ATS-25を作って遊んでみたい(4) | お父にゃんの電子工作

お父にゃんの電子工作

暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

前回までに、基本的な動作が確認できたので、これから少しづつ完成形に近づけていきたい。

 

まず周辺回路を考える。

前回の回路がこちら↓

 

まずは電源。今は5V電源を接続して3.3Vを作っているだけ。

完成品や他の記事等では、Li-ion電池に充放電回路と、5Vへの昇圧回路を載せている。

電池は、ちょうど手持ちに18650のLi-ion電池と充電器が有るので、これを使う。

充電器が有るので、充電回路は無し。電池ホルダから外して充電器で充電する。

 

Li-ion電池は出力電圧が2.5V~4.2V。3端子レギュレーターで3.3Vを作るので、最低でも常に3.7V以上ないといけない。秋月電子でこんな便利なものが有ったので、これ↓を使う。

3V入力時に5V 500mA出力できるので、ラジオには十分な性能。

めっちゃ小さい。これで昇降圧コンバーターなのだから、技術の進歩を感じてしまう。

電源部の回路もいたって簡単。5Vに昇圧して3.3Vにするだけ。

使ってみて、とりあえず問題無さそう。

 

 

次にSi4732の出力ではスピーカーが鳴らせないので、スピーカーアンプを付ける。

ステレオにしてスピーカー2個を鳴らすことも考えたが、モノラルにしてスピーカー1個にする。

と、いうことでステレオからモノラルに変換しなければならない。

ちゃんと組むとするとop.ampを使ってRとLの加算回路を構成する等が良いのだろうけど、めんどくさいので、抵抗かまして1つに統合してみる。

試しにアンプICはNJM2073DをBTLで使って試してみる↓

こんな感じ
で、試してみるとノイズがひどい。S/Nが悪いとかのレベルじゃなくて、ボリュームを絞っても周辺のノイズを拾ってジージーうるさいのである。これは使えない。
アンプのゲインが高すぎるのではないか?
 
う~ん、ダイソーの300円アンプ付きスピーカーだと問題ないのに・・・
と、言うことで、次は以前にamazonで5個で700円くらいで売っていたPAM8403のアンプモジュール↓を使ってみる。

試してみると、FM放送は非常にクリアで音質が良い。お、これは行けるじゃんと思っていたら、AM放送ではDアンプのスイッチングノイズが影響するのか、ややノイジーなのである。

これを使ってATS25もどきを作っている記事も有るので、配線とか何か工夫すれば良いのかもしれないが、他も試してみることにする。

 

 

 

最初に試したNJM27073Dではゲインが高すぎると思ったので、ゲインの低いアンプで構成する。ラジオで使う定番のアンプIC LM386の最小構成でゲイン20で構成。

試してみると、まだノイジーだが、使えなくもないレベル。一旦これを使うことにする。

アンプに関しては、まだ改善が必要。そのうちまたいろいろ試してみる。

 

で暫定回路はこちら↓

ESP32回り

電源とアンプ

アンプの電源は電源ノイズ除去のおまじないでインダクタを追加してみた。

ブレッドボードでこんな感じ

 

他にもアンプ回りでいろいろ試したのだが、なかなかうまくいかず、こんなに苦労するとは思わなかった。想定より大幅に時間がかかてしまった。

これからパネルに部品を固定していきたい。

 

 

「まだそんなことやっているニャ? 早く作るのニャ」