10数年会社をやっていて一度も棚卸しをしたことがないらしい。
倉庫担当でもないのに棚卸しを命じられた。

ただし、理由はお店を出すための費用を銀行から借りるため、銀行が在庫を聞いていたのだ。

木曜日に命じられ、どう考えても1日では不可能なことを告げると、また社長はだだをこね始めた。
「金曜日には絶対に必要なの!!」

日頃からきちんと管理していれば一発で今いくら在庫があるかわかるはずだ。
在庫がいくらあるかわからずよく10数年も持ちこたえたと感心してる場合ではない。
やれといわれたからにはやらなければいけないのだ。


メキシカン女子3人を引き連れ、いざ出陣。
しかし、このメキシカンがやっかいで、数が数えられない。
そして英語が通じない。
同じところを何度も数え、しかも数が違う。

なぜ数えなければいけないのかという質問に6回ほど答えた。

カウント中、メキシカンのリーダー格があらぬことに下の者に商品の移動を命じた。
すでにどこまで数えたのかわからない。
数える前に私はぐちゃぐちゃの在庫を全部季節、品番通りに並べたがすべてが水の泡。

迎えた金曜日、もちろん朝から数える。
インターンがやってきて手伝ってくれた。
彼女が言い放った一言
「なぜ学位を持っている私たちがやらなきゃいけないの?」

その通り、その通りです。
アメリカは学歴社会。

しかし、残念ながら学位のない違法で入ってきてメキシカン達は数すらきちんと数えられないのです。

結局間に合わず、いくつかは以前数えてあった数字を使うことに。

おそらくこの会社は一生在庫数がわからないのだろう。


メキシカンが移動したものがぐちゃぐちゃに戻されていたことは言うまでもない。
注文がきても1点を探すのに2時間はかかりそうだ。

システム導入を何度も提案しているが、費用が出せないとの理由で聞く耳すら持たない。
システムでどれだけのコスト、人件費が抑えられるか計算して提出しようと試みたが、
そんな事を時間があるなら別な事をしろ。目の前の利益が優先だとのことで、ひとまずはあきらめる事にした。