2015年夏、中国旅行記11「五台山普化寺」 | 日中韓文化地めぐりのブログ

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五台山バスターミナル

 


 さて、タクシーの運転手と別れたあと、太原行きの長距離バスの切符を購入しました。本当は、顕通寺や塔院寺なども見たかったんですが。というか、これらを見なければ、本当に五台山に行ったと胸張って言えませんしね^^;

 仕方なく、それらは次回の訪問時に!(いつになることやら^^;)




 バスの発車まで時間があるので、ターミナルの向かいにある「普化寺」を見ていくことにしました。



間には清流が流れています。五台山を南北に流れる川ですね。




 普化寺の入口です。石とレンガでできた壁(照壁)が築かれています。




 繊細な彫刻を施した照壁です。照壁は、目隠しや防御上の役割だけでなく、魔除けの意味もあるそうで。派手な彫刻類を施すことも多いですね(九龍壁とかも、この照壁の一種ですね)。

 普化寺の照壁は、五台山最大とされています。





照壁の彫刻




 中に入りましたビックリマーク正面に天王殿、その左右に鐘楼と鼓楼を配置します。中国のお寺でよく見受ける配置ですね。




 進んでいくと、天王殿の中軸線上に、大雄殿を含む主要建物を配置し、左右にも建物を建て、その間を、上の写真のような中庭空間に作って囲みます。

 この空間は「、または院子」と呼ばれ、その空間を四つの建物が取り囲む形式を「四合院」と呼びます(因みに「合」は取り囲む意味だそうです)。四合院は、主に華北の住宅で見られますが、お寺でも、その他の廟建築でも、同様の形式を用いることが多いようですね。



 一方、余談ですが、華南(中国南方)では、壁や建物で囲われた空間を「天井」と呼びます(写真は福州市の古民家の天井)。






 普化寺の建物の建立年代は知りませんが、派手な彫刻類が目につくので、清時代以降でしょうね。お寺さん自体は、大変古くからあるそうですが。





一番奥の、高い場所にある臥佛殿。大きな御釈迦さんが横になっておられました^^





臥佛殿からの眺めです。






さて、時間が来ました。いよいよ山西省の省都・太原に向けて出発です!




 気がつけば、本日は9月6日。旅行記を始めてから、既に1ヶ月近く経ちますね。でも、旅行記上では、まだ2日前の夜に北京に着いたばかりという^^; いつまで続くことやら・・・・・汗

 まあ、のんびりと書いていきたいと思います ニコニコ