交換・行き来がそれぞれの誤用へと引っ張っている・・・のかもしれません。
「知らぬが花」も「言わぬが仏」もある状況下においては、その心情を短く言い得ていそうです。こんな入試問題もアリかもしれません。
慣用句「知らぬが仏」と「言わぬが花」は、日常生活において「知らぬが花」「言わぬが仏」のようにそれぞれを交換して使われる場面があります。この用法(誤用)について、具体的な状況を創作した上でどのような心情を言い表したものであるのか、それぞれ説明しなさい。
言い得て、と言えば・・・
的を得る、←これも【的を射る(いる)】と【当を得る(える)】の混同、相方チェンジです(笑)。野暮ですが「的(まと)」なんだから「射る」です。
言葉遣いに関して、こんな風な記述をしますと鼻について嫌な感じを僕に抱く人もいるでしょう。が、、、小田さんが元TULIP、松山千春「人生の空から」を「旅の空から」と書いていたら、この誤りに一言、各方面黙っていられない方々が一定数いるのとおんなじ(同じ)なんであります(笑)。
本稿題名
【四角四面】
:生真面目、考え方や態度が堅苦しくて面白みに欠ける様
【一言居士(いちげんこじ)】
:何事にも意見を述べないと気がすまない人
今こそ、がんばれ!受験生。
宮崎奈穂子さんによる小田さんのcover
オマケ:
【一意専心】
ひとつのことに心を集中させ取り組む。
【泰然自若(たいぜんじじゃく)】
落ち着き払って、何が起きてもうろたえずどっしりと構えた様子。