先日、今仕事でお世話になっているタンさんっていう建設会社の若社長に呼ばれて、
タンさんの甥の誕生日会に参加した。
場所はというと、
KFC。
ご存じ、カーネルん家である。
なんで、KFCなんだろうと不思議だったが入って理由が分かった。
oneフロア貸切。
KFCならぬ、TFCだ。
![私とボルネオ ~すべては20RMからはじまった~](https://stat.ameba.jp/user_images/20110806/00/20rmjumpalagi/f7/69/j/t02200124_0800045011397484884.jpg?caw=800)
![$私とボルネオ ~すべては20RMからはじまった~](https://stat.ameba.jp/user_images/20110806/00/20rmjumpalagi/1e/34/j/t02200124_0800045011397484883.jpg?caw=800)
ボス、タンさん、親戚のユージンさん
この子供たちに加えて、その親から親戚・・・
ほんとにどこに行っても中国系のいい意味でのずうずうしさには驚かされる。
(やっぱりこの人たちすごい。)
KFCとの歴史についてだが、
遡ること小学生の頃に、それまで大好きだったKFCを親に買ってもらって
死ぬほど体調崩して以来、実はこの20数年の間、一度も食べていない。
ましてや、毎日死ぬほど鳥を食べているのに、ガガならぬ、カーネル特製の鳥のから揚げと来たら、
さすがに心配になったが、なんなく事なきをえた。
その後、街のカラオケとやらで一杯飲んで、
(日本の曲が一曲もない“カラオキ”だったが。)
家路に着いた。
そんな、そんな、KFCに恐怖を覚えている、そしてアメリカで栄養失調で倒れて泣く泣くマクドを食べた、ジャンクフード嫌いがだ、
どうしても、ジャンクフードが食べたくなった。
なぜだか、わからないが、どうしても、どうしても、食べたくなったのだ。
その日、朝から何も食べず飲まずで2時間強今日のドライブの後、2件の打合せ。
時刻はすでに14時。
おなかすいた。
一緒にいたボス(ロムラさん)はラマダン中なので何も食べないし飲まない。
今日は夜まで何も食べられないなぁと諦めかけたその時。
彼からの、命の提案。
「りょう、なんか食べていいよ。」
よっしゃ。
それから、いろんなお店が入っているコンプレックスへ。
もちろん、ラマダン中なので、マレー系のお店はほぼシャッターを閉めている。
開いているのは、中華系のお店のみ。
案の定、車を泊めて、ロムラさんが中華系のお店の前で、
「ここで、なんか食べたら? その辺ぶらぶらしてるから、気を使わずにゆっくりどうぞ」
なんていい人なんだ。
ただ、毎日同じような食事なんで、どうしてもちょっとジャンクフードとコーラが飲みたかった。
「オッケー」と言いつつ、ここに来るまでにKFCがあったのをひそかにチェックしていた。
なんて言っても、久しぶりのKFCでのオーダー(前回はすでに用意されていたので。)、何かよくわからなかったが、
とりあえず、鳥を頼んだ。
うめぇ。
うめぇじゃねーか。
とりあえず、ありえないぐらいにでかい手羽先をコーラで流し込み、ダッシュで、
さっきの中華屋へ。
ロムラさんも、色々回って待ってくれていた。
よしこれで帰路も大丈夫だ。
するとロムラさんが、ちょっと寄りたいとこあるから、って。
どうやら、毎週楽しみにしているTOTOを買いに行きたいみたいだ。
全然オッケー。
ジャンク注入済みだし。
「ちょっと車で待ってて」
と車を降りて、数分後。
「お待たせ!、りょう、今日はおなかすいてるやろ? 帰りしにと思って買ってきたよ!」
と、みてみたら、
めっちゃKFC買ってるやん。。。
Thanks ロムラさん!
追記
ロムラさんは、ほんとにパームバブルの渦中をワーカーとしても駆け抜けた人であり、
まさにその分野のスペシャリスト。
パームオイル会社を何社か渡り歩いて実績を積み、現ミルの副工場長職に就いてからも、ワーカー達から信頼は格段にあつい。
今でも決して派手な生活をしているわけではないが、“れすとらんロムラ”だけじゃなく、小さいショップを経営したり、家もいくつも持っていたり、小さなパーム農園まで資産として持っている。
タンさんにせよ、ロムラさんにせよ、口をそろえて言うのは、
自分の資産は子供たちの為、次世代の為。
自分たちは、子供たちに何かを残すために働いている。
タンさんはもともとアメリカでGMの機械エンジニアとして働いており、当時日本の自動車の上場企業のの社長の息子がマレーシアに丁稚奉公で何年も現場で働いているという事が信じられなかったという。
彼は働く必要があるのか?
プロジェクトを手伝ってくれているワーカーたちもそうだ。
試験で使うプールに、みんな自分の名前を書いたり、
「これは終わったら、俺にくれ、こっちはあいつにやってくれ」っ言ってくる。
それもみんな、自分の子供たちの為。
事業だって大きく言えば、自分が生きている間に
実現しないこともある。
次世代の為。
これは生物が存続していくための本能なのかな。
自分自身、自分の子供の為に何を残してあげられるのだろうか。
ここにいると“生きる”ということ“家族”ということを
すごく意識させられる。
![$私とボルネオ ~すべては20RMからはじまった~](https://stat.ameba.jp/user_images/20110806/01/20rmjumpalagi/c9/b4/j/t02200124_0800045011397566951.jpg?caw=800)
Photo:with my little friend in Sabah.
Jumpalagi!!