選択肢
答えない
違うよ
今日からまた学校。
美影ちゃんと一緒に登校してると、学校の校門をくぐり抜けた辺りから、周りの生徒がこっちを見てひそひそと話してたり、指をさしたりしてる。
高校生クイズの影響で注目されちゃったようだ。
授業の合間の休みでも、常に誰かに話しかけられる状態で教室から出れなかった。
今日はまだナツメ先輩に会ってない。
とういうか高校生クイズが終わってからだ。
あの日、名前で呼んでくれたけど、今日も会ったら呼んでくれるのかなあ‥気がつけば、ナツメ先輩のことばかり考えていた。
放課後、帰り支度をしてたら弘海ちゃんが来て、校長室まで来てって。
中に入るとGフェスメンバーや生徒会の人達も居て、主人公はナツメ先輩の隣に座らされた。
「さて、これで学園祭実行委員の諸君全員が集まったな。高校生クイズの選手権だが‥わが校から優勝者が出て、学校としてはとても誇らしい。今後も、学業に課外活動に頑張ってくれたまえ」
うわー‥すっげぇにっこにこしてるのが目に浮かびそうw( ̄▽ ̄;)
そのこともあってGフェスに全面に協力してくれるらしい。
まあ‥全国放送で学園祭がどうのこうの~って言っちゃったら、協力するしかないよね学校側としては。
でも直江先輩は納得がいかないようで、反論。
でも校長先生曰く、高校生クイズで優勝した人間が学園祭をするんだ。問題はない、と。
極端だなこの人‥!
幸人先輩がやけにあっさり学園祭実行を認めてくれた。
「ゆ、幸人!?」
「ありゃ、いいの?」
「いいも何も‥それが学校の方針になったのなら、それに従うまでだ」
直江先輩は明らかに不服そうな顔で幸人先輩を見つめた。
何か文句あるなら言え。
「納得できない‥」
「京一、これは校長先生の決定だ。俺たちが余計な口を挟む余地はない」
「‥わかった」
これで決まりということで、生徒会長と実行委員長、お互い手を出して握手でもしようかと校長先生が言うけど、幸人先輩はしようとせず、世間からの関心が高い学園祭になるので、改善案を出させてもらいます。ってさっさと校長室を出て行ってしまった。
Gフェスも校長室を出て、改めて学園祭が認められたことを喜ぶ。
「何か拍子抜けだよねぇ」
「まあ、学校の宣伝になると思ったんでしょ。ああいう人の考えそうなことだよ」
「利用されてる感じも否めねえけどな」
「何言ってるの?僕たちが校長の性質を見抜いて『利用した』んだよ。これで割と自由に動けるようになった。」
「ナツメ先輩の計算通りだったってことですか?」
「むしろ、予想以上に校長が単純で助かったくらい」
隠れドSだ、この人‥!
新学期早々だけど、今日のうちにGフェス会議をすることに。
でもなぜかナツメ先輩だけなかなか来ない。
もう始めるか‥ってなった時、ナツメ先輩が慌てて入って来た。
その腕の中には包みがたくさん。
高校生クイズの影響で女の子からたくさんもらったみたい‥
みんなが冷やかしたらものすっごい睨まれた。
「笑い事じゃない。‥迷惑なんだよ」
「あ、別に笑っちゃいないよ。同情してるんだ」
(元から人気あったし‥こういうふうになってるんだろうな‥ってわかってたけど‥)
主人公、もやもや発動。
「○○?何かしかめっ面だけど具合でも悪い?」
「あ、大丈夫です!すみません‥」
あ、名前呼びw
「あれ?ナツメさんって○○のこと○○って呼んでたっけ?」
「はあ?お前何言ってんだ?そりゃ○○は○○だろーが」
「恵人くん、そうじゃなくて‥今まで○○(名字)で呼んでたのに、名前で呼ぶようになったってことが言いたかったんじゃない?」
「そうそうっ!ハルさんの言うとおり!ね、もしや何かあった?」
ありました。←
「‥‥別に。○○って呼ぶ方がしっくりきたから」
「ふーん‥意外」
「そう」
「うん。ナツメくんってさ、基本的に女の子のこと下の名前で呼ばないよね?」
ナツメ先輩の眉がぴくっと動く。
「確かにな。一緒に住んでる美影のことも名前で呼んだの見たことねえな。呼びかける時も『ねえ』とか『ちょっと』とかだし」
「呼ぶ必要性を感じないから」
何のために名前があると思ってんですかw
「んじゃさ、どーしても呼ぶ必要があったら何て呼ぶの?」
「‥‥肩を叩いて振り向かせる」
名前じゃなくても普通に名字で呼んでください!!!w(*´Д`)=з
「‥‥そんなに呼びたくないんすか‥」
ってことでまだ振り出しに戻り、それじゃ主人公のこと名前で呼ぶのはおかしいじゃんってことに。
「○○だけ特別ってことですか!?」
「‥そうだよ。同じ会計だし、クイズでもパートナーだったし、○○は特別」
ちょ、待って!そこは照れて反論出来ないようにしてー!?o(≧∀≦)o
なんだこの直球マエストロww←
みんなも驚いて特にキイタくんはたじたじ。
「もういいでしょ?ほっといて。○○も困ってるし」
そこで話は打ち切りになり、会議が始まった。
帰り、会計のことについてナツメ先輩と話しながら下駄箱へ。
すると、ナツメ先輩の下駄箱からまるで雪崩のように手紙がドパーッと出てきた。
「‥っ!なにこれ‥」
ファンレターやラブレターのよう。
「‥‥アドレスを教えてとかうるさいの、全部断ってたから‥」
だからこんなレトロな手段に出たわけですねw
悪いとは言いつつも、今の自分にはこれらの手紙を書いた人たちのことを思う精神的な余裕も時間もないからってことで全部ゴミ箱へGO☆
次の日もその次の日も、ナツメ先輩に対する女子からのアタック攻撃がやまなかった。
美影ちゃんと登校してるときも、女子に囲まれてるのを見かけるが、どう反応していいか分からないので通り過ぎ。
放課後、ゴミを焼却炉に持っていこうとした時、ナツメ先輩がいたので声をかけようとしたら女の子が告白してたりして‥。
主人公は気まずくなって思わず教室へ逃げ出した。
(なんで逃げちゃったんだろう‥‥人の告白、聞いちゃまずいのもあるけど‥こんなに焦って‥)
「○○」
後ろから名前を呼ばれて振り返る。
教室のドアの傍にナツメ先輩が立っていた。
「さっき、なんで逃げたの」
なんて答えればいいのか分からなくて、うまく言えないというと少し沈黙が続いた。
それより教室に戻らなくていいんですか?と言うと、ナツメ先輩はムッとした顔になり、わかってるって戻って行った。
次の日。
教室移動中、ナツメ先輩を見かけた。
しかも昨日告白していた女の子も一緒にいて‥ふたりでどこかへ行ってしまった。
胸がもやもやしながら迎えた放課後、準備室でキイタくんが「ナツメさん、最近付き合ってる子がいるってホントですか?」と質問!
キイタくんだけじゃなく、辻先輩や穣くんも見たらしく‥
主人公も何か知ってる?ナツメさんのこと庇ってるでしょと聞かれ、違うよ!と反論。
「あはは、何慌ててるんだよ。でもさ、ナツメさん、ホントのところどうなんですか?」
「なんでいちいち報告しなきゃいけないの?ほっといて」
主人公は否定しないんだ‥とだんだん心が重くなっていった。
会議が終わった後、ひとりで帰ろうとした時、ナツメ先輩が小走りで話がしたいって近づいてきた。
歩きながらでいいからと一緒に並んで歩く。
「何か勘違いしてない?」
「勘違い、ですか‥?」
主人公、お前そこボケるとこちゃうやろ‥;;
「心当たりがないんだったら、いい‥」
距離が縮んだと思ったのに、今のナツメ先輩は何考えてるか分からない。
いや‥私には主人公の天然過ぎるような小悪魔入ってるような心情の方が分からないよ‥
「‥‥断ったから」
「え?何の話でしょうか‥」
「何の話って‥あのね‥‥本当は分かってるでしょ」
ナツメ先輩はちょっと怒ったような口調になる。
まあ、そうなるわなw
普通、さっきまで話してたことで一体何の話だろう?って首かしげるのおかしくないか?
分かってるのに分からないふりしてるようにしか思えない;;
思考を巡らせて告白してきた女の子のことですか‥?と聞いたら、ナツメ先輩がイラついたように「ホント鈍いよね‥わざわざ確認しなきゃ分からないの?」って。
謝ろうとするが「ストップ。ごめん、今のはちょっと八つ当たり‥」と逆に謝ってくれた。
「‥まあ、こっちは計算通りにいかなくても、気長にやることにする。そのうち全部教えてあげるから」
そう言われ、今だ分かってないながらも頷いて解散w
今海賊王の主人公の性格に馴染んできたからかな‥こっちの主人公がなんだか余計天然入ってるように思える‥