自分の仕事はいわゆる「技術職」なのだが、いまの環境は部員50人程度のなかで技術が5人くらい、のこりが営業という環境である。


技術といっても「技術営業」のような仕事である。


新卒で入社する時、いわゆる「営業職」という仕事にはよいイメージを持っておらず、いかにも「営業」というような仕事は自分は得意ではないし、しんどい・きついからやりたくない、というような感じで思っていた。


しかし仕事を始めてみて、ビジネススクールでも勉強するとわかってきたのだが、仕事をするうえで一番難しく一番重要なのはマーケティングであり営業である、ということである。


ようはマーケットの需要を見極めて顧客を捕まえるということ、あるいはまだ本人すらも気づいていない需要に気づく・生み出すことが、マーケティングでおり営業でもあるわけなのである。


ファイナンスや技術は、たんにテクニカルなことなので、需要と顧客さえはっきりすれば、あとはあるていど決まったルールのなかでやるだけのことなのである。(iPhoneを生み出す、というような仕事は、マーケティングと技術が融合してできたような産物であるのだが)


そういうことがわかってくると、自分も営業をしたい・やらないと、という気持ちになってくる。


そしてそうなってくると、いわゆる「営業職」のいわゆる「営業スキル」というものが、じつは結構たしかに大切で、基本のキの字もわかっていない、ということに気づいたのである。


ちなみにMBAでも、マーケティングは教えられるのだが、セールスは教えられない。たいていセールスはMBAの守備範囲には入っていないとのことである。


また会社でも、結局自分は「技術職」だと見られており、そういうことは多少できなくても何も言われないし、あまり求められもしないので、意識しないとそういう方向性には成長できない。


こういう場合はいつもの通り、まずは座学で原理原則を学んで、次にトライアンドエラーを繰り返してみる、というやり方で自ら学ばねばならない、と思った次第である。


まずは、営業に関する本を読みまくってみようと思う。