自分にとって、社会人前半の仕事は、天然ガス関連設備のプロセスエンジニアという仕事であった。それはそれで、それなりに一生懸命やったし、まわりからもある程度認められる実力があったと言って良いと思う。


しかし今後の人生は、そのことに縛られてはいけないし、そのことに頼ってはいけない、と思う。なぜなら、それが自分の決めた進みたい道だからである。


もし逆に、プロセスエンジニアの専門家としての道を進むと決めるのであれば、それはそれでその進む道がある。しかし、どう考えても自分はその道に進みたいわけではない。


自分はやはり、もっといろいろなことに触れたいし、いろいろなことを考える仕事がしたい。狭い分野の専門性に拘りすぎず、いろいろな経験をしたい。


出資先の組織に100%出向すべきかどうか、ということを考えた際に、結局のところ自分は、スペシャリストではなくゼネラリストになりたいという気持ちが強いということを再認識した。


中途半端にスペシャリスト的な貢献をしたい、という気持ちが心のなかにあることは否定できないが、そこはもう思いきって諦めて、スペシャリストではなくゼネラリスト、プレイヤーではなくマネージャーというようような方向性に頭を切り替えていきたい。