2011
悠々と身を捩り合う黒潮の海族と悠々と立ち並ぶ影群
映し出された絵の具のような空を掻き乱す感情
朝日に照らし出された海原のさりげなき贈り物に思い出を埋め込む
想像を軽く凌駕した蕎麦と創造者への敬意を謳う
溢れ出す活気の高まりと眩めく斜陽と追憶の欠片
朝日よりも眩しく月光よりも切ないそれに触れる夢の話
明日には消え去るその悲しみの欠片
生暖かい風がちょっちゅね
綺麗なまま碧い海を渡る星屑になる
チンチライズム