人がやることは、なにごとも理由があって結果がある。これをつきつめていくと、しかるべき原理原則を抽出することができる。原理原則に則って対応すれば、必ず良い結果を得られるというわけではないが、行き当たりばったりに対応するよりも良い結果を得られる確率は上がる。また、原理原則に基づくことにより、結果を評価し、打ち手を修正することもできる。

この原理原則は、基本的にはすでに研究しつくされており、ビジネス書などを読んでいけば、すべて書いてある。しかし、そのカバー範囲は極めて広く、全体を把握して、簡潔に書かれているものはあまりないと思われる。

各分野を突き詰めて専門的に書かれたものや、平易なものはその分野の専門書を平易に書いたものであろうと思われる。

簡潔に網羅的に書くと、当たり前のことすぎて特段取り上げる価値のないものになってしまうような気がするので、そういうものは存在しないのかもしれない。しかし考えてみると当たり前のことであっても、自分自身それを明確に意識できていなかったし、いまもできていない部分があると思われる。そしておそらく他の多くの人もそうなのではないかと思われる。

自分自身、特に新社会人になった頃は、サラリーマンのルールをまったく理解していなかった。それから20年ほど経って、トライアンドエラーを繰り返し、MBAにも通って、いくつかの会社での経験を経て、ようやくサラリーマンとはなんたるかがわかってきたような気がする。しかし、まだ完全にわかっているわけではなく、日々新しく気づくこともある。

しかしすくなくとも、いまの知識を持って新社会人をやっていれば、もっといろいろうまくやれたと思う。

サラリーマンとは、ビジネスとはこういうもので、どうすれば成果を上げることができるのか、ということ考える軸となる原理原則を、このブログのテーマのひとつとして書いていきたいと思う。

たまたまこれを読んだ人に、なるほどと思ってもらえると嬉しいし、自分自身あらためて網羅的に考えを整理・ブラッシュアップしていくツールとして、このブログのこのテーマを書いていきたいと思う。