車線にひそむ神 | raf[RAL]'s garden Ⅲ

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to happiness to be greedy to a limit.



秋晴れの何気ない国道。

片側3車線の中央車線、信号待ち。



同じく停車していた左車線のワゴン車に、

突如、徐行してきた白いセダンが衝突!

金属のぶつかり合う鈍い音がして、ハッとする。

完全な後車の前方未確認、過失だろう。



ふと思った。

自分がたまたまこの車線でなく、

隣の車線だったら・・・?

恐らく、事故に遭っていたのは自分だった。



運命のいたずらというか、神の気まぐれというか、

事故に遭った当事者らには悪いのだけれど、

内心
「自分じゃなくてよかった」
という思いが、

胸にじわりじわりと沸いてきたのだった。




raf[RAL]'s garden Ⅲ-1496




今年の3月に、私も車で事故に遭った。

相手はタクシー。完全な相手の過失だった。

あまりの対応の悪さに、非常に不快な思いをした。



まぁ事故ってのは、

被害者も加害者もどっちも気分が悪い。

人の命にかかわるような事故ならば尚更。

飲酒運転とかは、本当に言語道断。



それでも路上に出る以上、

事故を絶対起こさないというのは、

まずありえない話。相手もいるわけだしね。



少なくとも、加害者にだけはならぬよう、

安全運転に努めなければと再認識した、

とある秋晴れの一日の出来事でした。