数日前の朝方ふと目が覚めて携帯見たら、『今日大丈夫ならちょっと寄れないかな?』ってDから連絡が来てて、一気に目が覚めた。

 

おぉ…突然来たな…滝汗

 

早く話聞きたいとは思ってたけど、いざ現実になると聞きたいよーな聞きたくないよーな…すごく複雑。

 

とは言え次いつ会えるかわかんないし、先延ばしにしてもしょーがないし、仕事帰りに彼の家へ行ってきた。

 

 

約2週間ぶりの彼。

 

久しぶりに会えて嬉しいはずなのに、Dの家までの足取りがめっちゃ重い。

 

会いたいけど会いたくない。

 

駐車場に車を停めたけどしばらく降りられなくて…そのうち涙が溢れてきた。

 

駐車場からDの家までは歩いて数分。

 

向かいながら何とか気持ちを落ち着かせよーとしたけど、涙が止まらない。

 

仕事帰りだからマスクしてて良かったー。

 

BBAが泣きながら歩いてたらやばいよね。笑

 

 

 

Dはいつもあたしが行くと「いらっしゃい」じゃなくて「おかえり」って言ってくれる。

 

あたしも気づいたら『ただいま』って言うようになった。

 

けどその日は何か言えなかった。

 

久しぶりに『お邪魔します』って言ったかも。

 

Dはいつも通り「おかえり」って言ってくれたけど、何か胸にずしんって来た。

 

あと何回おかえりって言ってもらえるんだろう。

 

あと何回この部屋に来られるんだろう。

 

むしろ今日が最後かもしれない…。

 

無理やり引っこめた涙がまた溢れてきて、手を洗いに行くふりして気持ちを落ち着かせた。

 

部屋に戻るなり、Dがぎゅうって力いっぱい抱きしめてちゅーしてくれて。

 

それだけでDの気持ちが伝わってくる…。

 

 

 

最初は仕事の愚痴とか他愛もない話をしながら、テイクアウトしたチキンタツタを食べて

「やっぱタツタおいしいねー」なんていつも通りな感じで。

 

Dはあたしがもぐもぐ食べてる姿が好きらしいもぐもぐ

 

あたしが行く時いつもアイスとかシュークリームとかドーナッツとか買っといてくれるんだけど、

いつも横から食べてるとこ見て「かわいいーー」って目尻下げてにこにこしてるんだよなぁ。

 

あたしが太ったの絶対Dのせいだと思う真顔

 

「花音はいっつもおいしそーに食べるよねぇ。俺好みになってくれてありがとう。」

とか言いながら、人のぜい肉つまむのほんとやめてほしいむかっ

 

 

 

食後の一服しながら『そろそろDの気持ち聞かせてもらおーかな』って切り出した。

 

彼は緊張した様子で話を始めた。

 

大筋はLINEで聞いた通りで、事の始まりは2ヶ月ぐらい前だったらしい。

※以下参照

 

 

 

 

結論から言うと、親を安心させるためにちゃんとした彼女を探そうと思う、と。

 

今までご両親とすごく仲良かっただけに、今のこの状況がかなり辛い。

 

親も年取っていつ逝ってもおかしくない年齢になってきたし、このまま険悪な関係のまま死んでほしくない。

 

Dのお兄さんは仕事も家庭もうまくいってる。

 

Dは20代前半で結婚して1年半ぐらいで離婚して、

その後もあたしの前後に付き合った人達と結婚考えてたけど結果的にうまくいかなくて。

 

お母さんとしてはあとはDのことだけが気がかりで、とにかく自分が安心したいんだと思う。

 

Dとしてもずっと心配かけてる自覚あるから、安心させてあげたい、と。

 

「今でも花音への気持ちは変わらない。大好きだし、この先もずっと一緒にいたい。

 

 でも今までみたいに花音と会ってたら、他の人に目が向かない。向けられない。

 

 俺の中で花音が大きすぎて、もしいいなって思う子が出来たり好意を持たれたりしても、

他の女なんて眼中に入ってこないんだよ。

 

 だからこれは俺のわがままなんだけど…花音と距離を置くというか、会う回数を極力減らして少しずつ離れる準備をしていきたい。

 

 いきなり離れるのはきつい。

 

 そんな簡単に切り替えられるような気持ちじゃないから、これからも会いたいし一緒に酒飲んだりしたい。

 

 今までは基本的に休みは花音のために空けてたし、シフト送って花音が会える時に来てもらってたけど、それはもうやめたい。

 

 きっと会ったら花音のこと抱きしめちゃうし、抱きたくなると思う。

 

 めちゃくちゃ都合いいこと言ってるのわかってるし、そんなの都合のいい女じゃんって思うよね。

 

 俺が花音離れ出来ないせいで、かなり自分勝手なこと言ってると思う。

 

 だから花音も俺を都合良く利用してほしい。

 

 あくまで俺の正直な気持ちだから、花音の嫌がることはしないし花音の気持ちを尊重する。

 

 ただ親を安心させたいっていうところは揺るがないかな。

 

 ごめんね…。」

 

泣きながらDの考えを話してくれた。

 

 

 

……そっかぁ。

 

もう今までみたいに会えなくなるんだろーなぁとは思ってたし、

このまま別れるパターンもあるかなって覚悟はしてたけど、やっぱりショックだった。

 

落ち着くまでしばらく会う頻度減らして月1~2ぐらいで会えたらいーなとか思ってたんだけど、想定以上の結果だった。

 

言われた瞬間、胸にドーンって強い衝撃が来て痛かった。

 

Dとは長い付き合いだけど、泣いてるところ初めて見たな…。

 

自分で言うのも何だけど、Dは昔も今も本当にあたしのこと大好きで愛してくれてる。

 

Dがどのぐらい悩んで悩んで出した結論なのか、十分伝わったよ。

 

悲しいのに、ものすごく辛いのに、何かやけに冷静な自分が変な感じだった。

 

ごめんねって泣いて顔をあげられなくなった彼を、抱きしめて身体をさすることしか出来なかった。

 

言いたいことや伝えたいことはたくさんあるのに、喉元が鉛みたいに重くて言葉が出てこない。

 

逆に言いたくても言えない真っ黒い言葉もたくさん飲み込んだ。

 

 お母さんとのことは時間が解決してくれるよ。 

 

 Dの親ほんと余計なことしてくれたよね。

 

 いーじゃん、40歳にもなって親なんて関係ないじゃん。

 

 そんなの適当にごまかしなよ。

 

 あたしのことセフレでもデリヘル嬢でも何とでも言いなよ。

 

 お互いこんなに好きなのに、何でこんなことで離れなきゃいけないの?

 

 そもそも結婚できないのなんて最初からわかりきってたことじゃん。

 

 それわかっててまた口説いたくせに、先のことより今の気持ちを大切にしたいって言ってくれたのに。

 

 7年前Dと別れた後どん底でほんとにほんとに辛かったから、あんな思いするぐらいならもう会いたくないって散々言ったのに。

 

 結局Dは毎回毎回気持ちのままに寄ってきて、自分の都合であたしを捨てるんだね。

 

 これで何回目よ?

 

 またこんなに好きにさせといて、もうDがいない生活なんて考えられないのにひどいよ…。

 

 だったら最初から口説かないでよ。

 

 責任もって一緒にいてよ。

 

 あたしこれからはDに彼女が出来るまでの繋ぎってこと?

 

 会う約束も出来なくて、Dの気分で急に呼ばれてエッチの相手させられるの?

 

 で、彼女が出来たらお役御免とかほんと都合良すぎだよ…。

 

なんて自分が既婚者だってこと棚にあげて、どす黒い気持ちと言葉がもやもや渦巻く。

 

一体どの立場からそんなこと言えるんだよって我ながら思う。苦笑

 

そもそもあたしが既婚者だからややこしくなってるのにね。

 

こんな真っ黒い気持ち、Dには絶対言えないなー。

 

 

 

「最初はね、この際花音にちゃんとプロポーズしよーと思ったの。

 

 花音にちゃんと振ってもらおうって。

 

 花音も振る側のほうがまだ気持ちが楽かなって思ったんだ。」

 

バカだね、どっちにしたって苦しいよ…。

 

ほんとは全部投げ出して、Dとずっと一緒にいたいよ。

 

でもDがお母さんを捨てられないよーに、あたしもチビ達を母親のいない子にするわけにはいかない。

 

お互い譲れないものがあるから、離れるしかないんだよね。

 

 

「前回(7年前)より一緒にいられた期間は短かったけど、俺は今回のほうが幸せだった。

 

 前のほうが会える頻度もエッチする回数も多かったし、旅行も行ったり特別な思い出も出来て嬉しかったし楽しかったけど、

 妊娠・出産で一緒にお酒飲んだり出来なかったし、

昼間会うことが多かったからこんなふうに一緒に夜ご飯食べたりもしなかったでしょ。

 

 今回は夜中に会いに来てくれて朝まで一緒にいられたり泊まりに来てくれたり、

 お風呂あがりの花音の髪を乾かしたり、うち用の部屋着でまったり一緒に過ごしたり、

 花音の手料理食べられたり、遠出デートも出来たしもっと幸せを感じたよ。

 

 仕事帰りの電話とか夜中の電話とか、今回のほうがより花音を【彼女】として感じられた気がする。

 

 一緒にいてくれて本当にありがとう。」

 

あたしもおんなじだよ。

 

もちろん前回も幸せだったけど、今回は普通の彼氏彼女みたいな時間を過ごせたよね。

 

まぁそのせいでこーなっちゃったわけだけど…。

 

彼の言葉は嬉しかったけど、餞別の言葉って感じで苦しかった。

 

 

「花音はこれからどうしたい?もう会うのやめたい?」

 

なかなか言葉が出てこない。

 

『うーん…………。あたしには選択権ないからなぁ…。』

 

口にした瞬間、張りつめてた糸が切れて涙がぶわーって溢れてきた。

 

『あたしはDを引き止めることも、手放すことも出来ないもん。

 

 ほんとはあたしがDの背中を押してあげないといけないんだと思うけど、離れたくないから出来ない。

 

 でも終わりがわかってて一緒にいるのも余計辛い気もするし、ならもう会わないほうがいいのかなぁとも思うし。

 

 ごめんね…どーしたらいいかわかんないよ…。』

 

2人で号泣しながら抱き合った。

 

お互いごめんねって何度も言いながら一緒に泣いた。

 

Dもあたしもお互い大好きで大切で一緒にいたい気持ちは同じなのに、離れなきゃいけない現実。

 

こんなにお互いを必要としてるのに、好きな気持ちだけじゃ一緒にいられない。

 

悔しいね…。

 

「花音大好きだよ。愛してるよ。ごめんね。」

 

あの日、何度その言葉を聞いたかな。

 

 

 

結局その場では答えが出せなくて家に帰った。

 

車に乗り込んだ後なかなか出発出来なくて。

 

やっとの思いでハンドルを切ったけど、涙は止まらないし心臓バクバクで…よく運転出来たなーあたし汗

 

家に帰ってトイレに入ったら、無気力で30分ぐらい立ち上がれなかった。

 

いつも送るただいまLINEはとてもじゃないけど送れなかった。

 

布団に入ってからも胸が痛くてなかなか寝付けなかったから、これからのこと考えた。

 

あたしの生活の中でDの占める割合が大きすぎたから、正直これからどーしていいかわかんないし、

Dへの気持ちをどーやって消化したらいーんだろう。

 

心にぽっかり穴が開いたみたいな感覚だな…。

 

もう今までみたいに一緒にいられないことはわかったから、少しずつD離れ出来るよーに頑張るしかない。

 

でもDと同じでいきなりぷっつりはしんどいから、Dと離れるためのリハビリ期間だと思おう。

 

 

 

翌朝仕事行く時も運転しながら涙出てきて、化粧したのに顔面ボロボロ。苦笑

 

家でも外でもちょっと気緩めると泣けてきちゃうから、ずっと気張ってます。

 

でも仕事があって良かったなー。

 

忙しく働いてる時は気が紛れて、苦しさから解放される。

 

けど1人になるとだめだね。

 

特に車の中やばい不安

 

涙腺ぶっ壊れてマジで危険。笑

 

 

 

Dから「昨日は話聞いてくれて本当にありがとう。」ってLINEが来て、あたしの気持ちを伝えた。

 

『こちらこそ話してくれてありがとう。

 

 いろいろ考えたけど、あたしはDに会わなくなる理由何もないよ。

 

 あたしにはきっともうD以上の人はこの先現れないだろーし、どんな形でも繋がってられたら嬉しいです。

 

 なかなかあたしからはお誘いしづらい状況になったし、Dのシフト表消しちゃったし(ほんとは消してないけど)、

 いつ実家でいつ自宅にいるのかあたしはわかんないから、電話出来る時とか会える時に声かけてほしいな。

 

 でもいきなり距離出来るのはしんどいから、LINEぐらいは付き合ってね。

 

 遅かれ早かれDがいずれ離れていくことはわかったので、悔いが残らないよーに今やれることを大切にしよーと思って。

 

 こーやってLINEとか電話とか抱きたいって言ってもらえるうちに、1つ1つ大切にしていきたいと思います。』

 

これでいいのか自分でもわかんない。

 

終わりが見えてるのにいつまでも一緒にいないほーがいいのかもしれないけど、今すぐDを失うのは耐えられない。

 

1日でも長くDの側にいたいし、癒されたいし愛されたい。

 

Dと別れたら、もうこんなに満たされることないのわかってるもん。

 

だったら都合のいい女ポジションに成り下がってもいーんだ。

 

そもそもあたしだって周りから見たらDを都合良く使ってるって思われても仕方ないことしてるわけだし。

 

「花音ありがとう。あーやっぱ大好きだ。くそー会いてーなぁ。結婚してーなぁ。」

 

あたしも大好きだよ。

 

言葉じゃ言い尽くせないぐらい大好きだし、Dが必要だよ。

 

何であたしは顔も見たくないぐらい嫌いなクソ旦那と婚姻関係を続けてるんだろう。

 

毎日子供たちにイライラして、罵声を浴びせて傷つけながら一緒に生活してるんだろう。

 

それでも子供たちにとっていないよりはマシだって信じてるけど、いっそ旦那や子供たちからあたしを捨ててくれたらいーのに…。

 

まぁそーなったらそーなったでめっちゃ落ち込むんだろーけど。

 

 

 

さぁ、リハビリ期間の始まりだ。

 

電話も会うのも出来たらラッキー。

 

基本的には電話出来ない、会えないものと思って生きていかなきゃ。

 

頑張れ、あたし。