行って来ました!
※【セットリスト】記載のネタバレ記事です。
曲目を知りたくない方は以下ご注意ください。
トーク内容についても記載があります。
その部分に触れる前に注意喚起しています。
【セットリスト】を今すぐお知りになりたい方は、
一気にスワイプ/スクロールして、
本稿最後へ移動しますと確認できます。
※パソコンなど大きな画面での閲覧推奨。
敬体・常体が混ざった文章にもなってます。
◆関係無い話題
LIVEに参加するのは2020年2月9日のヤイコ(矢井田瞳)以来で実に1年8か月*ぶりとなりました。
ちなみに(A面)この間チケットを取りながらも
中止になってしまったコンサート
⇒財津さんwith姫野さん2回、
辻仁成、山本彩、そして松山千春4回!!
ですので感慨深かったです。
ちなみに(B面)*「ヶ月,カ月,か月,箇月」
表記についてはこちら👇
さて。
JR新小岩駅南口徒歩15分
松山千春曰く「何が総合なんだ?(笑)*」の
江戸川区総合文化センター
*「何が」ではなく「どこが」だったかもしれません
行って来ました!
恩人・戦友のHさんと共に。
中止を余儀なくされた去年の秋冬ツアーの東京国際フォーラム公演も2列目でした。
「もうこんな幸運には恵まれないだろう、、口惜しい」と思っていましたら再び僥倖を得られました。
僕は“見守る会”外の人間です。画像には「ぴあ」の文字がありますが、これはネクストロード経由です。ネクストロードの先行受付でまずチケットを確保。
そうしますと翌週辺りに振込票が自宅に郵送されて来ます。そのお知らせには「振込順に席を確保致します」と説明されています。今年の春もそうでした(中止になった東京国際フォーラム公演)。その公演は期限に間に合う位で振り込みまして結果14列でした。
「トイレが近くにある座席がいいな」ゆえに端っこの座席が好き(=両サイドに誰かがいるのは好きではない、通路側が好き)程度の拘りで列には割と無頓着で今日まで暮らして来ましたが・・今回、松山千春およびバンドメンバーを、双眼鏡を使わずに間近で観るそして聴けまして、、、「なるほど、(ほぼ)最前列がこんなにも良かったのか」と、今、この瞬間もまざまざと震えが来る想いを抱いておる次第です。
僕がまだ小学生の頃「季節の中で」と「人生の空から」は、歌詞を覚えて(というか言葉を覚えたように自然と)歌える好きな曲だった。「長い夜」で松山千春そのものが好きな歌い手の一角を担うようになった。その人物が今日は有り得ないくらい近くで歌っていた。
公演中の注意事項のアナウンスが終わる。会場後方から手拍子が始まる。客席全体に波紋が拡がり、ステージに向かって鳴り響いていく。久しぶりの感覚だった。
1曲目が始まる。幕が上がる。松山千春がステージ中央に向かって歩いて行く。歌い始める。神々しかった。「ああ、スーパースターっていうのはこういう人なんだな」とも思ったのですが、どうも思慮浅く安っぽく聞こえてしまってないか、心配な限りです。圧倒的な存在感でした。
(実際には出来ない行為ですが)会話が出来るくらいの距離で以て観られる・聴けるというのは、こういう事だったのかと思い知った瞬間でした。プロの歌い手の生唄自体は幾度となく体験して来ましたが・・・貴重な体験が出来ました。
会話できるくらいの距離、と書きましたが、息を呑んでました。瞬きもせずでした。
この画像のあと
MC/トーク内容について触れてます。
印象に残った言葉。
「生きろ」。
(思い出す範囲での概要)
松山千春は今年1月にお母さん(99歳)、
先月弟さん(61歳)と死別してます。
お父さんとお姉さんとも既にお別れを経てます。
1月「兄貴、俺、母さんの葬儀に行けないから」「うん、分かった。お前はお前で頑張れ」と何年かぶりで会話を交わし、そして、「これが弟との人生最後のやりとりになった」と続けました。
弟・明人さんは全身に癌がまわり、「それでも治すんだ」という気持ちでいたそうです。
「松山家では俺一人になってしまった。松山家を背負って俺は生きて歌っていく。お前らも生きろよ。生きてるからこうして巡り会うことが出来た。お前がこの世に生まれた時に奇跡は始まった。これからも何度となく奇跡を味わってください。生きてればまた逢える。俺を見届けて下さい。」
涙を堪えている瞬間があったような気がしました(微かとも言えないくらいな微か、胸の内は勿論でしょう)。でも言葉に詰まらず淀みなく徐々に力強く、でした。伝えたい思いが明確なればこそ、でした。
「死ぬんじゃないぞ」「死んじゃだめだ」ではなく「生きろ」という発信に、避けられることなく皆にいつかは訪れる瞬間までの在り様とその受容、優婉と強靭が融合した強固な意思を垣間見ました。
やさしさを感じ取りました。
これは、、こちらが、、、何のことはなく、
正確にこちらがその瞬間堪えてました。
まいりました。
第2部はお父さんのエピソード
家族の話を主軸に歌を展開して行きました。
◇
第1部は恒例の恋の歌パートでしたが
鈴木宗男さんの話しか今思い出せません(汗)。
楽屋で選挙応援の依頼を受け「(足寄)高校の先輩の頼みは断れないだろ」から始まり、かつて宗男さん絡みで松山千春も国税庁の査察を受け、松山千春の潔白が証明されるも、帰り際「お付き合いにはお気をつけ下さい」と言われ「ちょっと待て、国に雇われてるお前らに言われる筋合いは無い!俺が友達に気を付けるも気を許すも俺が決める事であってお前らがガタガタ言うことではない!出てけ!!」と、「心の中で思いました」とのオチ。
質が全く違いますが、義理人情に厚い松山千春は東京国際フォーラム公演の前日には「服部克久の世界」コンサートへのゲスト出演もあり、そこに更に選挙応援で北海道に入るとなったら、健康上のリスクがゼロとは決して言えず、なんとも言い難い次第です。
◇
ああ、そうだ、娘さんがご結婚されていたそうです。コンサートの場を借りてバンドメンバーにも伝えた感じで、客席同様驚いた様子が見て取れました(笑) 春のツアーから今回のツアーまでの間にだったのか、いつなのか全く分かりませんが、おめでとうございます。コロナで披露宴は出来たのだろうか?と大きなお世話を抱いてしまいます。人生、留まることなく、目まぐるしいですね。悲しい事も、辛い出来事も、嬉しい知らせも。
第2部はここ数年の恒例崩しで「大空と大地の中で」から始まり「お!」と喜びました。こういうの好きなんです。
歌い終わりに「なあ、これ歌っちゃうと“もう終わりか?”幕が下りるみたいな」と笑いを誘ってました。
続いての曲。「え」
またしても聴けるとは!!しかもこんなに近くで!!!と2年前と同じイントロが聞こえてきた時かなり驚きました。嬉しい予想外、期待外。歌い始めるまで「ホントに?」と半信半疑。
この時は事前に確認した【セットリスト】で「この曲」目当てで参加してました。
この曲がそこまで好きではなく他に聴きたい曲があった方々には申し訳ない限りですが、非常に良かったです。前回よりも音程が整って歌い込まれた趣きでした。松山千春自身も「かれこれ30年前によくこんな曲が作れたよな」と振り返ってくれ嬉しかった。 感謝!
◇
アンコール1曲目で、アンコールですし、そういう曲でもあるし、でスタンディングになりました。
ここまで書いてませんでしたが、この日は、チケット画像の通り、一つ空けの50%の収容率でした。このあとの横浜・静岡は65%と言ってました。
開演前のアナウンスではコロナに絡めた文脈で「席を立つのは絶対にお止めください」と言っていたような気が僕はしまして「え?みんな立っちゃうの?だ、大丈夫?」「会館から強制終了措置になったりしないの?」と不安になりました。
これは僕の勘違い・杞憂で終わりました。許容範囲のようです。会場ではグッズ販売も実施しておりまして少しずつ以前の姿に戻りつつあるのも実感しました。
このままの方向で状況・状態が進んで行って欲しいものです。
チケットの裏面に氏名と電話番号の記入が必須でした。
時系列でというよりも印象の濃淡でここまで書き上げました。
新曲3曲がライブ映えしていました。
第2部からアンコールまでの曲の流れが良かったです。
ご覧いただき誠にありがとうございました。