昨夜、アップした『名探偵コナン』でジンの正体が黒の組織のボス・烏丸蓮耶ではないかと言う記事の続き。

 

あれから更にそうではないかと思いました。

 

それは原作でのこの場面。

 

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ジンがミスを犯したピスコをボスからの命令を受けて銃を突き付け始末するシーン。

 

このページでのジンのピスコへの台詞をよく読んで考えてみて下さい。

 

1.「耄碌したなピスコ…。なぜあのカメラマンをすぐに殺ってフィルムを隠滅しなかった?」

「明日の朝刊の一面がおまえの写真に差し替えられたそうだ…。銃を天井に向けるおまえのアップにな…」

 

ピスコの設定年齢は71歳。

そんな40歳くらい年上で、同じ組織に属する先輩であろう彼に対し呼び捨てでタメ口で、完全に上から目線的な発言と態度。

 

2.「悪いな…。これはついさっき受けた…あの方直々の命令だ…」

 

ボスに長年仕えた身分を主張して命乞いをするピスコに対し放った台詞ですが、この直前までシェリー(灰原 哀)とコナンと対峙していたのにいつの間にその命令を受けたのか?

それで何故そんなすぐに実行に移せるのか?

 

3.「組織の力を借りてここまでのし上がったんだ…。もう十分いい夢を見ただろ?」

 

本来なら目上の存在であるピスコについてまるで全てを知っているかのような発言。

 

これらの発言には上記のような疑問を感じます。

 

それらの疑問も、ジンの正体が若返った烏丸蓮耶だったなら次の通り理解出来ます。

 

1の発言について。

 

烏丸は半世紀前に100歳で謎の死を遂げたと言われているが、生きているのなら150歳以上と言う事になります。

それならジンの方がピスコより実年齢も組織での地位も倍以上に上と言う事になるから、見下ろして当然。

 

2の発言について。

 

あの方の命令=自分の意思と判断だから、いつでも自由にすぐさま実行に移せる。

 

3の発言について。

 

組織の構成員全員が仕えている烏丸は影武者であり、その偽の烏丸が得た組織内の全ての情報は本物の烏丸であるジンもしっかり把握している。

だからピスコに関しても彼が仕え出した頃から知り尽くしている。

 

それらに加え、もう1つ理解出来るのはベルモットとシェリーとの関係。

 

この女性2人はボスのお気に入りらしく、ベルモットはジンと愛人同士である様子も描かれ、ジンが裸で後ろ姿のシェリーをイメージする場面もありました。

 

ボスのお気に入りと言う事はジンのお気に入りと言う事にもなります。

 

それに組織のボスの存在が判明する重要回にこのような場面を持って来る事も引っ掛かるし、原作者も烏丸がボスだと判明させるより以前に「ボスは身近な存在」と語っていました。

 

それらを考えるとやはりジンこそ「コナン」の最大の敵となりそうですね。