深海魚

※我が子達が通う中高一貫校の話です。全ての学校に当てはまるわけではありません。

我が子達にとって、通っている中高一貫校はとても楽しい学校です

しかし、誰にとっても合っている学校かと言われると・・・

厳しい現実はみたくないという方は、このまま画面を閉じてください。

恐らくどこの学校でもあることですが、

深海魚となってしまう子もいるのです。

余裕で入学した上位の子とギリギリで入学した下位の子では差が大きいのかもしれません

厳しい受験を突破して中高一貫校に合格した子供達。

意気揚々と入学してきます

中学受験をするのは公立小学校では上位層だった子が多いです

そんな賢い子達でも入学して最初の中間テストから序列ができます

試験後提出の課題は授業の隙間時間で終えていたり、「ヤバい〜」と言いながら直前に始めても間に合ったりして、試験勉強は前日・当日でも上位に位置する子もいます

一方で、2週間前から課題に取り組み、試験勉強をしていても平均点前後の子、さらに試験ギリギリまで課題も終わらず、試験勉強に手が回らず平均点を大きく下回ってしまう子もいます

小学校でずっと上位だった子が下位になってしまうと、子供だけでなく親御さんの衝撃も大きいのでしょう

色々と言われる子もいるそうです

（結果、登校できなくなってしまう子も・・・）

先生方から保護者へのお願いとして、

「生徒達に平均点を取れと言わないでください。

本校で平均点を取るのは大変難しいのです。」

と言われています。

成績が下位であっても、友達関係は問題ありません和気あいあい楽しく過ごすことができます

そもそも子供達は誰が成績下位なのかあまり気にしていないです

（上位の子が誰かは分かるみたいです）

先生方は

「とにかく学校に来るようにしてください。

学校に来てくれたら、我々がサポートします。」

と言ってくださいます

補習授業もあります。

ですが、一度落ちこぼれてしまうと、周りの子達が優秀な中で上がるのは容易ではありません

深海魚となりやすいのは、

暗記・詰め込みで合格した子

自学自習の習慣がついていない子

でしょうか。

一部の塾の保護者説明会では

「算数の苦手な子が中高一貫校に入学すると勉強についていけなくなることも多い」

と警告してくれています

近年難しくなっていると言われている思考力を要する算数を、余裕で解けるサービス問題としている子と全然分からなかった子では入学した時に既に差があるのです

周りに優秀な子達がいても、自分のペースで頑張れる子とそんな子を見守ることができる親御さんであれば、差を縮めようと努力することも出来るし、下位のままでも自分のペースで楽しく学校に通うことも出来ています

しかし、自ら行動せず他の生徒や他の学校と比較して不平不満を募らせるタイプだと・・・

中高一貫校は、その学校と相性の良い子にとっては青春を謳歌できる楽しいところだと感じています

合格はゴールではなく、新たなスタートです。

どんな子達が通っているのか、我が子が入学してやっていけるのか、よく考えて学校を選ぶことも大事なのだと思いました