選択肢

頬に触れる
ほっぺた大丈夫?














暗い牢屋にここで頭を冷やせ!と押し込められた。
向かいにはさっきのごろつき達。
トワくんに乗船して間もない主人公を危ない目にあわせてばかりでごめんなさいと謝られる。

「きっとナギさんやシンさんと一緒ならこんなことには‥僕が未熟だからです、ごめんなさい」

「私は大丈夫だから、ね?」

ふとトワくんの頬がさっきより腫れていることに気付いた。
主人公は何も言わず頬に触れる。

「‥っ!?」

「あっ!ごめんね、痛かったね!大丈夫‥?」

「は、はい‥あの、その」

顔真っ赤ww
トワくんは俯きながらそんな風に言われたの初めてですって。
シリウス号のみんなの話をしてたら、向かいから聞いてたのか、お前なんかがシリウス海賊団だったら俺らもなれるっつーの!とがははと笑われ、主人公ぷっつん
うがうがー!と怒ってたら、背後の壁がどっかんと爆破されて穴があいた。
ハヤテさんとナギさんが来て、ごろつき達が怯えてる‥お前ら‥さっきまでの勢いはどこいった。

「帰ったらきついおしおきが待ってるぜ!ははは!」

ハヤテさん‥なんでいい笑顔してるんだろう‥←
言われた通り、こってり絞られた後、木箱いっぱいのじゃがいもの皮むきを夜までかかってさせられ‥‥あの、酸化しませんか?
トワくんと和やか~に皮むいてたらナギさんに気が散る!と怒られた‥
きっと背中がむずがゆくなったんだろうなあ‥(笑)
皮むきが終わった後、二人で甲板でナギさんからもらったりんごをむしゃむしゃ。

「そういえばトワくん、あのペンダント大丈夫だった?」

「あっ‥」

トワくんが服の上から胸元を押さえる。

「あ、ううん。大丈夫ならいいんだ。大事なものみたいだったから」

「すみません。このペンダントは、小さい頃から持っているお守りみたいなものなんです」

「そうなんだ!なら、ますまず無事で安心したよ」

「ありがとうございます。○○さんは優しいんですね」

「そんなことないよ。そんな大事なお守りだったら当たり前のことだもん」

「‥あのう」

「ん?」

「○○さんはどんな家で育ったんですか?」

そう聞かれ、貧乏だったけどお父さんもお母さんも優しくていつも温かい家庭で、ヤマトの酒場で働き出してからも落ち込んだりした時はいろいろ話を聞いてくれたな‥って。
あれ?確かシンルートでは、お父さん蒸発したんじゃなかったっけ‥?

「‥だから、きっと○○さんはとても優しくて、素敵な人なんですね」

「え!?」

「育ててくれたご両親が優しくて素敵だから。だから○○さんもそうなんですよ」

「そ、そんなこと初めて言われたけど‥」

「‥僕の家族も暖かだったです。」

「鍛冶屋さんだったんだよね?」

「はい」

「トワくんのお父さんだからきっと優しいんだろうね!あの短剣もお父さんが作ってくれたの?」

「それは‥」

短剣のことになると口をつぐむトワくん。
聞いちゃいけないことだったのかも‥と思ってたら、ハヤテさんが呼びに来てトワくんは行ってしまった。
なにか秘密でもあるのかな‥と海風に吹かれながら思う主人公だった。
選択肢

演劇部を絡めるとか
いい勝負だと思う













職員会議で学園祭に関する結論が出た。
それは全校生徒で投票を行い、多数決で学園祭をやるかどうかを決めようということなんだけど‥その投票日まであと二週間しかない。
明日のミーティングまでに選挙に勝つ為の方法を考えてくるってことで今日のGフェス会議は終わった。
でも方法って言ってもポスター作るとかチラシ配るとか基本のことくらいしか思い浮かばない。
あと演劇部に選挙キャンペーン用に寸劇をやってもらうとか思いついて、部長に相談しに行くけど正直なところこれ以上学校側に目をつけられたくないって少し考えさせてと言われ、部室を後にした。
翌日、ポスター貼ったりとかの提案が案の定出るも、時間がかかる。

「俺が本気出したところ見てくれるかな、○○ちゃん?」

辻先輩が紙を見せてきた。
それはチラシとポスターで、シンデレラのカボチャの馬車やガラスの靴のイラストがモチーフになっててすごい綺麗なデザイン。

「うわあ、素敵!」

「え?なになに、俺にも見せてよ~」

キイタくんが覗き込む。

「さっすがハルさん、すっげえ!」

「最低限、チラシとポスターは必要になるだろうから、昨日のうちに晴彦に頼んでおいた」

「一晩で作ったんですか?」

「恵人くんは人使いが荒くて、おかげで徹夜だよ」

今、本気で辻先輩の好感度上がったw頑張った!
さっそくポスターを貼り始め、下校し始める生徒にチラシ配りをする。
すると

「へえ、学園祭の準備、こんなに進んでたのか、やっぱやりたいよな!」

「そっか~今年はもうやらないもんだと思ってたけど、あの選挙で賛成が多ければ、学園祭やれるんだ?」

「何なら10秒ほどくれない?うちの部の連中にも渡しておくよ」

「このチラシ綺麗!少し余分にくれる?友達にも分けたいから」

感動するわ‥wチラシを断るひとはごく少数で、全校投票のことを初めて知る人が多かったけど、手ごたえばっちしw
頑張ってみんなの反応がこれだったら嬉しいよねw
な の に 翌日ポスターがめちゃくちゃにはがされてた!
穣くんが現行犯で羽交い絞めにした相手は葉月先輩で、ポスターのサイズが生徒会で決めた大きさよりオーバーしてたから、これからはポスター貼りもチラシ配りも全面禁止って!
ポスターは分からなくはないけど、チラシ配りも禁止っておかしくね!?明らかな妨害じゃん!
穣くん、もっとぎりぎりと苦しめてやれー!!
準備室に行ってそのことを報告すると、さっそく手詰まりかよ!って悔しそうにする。
そこに演劇部の部長さんが来て、この前頼まれた寸劇、やっぱやろうってことになったって報告に‥
うわぁああぁあん部長ー!!!!!!!・゜・(つД`)・゜・
学校で寸劇したら生徒会に邪魔されるってことで、動画にしてネット配信することに!!
それだった口コミで広がればたくさんの人が観てくれるし、学校以外の人にも見れるし!ってことで決定。

「‥でも、どうして急にやってくれることになったんすか?」

「同じ釜の飯を食べた実行委員のみんなが頑張ってるのに、演劇部は頑張らないなんておかしいし、そもそも学園祭が無くなっちゃったらうちらの練習も無駄になっちゃうでしょ?」

部長さんは優しく微笑んだ。
ボル‥部長さんの立ち絵をくれ。←
絶対勝とうね!と誓い合い、それから数日間、Gフェスは表面上は大人しくなったように思われていたのかもしれない。
でもひっそり撮影された寸劇がネットにアップされ、演劇部の人やメンバーから始まった口コミでアクセス数はどんどん増えて行った。
全校投票を週明けに控えた日、穣くんと一緒に歩いてると葉月先輩がいきなり前に立ちふさがり、寸劇のことを知っていて、無駄な抵抗だとか思いっきりバカにした笑みを浮かべて去って行った。
本当にそう思うんなら、いちいち絡んでくるなよなーというか、葉月先輩の株が下降していく‥

「笑いたい奴は笑わせとけ‥」

「‥うん」

「俺は信じる。うちの学校はまだ勉強だけでいいと思ってる奴らばっかりじゃねえ」

主人公たちはお互い微笑みあった。
全校投票の日。
幸人先輩と恵人先輩がそれぞれ開催の反対と賛成の意見を述べる。
そして生徒が紙を投票していき、幸人先輩が開票の結果を言う。

「厳選なる投票の結果‥‥我が清嘉学園、本年度学園祭は‥圧倒的多数を持ち‥‥‥学園祭を開催することに決定する」

講堂がどっと拍手で沸いた。
たくさんの生徒が立ちあがる。

「わあ、やったっ!」

「やったな!○○」

主人公も穣くんも立ちあがり、思わず抱き合う。
その後はっとして離れる二人がなんともかわいらしいw

「‥あーらら、やっちゃったねえ」

「間違いだ。僕らが実行委員会に負けるはずが‥」

結果を受けられない直江先輩が独りごとを‥なんかこの人俺様キャラなのかな?
壇上に上がった恵人先輩に向けて生徒たちからムービー楽しかったぞ!とか楽しみにしてるよ~って声をもらう。

「準備期間も残り少ねえけど、実行委員会が力いっぱいサポートする。俺達全員で伝説の学園祭にしてやろうぜ!」

恵人先輩が声を張り上げた。
わあっと講堂が歓声に包まれる。
思わず主人公の涙には涙が。
それを穣くんがぐいって拭ってくれる。

「穣くん‥ごめん。泣いたりして」

「気にすんな‥昔っから、すぐ泣いてたし」

「もう、今はそんなに泣き虫じゃないよ!」

「わかってる‥‥だから、泣くのは、俺の前だけにしとけ」

おお!?
なのに、大きな歓声に包まれててその言葉はよく聞こえなかった。
盛り上がる生徒たちの顔を見て、ここに来てようやく全校生徒と一緒になって学園祭をやって行くんだという気持ちになってくる。
主人公は心から素敵な学園祭にしたいと思うのだった。
選択肢

そらさんがいいです
そらさんがいるから













原田さんの拳銃が私たちに向けられる。
私を背に庇うようにそらさんが私の前に立った。

「アンタ、いつから加藤についてたんだよ!警視庁に移ってからか?」

「‥県警を辞める少し前からだ。」

「どうして‥」

「あの人は本気でこの国の未来を考えていた。この国を変えたいと願っていた。今の政治家はくだらん連中ばかりだ。大衆につまらない媚びを売り、政策と言えば場当たり的なものばかり。この国には強い指導者が必要だ。信念を曲げず、媚びを売らない‥そんな強い指導者がな」

「それが加藤代議士だったっていうんですか?」

「君のお父さんも、悪くはなかったよ。お嬢さん。だが、平泉前総理は理想主義すぎる。きれいごとだけじゃ政治はできない」

なんか‥ほんとに身につまされるような気分になるな‥

「その点、加藤総理は違う。あの人はこの国を変えるためならば、どんなことでもしてみせる。」

「ははっそうだよな!企業から金をもらって、それをばら撒いて‥ホント、なんでもありだよな?」

「‥‥あの人は知っているだけだ。誰かが泥に足をつっこまなければいけないことを。そこが、平泉とは違う。平泉が口にするのは、しょせんただの理想ばかりだ」

「‥なんだよ、それ。理想を持たなければ何も始まらないって言ってたのは、どこのどいつだよ!」

(そらさん?)

「アンタ、言ってたよな?生まれ育った町を『大人も子供も誰もが安心して暮らせるようにするのが夢だって。だから警察官になったんだって!」

やっぱ前に話してた人はこの人か。

「‥‥」

「それなのに、これかよ?アンタの言ってた本当の幸せって一体なんだったんだよ!?」

「‥‥」

「さそり座の‥さそり座の話はどうしたんだよ‥」

「‥‥そんな昔のことは忘れたよ。ふっ‥東京の夜空は星が良く見えないからかもしれないな」

「‥ふざけんなよ。そんな言い訳、あんたの口から聞くなんて‥‥」

「‥‥言いたいことはそれだけか?」

銃口を主人公に向ける。

「だったら、そこをどけ」

「嫌だ!」

「‥あくまで彼女を守るか。だがお前がそこに居ても、俺はお前を撃ってからそのお嬢さんを撃つだけだ」

「やめてください!」

「○○ちゃん!?」

私はそらさんの前に進み出た。

「‥撃つのは、私だけにしてください」

「ほう。そうくるか」

足がガクガクと震える。

「狙いは私だけ‥なんですよね?」

「そうだ」

「じゃあ、そらさんは撃たないで」

「ばかっ!何やってるんだよ!」

突然、そらさんが私を庇うように抱きしめた。
スチルキタ-ー!!!!!!!*+о(〇ω〇)ь+*

「○○ちゃん‥○○ちゃんがいなくなっちゃったら、生きてる意味、なくなっちゃうじゃん。俺の前からいなくなるとか‥そんなのなしだよ」

「そらさん‥」

そらさんの腕にぎゅっと力がこもる。

「○○ちゃんは、俺のお嫁さんになるんだから」

(‥‥え?)

「だから‥」

「そらさん」

遠くでヘリコプターの音が聞こえてくる。

「そろそろ時間切れのようだな。残念だよ、さよなら、そら」

「‥‥」

パァアアァンッ!

「‥う‥‥っ」

「‥え?」

「そこまでだ、原田」

「そこには海司と銃を持った桂木さんが立っていた。

「桂木‥‥っ、貴様っ‥」

「特捜が動きました。加藤総理は直に逮捕されます。もちろんあなたにも複数の嫌疑がかかっています。内部情報のリーク、重要参考資料の盗難、平泉前総理の恐喝‥そして、今回のシージャック事件‥」

「‥‥」

「これで終わりにしましょう。原田さん」

「く‥っ」

「海司、被疑者確保だ。」

「はい‥っ」

「くそ‥っ」

その途端、原田が渾身の力を振り絞ったかのように立ち上がり、海に飛び降りた。
桂木さんと海司がハンドレールへ駆け寄る。

「くそっ!海司、海上保安庁に連絡しろ!」

「はい!」

海司たちが私たちの横を走り抜けていく。

「嘘だ‥」

「‥そらさん?」

「‥‥」

「そらさん?」

その瞬間、そらさんがはっとしたように我に返った。

「ははっなんか信じられない。助かったんだね!俺達」

「はい」

「あーよかった!」

「そう、ですね‥」

「これで‥もう安心だね‥」

私の頭を撫でてくれるそらさんの手は、震えていた。


お父さんが特捜部に渡した資料は、多数の大物政治家が絡んだワイロ事件に関するものだった。
そのため、逮捕者は加藤総理大臣だけじゃなく、かなりの人数の政治家や経済界の重鎮にまでおよび、日本中が一時騒然となった。
怪我を負ったまま海に飛び込んだ原田さんは、数週間経った今も見つかっていないらしい。
そして、お父さんはまた総理大臣になり、SPも桂木班に戻された。
そらさんはあれから表面上は元気にやっているみたい。
相当今回の事件は辛かったんだろう、と。
主人公が、自分を慕ってくれる人に平気で銃口を向けるなんてひどいと言うと、桂木さんは逆だって。

「あのとき、原田はためらったのだと思うんです。あの人はSPとしては優秀だし、目的のためならば手段を選ばないところがある。だから、もっと早いタイミングで、そらを撃つことができたはずなんです。でも、それをしなかった‥最後の最後でためらったんじゃないでしょうか‥私には、そう思えて仕方が無いんです」

そうだったら‥そのことにそらさんは気付いているのかな‥と思う主人公だった。
お父さんの所に行くと、まだなったばかりだからか散らかっていた。

「これ、返そうと思って‥」

「ああ‥お前に預けていた懐中時計だね」

「これ、お母さんから貰ったものだったんだね」

「え?」

「だって時計の裏にメッセージが彫ってあったもん」

「ははは‥そうだね。私にとって、この時計は長い間心の支えだった。守り神のようだと思ったこともある」

まったく事件と関係がなかったとは‥なんか、ちょっと恥ずかしいw

「だから、○○に渡しておきたかった。何かあった時、お前を守ってくれるように‥とね」

「お父さん‥」

「今回のことはすまなかったと思っている。私が資料を加藤に渡していれば、このようなことは起きなかったかもしれない」

「でも、そんなこと、できないでしょう?‥それがお父さんだもん」

「○○‥だか、もしかしたらこれからも似たようなことが起こるかもしれない‥」

「心配いらないよ。そらさんがいてくれるから。そらさんが、いつも守ってくれるから」

「‥そうか。広末くんがお前の専属SPだったね」

「うん」

「その‥○○は、広末くんとは、その‥」

「え?」

「‥‥いや、なんでもない」

お父さん‥!!w
今度ゆっくり食事でもしようと約束し、主人公は執務室を出て行った。
廊下でそらさんとばったり。
無理に笑顔を保とうとしているそらさんに、ちょっと胸が痛くなった。
玄関先で待ち合わせて、一緒に帰る。
土曜日に打ち上げがあって、その時に主人公に言いたいことがあるから当日絶対来て!と言われる。
途中、コンビニに寄るんだけど、雑誌に加藤さんと今行方不明になっている原田さんのタイトルが書いてあって‥
うう‥なんか、こっちまで切なくなっちゃうんだけど‥
会計を済ませて外に居るそらさんに近づくと、そらさんは夜空を見上げてた。

「やっぱさ‥東京は、星が見えにくいよなあ」

「‥‥」

「建物はでかいし、夜でもこーんなに街の中明るいし‥これじゃあ星が見えないのも仕方ないか」

「そらさん‥」

「??○○ちゃん?」

「‥‥」

「どうかした?」

「ちょっと屈んでください」

「え?俺が屈むの?」

「はい」

「あっ!もしかして○○ちゃん、俺にキスしてくれるとか?」

くすくす笑いながら、そらさんが少しだけ身を屈めてくれる。

「目、閉じた方がいい?」

「‥閉じなくてもいいです」

私は、手を伸ばした。
そして‥そらさんをぎゅっと抱きしめた。

「‥‥○○ちゃん?」

「どうして、ずっと笑ってるんですか?」

「え‥?」

「シージャック事件の翌日から、ずっと‥‥そらさん、笑ってるじゃないですか」

「‥‥」

「たまには、笑わなくてもいいと思います」

「‥‥‥そうかな」

「はい」

「そっか。そうだよなあ‥たまには‥‥じゃあ、ちょっとだけ‥このままでいて」

かすかにふるえている、そらさんの声‥

「もう、ちょっとだけ‥」

ぽたぽた‥と首筋に落ちてくる、そらさんの涙‥

「○○ちゃん。ありがと」

「お礼なんて‥」

私はかすかにふるえているそらさんの背中を、何度も何度もそっと撫でた。
‥‥おい、誰ですかシナリオ書いた人。
ものすごく泣かせる気満々でしょ。
それぞれ選ぶ道って違ってくるもんだから‥なあ‥‥なんか、もう、ね‥それぞれが自分なりの幸せを見つけれたらいいなと思います。
選択肢

謝らなくていい
何を探してたの?













店に入ると、なぜかごろつきたちは入って来ようとしなかった。
何でだろう‥と思ったら、入った店は女性の下着屋ん。
じろじろと見ている貴婦人たち。

「ごごご、ごめんなさいいっ!!ぼ、僕何も見てないです!」

何と間違ったのか、主人公に抱きついてくる。

「と、トワくん‥」

「えっ!あっご、ごめんなさいっ!!僕‥!」

「ううん‥」

トワくんはすぐに体を離して顔を手で覆ってしまった。
トワくんて純粋なんだなあと思ってると、貴婦人たちから笑いがw
もうごろつきたちもいなくなってるし、そろそろ外に出ることに。
それでも顔は手で覆ったままなのね(笑)
ちゃんと外に出れたことを確認すると、危ない目に合わしてごめんなさいされた。
本当なら僕が守らなくちゃいけないのにって。
かわいいなあw
あれ、これなんのゲームだっけ?←
集合の時間になる前に早く買い出しを済ませようと急ぐ二人。
早々に買い物を済ませると、トワくんが鍛冶屋さんに張り付いた。
まだ時間あるし、中に入ることに。
鉄臭い匂いと、錆びたような匂い。
敵を熱しているせいかむっと暑かった。

「‥おじさん、ここに並べてあるのは古い剣ですか?」

「ああ、そうだよ」

「‥‥」

トワくんは後腰にさしていた短剣を出した。
その短剣とお店の剣と見比べ始める。
ぎゅっと睨むような真剣な眼差し。
しばらくするとため息をついて短剣を腰にしまった。

「すみません。ちょっと集中しちゃいました」

「う、ううん、大丈夫。お目当てのものあった?」

「なかったです。でもここは本当に品ぞろえがいいですよ!」

「そうなんだ」

トワくんは鍛冶屋で育ったらしく、この鉄の匂いが懐かしいって。
するとそこにさっきのごろつきたちが入ってきて、一方的にトワくんを殴る。
あげくにトワくんのペンダントに目をつけて奪った。
大切なものなのか。トワくんは必死に取り返そうとする。
そこに警備隊が来て、ごろつきたちはまずい顔になるんだけど、トワくんはそれよりもペンダントを返してもらおうとごろつき達につっかかっていく。
なんとか奪い返すも、警備たちに全員連行されることになってしまった。
選択肢

ありがとう
もちろん














朝、そらさんはいなくて空っぽになって冷たくなったシーツに手を伸ばす。

「‥大丈夫」

(信じてる。そらさんは絶対に助けに来てくれる)

「どういうことだ!」

その時、原田さんの怒声が響いた。

「どうしたもこうしたも‥仕方ないじゃないですか。いつの間にか眠らされていたんですから。ったく、おかしいですよねえ。薬でも盛られてたのかな、俺」

「それで、広末は逃げたというのか?」

「まあ、そういうことですよね。この状況って」

「‥‥慧。まさかわざと広末を逃がしたんじゃないだろうな?」

「ええ?そんなこと、俺がするわけないじゃないですか」

「‥まあ、いい」

ドカッ!!

「ぐ‥っ」

「二度目はないと思え」

原田さんが出て行って、慧さんに近づく。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫に見える?これ」

「見えません」

「ったく‥信じらんないよね。公務員が民間人に蹴りいれるなんて」

眠らされたっていってたけど、どうやら嘘っぽいなー。
急に眠くなるなんてことないだろうし。
とりあえず着替えて、パーティが行われる船に慧さんのエスコートで乗り込む。
その仕方がなんだかそらさんみたいだと言うと、のろけ?って言われた。

「‥冗談だよ。この程度で赤くなるなんて、君、本当に純情なんだね」

「!そんなことないと思いますけど!」

「ははっ今度はふくれっ面だ?」

「国府田さんがいちいちからかうから」

「‥‥気に入ったんだよ、君のこと」

「え?」

「こんなときじゃなかったら、このまま逃げちゃうのもありなんだけど。残念。さあ、行こうか」

ウィッス。
船に入って、説明を受ける。
後30分後にお父さんから挨拶があるからその後に引き渡す話になってて、それまでパーティーを楽しめばいいって。
話してると海司と桂木さんが来た。
本当に無事だったんだなって二人とも心配してくれたみたい。
そらさんとちゃんと合流できたのか、シージャックのこと聞いたのか確かめたいんだけど、慧さんが側に居るからそう言うこと話せないし‥って思ってると、挨拶がてらお父さんには休暇明けで寝ぼけてるSPがしっかり警護してるって教えてくれた。
そらさんですねw
なんか、慧さんこっち側になったのかな?
そういう感じがぷんぷんするんだけど‥

「それでは私たちも任務に戻るか」

「そうっすね。先輩、トイレに行きたいって騒いでたからそろそろ交代してやらないと」

「‥‥『トイレ』ですか」

「ええ」

桂木さんと慧さんが目配せ的なことをする。

「‥わかりました」

「じゃあな、○○」

「あの人たちも広末さんの仲間?」

「はい」

「そう。‥君、本当にみんなに愛されてるんだね。」

「え?」

「まあ‥分からなくもないけど」

くすくす笑いながら慧さんが顔を覗き込んでくる。そして‥

「いい?食事しながら聞いて。シージャック犯が会場に入ってくると同時に、僕は君をこの会場から連れ出す。そしてトイレ前にまで連れて行く。そこに広末さんが待機しているはずだ。」

(え?)

「そこから先は彼の役目だ。彼に守ってもらうといい。」

「あの、それって‥」

「契約する相手を変えたんだ。加藤から広末さんに」

「ほんとですか!?」

「ホントだよ。ギャラが二ケタ違うのはかなり不満だけどね。そこは‥」

ちゅっ

「な‥!」

「これで我慢しておいであげるよ」

え、今のほっぺ!?口!?でこ!?どこだ!!?

「な、なんで‥」

「いいじゃない。こめかみにキスするくらい。たいした意味なんてないよ」

でこでしたかw

「だ‥だからって‥」

「広末さんに見られたら困る?大丈夫。こんな人ごみの中なら気付かれないって。それより、よく聞いて。重要なのは逃げ出すタイミングだ。早すぎると他の連中に気付かれる。遅すぎると広末さんのもとにたどり着けない。おそらく、ハイジャック犯は総理のスピーチのときを狙って襲ってくる。それを忘れないで」

「‥分かりました」

(今は逃げる事だけ考えよう。もう一度、そらさんに会うために‥」

「これ、選別にあげる」

そういってビニールのパックをくれた。

「これって‥」

「え?ビーフジャーキー」

なんで!?

「俺の好物」

(さすが元犬の訓練士。好物が犬っぽい‥)

ひどすww
そしていよいよお父さんのスピーチが始まろうとしていた。
その直後、室内のいくつかのドアが一斉に開き、銃を構えた人達が入って来た。
会場は大騒ぎになり、それを見計らって会場を飛び出す!
急いでトイレ前に行くと、そこにはそらさんの姿が!
思わずそらさんに抱きつき、慧さんをわかれた。
また無事に会えたらその時は慧って呼んでねって‥すみません、もう勝手に呼んでますw
デッキでヘリコプターから逃げる作戦なんだけど、突然目の前に憲太くん登場!
そらさんにぶつかってきた。

「見損ないましたよ、そらさん!○○さんを誘拐するなんて!」

「バカ!してないっつーの」

「じゃあ、なんで○○さんを連れ去ったんですか!?」

どうやら原田班のみんなは詳しいことは何も知らないらしい。
真壁さんと対戦になりかけたとき、昴さんと瑞貴さんが登場。
主人公がこの船に来るって聞いたから、原田班のメンバーはここに来たみたいなんだけど‥‥今パーティー会場が大騒ぎになっていることも全然知らないみたいで‥今はシージャック犯から会場を守ることが先決だと昴さんに諭され、原田班のメンバーは会場に向かって去って行った。

「あ~マジでビビった。まさか憲太に邪魔されるとはなあ」

「あいつは気負いすぎなんだよ、ったく」

「でも同じ船に居るのに、原田班にはハイジャックの連絡が伝わってないなんて‥」

「さすがの原田も、自分の部下は巻き込みたくないってことか」

原田さんって本当に本気で悪者なの?
なんか極秘調査とかで加藤さんと一緒に居るとかって思ってたんだけど‥

「でも水戸さんあたりは巻き込まれても被害なさそうですよね」

「あいつは日本が滅んでも一人だけ生き残るようなやつだからな」

水戸さんって一体‥どんな武勇伝があるんだろうww
とりあえずヘリが来る時間だからとデッキに向かう。
でも‥そこには原田さんがいた。

「できれば、お前らがここまで来ないことを願っていたのだがな‥」

原田さんは懐から拳銃を取り出した。