「中尊寺金色堂」は平安時代後期の仏堂で、
奥州藤原氏初代の藤原清衡により建立された。
写真は、その金色堂を収める新覆堂である。
内部は写真撮影不可のため、写真はここまで。
それが、平泉はここ「中尊寺」。
本堂、そして有名な金色堂等。
数多くの重要文化財が眠る寺である。
(惜しくも14世紀に焼失してしまった堂塔もあるが)
木瓦葺きの小堂で、柱、壁、床、天井、扉など、
総漆塗りの上に布、更に金箔を張っている。
金箔は昭和42年の改修時、8ヶ月かけて張ったとのこと。
金箔同士の反射で光り輝き、極楽浄土を表現。
仏像は、本尊の阿弥陀如来に観音・勢至菩薩。
その左右に三体ずつ六地蔵が立つ。
須弥壇の中には清衡公、基衡公、秀衡公の御遺体と、
泰衡公の首級が納められている。
道中の松尾芭蕉。
この奥州で、何を見て何を感じたか。
「夏草や 兵どもが夢の跡」
「五月雨の 降りのこしてや光堂」
栄枯盛衰。判官贔屓。
藤原三大の刹那の栄華。
悲劇のヒーロー、源義経。
深い。歴史とは、実に深い。
人間の一生など、自然に比べれば浅い。
→つづく