つづき(・ω・)/
ライオンの入口から階段を上って、さらに60度の傾斜にへばりつくような階段を上りきると、
いよいよ頂上です!
サルがたくさんいます~。
食べ物を狙って、かなり危険なサルたちらしい・・・∑(゚Д゚)
王宮、兵舎、住居、ダンスステージ・・・
風の音しか聞こえない静寂に包まれた王宮跡・・・。
当時はどれほど華麗なものだったのでしょうね~(・∀・)
こんな岩山の上に宮殿を建てたなんて、実際にこの場に立ってみたって信じられません。
狂気の王とも言われる、この王宮の主カーシャパの伝説を少々紹介します。
彼は、459~477年にアヌラーダプラを統治した王の長男でした。
カーシャパには腹違いの弟がいて、弟の母親は王族の血筋。
しかし、カーシャパの母親は平民の血筋でした。
弟に王位継承権を奪われるのを恐れたカーシャパは実父である王を監禁。
王位をはく奪したそうです。
弟は兄の行為に憎しみを抱きながらも、インドへ亡命します。
その後、カーシャパは父に「隠してある財産を全て出せ」と要求するのです。
しかし父は、自分が建設した貯水池に息子を連れて行き、
「これが私の財産の全てだ」と言いました。
怒ったカーシャパは父に恨みを持つ家臣に、父を殺させてしまいます。
・・・父を殺し、強引に王の座に着いた若き王は、
弟の復讐をおそれたからか、父を殺した後悔と苦しみからか、
神がかりになったように、シーギリヤの切り立った岩の上に城を築いたのです。
それも、たった7年で・・・。
世間から切り離されたような、こんな寂しい場所で、自ら孤独を選んだ王は、
その寂しさを誤魔化すかのように、美女に囲まれ暮らしたのでしょうか。
亡き王の影と弟に怯えながら・・・。
そして、11年後。インドから戦いを挑んだ弟に敗れ、自ら命を絶ったそうです。
王を失った宮殿は、王の死後、約1400年もの間
その伝説だけを残して埋もれてしまっていたんですね~。
もしかしたら、王は要求を拒んで貯水池を見せたのではなく、
人々の暮らしに必要な水源である貯水池こそが、本当の財産であると考えていたのでしょうか。
それならば、国民のことを第一に考える素晴らしい王だったのではないでしょうか~。
当時の歴史も、当時のカーシャパの狂気の王宮も、
今この目で見る事はできませんが、そんな伝説のような歴史に触れられたこと。
この足で、この地に立てたこと。
そんな歴史に浸って感傷的に景色を眺めてみました・・・。
でも、ものすごく強風で、ゴーゴーと轟音がするし( ´艸`)
柵とか何にも無いんですよ!(たしか・・・)
ボケっとしてたら真っ逆さま・・・なんてことにならないように、みなさん気を付けてくださいね~(;´Д`)ノ
上って来たからには、下りなければいけない訳で・・・
帰りだけエレベーターがある!な~んてこともモチロンない訳で・・・(笑)
上って来た道をひたすら戻ります。(;°皿°)
(もしかしたら違う道があったかもですが、ほぼ来たのと変わらないようなもんです)
まったく写ってないけど・・・(笑)
奥にいるのが ヘビ使いさん (≡^∇^≡)
誰かがお金払って、やっているのをみんな見学~( ´艸`)
魅力がぎっしり詰まったシーギリヤ☆
スリランカへ行く人は、必ずってくらい訪れる場所だとは思いますが、
遠くから眺めるだけじゃなく、頂上まで上って欲しい!!
読めないどころか、まったく想像もつかない文字・・・( ´艸`)
ここがきっと撮影ポイントだったのでしょう・・・。
そんなの無視したこの写真( ´艸`)
実際に上って来たからいいんだも~ん(笑)