銀世界だったんだ
ドアをあけたら
四角い箱が
通行止めって言ってる
ところで
お日様はどこ?
川沿いに歩けば
行けども
行けども
白い道が続いたよ
まるで空から
天使の羽が
舞ってきたみたい
四つの車輪も
二つの車輪も
恥ずかしがりや
真っ白な絵の一部
そして
この吐息でカモフラージュ
道路には
きっと天使が置いていった
言葉がなくなっても
きっと僕は感じ取れる
遠くにいる友だちにも
見せたいな
こんな
きれいな絵を
どこへ行くのだろう あの人
探しているの そのこたえを
少しずつだけど
光が射してきて
そしたら
お城が見えて
それはそれは
たからものにして
ずっとずっと
しまっておきたいくらいです
・・・日が沈んで
辺りを闇が包んでも
思いはきえなくて
灰色の紙が
60年振りだって言ってたよ
長方形の箱が
今冬一番だって自慢げさ
あぁ ここは
白い夜の底だ
時折
子どもの頃の夢
僕は
深くおちていきたい