※アメンバー限定記事に書いた話の

アナザーストーリーとして読んで下さい。

『LUNA SEA』


ここは魔法界。


そこにある人魚達が暮らす人魚の里。


そして、その里に住む歌姫・ロレッタ。


彼女には夢があった。


「ナシマホウ界へ行きたい…」


そう。彼女は人間界であるナシマホウ界への憧れを抱いていた。


しかし、人魚である自分にとって足を運ぶことは出来ない。


それでも空を見るたびに思った。


そこにも美しい月が夜を照らしている。


そんな月を映す綺麗な海。


ナシマホウ界の海も月も見てみたい。


そんな時、1人の男が現れた。


「ロレッタ。君はナシマホウ界へ行きたいのだな?」


「どうしてそれを…?」


「私には君の思っている事など手に取るようにわかる。

君のその夢を叶えてあげよう。その為にここに来た。」


「ほ、本当ですか?わたしをナシマホウ界へ?」


「あぁ。君に人間の身体を与えよう。しかし、その分、

君に記憶はなくなる。」


「記憶がなくなる?」


「君はあっちの世界にいる間、人魚や魔法界の事は

全て忘れてもらう。本来、それらのような事はあちらの

人間に知られてはいけない事だ。そして君があっちに

いられる期間は1年間。それが過ぎれば強制にこちらへ

帰って来てもらう。それでも良いか?」


彼女は最初は躊躇ったが、すぐに答えを出した。


「ハイ。ナシマホウ界へ行けるのなら…」


「あと、言い忘れたが、もしも途中で本来の記憶を

思い出したりするような事があればその時点で

戻って来てもらう。良いか?」


「わかりました。」


「では君にこれを捧げよう。飲みたまえ。」


男は1つの小瓶を手渡した。


その小瓶の飲み物をロレッタは飲んだ。


すると彼女の全身は人間の女性の姿と化した。


その時点で夢のようだった。


それを見届けると男は彼女に魔法をかけた。


「では行って来るが良い。キュアップ・ラパパ!」


その際、男に質問した。


「ところであなたは一体?」


「私はヨシキ。この魔法界を司る神の1人。」


「ヨシキ…様…。」


そうしてロレッタの全身は光に包まれ、その場から消えた。



所変わって、ここはナシマホウ界こと人間界。


その東京の街だった。


人間となったロレッタはそこにポツンと立っていた。


でも今の彼女は自分が何者なのか、どうしたら良いのか何もわからない。


記憶喪失状態だったから。


住宅街を1人歩いてると雨が降り出した。


傘も無いのである民家の前で雨に濡れて立ちすくんでいると

1人の青年が偶然、通りかかった。


その青年はロレッタに話し掛けた。


「君、どうしたの?傘も持たないでそんなに濡れて風邪ひくよ。」


「傘…?雨…?」


ロレッタはその言葉に何とも返せなかった。


「この辺じゃ見かけないね。この辺に住んでるの?家はどこ?」


「それが…何もわからないんです。わたし、家がどこかもどうしたら良いのかも…」


「そうなんだ。それじゃ仕方ない。そうだ。僕の家においでよ。すぐそこなんだ。」


彼はそんなロレッタをどこの誰かわからないまま自宅へと招いた。


彼との相合傘で歩くロレッタはその優しさに触れた。


家に着き、部屋に入ると濡れた身体を拭くタオルを貸してくれた。


その部屋は青年の仕事部屋でもあった。


「ありがとうございます。こんなわたしのために…」


お礼を言うロレッタ。


「どうってことないよ。困ってそうだったしね。そうだ。まだ名前を

言ってなかったね。僕は川村龍一。君は?」


「ロレッタ。」


「ロレッタ?変わった名前だね。家はどこ?連絡先を教えてくれたら

迎えに来てもらうけど。」


「わたし、家も家族もないんです。気が付いたらこの場所に来ていて。

どこから来たのかとかも覚えていないんです。ただ、ロレッタっていう名前しか…」


「そうなんだ。それなら何か思い出せるまでここに居れば良いよ。」


「え?良いんですか?龍一さん、ご家族は?」


「いないよ。1人暮らし。だから1人くらいいさせるのもどうって事ないしね。」


「ありがとうございます。お言葉に甘えてここにいさせてください。」


「こちらこそ。君のような美人、放っておくのは可哀想だからさ。

それに君なら僕の今後の作品の良いモデルになってもらえそうだから。」


「モデル?龍一さん、何のお仕事をなされてるんですか?」


「作家だよ。小説を書いている。次の新作の締切も近いしね。

丁度、それに出すヒロインのモデルを探してたんだ。」


よく見ると部屋には様々な賞状等が飾られてある。


「すごい。人気作家なんですね。」


それらを見て驚くロレッタ。


「それとは別に僕、バンドもやってるんだ。」


「バンド?」


「そう。LUNA SEAって言うんだ。良かったら今度のLIVE観に来ると良いよ。

仲間達にも紹介するからさ。」


「はい。そうさせてもらいます。龍一さん、本当にお優しいんですね。」


「当然だよ。これも何かの縁だ。ゆっくりここで過ごすと良い。」


こうしてロレッタは龍一と1つ屋根の下で共に暮らすようになるのだった。

(TO BE CONTINUED...)


「I love you」('1997)

Song by河村隆一

Written by河村隆一

Arranged by中村 哲,河村隆一


恋に疲れていた 二人が 出会った


あなたを探してた

永遠を見つけたい
I love you いつまでもこの胸を

Ah 焦がしてゆく


言葉にできない程

この胸は張り裂けそう
I love you

いつまでも あなただけ

Ah 見詰めさせて



これはロレッタがみらい達と出会う以前の物語。

アナザーストーリーと思って下さい。

今後のラブストーリーにご期待下さい。

LUNA SEAの他、J以外のメンバー3人の

ソロナンバーも使って行きます。



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LIVEまであと5ヶ月と11日。


ロレッタも心待ちにしています音譜


最高のクリスマスイブになりますようにvv


9月から始まるINORANのツアーにも行きたいです♪