東京文化財ウィークの一環として、摩耶夫人立像が公開されているとのことで、
品川区荏原にある 日蓮宗の摩耶寺に行きました。
東急目黒線の西小山駅から7分くらいの住宅地にあります。
寛文7年(1667)に創建されたお寺で、山号は仏母山と言います。
仏母山のという名のように、摩耶寺には、
お釈迦様の母、摩訶摩耶こと摩耶夫人立像が、安置されています。
摩耶夫人立像は、日蓮宗の不受不施派への弾圧の際に、碑文谷の法華寺(現在の円融寺)から移された仏像とのことです。
本堂
本堂の中
東京文化財ウィークとして、普段は、摩耶堂に安置されている摩耶夫人立像が本堂で公開されていました。
御本尊(三宝本尊像)と摩耶夫人立像
木造摩耶夫人立像です
厨子に納められている摩耶夫人立像は、
高さ37cm程の小さな像ですが細かな彫刻
が施され、美しい仏像でした。
夫人の前に立っているのは、誕生した
お釈迦様とのことで、延宝6年(1678)に
造られた仏像とのことです。
あまり見たことのない、産まれたてのお釈迦様の姿がありました。
貴重な仏像のようで、摩耶夫人像は国で
2つしかないそうです。
摩耶寺には、荏原七福神の寿老人も祀られていて、こちらも、公開されていました
摩耶堂(釈迦堂)
本堂の左手にある摩耶堂です。
通常は、このお堂の中に摩耶夫人像は
安置されているそうです。
御首題をいただきました