選択肢

なし
















外国船の甲板には、十名ほどの見張りが行ったり来たり、守りが堅くてこれじゃ乗船なんて無理だって。
しかも波が高くなってきてるのを見ると、嵐が来ると。
一旦引くか?と五右衛門さんに聞かれるけど、慶次さんはさらさらないらしい。
その時雨が降って来た。
見張りの人達が動き始めたので、一番身軽な五右衛門さんが先に船に乗り込み、縄梯子を垂らした。
揺れる船に登って行くと、さっき動き回っていた人達は甲板の上に俯している。

「なんだよ、こいつら船酔いか?」

「んなわけねーだろ!俺様がのしちまったのさ!」

「しかし、この揺れだと私たちも遅かれ早かれこうなってしまうな」

「いったい何をしてるんだ!早く帆を下さないか!」

丹波キタ-‥
戦闘になるんだけど、船が揺れて話にならない。
最初は慶次さんがこけたりして丹波に余裕があったんだけど、波が襲ってきて、気が付いたら丹波はどこにもいなくなっていた。

「おい、このままじゃ俺らもやばいぜ!」

「仕方ねえ、海に飛び込むぞ!」

「ああ!」

「わかった」

三人は荒れ狂う海に飛び込んだ。
というか気づいたら氏郷さんがいない。
お、泳げないのかよー!!!!!


主人公は嵐が去った後、沖合いに来ていたけど、昨日あったはずの船がなくなっていて愕然とした。
でも利家さんが見つめている方角の波打ち際に三人の男性の姿が。
おそるおそる近づく。

「慶次‥さん‥?」

「‥‥○○か?」

「慶次さん!」

「○○!」

愛の抱擁w←

「‥ただいま」

「‥はい、おかえりなさい」

もう一度ぎゅっと抱きしめられた。
そこへ遅れて氏郷さんと五右衛門さんがやってくる。

「朝っぱらから熱いね、俺にはないの?」

慶次さんは五右衛門さんの方に砂を蹴った。

「向こうに行ってろ!」

「うわっひでーよ!」

「でも、みんな無事でなによりです‥」

「当たり前だ。こんな何もねえ浜で死んでたまるかってんだ!」

結局、その後の探索でも丹波は見つからなかった。
尾張の方でも大きな動きがあり、本能寺を襲った光秀さんは秀吉くんによって倒され、後継者は秀吉君に。
その日、主人公は利家さんに呼ばれ部屋を訪れた。
そこには慶次さんもいて、二人に聞いてほしいことがあるんだって。
五右衛門さんに何か褒美をされたいんだけど、盗みじゃなくで褒美なんて‥って断られたらしく、何をすればいいかという相談。
もう一度五右衛門さんに掛け合ってみたらどうですか?というと、さっそく五右衛門さんの部屋に‥‥でもそこには誰もいなく代わりに置き手紙が。

「‥褒美はもらえないが、泥棒らしく、代わりにこの部屋の中の物をひとつ貰って行く」

「え?」

「なんだって?」

主人公達は部屋中を調べてみたけど、盗られてるものなんてない。

「ん?おい、○○。その懐から顔を出してる紙は何だ?」

代わりにいつの間に仕込んだのか、主人公の着物の衿のところに白い紙が挟まっていた。

「‥‥○○ちゃんの心はもらった。五右衛門‥?」

「ええっ!?」

慶次さんが口を大きく開けて笑った。

「ったく。あいつらしいぜ」

・・・・なんか、ノマエンくさい‥

次いで氏郷さんのこと。
加賀を救ってくれた一人ではあるけど、処罰しないわけにはいかないってことで部屋の前にお侍さん。
でも責任を感じで自害するかもしれないからって意味もあるみたい。
部屋に入り、処罰は武士をやめザビエルさんのお手伝いをすること、に決定。
みんなは利家さんが説得してくれることになった。

「それは‥お受けできません」

みんなが一斉に氏郷さんを見る。

「私の罪はそんな簡単なものではないはず。私はここで生涯を終えるのが定めと理解しています。」

「ハラキリはノーです。そんなことは絶対ユルシマセン!」

ザビエルさんが氏郷さんの手を取った。
ここで終えると思うのなら、人生をもう一度ゼロからやり直しましょうと言われ、氏郷さんも納得したようだった。

ザビエルさんと氏郷さんが城を出る日。
みんなで見送りに出てると、氏郷さんがこれまでお世話になりましたって手の甲にキスをー!!!

「えっ氏郷様!?」

「どうかしましたか?女性にはこうやって挨拶をしろとザビエル様がおっしゃったので‥」

ザビエルさんを見ると、利家さんを顔を見合わせて笑っている。

「ザビエル様‥また、私をはめましたね‥‥」

ぶw赤くなってるww
慶次さんも困ったように顔を赤らめていた。
二人を見送り、利家さんはようやく最後の話だってすごくまじめな顔つきで慶次さんと二人で部屋に。
廊下で庭先を見ていると、難しそうな顔をして慶次さんが出てきた。

「○○、隣に座ってもいいか」

「はい?」

「‥‥俺に家老になれってよ」

「え?家老って‥」

「ああ、加賀じゃ叔父貴の次に偉い役職だ。もう決めたことだから絶対に断るなって言われちまった」
おめでとうというも、慶次さんの顔に笑顔はない。
内々で祝いをすることになったんだけど、まず利家さんを風呂に入れるって‥‥なんかあるの?
慶次さんが竹筒に息を吹き込んでると、そこに近所の子供たちがやってきて、後は任せたぜ‥って主人公の手を引っ張った。

「逃げるぞ」

やっぱりかー!!!!!

「あの、今から‥どちらに?」

「東だ」

「もしかして、謙信様のところですか?」

「‥‥このまま加賀に残るべきかもしれない。それに越後に行ったとしても門前払いを喰らうだけかもな。でも‥俺の気持ちは変わらねえ」

「慶次さんが決めたことに、私はついて行きます」

ぐいっと引き寄せらセ、力強く抱きしめられた。

「お前だ好きだ」

スチルキタ-!!!!!!!!!

(‥‥慶次さん)

「‥私も慶次さんが大好きです」

全身で慶次さんを感じる。
耳元では慶次さんの胸の鼓動が聞こえてきた。
いつまでもこの人を離したりはしない、ずっとずっと。

エピローグは謙信さんとこで仕官することができて、のほほんとした日々を過ごしてると、謙信さんに呼ばれて琉球へ使節として行ってみないかということに。
主人公も一緒にいくことになった。
んでその前に結婚式を上げる話でした。
というか琉球ってよく考えたら沖縄か!
首里城行ったな‥

「○○。これからはずっと一緒だ。来世も再来世も、そのもっとあともずっと一緒だ」と誓い、浜辺でアッー!!!

選択肢

わかりました
無事に帰ってきて














慶次さんと身を隠しながら三人の様子をじっと見つめる。

「氏郷‥‥どうしてここに‥」

慶次さんが苦しそうに呟く。
これにはきっと何か訳があるはずです!と言っても、慶次さんは上の空。
氏郷さんが利家さんに優しく声をかけた。

「利家様、あなたのことは織田家臣の中でも一目置いていたんですよ。真面目だし勇気もあるし、そして何よりみんなから信頼されている。どうです?私と手を組みますんか?」

「断る!私は生涯信長様についていくと決めたんだ!」

「だったらこの世には信長様はいらっしゃらないはずですから‥」

「‥‥信長様にたとえ何があろうとも、俺は信長様を裏切るようなことはしない!」

ふと思い出したように慶次さんのことを尋ねる氏郷さん。
利家さんが知らないと答えると、利家さんをどこかに連れて行った。
その後、氏郷さんは何か考えてる様子。
主人公が慶次さんに声をかけた時、氏郷さんの耳にも届いたのかくせ者を見つけ出せってお侍さんが。
慌ててその場から離れるが、お侍さんに見つかってしまい、どうしよう‥と思ってたら塀の上から聞き覚えのある声。
五右衛門さんかよー!!!

「お前、何でここに?」

「慶次、お前には京での借りがあるからな。そいつを返しにきた」

懐から何か取り出し、それを地面に投げると辺り一面煙に包まれる。

「逃げるぜ!手を貸せ!」

慶次さんに持ち上げて貰って、塀に上り、三人で地下の抜け道を通ってお寺に隠れる。
慶次さんが欠伸をしたら、番をしといてやるから二人とも寝ろって。

「わかりました」

「嬢ちゃん。やくに聞き分けがいいじゃないの?さては二人‥」

「五右衛門!お前いい加減にしろよ!」

慶次さん、顔真っ赤w
五右衛門さんが廊下に出て、なんだかいい雰囲気w
寒そうにしてたら、抱きすくめるような形で寝に入った。
それからしばらくして、そろそろ出発するぞって‥‥いずこへ?
抜け道を使って着いた場所はザビエルさんの部屋。
ザビエルさんはどうやら催眠術に本気でかかってるみたいで、荒療治で目を覚まさせた。
だからって脳天に手刀ぶつけたら‥‥頭の細胞が(笑)
術が解けたザビエルさんに今までのことを説明すると、主人公たちに協力してくれるって。
行方不明の女を見つけたってことで、丹波の所に連れて行く→利家さんの目の前で主人公を拷問しようと持ちかけ、同意→そこに氏郷さん登場→利家さんがいるところに主人公を連れて行き、ネタばらし→丹波逃亡。って感じなところに氏郷さん登場
何があったのか把握した氏郷さんは脱力した。

「お前は騙されていたんだ」

「騙されていた‥?」

「そうです。私が催眠術にかけられ、あなたを味方に引き込むように命令されていたのデス」

「お前は熱心なキリシタンだ。ザビエルが言った言葉なら、疑わないだろ?」

「百地の狙いはな、ザビエル殿に敬意を払う全国のキリシタン武将を味方につけ、信長様に敵対する一大勢力を築き上げることだったのだ」

氏郷さんは納得したようだったけど、それでも刀を捨てようとしなかった。
慶次さんが刀をよこせと言っても聞かず、このままでも私のプライドが許さんって慶次さんと決闘することにー!!!!!!Σ( ̄□ ̄;)
なんかこういう展開多くないッスか‥?
まあ慶次さんが勝って、一緒に丹波を捕らえようって船に乗り込むことになるんですがね(`・ω・´)ゞ
選択肢

部屋で抱き合った仲なのに
安心する










↓ネタバレしてます








シンさんとソウシさんが言っていたことが頭から離れない。
自分自身だって早く家に帰りたいのは本心なはずなのに‥‥どうして胸のあたりがもやもやするんだろう?
それは恋です。
そしてまだ4日目です。←
そこにシンさんが来て、船長が全員船長室に集まれって。
船長室に行くと、この船はマジックアイランズに向かってること、いろんな危険な島がある中、そのひとつの氷の島に上陸する、と。
そこはマイナス40度、誰も近づかない氷河に囲まれた島で、そこに宝の地図が眠ってるから上陸しなければならない!って船長が力説する。
被害が少ない方がいいので、この中からひとり選ぶことに。
率先してシンさんが行くと名乗りを上げた。
主人公は危険を顧みず自分も行くと言うと、みんなの視線が突き刺さった。

「‥バカかお前は?雪合戦しに行くんじゃないんだぞ」

「わかってます!でも、命を助けてもらった恩返しがしたくて‥」

「わっはっはっは!気に行った!!!助けてもらった恩は返す。それでこそ海賊船の一員だ!」

「はあ‥」

「よし!シンと○○に氷の島の探検を任せる!」

「ったく‥足手まといになるなよ」

いや、なる可能性大だと思われます。←
二日後、いよいよマジックアイランズに到着。
主人公は最初にシンさんが目的があってこの船に乗ってるって言ってたけど、その目的はいったい何なのか考えていた‥
ナギさんに水と食料を渡される。
シンさんはお礼を言いながら、もし丸一日戻ってこなかったら、俺たちはあきらめて先に進めって。

「‥かっこつけてんじゃねーよ」

「それでは、二人の無事を祈って敬礼!!」

「お、お待ちなすって!」

ファジーさん‥どこに行ってたのw

「シン様!ほんとはアタイがお供したいけど‥アタイ、ライバル船から来たよそ者だから‥‥これ、手袋‥アタイが編んだんです」

「わあすごい!たった二日で編んだんですか!?」

「ふんっ‥あんたにも編んでやったわよ」

マジで!?o(≧∀≦)o
しかもちゃんと主人公のイニシャルまで入ってる‥
ファジーさん、ツンデレタイプ‥だよね?w
思わずファジーさんに抱きつくとつっぱりを入れられた。

「あ、甘えるんじゃないわよ!もし、シン様に何かあったら‥もろざしで土俵際に追い詰めるからね!」

(土俵際?)

ファジーさんってもしかして、元力士とか‥?

「ありがとな、ファジー」

シンさんがぽんっとファジーさんの肩を叩いた。

ドーン!

「うわっこいつ、倒れながら鼻血出してるぞ!」

ハヤテ‥あーたもろツッコミ役だね‥(*^-')b☆

「シュワシュワシュワ‥」

ファジー‥その唇突き出してる立ち絵でこっち来んなぁあぁあ!!!!!!!(((( ;°Д°))))←

「なんか、変な音も出てるし!」

主人公たちは氷の島に入り五時間ぐらい歩くけど、氷の中の洞窟にあるっていう地図は一向に見つからない。
それ以前に洞窟さえ‥

「ぜぇ、ぜえ‥こ、この島はしょっちゅう雪崩やプリザードも起こるんですよね?」

「お前、なんでそんなに詳しいんだ?」

「う、うちには100歳になるお爺ちゃんがいて‥よくいろんな国の話を聞かせてくれたんです」

「ふーん‥100歳か、すげぇな。お前も無駄に生命力強そうだもんな」

「せ、生命力?」

「海に落ちた後もあっという間にピンピンしてたし。」

「そ、それは、シンさんが助けてくれたから‥‥‥きゃあ!」

ずぽっ

いきなり雪の中にはまっちゃった。

「‥俺はお前の引っ張り上げ係か」

サーセンww
身体は引き上げられたけど、ブーツが代わりに脱げて、それもシンさんが掘り出して取ってくれる。

「すみません‥」

その時、強い風が吹き荒れて‥

「ぶ、ブーツが飛びました!」

「見たら分かるわ、ボケ!」

わ、笑いが止まらないんですけどー!!w( ̄▽+ ̄*)
二人でブーツを追いかけていく。
ちょうど洞窟があって、その中にブーツを履くことに。

「ほら、足を出せ」

シンさんがブーツを履かせてくれる。

「ったく‥バカかお前は」

(とほほ‥ほんとさっきから迷惑かけっぱなし‥」

「‥足先が冷え切ってるじゃねーか。こんなひどい目に遭うのによくついてきたな」

「役に立ちたかったのに‥それどころか足手まといですよね‥ずずっ」

「泣くな」

「泣いてません‥」

「泣いたら、アザラシの餌にするからな」

「‥‥」

(サメとかアザラシとか、いろんな動物のえさ候補にされてる‥)

確かにw

「足手まといか‥いや、そうでもないかもな」

「え?」

「ほら、見ろよ」

じっと目を凝らすと、そこには宝の地図があった。
やったー!とシンさんに抱きつくと抱きつくな!って怒られて選択肢。

A:部屋で抱き合った仲なのに
B:嬉しくてつい
C:慌てて離れる

ここはAに決まってるでしょうww

「えーだって、部屋で裸で抱き合った仲じゃないですか!」

「あれは抱き合ったんじゃなく、俺が一方的に‥」

「一方的になんですか?」

「‥一方的に抱きついた」

ぶww

「ってお前!この俺にこんな事言わせてタダで済むと思ってるのか?」

「今度は何のえさにされるんでしょうか?」

「ここで服を脱がせてやる。一枚一枚服をひっぺがして裸にしてやる!」

喜んでーっ!!!!!!(●´ω`●)ゞ

「きゃー!変態!やめてー!」

「‥あぁもう黙れ!ったく‥お前といると調子が狂うわ」

照れたw
シンさんがナイフを取り出して、氷を割り宝の地図を手に取った。

「これが、ずっと探してた宝の地図か‥よしよし、お手柄だな」

シンさんがぽんっと主人公の頭を叩いた。

「三回まわってワンって‥」

「鳴かなくていい」

シンさんの笑顔が見れて満足な主人公だったw
風も強くなってきたし今晩はここで休むことに。
一瞬のうちに焚火を作ってくれるんだけど、家を出てからはいろんな場所で寝たからなって‥なんだか意味深げ‥
家を出た理由を聞こうとするんだけど、話を逸らされてしまった。
気がつくと、主人公はお母さんの夢を見ていたらしく、お母さんを呼びながら飛び起きる。
はっ‥!スチル、抱きしめられてる!!?

「‥夢か?」

「はい‥子供の頃、湖に落ちちゃって‥それで震えてたらお母さんが抱きしめてくれて‥毛布がすごくあったかくて‥」

(ダメだ‥しゃべってたら、涙が出てきちゃった‥)

「湖に落ちるって‥お前はガキの頃から抜けてるんだな。」

後ろから抱きしめてくれる。

「お前は俺のオフクロじゃねーよ。‥でも、今夜だけはオフクロの代わりをしてやる」

「うっ‥ひっく‥」

「泣くんじゃねーよ」

シンさんの温かさに安心してると、親父は出てこなかったのか?って。
主人公のお父さんは、出稼ぎに出てた先で女を作って家を出ちゃったらしい‥
昔はお父さんを恨んだけど、でもおじいちゃんや近所の人にいっぱい助けてもらって、他人や境遇を恨んでひねくれてちゃダメだって思ったんだって。

「そうか」

シンさんがぎゅっと主人公を抱きしめ直す。

「苦しいか?」

「シンさんの腕の中、安心する」

「俺も心が穏やかになる」

「‥シンさんの家族はどうしてるんですか?」

「‥俺には家族がいない」

主人公はそれ以上聞かず、シンさんの温かさに身を委ねた。

「それにしても‥お前、この状態でよく眠れるな」

「へ?」

「処女のくせに緊張とかしないのか?」

「‥もうっ処女とか言うのやめてください!それ、今からNGワードですから!」

元よりNGワードですw

「ぷっ‥なんだよ、NGワードって」

シンさんが主人公の頭を撫でる。
あのですね‥なんかこの主人公の~っていうの、私の~に変換してもいいですか?(笑)←

「シンさんだって、私のこと、女として見てないでしょう?」

「‥ああ、見てねーよ」

そ れ は 困 る ;;

「私もシンさんのこと、勝手にお兄ちゃんなんて思ってますから!」

だから困るんだって!
それからまた主人公は瞼を閉じ、眠りに入って行った。
選択肢

また作ります
目を閉じる












↓ネタバレしてます









咳き込みながら目を開けると、ソウシさんが心配そうな顔で覗き込んでいた。
さっきの衝撃で海に落ちたこと、それをシンさんが助けてくれたことを話してくれる。

「よかったー!心配しましたよ。二人ともサメに食べられちゃったんじゃないかと‥」

「‥こんなチンチクリンのガキ、サメの餌にもならねーだろ」

「まったく驚きだな‥シンが命の危険を冒して君を助けるとはね」

『○○死ぬな』

あの言葉はシンさんが‥
お礼を言うと、働き手が減ったら船にとって損失だからなって。
シンさんが船の中で一番泳ぎが得意らしい。
海軍の船が威嚇のつもりで撃っただけみたいで、リカー海賊団は慌てて帰って行ったし、ということで宴の仕切り直しということになった。
ハヤテがあのデブのせいで宴がめちゃくちゃだというと、ファジーがひょっこり現れた。

「お、お前!帰ったんじゃなかったのか!?」

「シン様に想いを告げる前に帰れるわけねーだろ!このノータリン!」

「の、ノータリン!?」

ノータリンって‥どういう意味??

「シン様~」

(すごい、この一瞬の変わりよう‥)

「ノータリンか‥彼女はずいぶん、レトロな罵り文句を使うんだな」

「‥‥」

船長がじっとファジーさんを見つめ、この船に居たいんなら俺達を楽しませろってことをいうと、リンボーダンスを踊り始めたw
主人公が思わず笑ってると、何ノンキ笑ってんだってシンさんが近づいてくる。

「だって見てくださいよ!あの動き!あの、見事な腰のそりっぷり!」

「ふん‥さっきまでぴーぴー泣いてたくせに」

「よし合格だ!ふくよかな女。船に乗れ!」

いいのかよ!!w
ただし部屋がないから相部屋‥

「もちろん、シン様と相部屋で!」

「断る」

はやw

「ええっ?」

「うちには先客がいるし‥なにより、寝てる間に食われそーだしな」

「よし分かった。トワ、お前の部屋は広いだろ?」

「ええっ!?俺の部屋は倉庫ですよ‥このデブに食べ物を全部食べ」

ガツン

「うごっ!」

「クソガキが!失礼なこと言うんじゃないよ!」

「はっはっはっ!最高の、一周年のプレゼントになったな」

「そ、そんな‥」

トワくんファイトw
そこにナギさんがまだプレゼントがあるってケーキを運んできた。
主人公が作ったことを知ると、トワくんが喜んでくれる。
船の上でケーキが食べられるとは思わなかったってみんな嬉しそう。
というか、よくケーキの材料あったな‥
シンさんも無言のままあっという間にたいらげてて、甘いものが好きみたいw
また作りますねと言ったら「お前‥この船から逃げ出したいんじゃなかったのか?今夜の所は、脱出失敗だな」と頭をぽんと叩かれる。

「おかげでまたお前の歯ぎしりを聞く羽目になったな」

だから‥‥なんで主人公そこ突っ込まないの?
というか歯ぎしりって器用な特技持ってるなw


3日後、ファジーさんと一緒に洗濯ものを干すんだけど、どうやらライバル視されてるらしい。

「あんたみたいな小娘に、シン様は渡さないんだから!」

ごめんファジーさん‥根が面白い人って分かってるから、どうしてもライバル!って感じがしないんだ‥

「はあ‥渡すもなにも、私とシンさんは単に相部屋ってだけで‥」

「アタイは男の視線を釘づけにする、女豹なんだからね!」

(ファジーさん、聞いてないし‥)

「デブ過ぎて、みんな目が離せねーんだろ!」

「ああっなんだって?このトーヘンボクのコンコンチキが!」

古い‥古すぎるww(*´艸`)
でもファジーさん、痩せたら普通に美人さんっぽい。

「ファジーさんって、いっぱい悪口のパリエーションがあるんですね~」

「ったく‥あんたといると、調子が狂っちゃうわ。ほら!残りはアタイが干すから、あんたは他を手伝っておいで!」

なんだかんだでいい人だしw
ぽんと尻を叩かれる。

「そんな小さい尻じゃ、シン様の心は掴めないよ!」

「お前の尻は、地味なみにでかいもんな!」

「ああっ?なんだって!?」

ハヤテさんとファジーさんのやりとりを見て、みんなが笑っていた。
みんなに手伝うことありますか?と聞きに行くと、それよりもおいしいご飯作ってくれ、と。
船長には今日はお好み焼きが食べたい気分みたいなんだけど‥‥いつも思うけどめちゃくちゃだな‥ボル‥。
トワくんが主人公はもうすっかり船に馴染んでるって言ってくれる。

「でもシンさんと同じ部屋で緊張とかしないわけ?」

「緊張?」

「シンさんって、モテモテなんだよ?街に出れば女たちに囲まれて‥そんな人と同じ部屋で寝てて、意識とかしないの?」

「意識かあ‥」

(意識したこと無かったな‥むしろ、シンさんがいることで安心してるかも‥)

マジで!?
ちょ‥恋愛ゲームとしてそれはダメ、なような‥‥

「おい、そこのチビ」

コツン

「いった!モップでぶたなくても‥」

そこにシンさん登場。

「航海室の掃除を手伝え」

ダッシュでシンさんの方に向かうと、船が揺れて、シンさんが支えてくれた。
航海室に行くと、シンさんの言うとおりに掃除をする。

「それじゃ、まずは床にモップをかけろ」

「はい!」

「それから、手すりを雑巾で拭け」

「はい!」

「‥それから、三回回ってワンをしろ」

くるくるくるっ

「ワン!」

するんかい!!!Σ( ̄□ ̄;)

「‥素直すぎるのも、いい加減にしろ!」

「ふふ!だってシンさんが冗談言うの初めて聞いたから」

「‥‥」

あ、照れたwかわゆす!!
てか、今までにいない主人公キャラかもなあw
ぴかぴかになったので、ご褒美やるから目を閉じろって言われて言われるままに目を閉じた。
なんか近づいてきた‥!と思ったら、顔にゴミがついてるって‥なんだよーチッ。←

「あ、はっ、あっ、あの」

「何で興奮してるんだ?お前欲情してるのか?」

「違います!」

「じゃあ、黙って目を閉じろ」

「んっ‥!」

口の中に甘い味が広がった。

「キャンディー?」

「港で買ったやつの残りだ。最後のひとつだから味わって食え」

「えっ‥でも、シンさんも甘いものが好きなんですよね?だったら二人で半分こ‥」

「口から出さなくていい!」

シンさんと意思が通じたw

「‥ったく。アホというと無駄に体温が上がるな」

しばらく外の風に当たってくるって航海室を出ていくシンさん。
主人公も外に出ると、ソウシさんとシンさんが話してるのが聞こえてきた。

「さっきのやりとり、聞こえたよ。さすがのシンもすっかりペースを崩されてるな」

「‥盗み聞きなんて、ドクターも趣味が悪いですね」

「仕方ないだろ?聞こえちゃったんだから‥でも、シンだけじゃないよ」

「どういう意味です?」

「たった三日だけど‥彼女が来て、船の中が変わったと思わないか?みんなの笑顔が増えた」

「‥‥」

「でもな、あの子は素直ないい子だけに心配なんだ‥やっぱり俺は、彼女を船から降ろすべきだと思う」

(私を、船から降ろす‥)

「俺も、ドクターと同じ意見ですよ。なんだかんだ言って‥この船は海賊船ですから」

あんなにヤマトに帰りたいと思ってたのに、主人公はシンさんの言葉に動揺してしまった。

選択肢

大丈夫
謝る











↓ネタバレしてます









学園祭まであと少し。
主人公は学園祭準備のために早くから学校に来ていた。
下駄箱に差し掛かった時にキイタくんが後ろから声をかけてきて、今日もかわいいなあって。

「もう、そんなこと言っても何も出ないからね」

「えぇ~何でそんなこと言っちゃうわけ!?マジで言ってんのに~」

「はいはい」

表面では軽く受け流すけど、内面はドキドキ。
するとキイタくんにずばっと当てられた。
赤くなってたらからかわれて、いちゃつきながら学校に入る。
そんな時、生徒会に主人公一人で呼び出された。
学園祭の三日後に控えて、すべてが総仕上げにかかってる放課後、幸人先輩にw(*´艸`)←

「あの‥‥私に用事って何でしょう?」

「あんた、自分が何で呼ばれたのかも見当がつかないのか?ライブのことに決まってるだろ」

「‥‥ちゃんと報告書や申請も出してます‥特に問題はないと思いますが」

「その報告書を見る限り、野外で行うそうだが‥‥どういうつもりだ?」

幸人さんいわく、近隣住民から野外ライブがあると知って苦情が来てるって。
うるさいだろうから演奏をやめろ、と。

「このような苦情があるようでは、学園祭の開催も断念せざるを得ないと思うんだが‥‥どう思う?」

「そんな‥」

青ざめた主人公を見て、幸人先輩は意外な言葉を口にした。

「だが、俺も鬼ではない。この問題の苦情処理に力を貸してやってもいい」

「幸人先輩‥!」

好きですー!!!!!ぐはあっ(゜O゜(☆○=(`◇´*)

「ただし、交換条件がある。あんたは学園祭実行委員を辞め、生徒会に入れ」

やっと認めてくれたと嬉しさで顔を上げた主人公だったけど、その言葉に身体が凍り付いた。

「あんたの決断次第だ。迷うことはないだろ?」

「でも‥‥もともと実行委員の規定人数枠が‥」

「それなら特例として認めてやる」

そこまでして主人公を自分の手元に置きたいんですか‥w( ̄▽ ̄)ニヤニヤ
ダメだ、本気でニヤニヤがとまらん‥!
主人公が戸惑ってると、少し時間をやるって明日返事をすることになった。


廊下を出て、ただ呆然と考え込んでると、キイタくんが近寄ってきた。
キイタくんと離れなきゃいけないのかな‥と思わず泣きそうになると、心配そうにキイタくんが顔を覗き込んでくる。

「大丈夫だよ。ちょっと今日調子が悪いみたいで‥」

「風邪?顔色悪いもんな」

コツンとおでこをくっつけてきた。

「んー熱はないみたいだな!よかった!」

今日は練習行けないかも‥と言ったら、気にすんなよ!と休むことを許してくれた。


翌日、考えがまとまらないまま生徒会室に行こうとすると、キイタくんが練習に行こうぜ!と笑顔で走ってきた。
先に行ってて欲しいと言ったら、何かを感じ取ったみたいに先に行ってくれた。
生徒会室に緊張しながら入ると、幸人先輩がいた。

「‥‥結論を聞こう」

「一つだけ確認していいですか?」

「何だ」

「本当に私がGフェス‥いいえ、学園祭実行委員を辞めて生徒会に入れば、学園祭開催は認められるんですよね?」

「昨日、そう言ったはずだ」

その言葉を聞いて「わかりました。生徒会に入ります」と言うと、ふっと幸人先輩の表情が緩んだ気がした。

「そうか」

(これでいいんだ。これで、みんなの努力も苦労も無駄にならない‥)

そう思った時

「どーゆーことだよ!」

扉が勢いよく開き、キイタくんが飛び込んでくる。
孝介くんや大和くんも一緒で、主人公の様子がおかしいから探してたみたい。
今までにない表情で幸人先輩を睨むキイタくん。

「‥騒々しい」

「〇〇が生徒会に入るってどーいうことだよ!」

「やめて、キイタくん!」

殴りかかりそうなキイタくんを止めた。

「どうもこうもない。聞いた通りだ」

「どーして‥」

「あんた達のためだ。この女がこちら側の人間になれば、騒音の苦情の出ている家の処理を俺が行うという取引をした。」

「苦情?」

「ライブ開催に反対している家がある」

「それが、何なの」

「苦情の処理を行わない場合、来年からの学園祭開催はなくなるだろうな。もしくは、今年のライブはもちろん学園祭開催も危うくなる」

「別に〇〇ちゃんが辞めなくても、生徒会長が処理できるんじゃないんですか?」

「どうしてこの俺にそんなことをするメリットがある?」

孝介君と幸人先輩のやりとりを見ながら、キイタくんが口を開いた。

「‥‥〇〇、今の話は本当なのか?」

「‥ごめんなさい‥」

「そういうことを聞いてるんじゃねーよ、嘘だって言ってくれ‥」

今にも消えそうな声で呟く。

「嘘だよな‥?」

その言葉に、主人公はうつむいたまま静かに首を振った。

「なんでそーなるんだよ!‥俺は認めねぇからな!」

それだけ言うと、キイタくんは生徒会室を飛び出して行った。
それを孝介くんが追い掛ける。

「〇〇‥‥本気じゃないよね?」

大和くんにじっと見つめられるけど、何も言えなくなった。
主人公の葛藤を察したように、大和くんは返事も聞かず部屋を出て行った。

「騒々しい奴らだな」

全てが終わったんだ。
そう思うと、脱力感と虚無感が主人公を襲う。

「‥‥あんたは正しい判断をした。俺はそう思う」

幸人先輩は優しく言ってくれるけど、主人公は込み上げてくる涙を見せないように静かに生徒会室を後にした。


次の日、二時間目の自習の時に外を見ると孝介くん達が体育の授業をしていた。
キイタくんはいないんだ‥と思ってると、美影ちゃんが話しかけてくる。
美影ちゃんは主人公の異変に気づいてるようで、朝から話しかけてくれるんだけど‥‥Gフェスを辞めて生徒会に入ったことはまだ言える気にならないらしい。
放課後、生徒会室に行くと三人が揃っていた。

「来たな‥」

「はい」

「今日から生徒会に入ったんですね」

「はい。よろしくお願いします」

「今までは敵味方だったけど、これからは仲間同士だね。よろしく!」

ん?敵味方って‥敵同士ってことを言いたかったのか?

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「まあまあ、そんな緊張しないでさ、あ。何か飲む?せったくだから今日は俺が‥」

「葉月、雑談は後にしろ。仕事の説明をする。まず、この資料からだが‥」

葉月先輩って案外とっつきやすい人なのかな?なんかよくわからんくなって来た‥w
幸人先輩の説明に集中して、資料整理した後、教室を隅々まで掃除した。

「うっわ~綺麗。○○ちゃんすごいねぇ~」

椅子にもたれかかりながら、葉月先輩が嬉しそうに言う。

「確かに。短時間でここまでするとは」

「はい。ありがとうございます‥」

なんかむず痒くなってくるなあ‥(笑)
その時、生徒会室にノックの音が響き、入って来たのは孝介君と大和君だった。

「あ‥」

「‥何の用だ?」

「これ‥」

孝介くんが持ってきたのは騒音問題で反対してた家の承諾書だった。
反対してたのはごくわずかだったから、承諾をもらうのは意外と簡単だったって。

「‥わかった。この件については終わったようだな。もう君たちに用はない」

「そっちにはなくてもこっちにはあるんだよ!騒音問題は解決した。もう○○ちゃんがGフェスを辞める必要はない。」

「戻れよ、○○」

う‥ぅううぅうー;;
なんか、なんか‥なんだろう、どうしたらいいんだー!!!

「この承諾書もキイタくんが昨日授業さぼってやってくれたんだ。」

でもそれから音信不通らしい。‥なぜ?

「探しに行こう‥‥○○」

大和くんに名前を呼ばれるとなんかぶるってくるんだけど‥‥無口な人に弱いのかな、私。

「それは‥」

主人公は言葉に詰まった。
後ろから幸人先輩の視線が突き刺さってる。

(‥ここで抜けたら、また何かされるかもしれない‥)

そう思うと行けなかった。

「もういいだろう。はっきり言っておくが、生徒会に入ったのは彼女の意思だ」

「‥‥うそつきはドロボーのはじまりだけど?」

「あんたたちがライブ開催のことで脅したんでしょう!?」

孝介やん、なんか言い方が直江先輩っぽいw

「何の話だか‥失礼ですね」

「‥○○ちゃん!本当にいいのかよ!?」

主人公は涙を堪えながら俯く。

「なあ、○○ちゃん!!」

「‥‥もういい。孝介、行こう」

「くそっ‥‥○○ちゃん‥俺達、諦めないから」

二人は大きな音を立ててドアを開けて出て行った。

「やっと、ダニはいなくなりましたね」

(´‐Д‐`)あーん?

「この苦情ってあのガンコジジイんとこでしょ?」

「ガンコジジイって‥葉月、口を慎め」

お前もじゃっ!!!

「だって俺も何度も怒られたし~。まあ、苦情言ってくることは分かってたから、わざと野外ステージOKって言ったんだけどね。でもガンコジイサンを説得するなんてよくやるよね~」

「ま、それは認めてもいいでしょう」

「‥もうその話はいい。明日は学園祭だ。何が起こるか分からない。気を引き締めていけ」

「「はい」」

「‥聞こえているのか。返事をしろ」

「あ、はい」

幸人先輩はぽんと主人公の肩を叩いた。

「生徒会の一員として、しっかりやれ」

幸人先輩は主人公の目をじっと見た。

「‥‥‥はい」

主人公の返事を待つかのように、幸人先輩は生徒会室を出て行った。
その後に二人も続いていく。
主人公は一人、なんでこんなことになってしまったのかとぐるぐると不安を抱えながら学園祭を迎えようとしていた。