花花を飾り始めた。花の周りだけ少しばかり明るく感じるのは気のせいだろか。彼女を美しくさせておこうと僕も佇まいを直す。枝が曲がってきたのは彼女に嫌われたからだろうか。人間同様、円熟して彼女らしさが出てきた証だろうか。時々、彼女の香りが昔の女たちを思い出させる。取り返しのつかない過去の残像に、少し目眩がした。