選択肢
シンさんの手を握る
これからは変えられる
捕まえられた主人公はシンさんに助けられた。
「あいにく、俺の片目は見えてるぜ」
シンさんの眼帯ないバージョンー!!!
これもこれでかっこいい!!!ヤバイ、何だこれ!!
「閃光弾で時間を稼いでるうちに逃げるぞ」
広場に馬車が駆け込んできて、ファジーさんが早く乗りな!って。
シンさんは見晴らしのいい丘に連れて行ってくれて、いつもここから海を眺めてたって。
「俺の体は‥半分はモルドーの血で、半分はウルの血が流れてる」
だから片目の色が違うんだ‥っていうんだけど‥気のせいかな‥あまり変わってる様子が‥;;
「俺の親父はモルドーの役人で、ウルの母親と結婚したんだ」
それでいてシンさんはお父さんの血を恥じてた、と。
シンさんが生まれる前、モルドーがウルを侵略した時、モルドーは土地を奪っただけじゃ飽き足らず、ウルの人口の半分が殺された。
男は強制労働、女と子供は奴隷にさせられて、モルドーの連中はウルから全てを奪った。
それでお父さんと同じ色の片目を隠していたらしい。
「傷ついていたのは‥シンさんの、心だったんですね」
「‥‥」
「俺の親父は、出世のことしか考えなかった。船に乗ったまま、ずっと家に帰らず‥その間、オフクロは周りの連中に差別され、どれだけ辛い思いをしたか」
「それは、シンさんも同じでしょう?」
「ああ‥俺は混血と後ろ指を差された。モルドーとウル、どちらにも受け入れられず‥そんな俺とオフクロを、親父はずっと無視したんだ」
無視ってある意味言葉きついよね‥存在自体を無視されてる感覚になるっていうか‥
「お父さんに、傍にいて守ってほしかったんでしょ?」
「‥そうなのかもな」
シンさんが主人公の手を握り返した。
「お前には俺の気持ちが分かるんだな」
「うん‥」
「‥お前もガキの頃、同じ思いをしてたんだな」
お父さんが蒸発したっていう話か。
「でも、俺とお前は違う。俺は、親父を許すことなんてできない‥オフクロが死んだ時、誓ったんだ。海賊になって、親父を失脚させてやるって。親父は海賊を追う立場の役人だ。その息子が海賊になれば、とんだ笑いものだ。親父が俺を捕まえに来たら、この手で殺してやる」
「‥シンさん」
「フンッ。そんな脅えた顔をするな。心配しなくてもモルドーに長居はしないさ」
シンさんの手を握りしめた。
「○○‥お前の手はあったかいな」
シンさんが悲しい目をして遠くを見つめ。この話はおしまいだって。
「返事は」
「‥はい」
シンさんがそっと主人公の頬に手を触れた。
「よし、いい子だ‥それじゃ、みんなのもとへ帰ろう」
みんなの元に行くと、やっと来た!ってみんな笑顔で出迎えてくれた。
その時、モルドーの役人がぞろぞろと来てあっという間に囲まれる」
「シリウス海賊団!お前らを全員、逮捕する!」
「待てよ!俺らが海賊って証拠が一体どこにっ‥」
「待て」
あ、サブキャラにいた人‥;;
「だ、ダン准将‥」
海軍の一人が大声で叫ぶ。
「お前たちよく聞け!ダン准将は本日から、総督の職に戻られた!」
ウルのミリーさんの言っていたことは思いだされる。
『ダン総督が居た時はこうじゃなかった』
『ウルのために戦ってくださって‥』
『ダン総督が居た時は、差別も禁止されて、平和でした』
「残念だな‥お前たちの後ろ盾だった大臣は、逮捕されたぞ」
「なっ‥!?」
「みんな号外だぞ!」
「悪徳大臣が汚職で見つかって、辞任させられたって!」
「じゃあこの街に平和が戻るんだね!?」
「汚職の証拠を集めて国王陛下につきつけたのは、私だ」
「な、なんですって!?」
「そ、そんな‥大臣は、あなた様の‥」
「早く、彼らを自由にするんだ」
「‥わ、わかりました。総督の命令であれば」
「お前の情けなど受けたくはない!捕まえてさっさと殺せ!」
え?
「今更どういう気だ!罪滅ぼしのつもりか!?お前は‥手紙一通よこさなかったじゃねーか!オフクロと結婚したのも、選挙でウルの票を集めるためだったんだろ!?」
もしや‥いや、もしかしなくともお父様でいらっしゃいますか!?
「‥カイが、お前にそう言ったんだな」
(カイ‥?)
総督がスーツケースから紙の束を取り出した。
それは何通もの手紙の束。
カイって確か今、いや前の大臣‥で、その実の兄がダン総督ってことは兄弟?
どうやらカイって人はダン総督を失脚、地位だけでなく家族まで奪おうと手紙を届かないようにしていたみたい。
「そ‥そんな言葉にだまされるか!?」
「シン‥今裏で役人を操ってるのはカイだ」
『恨むんなら、カイ大臣を恨むんだ。』
『その方がこの国を役人天国にしたんだよ』
「シンさん、ウソじゃありません!処刑場で役人が私に言ったんです!カイ大臣がこの国を役人天国にしたって‥!」
「ダン総督は素晴らしい方です!」
「ミリーさん‥」
「総督はウルのために戦って下さったんです!」
「そうです!総督がいた頃は、ウルの差別も禁止されました!」
「僕たちは総督のおかげで幸せに暮らしてたんです!」
ウルの人達が集まってくる。
「ダン総督!おかえりなさい!」
「あなた様の帰りをずっと待ってました!」
やっぱり過去は変えられないけど、こういう風な人がいてくれたら変わる何かもあるんだろうな‥‥今の日本に欲しい。←
「そ、そんな‥俺は、俺は‥こいつを許すことなど」
「母さんの形見のネックレスだ」
シンさんが、震える手でネックレスを受け取る。
「すまなかった」
「‥!」
「私は早く出世して、ウルの人達を救いたかった。でも、そのために‥お前たちに辛い思いをさせてしまった」
総督がシンさんを力強く抱きしめた
「私を、許してくれるか?」
「‥‥」
シンさんの目から涙がこぼれおちる。
「母さんの故郷は私が守る。シン‥お前は自分の信じる道を行け」
夕方。
主人公たちは並んで夕日を見つめていた。
「やっぱり、眼帯はつけるんですね」
「こちらの方が慣れている。‥むしろ、これがないと微妙な遠近感が掴めないからな」
俺は今まで何のために生きてきたんだろうな‥と呟くシンさん。
お父さんへの復讐のために海賊になったんだしね‥
選択肢
これからは変えられる
宝のため
お母さんのため
お母さんのため、なんでしょうけど‥これからは変えられる、の方が前向きでいいかなーとぽちっ。
「‥今までは変えられないけど、これからどう生きれるかは変えられます」
「これからか‥」
「はい、これからシンさんが信じる道です!」
「親父が役人として国を変えるなら、俺は‥ウルを豊かにしたいと思っている」
「それってお宝を探しあてて、ウルのみんなにあげるってこと?」
「まあ‥そういうことになるな」
シンさん、お金はあり過ぎてもなくても困るんですよ‥‥少しある程度が好ましいw(何様)
主人公はぴょんっとシンさんに抱きついた。
!?
「お前、何してる‥」
「絶対に、でっかいお宝ゲットしましょーね!」
「ぷっ‥それ、うちの団歌じゃねーか」
シンさんにくしゃっと髪を撫でられた。
「フフン。お前がこの船に来てから変なことばっかり起こるな。でも、いいのか?本当に、このまま旅を続けて。俺たちは海賊なんだぞ?」
「はい!他の海賊と違って、一般人には手を出さないでしょ?他の海賊船から宝をとったり、宝探しをしたり‥つまり、世の中に迷惑かけてないっていうか‥」
まあ同業者には迷惑かけまくることになるけどw
いいこと言ってるのに、船が揺れて、舌噛んじゃうしw
「ったく‥必死でしゃべるからだろ?ほら、べーってしてみろ」
「べー」
なにこの雰囲気w
シンさんが主人公の口の中を覗き込む‥
「お前が言ったんだろー?船に恋愛沙汰を持ちこむなって!」
え、それはいうなら色恋沙汰では‥?
「‥そんなんじゃねえよ」
「何言ってんだ!この前だって、部屋で抱き合ってたくせに‥」
「だから、そんなんじゃねえって言ってるだろ!」
「じゃあ、なんなんだよ?」
「‥さーな、妹みたいなもんだろ」
(妹‥二回もキスしたけど、やっぱりシンさんは私のこと、妹みたいに思ってるのかな‥?)
その時船長が来て、宴会の準備するぞー!って。
シンさんに頭をぽんってさせられながら、シンさんのことが好き‥と改めて自覚するのだった。
二回‥?
あれ、薬飲ませてくれた時と‥あとひとつは‥‥えーと!?