ギリギリまで迷ったお彼岸のお墓参り。
季節の変わり目と重なって
よくなりかけていたと思っていた体調に不安が出ている。
夫がいなくなるまでは、体調不良とは無縁だったけれど、
心と身体は影響し合うことを改めて思い知らされた。
お墓が近くにあれば・・・。
行きたい時に行けるほどの近さにはない。
でも、その決断をしたのは私。
育った場所や家族のことが大好きな夫だった。
ご両親やご先祖様と同じ場所で眠らせて欲しいと、
夫が旅立つ2日前に実家を継いでる義兄にお願いした。
義兄はすぐに菩提寺のご住職に相談し、希望は叶えられた。
余命宣告された頃、
義弟には「お墓のこと考えないとね」と言われたことがあった。
でも、私は最期までお墓のことは考えたくなかった・・・というより、
奇跡でも起きて余命以上に生きてくれるという希望があったから。。
その後お墓のことを考えることはなかった。
夫の田舎の慣習では、実家のお墓は長男の系統が継いでいくものらしい。
夫が病気になる前にお墓を建て替えがあった際、
兄弟みんなでお金を出し合ったお墓を前に、
「僕たち(長男家族以外)は、ここには入れないから・・・」と
言っていたから、私もそうなのねと思っていた。
私たちには子供がいないので、個別のお墓を建てても跡を継ぐ者がいない。
可能なら、私がなくなるまで遺骨はずっとそばに置こうと決めていた。
けれど、
桜が咲く頃まで不思議なほど順調だった夫の体調が、
まるで彼の父親の命日に向かって旅立つ準備をしているかのように、
日々下降線を描いていた。
霊感なんて全くない私でさえ、義父が迎えに来ると思うようになっていた。
義父が「頑張ったね、もう頑張らなくていいんだよ」
とでも言っているかのように、
その日に向かって夫の命の灯火が小さくなっていた。
義父の命日の前日。
夫が旅立つ時間が迫って来た・・・そんな予感があった。
その時ふと思ったこと。
夫の性格では、その後の私が夫の遺骨をどうするのか心配なはず。
心残りのまま逝かせるわけにはいかない。
少しでも安心させたいと、
慌てて義兄に連絡し快諾していただいたことを夫の耳元に囁いた。
「安心して、ご両親のもとで眠れるよ。私のことも入れてくれるって・・・」
耳だけは最後まで聞こえていると医師から聞いていた。
翌日の義父の命日に、夫は旅立った。
やはり義父が迎えに来たのだろう、同じ命日で享年も同じ。
性格も似ているらしい。
絆の強い父子だったんだね。。。
ひとり仙台に向かう新幹線の中で、そんなことを想った。
義実家を継いだ義兄の家のお仏壇には、
ご先祖様と並んで夫の遺影も置いてくれて、毎日お線香をあげているという。
私はといえは、決して図々しい性格ではないけれど(?!)
義兄のお宅の居心地の良さに、毎回自分の実家以上に寛いでいる。
夫が見たら、ひっくり返るほど驚くことだろう。
合流した義弟が
「◯◯◯(私)さんの前世の魂は、◯(夫の苗字)家の家族で、
お姫様(!?)だったんだと思う。だから、兄は◯◯◯(私)さんを
大切にしていたのかもね。兄がいなくなっても血の繋がった家族のよう
に感じるし・・・。」と言ってくれた。
その場にいた義兄夫婦と甥たちは笑い転げていたけれど、
義弟の優しい言葉には癒された。
この家族は、夫が残してくれた大切な贈り物。
夫の兄弟や甥たちといる時に感じる、実家でも感じたことのない
心地よさは、やはり前世では魂が同じ家族だったのかなあ。。。
お墓では、いつも私と一緒にいる夫が
自分のお墓を私と見ているのを想像して少し面白さを感じた。
来世があるなら、また私を探し出して。
一緒にいようね、旦那様。
行きの新幹線は、好きなアニメ 昨年9月のお彼岸の帰りは、
「呪術廻戦」コラボ車両でびっくり‼️ 「アナと雪の女王」車両。
この偶然は、ひとり新幹線に乗る私への夫からのプレゼントかも。。。


