選択肢

皐月さんの頭の良さに感心する
皐月さんの顔を見る















カジノに行くと、悠月さんを始めいつものメンバーが出迎えてくれた。

「今日は商談が成功したお祝いですので、楽しんでくださいね」

「はい!ありがとうございます」

「兄貴から話聞いたけど、お前意外とやるじゃねーか」

「本当に何にもしてないんですけど‥」

「そんなことないよ。〇〇ちゃんは傍にいるだけで、幸運の星の役割をしているんだよ」

「ラッキーガールか‥。俺もあやからせてもらおうかねえ」

「遼一が言うと‥なんだか、エロい」

ですよねーw

「‥確かに、なんだかいやらしいです」

「お前、言うようになったじゃねーか」

「ふふ、少しずつ慣れてきましたよ」

「おい、兄貴の取材はまだ続くんだろ?」

「はい」

「俺からとっておきのネタ教えてやる」

「悠月、突然何を言い出すんだ?」

「いいだろ?スイス時代のことなら、山のようにあるんだからな!」

あー確か、みんなスイスの全寮制の学校行ってたんだよね。

「あの頃は毎日皐月さんが、問題起こしてたな」

ってことはー、みんな何かしら問題児だったってことになるけど‥?(・∀・)←

「こらこら。人聞きの悪いことを言わないで欲しいな」

「あの時食べたソーセージの味は、本当に美味しいものでしたね」

「登山の方が‥よかったな」

なんの話??

「スイス時代、みんなで寮の部屋でソーセージを焼いてたんだけどね」

ちょっ‥部屋で焼くなー!!!(≧∇≦)

「部屋で!?匂いが充満するんじゃ‥」

「おう、教師たちが駆け付けてきて、バレたらまずいんだけど、兄貴がさ」

「『なんて残酷なことをおっしゃるんですか。この子は何日も風邪でお風呂に入れてないんです』って、部屋で飼ってた犬を抱きしめながら言ったんだよ」

!!!!?それ、どういう言い訳!?

「先生が『バカ言うな』って犬を取り上げて匂いを嗅ぐんだけど、そいつ、ソーセージをいくつも食べてたからほんとにソーセージの匂いがして‥」

「へ、へぇぇ‥なんだか強引ですね‥」

(な、なんかすごい言い訳の仕方だな‥)

というか無茶すぎるww
で、いつも何かあると皐月さんが庇ってくれたから楽だったって悠月さんw

「当然だろ。お前たちは問題児だったから、庇えるときに庇っておかないと日本に帰されてしまう」

「で‥登山っていうのが‥」

「退屈だったんだよ。毎日、勉強ばっかでさ。んで、体が鈍ってたから山登りをしたわけだ」

「あの時も大変だったな。お前たち、食糧をろくに準備もせずに行くもんだから、俺が後から運んだんだよな」

おいっww

「皐月さんからの差し入れがなかったら、もってなかったよね」

「若年寄、なんて呼ばれるのも、それが原因かもな」

(今日の皐月さんは普段と違って、普通の男性って感じがする‥言葉遣いがラフだからかな‥?)

メンバーに囲まれて会話をする皐月さんが面白くて微笑ましく見てたんだけど、もうそろそろ帰らないと明日の仕事に響くのでおいとましようとしたら、めんどくせーからホテルに泊まっていけば?ってことに。
みんなに薦められるがまま、そのままホテルに泊まることになった。
って‥スイートルームかよーw


翌日、ぐっすり眠れて目覚めよく起きると、タイミングよく皐月さんが朝食を持ってきてくれた。

「どうして皐月さんが‥!わ、私があとは運びますから‥」

「いえ、私が‥」

「ダメです!皐月さんのイメージが崩れちゃいます」

「崩れますか?」

「そうですよ。天下の北大路皐月が朝食を運ぶなんて、世の女性たちは想像もしていないと思います」

「ふふ、それは世を忍ぶ姿で面白いですね」

(面白がられてもな‥)

今、主人公とシンクロしたw

「実は運んできたのは、朝食だけではないんです」

なになにー?
すると、朝食を食べたあとにボーイとマーシャを連れてきた!
えっ、なになにどういうこと!?
って思ってたらシルクの綺麗なミディアム丈のワンピースを取り出した。

「うわっ‥素敵なワンピース‥これ、今シーズンの新作ですよね!?」

生地はシルクでできているのか、流れるような肌ざわりを見ただけで感じられる。

「よかった!ちょっと着てみてっ」

「えっ?あの‥これは‥」

「ご説明が遅れて申し訳ありません。昨夜、〇〇さんがお着替えを準備されていないことに気がつきましてね。どうぞ、お召しください」

皐月さん‥‥気遣いは有り難いけど、もらってばっかはさすがになんか重い‥;;
しかも専属のメイクアップアーティストまで呼んでくれるし。
とりあえず、今着てるしわしわの服が綺麗になって返せるまで用意してくれたワンピースを借りることになった。
マーシャさんは、皐月さんに頼まれて主人公にイメージにぴったりの服を用意して持ってきてくれたみたい。
皐月さんが部屋から出て行ってワンピースに着替えてみる。

(思ってた以上に体のラインが出るな~‥首元も‥背中も出てて、着替えてこれって、どんな感覚なの!?)

「わー!やっぱ似合う~!!」

「そ、そうでしょうか‥」

「うん!さっちゃんの言うイメージ通り選んだら、絶対これって思ったのよね」

「は‥はあ‥」



着替えとメイクを終え、皐月さんの待っている部屋へと移動した。

「あ‥あの‥皐月さん、いますか?」

「ふふ、別に隠れているつもりはないんですが‥」

(恥ずかしくて、前に出ていけないけど‥‥ここにいても仕方ないし‥出ていこう)

履き慣れない高さのヒールに緊張しながら、前に出る。

「‥‥」

皐月さんが通常立ち絵のまま固まったw

「あ、あの‥」

「‥‥こんなに美しくなるとは」

「‥え?」

困惑していると、皐月さんはいつもの笑みを浮かべた。

「驚きました。言葉にならないとは、まさにこのことですね」

「大袈裟ですし‥クリスさんの腕がいいからです」

クリスさんってのはメイクしてくれた人のことね。

「そんなことはございません」

「ただ‥」

(ただ‥なんだろう。また視線が、止まったけど‥)

「〇〇さんの首元が少し寂しいですね。失礼致します」

皐月さんは主人公の背後に回り込み、何かをいじっているようだった。

「え‥ひゃっ!」

「突然触れてすいません。驚かせてしまいましたか?」

「い、いえ‥大丈夫ですけど‥」

「首元から鎖骨へのラインがキレイだからこそ、寂しさを感じさせているんでしょうね。」

(首元に皐月さんの息が‥かかってる‥!)

「〇〇さんの首元には、エメラルド、パール‥どれも美しいでしょうが‥‥今日の〇〇さんには、ダイヤが一番映えます」

首元に目を落とすと、カット部分がチラチラと七色に輝く宝石が首元にはあった。

「これでより一層美しくなりましたね」

「いや、こんな高価なもの借りられません」

「気になさらないでください。宝石も、しまわれているよりは美しい女性を一層輝かせたいと思っているはずです」

(私じゃなくて、もっと似合う女性がいると思うんだけど‥)

「それでは〇〇さんのことを皆さんに自慢しに行きましょう」

「自慢って‥どういう意味ですか?」

「言葉通りの意味ですよ。少しカジノの中を歩きましょうか。美しい女性を多くの人に見せびらかせたいと思うのは、男の本能です。さあ」

皐月に手を引かれエントランスに行くと、周りのお客さんの視線が主人公に集中した。
ここでスチル発動ー!!!
主人公の手を引く皐月スチル!!!

「階段がありますから、気をつけてくださいね」

「はい‥」

(皐月さんにエスコートされているからか、みんなの視線が痛い‥!なんか噂されているみたいだし‥)

戻りたい衝動に駆られていると、そこに視察もかねて来てた都知事と遭遇。
主人公を見て恋人かい?と聞くと、こちらは私の大切な人ですって皐月さんやー!!!?
都知事が馬に蹴られないようにって退散した後、あの反応、絶対に誤解されちゃいましたよって言ったら、皐月さん、天然発言‥

「〇〇さんは私にとって大切なお客様の一人ですが」

だって‥
皐月さん‥‥持ち上げといて落とすの、得意ですねー‥

「恐らくですけど、恋人に間違われましたよ‥。今なら、間に合うので誤解を解いた方が‥」

「そうでしょうか?それに、そんな素晴らしい誤解なら、解かなくてもいいと思います」

「すっ、素晴らしいって‥迷惑とか感じないんですか!?」

「まさか!こんなに美しい人が私の恋人なら、それは私にとってとても光栄です」

本当にお世辞がうまいなあw
その後いろいろ案内されたけど、誤解されたことと皐月さんの言葉が頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。

「はあ‥なんか夢の中みたいだったな‥。自分の家に帰るまでに、顔のしまりが戻るといいけど‥」

そう思いながらアパートに帰ると、アパート前に大勢の人だかりが。


次回予告。
何事かと思ったら、たぶんさっきのことで報道陣か何かがアパートに詰め掛けたっぽい。
それで事態が鎮静化するまで皐月さんの家に居候!?

選択肢


どういう意味ですか?

怒ってますか?














翌日、風子は新企画のプレゼンに無事勝利した。


「ありがとう~!!北大路皐月のみならず、弟さんの悠月さんやら、美容外科医の國府田千早さんやら、作家の廣瀬さんまでリレー確約って、もー通らないはずないってこの企画!さっすが〇〇!もー、愛してる!ありがとうー!!」


「おっ、〇〇、矢野、『御曹司礼賛』の企画の件だが、うちにも載せることになったぞ」


「え?シンデレラにですか?」

「お前が取ってきたのに、うちに還元されないのは納得いかないからな。向こうの編集長に話はつけてきた」


主人公に無理矢理押し付けといてw

「ネタとレイアウトだけ若干調整して、連載企画でやるわ」


「おー、さすが編集長!すごい!女子にも話題になっちゃうわ!ほんと感謝!!」

「というわけだから、うちの窓口は〇〇にするから」


「えっ、は、はい‥」

「いやー、これで俺のボーナスは安泰だ!期待してるぞ」

そ れ が 目 的 か 。 (・∀・)
ドンッと肩を叩いて席に戻って行った。


「‥なんかどんどん話が大きくなっていく‥」


編集長の上機嫌さに、編集部内みんなもざわついていた。


資料を片手にカジノに行くと、皐月さんがエレベーターから降りて来るところだった。


「〇〇さん、こんにちわ」

「こんにちは。昨日は取材をお受け頂き、ありがとうございました。あの‥‥これからお出かけですか?」


「ええ、海外からのお客様をお出迎えするために空港に向かうところです」

「そうなんですね‥」


(ホテルのオーナーって、やっぱり忙しいんだな)

「〇〇さんもご一緒にいかがですか?」


なぜに!?邪魔になるだけでは!!?

「大丈夫です。取材陣も集まるでしょうし、〇〇さんの取材を受けることも私の仕事です。それに、美しい女性が傍に居てくれた方が、私としても頑張れます」


「ふふっ‥」

「どうかされました?」


「皐月さんの冗談が面白くて‥」


「ふふ、冗談にされてしまいましたか‥○○さんの笑顔は素敵ですね」


「え‥!?」


「‥先ほど言ったことは、冗談ではないと言ったら困った顔も見られるのでしょうか?」


「どういう意味ですか‥?」


「ふふ、それは秘密にしておきましょう」


「そ、そんな」


(からかわれてる‥?)


「本当に困らせてしまったようですね。でも、色々な○○さんを見てみたいと思っていることは事実です」


「‥ど、どうしてですか?」


「こうやって○○さんとお知り合いになれたからです。何か特別なご縁を感じますから」


「私も‥私も皐月さんのことを知りたいです」


ちょ、直球!!!w


「はい。何でもお答え致しますので、たくさん質問してくださいね」


いたずらっ子のような笑みを浮かべると、主人公に手を差し出してきた。


「さ、行きましょうか」


「は‥はい‥」


昨日と同じリムジンに乗り、空港に向かった。

空港にはものすごい数のマスコミが。

どうやら皐月さんが迎えるお客様は世界的にも有名な事業家らしい。

で、その人が来た途端にカメラのフラッシュがすごいことに。

質疑応答の時間になり、マスコミが我先にと質問しまくるので、主人公なかなか質問ができない‥

すると、皐月さんが主人公に話を振ってくれた。

うー‥優しいけど、でもやっぱ壁があるよぅ‥←

取材が終わると、マスコミが帰って行った。


「○○さん、お疲れさまでした」


「皐月さん!あの先ほどはありがとうございました」


「何の話でしょうか?」


「え‥私に質問をさせてくれて‥」


「とんでもない。それより、お怪我などはないでしょうか?報道陣が乱暴でしたから、心配でした」


「いえ前!!あ、ありがとうございます‥」


「それはよかった」


「そうだ。今から先ほどの方とディナーをご一緒するのですが、○○さんもどうでしょうか?」


皐月さん、遠まわしにいじめてません?んなの、絶対緊張しまくるに決まってるだろ!!

案の定、緊張しすぎてワインこぼしちゃったよ‥主人公。

でも皐月さんが、汚しちゃったシーツを皿とかグラスとか乗ったまま綺麗にのけた‥‥なんて技だったっけ‥テレビとかでたまにやるあの技をww


「すごいですね!」


「フフフ。ホテルスクール留学自体に同級生たちとふざけて練習していたら、百発百中でできるようになったんですよ」


ふざけて!?(=◇=;)

一瞬凍った空気がウソのようにレストランは盛りあがった。

英語で事業家に話しかける皐月さん。

どこか得意げな少年のような横顔に、ちょっと意外な一面を見れた気になる。


「皐月さん‥ありがとうございます‥!私‥なんかご迷惑かけちゃって‥」


「何をおっしゃるんですか!○○さんのおかげで、私は今日このレストランでスターになれましたしね」


そう言って皐月さんがウインクする。


「皐月さん‥」


(どこまで優しい人なんだろう)


「さあ、お食事が来ましたよ。いただきましょう」


優しく背中を押された手が温かくて、固くなった主人公の身体にじんわりと広がっていった。


(ふぅ‥慣れないせいか疲れてきちゃった‥ちょっとだけ席を離れてもいいかな?)


「すみません、ちょっと失礼します」


「はい、わかりました」


トイレから出ると、後ろから上品な声の持ち主から声をかけられた。


「○○さんと、仰ったわよね?」


「え、ええ‥。奥様もお手洗いですか?」


日本語しゃべれるんかよww


「私もあなたと一緒に逃げてきてしまったの。実はこういう場が苦手で‥」


「そうなんですね‥。私もこういう会は全然慣れていなくて‥」


「ふふ、わびさびの心っていうのかしら?」


「わびさびとはちょっと‥いや大分違うかもしれません」


「あら、違うのね。日本語やっぱり難しいわ」


「そんなことありません。とてもお上手だと思います」


「そう?ありがとう」


(優しそうな人だな‥本物のレディはこうなんだろうな)


そのまま奥様と廊下で話し込んでしまった。

そこにウエイターが来て、お連れ様がお探しでいらっしゃいますってw


「あら。あなたとのおしゃべりが楽しくて忘れていたわ」


「ふふ、私もです。奥様はとても素敵な方で、もっとお話したかったです」


「お世辞でもうれしいわ」


「お世辞なんかじゃありません」


「ありがとう。皐月はとても素敵なお嬢さんとお知り合いで、羨ましいわ」


「そんなことありません」


「あら、もっと自分に自信を持つべきよ。‥きっと、皐月もそう言うわ。さ、男性陣が焦れている頃だから、戻りましょうか」


「はい」


席に戻ってからしばらくすると、食事会はお開きとなった。

帰りのリムジンで、今日のことを反省していると皐月さんと目があった。


「あの‥怒ってらっしゃいますか?」


「え?怒る?何を怒るんでしょうか」


「その‥お仕事の邪魔をして‥」


「ふふ、○○さんは何も邪魔なんてしていません」


「でも‥」


「何もお気になさらないでください。‥今日は○○さんの色々な顔が見られて、とても充実した一日でした。けれど、今日は急に色々と連れ出してしまい、申し訳ありません」


「そんなことありません!色々なことを体験できて、楽しかったです」


「私も久々に○○さんのようなレディと食事ができて幸せです」


「な‥何言ってるんですか‥!」


(そんなこと言われたことないから、ちょっとドキドキしちゃう‥)


皐月さんの視線から逃れるように、俯いてしまった。



(えーと‥『空港で北大路皐月氏がお出迎え』‥)


プルルル‥プルルルル‥‥


「はい、シンデレラ編集部です」


『ああ、よかった。その声は○○さんですね。○○さんが出られたとは、幸運ですね』


「!!‥皐月さんですか?」


『はい、北大路皐月です』


「あ、先日はどうもありがとうございました。ごちそうさまでした!」


『いえいえ。またぜひお食事でも』


「ありがとうございます。それで、今日はどうなさいましたか?」


『いえ、ちょっと昨日の会談のことで、実は昨日の会食は大きな商談だったんです。成功するか成功しないかは、正直五分五分だったんですが‥』


「もしかして‥ダメだったんですか?」


(さすがにワインこぼしたのはまずかったよね‥)


『いえ、奥様が○○さんによくして頂いたとお話されたらしく、それで企業家の方が、海外を転々としていた奥様が久しぶりにお友達ができたようだと非常に喜んでいらしたそうで』


「そんな‥‥まあ、でもそれはよかったです!」


『そのおかげで、今回の商談を受けていただけることになったんです。ですので、お礼の電話をと思いまして』


いやー‥皐月さんだって有名な事業家だし、主人公が奥様と仲良くならなくても、そんな簡単に拒否するようなことにはならなかったと思うぞ?


「えーっ、そんな!!私は何もしてませんよ」


(でもよかった‥。これでダメだったら、申し訳なくて倒れるところだった)


『それで、大至急ですが、○○さんにお礼がしたいので今夜、私のホテルにいらっしゃれませんか?』


「え、今夜ですか?」


『難しいでしょうか?』


「いえ!けど‥お礼を言われることなんて、していませんし」


『ふふ、私が感謝の気持ちをお伝えしたいんです。どうか、受け止めてくださいませんか?』


(そんな言い方されたら、断れない‥)


で す よ ね ー ww(/ω\)


「あの‥、では、伺わせていただきます」


『ありがとうございます。では、お持ちしております』


(何にもしてないけど、本当にいいのかな‥。これも取材と思えばいいか)


仕事を片付け、その足でカジノホテルへと向かった。



次回予告。

行き当たりばったりな取材をなんとかこなす毎日。


「俺からとっておきのネタ教えてやる」


皐月さんの昔ってどんな人だったの?

そしてホテルに泊まった翌日、ひょんなことからドレスに着替えて‥


「美しい女性を多くの人に見せびらかせたいと思うのは、男の本能です」


これが本当のシンデレラ体験!?

次回はスチルが出るのかーw楽しみww

ストーリーの始まりはみんなと一緒だったww


選択肢

迷う

信じてください












(この声って‥どこかで聞いたことあるような‥)


「お目覚めになりましたか?」


「‥あっ、あなたは‥」


「おはようございます。昨日のことは覚えていらっしゃいますか?かなりお酒を召されていましたので、まだお酒が残っているかもしれませんね」


(‥ホテルオーナーの北大路皐月さん!)


「えっ、あの‥、おはようございます‥」


(‥って、もしかして私、酔い潰れたの?)


皐月さんがゆっくりとベッドに近づいてくる。

酔い潰れたあげく、寝起きの顔を見られるなんて一生の恥ー!!!とか思いながら、慌ててベットから降りようとしたら足が絡んでこけそうになり、皐月さんに抱きしめられた。


「お目覚めになってからすぐに、慌てて起き上がられては危ないですよ?」


なんだろう、最初だし、当たり前なんだけど・・・・果てしなく皐月さんとの壁を感じる‥!!←


「あ‥あの‥すみません‥。皐月さん腕、痛くないですか‥ごめんなさい!」


「大丈夫です。お怪我はございませんか?」


「だ、大丈夫です‥」


「気を付けてくださいね。では、私はあちらのテーブルでお待ちしています」


「は、はい‥。え?」


「ゲストに最高のサービスをご提供するのが、私の仕事です。お着替えを済まされたら、あちらにお越しください」


頷いて着替えを済ませて言われた場所に行くと、テーブルにとんでもなく豪華な朝食が用意されていた。


「あの‥これ‥」


銀食器のセットには、焼き立てのパンにローストビーフ、濃厚なバターの香りに、フルーツ風味の紅茶の香り‥


(美味しそう~!わ、立派なクロワッサン!)


ふわふわのオムレツは大きなチーズやハムがこんがりと焼けて顔を出している‥

うーまーそー!!!!!!!ヘ(゚∀゚*)ノ


「どうぞ、こちらの席に」


皐月さんがダイニングテーブルの椅子を引いて招いてくれるんだけど・・・迷惑かけた上に朝食をごちそうさせてもらうなんて‥とどうしようか迷う。


「○○さん、どうかなさいましたか?‥もしかして、ご体調がすぐれないのですか?」


「い、いえ‥そうじゃなくて‥。呆れられていないかと、不安に‥」


「呆れる‥?私がですか?どうしてでしょう」


酒飲んで潰れた→ホテルで介抱→豪華な食事を用意‥‥


「ああ‥なるほど。御心配には及びません」


「え‥」


「先ほども申したように、ゲストに最高のサービスをご提供するのが、私の仕事です」


あくまでも仕事ってことかー‥皐月さんがなんか遠いよぅ。(一日目だから)


(気を使ってくれてるんだろうけど‥)


「じゃあ‥‥頂きます」


「はい、召し上がってください」


(何から食べようかな。これだけあると目移りしちゃう‥まずは‥コーンポタージュ‥‥わあ、ポテトの風味がしっかりで美味しい~!次はクロワッサンいっちゃおうかな‥)


※おそらく主人公、今果てしなく良い笑顔で花舞ってるww


(ん?)


「あ、あの‥私の顔に何かついてますか?」


「すいません‥普段はそのようなことはないのに、つい目を奪われてしまいました」


「えっ‥あ、すいません‥バクバクと‥」


「いえ、美味しそうに召し上がっているので、私も幸せな気持ちです」


(よ、よく分からないけど‥)


「あの‥なんか一人で頂いてると恥ずかしいので‥皐月さんも食べてください」


「ふふ、そうですか、失礼いたしました。では私もお茶でも、頂きましょうか」


皐月さんの視線を気にしつつも、朝食をほぼ完食してしまった。

どんだけ見てたのww

食べ終わる頃に二人のボーイさんが食事を下げてくれた。

そろそろ‥と帰ろうとしたら言い終わる前にコーヒーでもいかがですか?って‥‥帰る暇を与えない皐月さんににやにやww←


「‥すごくいい香りですね」


「ええ、私のこだわりです」


「いただきます‥」


(‥おいしい!普段飲んでるコーヒーが、お水みたい‥)


「ふふ、世界一幸運な女性とこうして食事をするなんて、不思議なご縁ですね」


あー‥そういや世界一周当たったんだっけか。

それからリムジンで会社まで送ってくれるww

しかもスタッフに頭下げられながらwww

え、これすっげー対応に困るんですけどwwむしろ、なんか居た堪れないと思うのは私だけですか‥!!



「これが、現実か‥」


見慣れた仕事現場に着くと、ふわふわと浮かれた気持ちが自然と現実に着地した。


「何が現実だ。遅刻しといてなかなかいい度胸だな」


やっぱ遅刻するんですねw


「すっ、すいません!本当にすいませんでした!」


「で、何があった?昨日、途中で急にいなくなるし、リムジンで出勤したって若いやつらが噂してたぞ」


じ つ は ~ ‥

で、昨日あった話を編集長に説明した。


「‥うわ‥。きっと日本全国でお前くらいだぞ。酔っぱらって天下の北大路皐月に面倒見てもらうなんて‥」


「ですよね‥」


そこに突然風子ちゃんが登場。


「○○っ!私を助けると思って力を貸してっ!」


「えっ?」


「なんなんだ、相変わらずだな‥」


今度は強く両手を握ってきた。


「お願いっ!!今度新企画プレゼンをね、いけすかない男の同僚と争ってるんだけど‥ちょっと負けそうなの!」


「あー、同期の長谷川だな?」


どうやら編集長もあんまその人のことは気に入らないらしい、気取ってて。

それで、風子ちゃんは『御曹司礼賛!』っていう感じの超カリスマ~なエグゼクティブの私生活やお仕事シーンとかをインタビューするリレー連載の企画を通そうとしてるらしい。

てか風子ちゃん‥それ、セレブの知り合いがいないと無理な企画では‥


「だからね!そのリレー連載に、北大路皐月に出てもらう交渉できないかな!?」


「ええっ!?」


「だって、なんか今チラ聞きしたとこによると、○○、北大路皐月と知り合いなんでしょ?」


この時点では知り合いとかいう部類にも達してないような‥(ry

というわけで、編集長の強引な押し売りもあり、取材許可をもらうためにまたもやカジノへ~。

でも、いきなり警備員にゴシップ記者扱いされ、カジノから追い出されそうにw

その時だった。

優しく気遣うように大きな手がぽんっと主人公の両肩に置かれた。


「これは○○さん。ようこそお越しくださいました」


「北大路様‥!」


「この方は私の大事な客人ですので、これからはお通してくださいね」


「大変失礼いたしました!」


(やっぱり、すごい人だな‥)


感動していると、皐月さんが肩に手を置いたまま、にっこり笑い首を傾げた。

ナニソレ、チョーカワイインデスケレドモ。(´∀`)←


「また、お会いできましたね。これも何かのご縁でしょうか?」


「皐月さん‥ありがとうございます‥!」


「困っている方を、それもレディを助けるのは当然です」


「そう言って頂けると嬉しいです‥」


「立ち話もなんですし、こちらへどうぞ」


連れて行かれたのはカジノメンバーが全員集合しているVIPルーム。

まあなんやかんや言われながら、取材のアポを取ろうとしたら、シンデレラとかシンドバッド(風子ちゃんの雑誌で男性向け)は軽いから上司の人とまた来た方が‥とか言われちゃって‥‥やっぱ無理なのかな‥と思ってたら、やけにあっさりOKしてくれた、皐月さんがww


「○○さんの取材が今から楽しみです。よろしくお願いしますね」


あれ、取材するのは風子ちゃんじゃ‥

皐月さんが握手を求めてきて、思わず手を握り返してしまう。


「‥商談かよ。色気ねーな」


商談に色気を求め‥


「それならハグもしようか?」


!?!?( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


「えっ‥!」


「冗談ですよ」


(なっ‥!)


「まだご挨拶しかないようなレディに、日本でそんなことをしたら失礼ですから」


ほほー、慣れ取りますなあw


(そっか‥、そりゃそうだよね‥)


「私も精一杯‥頑張らせていただきます‥」


握られた手がどんどん熱を帯びて行くのを感じた。



次回予告。

皐月さんの取材をスタート!

でもいきなり要任の取材に同行することになって‥


選択肢


言う

話してみる












「ったく、○○ちゃんのこと放って、あいつ‥」


いやー‥いつも彼女と一緒じゃいけないっていうのもなんか重くないか?

そのつぶやきが聞こえたのか、京介くんがはっとしたようにこちらを見た。


「‥○○?」


少し目を見開く彼に、翔くんが食ってかかる。


「お前‥‥こんなところで何やってんだ?」


「‥別に」


「別にって‥」


翔くんは京介君の腕をつかんで引っ張ると、声を潜めて言った。


「あのモデルとベタベタして‥‥○○ちゃんの気持ちも考えてやれよ」


そのとき、そのSAYAさんの表情が少し揺らぎ主人公と目が合う。


「彼女とは少し話してただけ。変な勘繰りするなよ」


すると、何か言いたげだったSAYAさんの瞳が悲しげに伏せられ、主人公の心臓は嫌な音を立てた。

うわぁあぁ‥;;

主人公は不思議に思い、思わず声をかけようとしたらスタッフに集合をかけられる。

いつもいつもスタッフが邪魔をしてくるのなw

で、主人公は顔合わせの最中さっきの表情のこと、京介くんのこと考えて集中してなくて山田さんに怒られるんだけど・・・ちらちら京介君の方見るっていう言い回しやめてボル;;なんかストーカーみたいで気持ち悪い;;

そのあと、山田さんは仕事なのでタクシーを呼ぼうかといわれるけど、駅まで歩いて帰るって‥‥お前、一応人気アーティストなんだよな??

え、有名人がふっつーに歩いてたら帰れなくなるって思ってるの私だけ?

山田さんとわかれて駅に向かおうとすると


「おひとりですか、お嬢さん?」


聞き覚えのある声に振り向くと、京介君がたっていた。


「‥今日はもうこれで終わり?」


「うん、京介君も?」


その言葉に彼はスッと目を細めた。


「今日はもう終わりだけど‥‥○○ちゃんもそうなら、今日良かったら俺の家に来ない?」


「え?京介くんの家に‥?」


はい、家に連れ込まれました~w

どうやら、顔合わせのとき誤解させちゃったんじゃないかって思ったらしい。

主人公は、そんなことないと言いつつ、SAYAさんのあの時の表情を思い出してしまう。


「あの‥SAYAさんと‥‥」


つぶやくようにそう言うと、主人公を抱きしめていた彼の腕がびくりと動いた。


(あ‥)


「‥‥彼女のこと、気にしてるの?」


「それは‥そうだよ。だって、京介くん、めずらしくリラックスして話してたよね?」


やっぱそれば一番ひっかかるとこだよね~‥主人公、聞きたいことをちゃんと口に出して言えるようになったなあ‥えらいえらいw←


「‥‥別に。○○以外の人と話す時はリラックスなんてしてないけど」


抱きしめていた腕が少し緩み、身体を持ち上げられてベットに‥えぇえええー!!!ごまかす気!?←


「もしかして、あのとき妬いてくれたの?」


あ、そんなことなかった。(・∀・)


「それは‥」


「それなら‥‥そう言ってくれたらいいのに」


しばしの沈黙。


「言わないなら‥この話はここでおしまい」


させるかぁああぁあ!!!!!!!!(`・ω・´)←


「妬いたっていうか‥‥気になるよ‥京介くんがあんなきれいな人と話してたら‥」


その言葉に彼は少し目を細めて、ぐっと身体を近づけてきた。


「そっか‥‥気にしてくれたなら‥うれしいな‥」


唇が触れあう寸前に見えた、切なげな瞳。


「○○‥‥好きだよ」


「私も‥」


んでそのまんまいちゃいちゃ‥w


「あの人は‥‥俺の姉‥なんだ」


・・・・・・・・・は?(ノ゚ο゚)ノ


「‥え?」


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


ここで10年前の回想が入ります。


「‥待ってよ、お姉ちゃんー」


「待ってるでしょ。早くしてよ、荷物が重いんだから」


「むー」


か、かわええっ!!!(*´Д`)=з

普通にどこにでもいるような姉弟。

良く似たその二人は、大きな買い物袋をぶら下げていた。


「今日もお父さんとお母さん、帰ってこないの?」


「うん‥たぶんね。今の時期はどっちも毎年忙しいし‥」


「そっか‥‥」


「なあに?もしかして寂しいの‥?」


「ち、違うよ!‥寂しくなんか‥‥ないに決まってるだろ!」


真っ赤になって抗議するところがまたかわいいww


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


「でも‥言われてみれば、少し似てたような気もするかな‥?」


「そう?小さいころはそっくりだって言われてたけど、今はあんまり言われないなあ」


「‥あの人が京介くんのお姉さんだってことは‥‥ナイショなの?」


「ああ‥公には、ね。そもそもSAYAのことは、ほとんどがシークレットになってるから。‥‥だから、彼女が俺の姉だってことも‥結婚して子供がいるってことも‥全部ナイショ」


!?Σ(~∀~||;)

マジで!?結婚してんの!!?

主人公も思うことは一緒のようで、もう6歳くらいの子供がいるらしい。

でも、京介くんはその子に会ってないんだって。

両親とも姉の家族とも交流がないって‥前回言ってたもんね;;

そのあと、いちゃいちゃで流されたような‥流されてないような感じになり‥CM撮影の日。

メイクルームでモモちゃんとSAYAさんが話してるところに居合わせた。


「おはようございます」


「‥おはよう。えっと‥‥○○さん、だよね?」


そう言って笑いかけてくる表情が、妙に京介くんに似ている気がして、主人公はなんて答えるべきか混乱しつつ口を開く。


「はい、おはようございます」


すると、そんな主人公たちを見てモモちゃんが割って入った。


「あら、二人は初対面なの?」


「あ、いえ、先日の顔合わせの時に少し」


「そうそう。‥‥WAVEの子たちと一緒に‥ね?」


意味深げ彼女の微笑みに、主人公は曖昧な表情を返す。

SAYAさんは先にメイクルームを出て行って、思わず子供がいるようには見えないなあってつぶやくと、それをモモちゃんに聞かれた。

モモちゃんもSAYAさんの事情を知る数少ない人物みたい。

なんでも知ってんなw

SAYAさんは女優なんかをやり始めたのはつい最近だけど、モデルは10代のころからやってるんだって。

で、お父さんはファッションデザイナー、お母さんはスタイリスト。

あー‥それで忙しくて子供と交流が‥

主人公はそれを聞いて、京介くんのこと何にも知らなかったんだなと少しショックを受けるのだった。

スタジオには先に撮影を受けるSAYAさんの姿。

撮影を終えたSAYAさんが主人公に気付いて笑顔で近づいてきて、思い切って話しかけてみる。

話してみると、やっぱり京介くんと共通するところがあることに気付く。

微妙に意地悪なところとかがw

京介くんに姉弟だってことを聞いたってことを言うと、SAYAさんは少し驚きながらそのことをいうってことはそれだけ主人公に本気ってことなのかなって。

で、京介くんには人間不信なところがあるから、主人公みたいな、ちゃんとした彼女ができるなんて意外だったってことも。


「でもそれはきっと、○○さんのおかげで変わったのかもしれないわね」


だが、その声の響きはどこか切ないまま。

え、まさかの危険な兄弟愛?


「もし京介のこと本気なら‥‥あんまりあの子のこと、追い詰めないようにしてあげてね」


(追い詰める‥?)


「それってどういう‥」


「すみません、○○さん、お願いしまーす!」


スタッフ、邪魔すんなーーーー!!!!!!!!!!(´□`。)

ここ重要なの!追い詰めたらBAD、回避HAPPYなのー!!!!!!!!←

でも聞けないまま三日目終了~‥

選択肢


いいえ、全然

声をかけずに探す












数日後の午後。

テレビ番組の収録でいつものように局に行くと、廊下の向こうからJAEDのみんながやってくるのが見えた。


「おはよう。‥‥収録?」


「はい、神堂さんたちもですか?」


「たちもって、くくられちゃうのは、ちょっと悲しいなあ」


「そうそう、そんな言い方されたらなんか俺たち春のおまけみたいじゃん?」


後ろから夏輝さんたちが口をはさんでくる。


「いいよ、気にしなくて。‥それより、もう聞いた?CMのこと」


「はい、ご一緒させていただけるみたいで‥‥今から楽しみです」


そう答えると、春さんは目を細めて主人公の頭をなでる。


「ああ。‥今、キミに似合う曲を用意してるから」


「なーんか、久しぶりの○○ちゃんの新曲だから張り切っちゃってるみたい」


冬馬さんがこっそり耳打ちしてくる。


「‥別に。‥‥いつもと変わらないだろ」


「こら、冬馬‥そうやってからかうなって。‥‥あれ?」


秋羅さんの視線につらされそっちを見ると、WAVEのみんなが。

え、なんでこんな微妙な空気が流れんの?


「CM、一緒だって?」


「‥‥みたいですね。今日はテレビの収録ですか?」


翔くんがちらりとこちらを見る。


「まあ‥俺たちは。彼女は別の番組の収録」


「へえ‥‥だってよ、京介」


からかうような響きを帯びた翔くんの言葉に、京介くんは少し不機嫌そうに目を伏せる。


「‥俺に言われても」


「あれ、気にならないんだ‥‥さすがだね」


「‥‥どういう意味?」


「こらこら‥こんな場で何やってるんだ。‥すみません、神堂さん」


「いや‥‥じゃあ、失礼するよ」


彼は意味深げな笑顔を京介君に投げかけ、ほかのメンバーとともに立ち去っていく。


「相変わらずかっこいいねー」


「‥確かにね」


そうでしょうとも!亮太&義人くんww(‐^▽^‐)


「けど、それだけじゃないところがすごいよ」


「へえ、義人がそんなこと言うなんて、なんかいがーい」


「どうして?思ったことを言っただけだよ」


メンバーたちが義人くんと話してる間に、京介くんがこの間は大丈夫だった?って。


「真くん‥」


「あ、うん、それは大丈夫」


主人公が笑顔を返すと、彼はふっと微笑む。


「‥‥もちろん、○○も」


(私‥?)


「ちょーっと、もう、何、いちゃついてるわけ?これから仕事だってのに」


「別にいちゃついてない。普通に会話してただけ」


確かにww


「普通に会話って‥こう、ふっと笑って‥‥もちろん、○○も。とか言っちゃって‥‥十分、いちゃついてるっての」


えーそう見える~?w←


「ははっ‥妙に似てるな」


(確かに、ちょっと似てるかも‥)


亮太くんの京介くんの声真似に、思わず顔をほころばせかけた瞬間、京介くんの顔がすっと近づいてきて、ほっぺにちゅーされたww


「お、お前っ‥何やってるんだ」


「何って‥‥キス。こういうのをいちゃつくって言うんじゃないの?」


そう言って彼が笑みを浮かべると、亮太くんがにやりと笑った。


「そりゃ、それもいちゃつくだろうけど‥‥でも、こんなところで大胆だね」


「大胆とか言うレベルじゃない。京介、いい加減にしないと‥」


「わかってるよ。‥‥ね?○○ちゃん?」


(あ‥またちゃんづけに戻ってる‥)


一応、みんなの前ではちゃんづけ、二人きりのときは名前呼びって分けてるみたい。

そろそろ収録の時間‥ってなってメンバーが歩いていく中、一磨さんが京介のことで振り回されてるんじゃない?って心配してくれた。

主人公は振り回されるっていうほどじゃないし‥といいえ、全然というと心配そうに顔を覗きこまれた。


「そう?ならいいんだけど‥‥○○ちゃん、すぐ抱え込んじゃいそうだから‥もし何かあるなら相談してよ。京介に言うから」


想像以上に真剣な彼の対応に、主人公は少し戸惑う。


「そんな‥‥京介くんのことで、何かあったんですか?」


「え‥?」


「あ、いえ、なんだか一磨さんの様子が‥」


そのとき、ふいに主人公たちの間に低い声が割り込む。


「早く行かないと遅れるんじゃない?」


いつの間にか近くに義人くんが戻ってきていた。


「あ、ああ‥悪い」


「それと、ふたりのことにあまり首を突っ込まない方がいいと思うよ」


こういうのに第三者が口を挟むと余計なことになるしね。

そこに京介くんも戻ってきてめちゃくちゃ変な雰囲気が;;

それでおかしいと思った京介くんから、家に帰った後これから会えないかってメールが。



一時間後。

彼は車で主人公の家の近くまで来てくれた。

助手席に乗り込むと同時にふわりと抱きしめられる。


「京介くん‥?」


「ごめ‥ん‥‥一磨のことはほんとだけど‥それよりも、○○に会いたくて来たんだ」


(京介くん‥)


しばらく彼の腕に身をゆだねていると、やがてそっと離され重なる唇。

何度も何度も重ねられる口づけに身を沈ませていると、それがゆっくりと離れ、代わりに頬と頬が擦り寄せられる。


「○○‥もしかして‥‥俺、何かした?」


「ううん‥なにも‥」


いつまでも抱き合う二人。

そこにさっきまで感じていた不安は少しもなかった。

いやー‥でも、やっぱりなんか微妙な空気を感じ取ってしまうのですが。

そんな中CMの顔合わせ。

JAEDやWAVEが同じ会議室にいるんだけど、京介くんの姿が見えない。

きょろきょろと探し回っていたら‥人気モデルで女優としてドラマなどに出たり、歌も出したりマルチに活動しているのSAYAっていうきれいな女性と京介くんが穏やかに話している姿を発見してしまった。

うわーお、女たらし再発?

かつて彼が女性たちに囲まれていた時のものと重なる。


(私と付き合ってからは、そんなことなかったのに‥)


「アイツ‥‥何やってんだ」


少しだけ怒りを帯びたその声色に振り向くと、いつの間にか翔君が隣に立っている。

翔くんはつかつかと話してる二人のもとに歩いていき、主人公もつられるように歩いて行った‥

・・・・・・ここで終わりかよー‥うわぁああぁあ‥京介くんのことだから、続編でも女関係の話が出てくるだろうなとは思ってたけど‥綾香じゃなくて(まさかの結婚でライバル視野から抜け出て行った)、新キャラのモデルかよ~‥立ち絵ないっぽいけど。