ここしばらくの間、確定申告をどうするか、ということがずっとひっかかっていたのだが、なんとか問題なくすませることができた。ずっと心にひっかかっていたので、かなりスッキリした。

 

こんなことに毎年悩むのはばからしいのでやめたいのだが、昨年は自宅を賃貸に出して海外駐在を始めたので、イレギュラーな点が多かったため、いろいろ調べたり、そもそも海外から確定申告できるのかという不安があった。


基本的には、海外から確定申告はできないことになっているようで、ネットで調べるとだいたい「海外からの確定申告はできない」と書いてある。海外から確定申告をする場合は、納税代理人をたてて、代理で申告をしてもらうことになっている。

いまや皆スマホを持っていて、地球上のどこにいても、電波がある場所であれば繋がっているわけなので、代理人を立てないといけないというところもよくわからない。


しかしともあれ、実際は、ややグレーな方法ながら一応可能であった。

なぜ基本的にできないことになっているのかというと、日本で非居住者になる時に、マイナンバーを返納する必要があり、マイナンバーおよびマイナンバーカードが使えないからであると思われる。

そもそも非居住者になったらマイナンバーを返納しないといけないというルールの意味もよくわからないのだが。また近々、非居住者でもマイナンバーが取得可能になるらしいので、そうなれば問題はなくなると思われる。2024年5月からという情報があるが、本当に今年の5月から取得可能化は眉唾ものではある。


というわけで、現状は、住民票を抜いた時点でマイナンバーを返納しないといけないので、海外から確定申告をするには、出国前にIDパスワード方式でのeTaxの利用申請をしておく必要がある。

ただしIDパスワード方式を申請する人はほとんどいないようで、申請すると怪訝な顔をされる。海外駐在者がこの方式で確定申告をすることは想定されていないと思われる。とはいえ、そういう形で説明すれば、問題なく登録はしてもらえた。

また、確定申告の書類をネット上で提出する際、マイナンバーの入力が必要だった。マイナンバーは返納しているのだが、、とりあえず入力して提出することはできたし、税金も難なく銀行振替で納入することができた。

何か問題があれば、税務署から言ってくるだろう。

とはいえ、IDパスワード方式だと、eTaxにログインはできるがメッセージが読めないので、何か通知が来ても読めないのだが。。

 

おそらくその通知を放置していると、最終的に納税代理人のところに書面で連絡があると思われる。。その場合は手を煩わしてしまうが致し方なしか。

それにしても、いつもながら、海外駐在していると、日本の役所とか金融機関の融通の効かなさぶりが腹立たしい。


よく調べておかなかったのがわるいのだが、家を賃貸にだすのであれば、青色申告にした方が良い(65万円の控除ができる)ということに気がついた。

しかしその青色申告をするためには、税務署に書面で申請書を出す必要がある。こういうのも、いまどきなぜ書面で出さないといけないのか、ほんとに理解に苦しむ。ウェブサイトでフォーマットを作っておいてもらうか、メールで対応してほしい。

お役所関係と銀行関係は、一時が万事、この調子なのである。。