今晩はなにを食べようかなと考える。
あのスーパーの、あのお総菜が食べたいなとか、
今月の新商品のパンにしようかなとか、
考えるだけでワクワクして、ソワソワする。
結局、それが楽しみなのだ。
食べることが楽しいし、幸せだし、待ち遠しい。
その後の嘔吐さえなければ、それもおかしなことではない。
食べ終わってから、吐きに行くタイミングが難しい。
ばれないように気をつかう。
袋吐きとはいえ、トイレにこもる。
でなきゃ外まで行って吐く。
どちらにしても家族の目を盗んで吐く。
吐いたあとはごみ袋を持って移動するわけだから、
その姿も見られないようにしなくてはならない。
食べ始めるまでが一番幸せ。
食べ終わったら吐くまでが地獄。
全て終わってスッキリしたあと、
自己嫌悪と「今日も無事に吐けた」という安堵で
泣きたいような気持ちになる。
そして娘を抱き締める。