悩みごとは重ければ重いほど、早く話した方がいいという話です。

1人で考えていると、悪い方悪い方に言って、被害妄想になってることがあるかもよ?という話です。


こないだは父の日でした!

父の日と言えば、私の父は肝臓癌で死んでます。

最後の方で私が夫と遠方から会いに行った日のこと。到着したらすぐに、父が年とってから始めたアルバイトの同僚達が来ました。

ただちに廊下に追いやられ、その同僚達に父は

『自分の人生で一番楽しかったのは、ここで仕事したことだった』

と、こっちをチラッと見てから、プイッとした後に大きめの声で言っていました。


その日はそのまま面会時間が終わり、私達は追いたてられるように帰り、何も話せないままに帰りました。

そしてその次に会った時は、もはや話せる状況ではなくなり、そのまま亡くなりました。


一番楽しかったのは老後に始めたバイトだと。


その言葉を私はひそかに気にしていました。

父からそれを聞いたその日から、かれこれ10年以上…

親が思うような素晴らしい感じに育たなかったから、心底いやだったんだろうなぁ~!私が産まれて楽しいどころか、もはや産まれなければよかったレベルだったんだろなぁー!なんか悪かったなー!

と、気にしていたんです。


それで、ふと思いたって夫に、

人生で一番楽しかったのはいつ?

と、聞いてみたんです。


すると夫は

自分は高校生の時に徹夜でシュミレーションゲームしてる時が一番楽しかった。高校生の時は高校生の時でいやなこともあるけれど、お金の心配はなく、ある程度の制限の中で楽しむことが鍵なのかもしれない

的なことを言いました。


えっ…子どもがうまれた後じゃないんだ!!なんなら、私もその頃はまだ出会っていないぞ

……と、びっくり。


でも自分は誰かの楽しかった思い出の中にそもそも存在できるような人間なのか?と、思うと、そんな立派な人間ではなく、むしろ、悪い思い出の中に存在している可能性すらある…

と、思いました。


そして、先ほどの父の話と、実はずーっと気にしていた話をしてみました。


すると

そういういい思い出の中心に自分は存在しているべきだと思っているってこと?親にとって子どもはそうあるべきってこと?ただ楽しかった思い出が仕事だと言っただけで、家族を否定した事にはならない。そりゃ自分の妻に対してはろくな思い出はないだろうけど、子どもはどうかは別。そもそも自分だったら家族にたいしてドーパミンが出るような楽しさは求めていない。楽しかったのが老後にやってみた仕事だった、それだけの話。

と、言いました。


私は自分の子どもにたいして、そんな風には思ってはいません。そして自分が世界の中心であれとか、そんなつもりも全くない。

いやなかったつもりなんだけれど、もしかしたらなんだかんだ知らないうちに自分を高く評価しすぎているおこがましさから、勝手に悩んでいたのかもしれない!何て恥ずかしいやつだ!

案外自信がないない言ってるやつは自信があるやつと表裏一体なのかもしれないゾ。

と、思いました。


夫は

一度カウンセラーに行ってみた方がいいかもしれないね

と、言っていました。


その翌日のこと、娘に

○○ちゃんは、どんな時が一番楽しい?

と、質問をしました。

すると娘は

○○ちゃんは、行ったことがないところに行ったり、やったことないことにチャレンジしてみる時が一番楽しいなって、思うよ。

と、言いました。


その後、娘に私の父がこう言ったという話をしました。

すると娘は

いやいや…そもそもさ、それ本当ことかわからないよ。だって死にそうになってる時に会いに来てくれて、会うのもこれが最後かもしれないって時だよね。お世話になった人達だからそう言ってるだけかもしれないよね。はたして本当かどうか真顔

と、言いました。


それで私は、○○ちゃんや○○○みたいなかわいくて優しくていい子じゃなかったからいやだったろうなーもっとちゃんと頑張っていれば両親もハッピーだったのかもって、実は気にしていたんだよ。

と、言うと


ママが例え頑張ったとしても、ママの家庭の空気は変わらないよ。ママのお父さんとお母さんは仲が悪いんだから、けんかする、もめる、そしてママは巻き込まれるんだから。

と、言われました。


その後、パパは高校生の時ゲームしてる時が一番楽しかったって。ちょっとさびしいなって

って言ったら


もうほっとき?ほっとけばいいのパパのことは!はいはいゲームが好きなんだね!よかったね!それでいいの。気にしないでいいの。ゲームがあれば満足してくれる男なのよ!

と、言われました。


でも、○○ちゃんが楽しい事や楽しかった事を思い返してみると、そこにはいつも家族もいる気がするよ!ところで○○○には聞いた?○○○はどんな時が一番楽しいんだろね。

と、フォローも忘れない娘なのでした。


息子には楽しかったことだけ聞きました。すると即答。

2つあって迷っちゃうんだよ~北海道旅行と沖縄旅行!北海道ではやっぱりパパとバギー乗った事が楽しかったし、ジンギスカンもおいしかったよね!沖縄ではさ、プールで泳いだのが楽しかったなぁ~!海で泳いだりお砂遊びも楽しかったよなぁ~!ママは?


私は……

と言うと、そこで言葉がつまって答えられなかったんですよね。


え!新婚旅行とか?でもその時子ども達まだ産まれてないから傷つけちゃうかな?いやいやそしたら新婚旅行の何が楽しかったか…それ以上に楽しかったことはないかな?他にもあるし。うーんわかんない!!どうしよう……って。


聞いときながら答えられない女。


そんな様子を肩越しにじーっと見ていた娘、色々察知して、話を高原学習の話に唐突にそらしていました。


そして、後で一言

ママさ、なんか悩みごとがあったらほんと、すぐ言ってよね~。○○ちゃんいつでも聞くからさぁ。○○ちゃんは、お話聞くのがそもそも好きだから!


いやーやっぱりさ、悩みごととか思ってることってのは溜めないですぐ言った方がいいね。

なんだったんだろう!

あの悩み続けた日々は!


バカよねぇ~ほんと。

そもそもどうでもいいよねぇ!楽しかったことなんて、生きてりゃまた変わるんだし。


まじで、気をつけようって思いました。

私は自分の事以外にたいしてはめちゃめちゃポジティブなんだけど、自分の事となるとネガティブになりすぎるんだよな。

それでストレスをためてる気がする。


ストレスためすぎて、ガチで病気にまでなってるわけだから、生き方改革しないといけない。