簡易版テストオッシレーターを作ってみる(1) | お父にゃんの電子工作

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前回LA1600を用いたスーパーヘテロダインラジオを作ってみた。↓

 

大まかに調整して、それっぽく動くようにはなったが、思ったほどの感度ではない。

スーパーヘテロダインは調整が出来ていないと、本来の性能を発揮出来ないのである。

調整には、やはりテストオッシレーター等が欲しくなってくる。

と、いうことでテストオッシレーターを作ってみたい。

 

普通ならアナログ回路をメインにして作るのだろう。

例えば、こちら↓の製作記事が参考になる。

 

けっこう大変そうだ。大まかに生まれたおじさんが作っても、まともに動作するものが出来るとは思えないのである。

でも、今はデジタルの時代。デジタルの力に頼って簡易版のテストオッシレーターを作れないかと考えてみる。

 

まずはざっくり、以下のような構成で試してみることにする。

搬送波はDDS(デジタル信号発生器)を使って522KHz〜1620KHzの間の任意の周波数を出力。

音声信号はSeeeduinoのDACから600Hz程度のサイン波っぽい信号を出力させる。

 

 

搬送波の生成はSi5351を使うことも考えたが、使い方が難しいのと、出力が矩形波のみで正弦波が出力出来ない事から見送り。色々探した結果、こちら↓を使うことにする。

 

出力可能な周波数は最大12.5MHzと、Si5351よりも低いが、将来短波帯のラジオを作ったとしても、10MHzくらいまで出力できれば良いので、おじさん的には十分なのである。

 

AM変調用のミキサーはNJM2594を使う。

これを使ったAM変調の実験をした記事が、以下↓に有るので大いに参考にさせていただく。

 

LCDはおじさんの手持ちの8桁2行のAQM0802を使うことにする。

 

概ね部品が決まったので回路図にする。

暫定回路図はこちら↓

 

部品が決まったので不足部品を発注した。amazonに発注したのが3〜4週間かかるらしいので気長に待つとする。

その間に出来る所だけ組み立てて、スケッチを書いてデバッグしながら部品が揃うのを待つ。

 

 

「そうそう、気長に寝て待つのニャ」