バカだ、アホだと言われたら、「はい、そのとおりです」と言ってすべてを受け入れてしまうことが一番楽な生き方です。自分が「ちゃんとした人」だといちいち抗弁したり、抵抗したりすることをやめると、自分が楽になります。



強靭な精神力とは、傷つかないように身を守ることではなく、つまらない奴だと誤解されるのを恐れることでもなく、ののしられてもすべて受けとめて、「まったくそのとおりです」と言ってニコニコして生きていけること――これが本当に強い心です。戦わないから敵が無い。つまり無敵なのです。



さらにバカだ、アホだと言われたら、「その言葉を聞くと、私は元気になる」というプログラムを自分の中にセットすることにしましょう。ほかの人がその言葉を聞いてどう思うかは関係ありません。自分専用のプログラムです。そうすれば、何を言われても、もう気にならないばかりか、元気が湧いてきて、楽しく生きることができます。




小林正観『宇宙を解説 百言葉』

イースト・プレス

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ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ




宮澤賢治「雨ニモマケズ」 青空文庫

〈引用元〉





私は一度として、彼が顔色を変えたり、言葉を返したりしていたのを見たことがない。いつもにこやかに、その侮辱を「承って」いた。しかも、その相手の陰口を言うということもなかった。誰から見ても、二人の人格はあまりにも差がありすぎた。言ってみれば宮本武蔵に五、六歳の童児が真剣を挑んでいるような図でもあった。



私たちはそのたびに、彼に対する尊敬の念をあらたにした。




三浦綾子『新約聖書入門』 小学館

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「上機嫌でいる」




鈴木秀子

『機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく。』

かんき出版

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あたまのなかで整理するため改行

水色は原文どおり