談話では、発射準備作業は最終段階まで進んでいたとしたが、この過程で3段式ミサイルの1段目の「操縦発動機系統の技術的欠陥が見つかった」と説明。操縦発動機は制御エンジンを指すものとみられるが、「技術的欠陥」に関する詳細な言及はなく、7日間の延長で問題の改善が可能かどうかは不明だ。
技術的問題が生じたにもかかわらず、期間を延長してまで年内発射にこだわる姿勢を示したといえ、韓国の対北朝鮮筋は「金正恩(キムジョンウン)第1書記の世襲政権の正統性を維持するために、金日成(キムイルソン)主席誕生100年に当たり、金正日(キムジョンイル)総書記の一周忌でもある今年中に発射することが不可欠と考えるからだ」と指摘する。
日米韓の政府は、発射に向けた準備作業は続くとみて、情報交換や警戒・監視態勢を継続する。
北朝鮮は今月1日、金総書記の「遺訓」として、北西部東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」から「衛星」を運搬ロケット(長距離弾道ミサイル)で打ち上げると発表。しかし、8日深夜の発表で「一連の事情が生じ、発射時期を調整する問題を慎重に検討している」とトラブル発生を示唆。予告期間初日の10日は発射を見送っていた。
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