Invictus 負けざる者たち | raf[RAL]'s garden Ⅲ

raf[RAL]'s garden Ⅲ

It is great success and a guidepost
to happiness to be greedy to a limit.

久しぶりに試写会に申し込んだところ、

なんと、当たってしまいました!!

ということで、まだ公開前なのですが、

話題沸騰中の
「インビクタス」
を観てきました!



raf[RAL]'s garden Ⅲ-1436



監督は、名匠クリント・イーストウッド。

そして、主演に大統領役モーガン・フリーマン、

ラグビーチーム主将役にマット・デイモンです。



この映画は、実話に基づいて作られています。



南アフリカ共和国初の黒人大統領となる

ネルソン・マンデラは、反アパルトヘイト運動により

反逆罪として逮捕され、27年の服役を経て釈放。

しかし、そこで見た国民の姿は、

人種差別と経済格差が消えていない悲惨なものでした。



そこで、スポーツという世界共通言語でこそ、

国民の意識を変えることができると信じたネルソンは、

弱小だった南アフリカ代表ラグビーチームの再建に、

力を注いでいくことを決意するのでした・・・。





歴史的に意味のある場面を目の当たりにすることが、

思えば思うほど、ネルソン大統領のことが偉大に思え、

恐怖を捨て、自ら人種差別の壁に向かっていく姿に、

何度も何度も、心を打たれるシーンがありました。



ネルソンの言葉、決断力、寛大な心、その全てが、

国のリーダーとしての責任を果たしており、

逆境にも挫けない、不屈の精神そのものでした。

病に倒れても、決して逃げずに闘い抜きました。



27年という想像を絶するような長い間、

牢獄で自分を苦しめてきた白人に対しても、

一欠けらも復讐の眼差しを見せることなく、

共に歩もうとする、何というその器の大きさ。



日本もこんな素晴らしい人格者がいれば、

もっともっといい国家になるだろうなぁ。



ネルソンの言葉は、

おまえも負けるんじゃないと、

背中を押してくれるような、励ましてくれるような、

そんな温かさが胸に染みてくるのです・・・。



門がいかに狭かろうと

いかなる罰に苦しめられようと


どんな神にでも感謝しよう

私の負けざる魂

私は自分の運命の支配者

私は自分の魂の指揮官




名作です。

ぜひ、劇場でこの感動を!

お勧め度【★★★★☆】