ずっと昔、まだ私がハタチそこそこの頃に
オフィスコーヒー、という仕事をしてました
いろんな業種の事務所を尋ねて、
コーヒーメーカーを置かせて貰い、
そこで消費するコーヒー豆を買って頂く、
無くなったらまた配達する、という
ビジネスモデルで
今でも健在な大手が、当時から凄いシェアを
誇っていました
ただ、このとき私たちは
非常に稀有なコーヒーメーカー
「生豆からいきなり焙煎」を使っていました
1台17万円(!)もする高価なマシンです
生のコーヒー豆をカップ1杯入れると
焙煎が始まり、数分後には粉に挽いて
ドリップしたコーヒーが飲める、という
コーヒー好きにはたまらない(?)
画期的なコーヒーメーカーでした
コーヒー通を自称する全ての人に
ケンカ売るセリフですが
「本当に旨いコーヒーは、焙煎して24時間以内、
挽いてから1時間以内」
というトークで売ってました
酸化のスピードとか鑑みると、まぁ、そういうこと
なんですけど
よほど恵まれた環境でなければ
焙煎直後のコーヒーなんて、ふつう飲めない、
第一、見たこと無いですよね? 生の豆、
ピーナッツみたいな白っぽいやつ
1杯分ずつ、目の前で焙煎して
直後に飲ませるってことは究極の贅沢、
ある意味、完成形だと思うんですけど
このマシンで淹れたコーヒーは基本、
黒くありません
茶色、ですね ちょうど麦茶くらいの色
コーヒーの香りは強いです、一般的なものと
大差ない感じ?
肝心の味について、
色が薄いので「薄味?」という先入観を持って
飲むと驚きます
わりとシッカリ、コーヒーの味がします
間違いなく、美味しいです
特筆すべきは「のどごし」
ゴックゴク飲めます
喉に引っ掛かる感じが、一切無い
高級なお酒、ワインやら日本酒やら
ゴクゴク飲めるほど高級品、みたいな話も
ありますけど、それに近いかも
そもそもレギュラーコーヒーは緑茶に比べても
カフェイン含有は低い、健康的な飲み物です
1日何杯飲んでも、差し支えありません
(缶やインスタントの方が身体に悪い)
残念ながら、このマシンをもってしても
一大コーヒー革命を起こすことは
叶いませんでした、
鹿児島の人は大して飲まないんだよね、コーヒー
お茶派が強いから?
このマシンもそれきり、
今では全く見掛けないところを見ると、
需要に見合わなかったのかなぁ、
惜しいですねぇ
もう少し安く出来れば、生き残ったかもですね
一度飲んでみたい、って人は結構いると思うけど
淹れたて、挽きたて、煎りたての、コーヒー
