2021年11月27日(土)

NAOTO&清塚信也 アコースティック・デュオコンサート

時間:開場13:00 / 開演14:00
出演:NAOTO(Violin)清塚信也(Piano)
会場:高崎芸術劇場 大ホール

 

 
 

前回の高崎コンサートは高崎芸術劇場が出来る前だったので、この会場で見るのは初めて
今日は客席の間隔は空いてなくて、たくさんのお客さん。少しずつ緩和されてきてるのかな
感染防止対策は、もちろん同じようにしっかりされていて安心感があるし😄

最初は2人で。登場の時から、清塚さんは客席に手を振ったりと面白いし😆

1.HIRUKAZE(NAOTO)
2.ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
3.リベルタンゴ(アストル・ピアソラ)
4.英雄ポロネーズ(フレデリック・ショパン)
5.春よ、来い(松任谷由実)清塚信也 編曲
6.Disney medley(アラン・メンケン)清塚信也 編曲
7.紅蓮華(LiSA)NAOTO 編曲
8.家族になろうよ(福山雅治)NAOTO 編曲
9.Baby,God Bless You(清塚信也)
10.Sanctuary(NAOTO)
11.PARAMUSHIR(NAOTO)

アンコール

12.チャルダッシュ(モンティ)

最初はNAOTOさんの楽曲のHIRUKAZEから
演奏が終わったら、清塚さんがガッツポーズしたりと最初から楽しい😆

客席を見て、NAOTOさんがバルコニー席は貴族、清塚さんが2階は審査員で1階は平民とか😂
NAOTOさんは登利平が大好きで、昨日は店舗で食べて、今日のお弁当も登利平だそう🐔
あと、音の響きがいいホールで、ステージにあるのはヤマハの世界最高級といわれる新品のグランドピアノだって

他にも清塚さんとNAOTOさんの漫才のようなボケとツッコミの掛け合いも面白いし😄


清塚さんが、次のロンドンデリーの歌は、アイルランドに行ったことがなくてもノスタルジックな気持ちになる音階の魔力があるって
NAOTOさんが、ちょっとジャジーにオシャレに。哀愁めいた切ないメロディーをアレンジして都会的な和音も入れて、即興も入れてやるとか
清塚さんが、リベルタンゴはバリバリに難しいけれど、我々の手にかかるといとも簡単に弾けるというのを自慢した曲とかにやり
ロンドンデリーの歌・リベルタンゴを続けて。今日も上手で素敵だったな~

次はソロコーナーで、清塚さんから
前回見た時はベートーヴェンの話をしてくれたけど、今日はショパンについて
清塚さんは11月19日で39歳になったそう。39歳というのはショパンが亡くなった歳なので、クラシックのピアニストとしては感慨深い
来年から40歳になったら、ショパンは後輩になる。なので完全にショパンの気持ちで弾けるのは今年までとか

ノクターンや別れの曲など、サラッと少し弾いてくれるのも嬉しい

 

今日演奏する英雄ポロネーズについて
ショパンは、ポーランドの郊外の長閑な場所の出身。こういう場所から、CDもない時代に200年以上語り継がれる人が出るのは奇跡
作曲を始めたのは5歳、英雄ポロネーズを作ったのは36歳で、身も心もボロボロだった時。19歳で故郷を離れてパリに住んだけど死ぬまで一度も帰れなかったこと。ショパンは病弱な人で強い曲がないけど、ポロネーズは元気な曲が多くて、愛国心と共に戦争や占領に対する批判もありポロネーズを作り続けたことなど、わかりやすく話してくれた
大事な曲なので間違えないでください。ボロネーゼと言う人がいる。リサイタルをリサイクル。チェリストをチェロリストと間違える。高嶋ちさ子さんに塩塚欣也と言われた、とか笑いもキッチリ入れた後に、演奏はもちろんバッチリでさすがだった👏

次の「春よ、来い」と「糸」は、ちょっとクラシックテイストにアレンジした曲
春よ、来いは羽生選手とコラボして、羽生選手用にアレンジしたそう。羽生選手はリハでも手を抜かないことや、最後のグリッサンドを黒鍵でやったらパワーがあると2回試したら、指が痛くて血が滲んで紅葉おろしの大根になった気分になったこと。なのでやっぱりやめようと思ったら、羽生選手が5月のそよかぜのように笑顔で来て、3回目もやろうと言って譲らない、とオチもしっかり

糸は紅白の時に島津亜矢さんと演奏した曲。すべらない話で話したことを短くまとめて話してくれた(テンポが大事で紅白の担当者に1秒も狂わないで弾いてくれと言われた。そしたら本番の直前に島津さんが、最後の方を変更したいと言ったので、歌に合わせるため最後は島津さんをずっと見ていたら、ちょうどカメラ目線になり、出しゃばりなピアニストみたく映ってた)けど、やっぱり面白かった😄
面白いトークに素晴らしい演奏がセットになっているのもすごいな~。糸では、例のカメラ目線のサービスもあったり

次のDisney medleyでは、アラン・メンケンさんにインタビューした時の面白話や、Disney medleyのコンセプトも
ピアニストがガチでディズニーを弾くと、お子さんがお遊戯会で弾くのとはこんなに違うんだよというのを聴かせたいとかにやり

NAOTOさんが、ほんとトーク上手。知ってたけどピアノ上手だねって。あと楽屋にもグランドピアノがあってずっと弾いてたけど、今日弾く曲じゃない曲をずっと練習していたことも

次は、NAOTOさんのバイオリンソロのコーナー
最初に楽器の説明から
バイオリンは弦が4つしかないので、単旋律を弾くのに適している。カマボコのようで同時に2音3音は弾きにくくなっており、1人でやるのには適してない楽器
1人でもクラシックで出来る曲をバッハが作っていて、と少しずつ弾いてくれるのも嬉しい。でもバッハの曲は40分くらいあるので寝ちゃうから、バイオリン一つでも、皆さんに楽しく聴いていただける曲を選んだって

「紅蓮華」「家族になろうよ」は知っているお客さんもたくさん
NAOTOさんが、ギター・ベース・ドラム・歌と全然足りないけど、コンサートは演者とお客さんの助け合い。なので、いったん聴いたらその後もギターやドラムが鳴ってるつもりで、メロディーを弾いた時に音時に音を思い出して下さいって

今日もバイオリンをタップしてドラムの音も入れたりと、生音でホールに響く音もきれいだった🎻


清塚さんが、すっご。バイオリン1台で、ピアノやオーケストラが聴こえて来たよ。家族になるよって😁
このあと段取りと称して、この後に演奏する曲名とアンコールはチャルダッシュを弾くことも😅
NAOTOさんから、突っ込まれるのも面白いし

Baby,God Bless Youはコウノドリのテーマ曲で、NAOTOさんも大好きな曲。その後はNAOTOさんのデビュー曲のSanctuary。本編最後は、NAOTOさんがTEAM NACSの音楽監督をしてたので、その演劇のメインテーマとして書いた曲のPARAMUSHIRを
ピアノ始まりのSanctuary、バイオリン始まりのPARAMUSHIRも今日も素敵だった😌

アンコールのチャルダッシュでは清塚さんのパフォーマンスも楽しい。それでいて演奏はぶれないし、本当にすごいと思う
本来ならロビーでサイン会をしていたけど直接サイン会が出来ないので、代わりにアンコールに関しては動画も自由に撮ってSNSに上げてもいいのが嬉しい🙆

 

 
 

休憩なしで終演は15:50頃。今日も予定通り開催してくれてありがとうニコニコ

 

高崎では、イルミネーションや街中にストリートアートがあったりと、駅周辺を散歩するのも楽しかった☺️