高校の頃、仲の良かった嶋村くん、同じく大沼君が好きだったECHOES

 

当時のぼくは、TULIPやオフコース、甲斐バンド、拓郎や長渕、チャゲアス、みゆきさん、

…に沢田聖子を聴いていた。

 

ちょっと違う空気で尾崎とか浜省も。。。

 

…で、ECHOES、そう、辻仁成「いいよ!」と薦められた。

そして、大学生の頃によく聴いていた。

 

前述のアーティストの面々の音楽は、

優れた物語・小説を読んだり、映画を鑑賞するような

ちょっと自分の実生活・日常とは離れたような味わい方だったような気がする。

 

一方、辻仁成の描く詩の世界は、

例えば「年頃」のように身悶えするような

うまくいかない恋の話や

「SHOT GUN BLUES」のような激しい苛立ちが

もの凄く現実感を伴って

自分自身のこととして

深く身に染みていた。

 

学生当時の情けない厭で嫌でしょうがなかったひ弱な自分を

慰めてくれたり、何かを起こす原動力になる歌が多かった。

「アンカーマン」や「EGGS」、

「SOMEONE LIKE YOU」や「GENTLE LAND」など…

ソロになってからの「サボテンの心」も。

 

 

後に辻仁成はバンドを解散し、

ソロ活動の後に文学者にもなった。

仁成の書いた「そこに僕はいた」は

小学校や中学校の国語の教科書に採用されたり

入試問題にまでなっていたりした。

 

 

辻仁成は

きわめて個人的な葛藤を

普遍化するのに長けている

優れた表現者・創作家だ。

言葉の用い方が群を抜いて秀逸な人だ。

 

 

…かれこれ聴き始めてから30年近く経ち

ちょっとご無沙汰してしまっていたが

最近よく聴き直していて

2000年の『ONE NIGHT STAND IN THE ZOO』

を購入した。

※オフショットでちょびっと流れた

「Dear Friend」が本編収録なかったのは惜しかった…

 

 

 

あとライブ盤『人生劇場』、

最新ミニアルバム『命の詩』も

到着待ちの今日なのでした。。。

※人生劇場はAmazonでは物凄い値になってるので他のサイトで。。。

…でもそこで2012年の渋谷公会堂のECHOESのライブ盤も発見できてラッキーでした。。

 

■ 当ブログ 過去の ECHOES ( 辻仁成 ) 登場記事リンク ■■

ECHOES 名盤 『 EGGS 』