2週間前に観に行って来たこの映画の感想です。

 

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日本を代表する特撮ヒーロー・ウルトラマンを『新世紀エヴァンゲリオン』の生みの親・庵野秀明さんが企画と脚本、総監修を手掛け、樋口真嗣さんの監督で新たに映画化。

 

3年前に制作発表され、本来なら昨年の初夏に公開の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で完成が遅れたために丸1年延期となり15日前からようやく公開。

 

特撮好きな僕も発表された時から大いに期待しており、待ちに待った公開となりました。

 

僕がウルトラマン映画を観に行ったのは『ウルトラマンメビウス』の映画版以来の約16年ぶりでした。

 

昔はウルトラマンにもすごくハマってたけど、今は仮面ライダーとスーパー戦隊派なので(^^;

 

でも、今作は庵野さんが手掛けるとだけあり、これまでとは全く違った新しいウルトラマン作品と思い観に行きました。

 

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日本に巨大不明生物が次々と出現し被害が拡大。

 

日本政府はそんな生物を“禍威獣”と呼称。

 

そんな禍威獣災害に対処すべく防災庁と禍威獣災害対策復興本部を設立。

 

そこに5人の専門家による禍威獣特設対策室、通称“禍特対”を設置して禍威獣対策を強化。

 

その後、7体目の禍威獣・ネロンガが出現。

 

その脅威が人々に及ぶ中、突如、上空から銀色の巨人が現れ、ネロンガを撃破。

 

禍特対には公安調査庁から浅見弘子が分析官として加わり、その巨人は“ウルトラマン”と呼ばれるようになる。

 

その後も禍威獣が現れる度に現れ戦うウルトラマン。

 

それに変身しているのは禍特対の作戦立案担当官・神永新二だった。

 

…という物語。

 

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正に現代版ウルトラマン!

 

『シン・ゴジラ』と同じ制作陣だけあり、ある意味、世界観を共有しているようでもありました。

 

それと同様、現代日本にウルトラマンが現れたらと言う思想から作られましたから。

 

同様の作品なら2004年の別所哲也さん主演の『ULTRAMAN』もありましたが、やはりこちらの方が現代的でかなり面白い!

 

冒頭のタイトルもオリジナルである最初の『ウルトラマン』をリメイクしてユニークでした。

 

前にウルトラマンシリーズの1作としてではなく全く新しい特撮作品と思ってみると良いとも書きましたが、『ウルトラマン』を全話観て知っている人からすればより面白く楽しめる内容です。

 

何せ『ウルトラマン』の何話かの場面を見事に現代風にリメイクされてるので、オリジナルを知っているとどこがどんな感じでそうなっているかがよく理解出来て面白かった!

 

勿論、そうでない人でも十分、楽しめます。

 

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庵野さんの監修等だけあって全体的にかなり「エヴァ」っぽかった。

 

禍威獣がまるで使徒。

 

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今作は最初の『ウルトラマン』をベースにしているだけあり、ここでのウルトラマンもほぼ初代そのままのデザイン。

 

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画像の通り、昨年の年明けに特報が解禁された直後から玩具は発売済み。

 

最大の特徴は全てのウルトラマンのシンボルとも言うべき胸のカラータイマーが無い事。

 

そのため、制限時間なしで戦えますが、体力を消耗すると全身の色が変わる仕組みになってます。

 

スペシウム光線や八つ裂き光輪など必殺技もそのままですが、「シュワッチ」など掛け声はなし。

 

戦闘シーンはほぼ全てフルCGでかなりリアル!

 

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ウルトラマン作品に付きものと言えばウルトラマンを援護する防衛チームですが、今作にはそれは登場せず。

 

なのでジェットビートルのような戦闘マシーンや特殊武器も一切登場せず。

 

その代わりを務めるのが禍特対。

 

それこそオリジナルの科学特捜隊に代わる存在。

 

その辺も現実を意識してるようでもありました。

 

神永新二がハヤタ隊員、浅見弘子がフジ隊員、班長の田村君男がムラマツ隊長(キャップ)に当たる人物。

 

電話の着信音が科学特捜隊の通信機の音と同じなのも嬉しかった。

 

更に怪獣を禍威獣と呼称するのと同様、今作での宇宙人は外星人と呼称。

 

ウルトラマンもそれと同じ扱いです。

 

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ウルトラマンとメフィラスの一騎打ちが「シン・エヴァ」でのシンジとゲンドウがそれぞれのエヴァで戦い合うシーンのようでした。

 

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パンフレットにはこの通り『ウルトラマン』の全話リストも掲載。

 

ウルトラマンが擬態した神永が読書好きである事やゾーフィとゼットンの登場など放送時に出た児童誌に載っていた設定を取り入れていたり、『ウルトラマン』の音楽を劇中のBGMとして使用しているなどかなりオリジナルへの敬意を込めているようにも見られ、庵野さんの特撮愛も感じました。

 

尚、このパンフレットに庵野さんのインタビューやコメントは掲載されていません。

 

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その分、監督の樋口真嗣さんのインタビューはしっかり掲載。

 

彼はやはり庵野さんの右腕!

 

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ウルトラマンに変身する主人公・神永新二役を斎藤 工さん。

 

かなりかっこ良く、変身するシーンとか最高でした。

 

ヒロインの浅見弘子役を長澤まさみさん。

 

その2人と同じ禍特対のメンバーの滝 明久役にHey!Say!JUMPの有岡大貴さん。

 

船縁由美役に早見あかりさん。

 

演じてる人も結婚して子供がいるとだけあってか既婚者と言う設定でした。

 

禍特対の室長の宗像龍彦役に田中哲司さん。

 

班長の田村君男役に西島秀俊さん。

 

この6人が今作の主要メンバー。

 

神永(ウルトラマン)と対峙するメフィラス役を山本耕史さん。

 

ミステリアスで知能派な悪役を見事に演じてくれました。

 

彼と神永が公園と居酒屋で会話するシーンが『ウルトラセブン』のダンとメトロン星人のやり取りを思い出させました。

 

もう1人の外星人・ザラブの声を津田 健次郎さん。

 

ウルトラマンの上司にあたるゾーフィ(オリジナルのゾフィー)の声を山寺宏一さん。

 

そしてウルトラマンの声を高橋一生さん。

 

その他、政府や警察庁の関係者役に岩松 了さん、嶋田久作さん、山崎 一さん、和田聰宏さん、竹野内 豊さん等ベテラン俳優陣。

 

俳優から声優に至るまで特撮作品にゆかりのある方も多く出演!

 

有岡大貴さんは子役時代に「ガオレンジャー」にも出てたし、津田 健次郎さんは「リバイス」にベイルの声で、和田聰宏さんは「ドンブラザーズ」に桃井 陣役で出演中ですからね。

 

『シン・ゴジラ』で主演を務めた竹野内 豊さんは同じ役を思わせられました。

 

西島秀俊さんは『仮面ライダーBLACK SUN』で主演も務めます。

 

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今作の音楽を手掛けたのはこれまた庵野さんの作品に関わりの深い鷺巣詩郎さん。

 

そして今作のエンディングを飾る主題歌を歌うのは大ヒット曲を連発し今や国民的人気シンガーソングライターの米津玄師さん!

 

今作の為に書き下ろした新曲「M八七」!

 

その曲を聴いただけで今作の壮大さが伝わります!

 

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なので僕もそのCDを買っちゃいました♪

 

LIVEにも行きたい!

 

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ゲーセンのフィギュアもGETしました!

 

予想通り大ヒット中の今作!

 

僕にとっても今年、観た映画の中で今のところ1番面白かった!

 

前にも記事に挙げた通り、今作は3部作を予定しており、今後、その続編となる『続・シン・ウルトラマン』と『シン・ウルトラセブン』もやるかも知れないとの事。

 

是非とも実現して欲しいです!

 

それか映画ではなくTVシリーズとして放送してくれるのも良いかも!

 

 

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今作を観ていてまた『シン・ゴジラ』も観たくなったかも♪

 

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ゴジラ、ウルトラマンに続き…

 

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来年3月には『シン・仮面ライダー』も公開!!

 

『シン・ウルトラマン』の公開初日にティザーポスターと特報も解禁!

 

映画館にも画像の通り早速、ポスターが飾られ、本編が始まる前に特報も流れました。

 

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今度は庵野さんが脚本だけでなく監督も手掛けるので面白くなる事は間違いないでしょう!

 

公開までまだ10ヶ月もあるけど楽しみに待ちます!

 

ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーの3大特撮を制覇する庵野さんにはこれからもどんどん面白い作品を手掛けていって欲しいです!

 

『シン・ゴレンジャー』と来ればスーパー戦隊まで制覇ですよ!

 

それか過去に『キューティーハニー』も手掛けたみたいに『シン・セーラームーン』や『シン・プリキュア』なんてのも良いかも!

 

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ついでに今日の滋賀県内の新型コロナの感染者数は397人。

 

その内、中等症が1人。

 

コロナも外星人か禍威獣の仕業かも。

 

それならウルトラマンにやっつけてもらいたいです(笑)

 

もう1つついでにコメント返し。

 

>らんまさん

お久しぶりのコメントありがとうございます。

その通りで、日野菜をモデルにしたあのなひのなちゃんです。

野洲のおっさんおにぎり食堂に置いてあります。

日野菜も滋賀の名物ですよね。

らんまさんも是非『シン・ウルトラマン』をご覧下さい。

 

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