8月は灼熱地獄。上旬から下旬までずーっと暑い日が続きました。
上旬は7月から続く日照りで、野菜もカラカラ。キュウリが暑いと枯れてしまうのは普通のことですが、サトイモやサツマイモまで葉が枯れてきました。
中旬に差し掛かる頃からはちょいちょい降ってくれて、野菜も大分持ち直してくれました。恵の雨には違いなかったのですが、降ったり晴れたりという日が多く、雨後のカンカン照りの中にいると、サウナの中のようでした。
日本はますます、夏の昼間に働けない国になっています。
外での肉体労働はもちろん、家の中で事務仕事も無理です。働いてはいけません。私は日中脳が機能を停止していました。
夜もすぐに眠くなって停止するので、動いている時間はごく僅かです。でも、動いている時だって4コマ漫画を考える程度がせいぜいの脳みそなで、世の中に大した影響は及ぼしません。
そんなわけで、主に朝や夕方に作業をしてたのですが、朝早くに行ってももう8時には暑くなります。
朦朧とした意識の中で草を刈っていると非常に危険。つる性の野菜はどこまで伸びているか分からないので、草と一緒にイモやスイカも大分刈ってしまいました。
前半に出来たスイカは小ぶりなものばかりでしたが、その後雨がほどよく降ってくれたこともあって、後半はそこそこ大きな実もついてくれました。写真は隣の畑のお姉さんの足を枕に寝る係長。家族以外には懐かない係長にしては珍しいことです。
土嚢袋の効果は絶大です。土嚢袋に入れるまでもないかと放置していた小さいスイカは食われていましたが、入れたものは殆どが無事。中には袋に入り込んだネズミらしき動物に皮を齧られ、その傷が実に達して腐ってしまったスイカはありましたが、アライグマによる被害はゼロでした。
どうせ食われちまうからなと、前より大分栽培量を減らしたのですが、これなら来年はまた増やしてもいいかも。
何故か後半は、補佐にもアライグマにも気付かれず、完熟を通り越して腐ってしまったスイカも幾つかありました。
補佐はともかく、アライグマにも鳥にも誰にも気付かれないまま腐ってしまったのは不憫。
でも、このスイカが後にスイカの精になるとは係長補佐も初めて知りました。
スイカの精は4コマ漫画「野生農園日誌」初回に登場したキャラクター。
レギュラー出演させる予定でしたが、毎回身体を描くのがめんどくさいので、ごく稀にスイカの季節に登場するだけになりました。
しかし、動物の学習能力はあなどれません。電柵の電撃にも耐えられるようになったアライグマさん。
アライグマの手の器用さなら、土嚢袋からスイカを取り出すなんて雑作もないことでしょうから、そのことに気が付かないよう祈るしかありません。
8月には野生の楽校プレ企画「クズの花で酵素ジュース作り」も開催!
意外とクズの花が少なくて、「雑草とクズを混ぜて酵素ジュース作り」に変わりましたが、元気に発酵中です。
9月下旬「野生の楽校」開催予定なので、詳細決まり次第こちらにアップします。