選択肢
ことのは≪屋敷≫
美味しそうに食事をされるから
もっと強く抱いてください
城から逃れてきて数日。
毎日のように小次郎は外出をし、主人公は屋敷の手伝いをしていた。
屋敷の中には重い空気が漂っている。
三成さんは自分たちだけが城から逃れてきたから、城のみんなのことを気になってるみたいで食事をまともにされてないみたい。
朝食を持っていくけど、膳を前にしてピクリとも動かず考えにふけっている。
顔は血の気がなくなり、これまで感じていた覇気さえなくなっていて本当にこれが三成様なのかと思うほぞ。
「そんな気分じゃない。さっさと下げろ」
「三成様、何のためにここまで逃げてきたのですか」
「‥‥」
「私だって短い間でしたが、近江のお城に居たのですから皆がどうなったのか気になります。すごく心配です。しかし、三成様のことも同じくらい心配しているのです。三成様がお身体を悪くされては、お城のみんなに顔向けができません」
「○○‥」
三成さんは大きく目を開き、主人公を見ている。
「そうだな。食事をしなかったために床に伏せては馬鹿にされてしまう」
そう言って、三成さんは箸を手に取り一口、また一口と食事をした。
よかった‥と思って美味しそうに食事をする三成さんを見ていると、人の顔を見て笑うなって言われた。
笑ってないよ、にやけてるんだよ!!←
しばらく食事をすると、三成さんが手を止めた。
「○○‥‥お前が、傍に居てくれてよかった‥」
主人公の顔を見ずに呟くようにそう言われて、主人公も私もにやげ顔が止まらん‥!
ある日の朝、小次郎が外から帰ってきて西軍はかなり不利な状態にあるって情報を持って来た。
三成さんに情報を伝えてくるって屋敷の奥へ消える小次郎。
主人公はしばらくそこから動けなかった。
昼過ぎ、三成さんの姿が見えなくて、屋敷の主に聞くと、城に向かったって‥‥ひょー‥;;
「三成殿は○○様を危険にさらされないように、この屋敷で大人しくしているようにと言っておりました」
「三成様‥」
(‥私、三成様のお傍に居たい。三成様と離れたくない!)
そう思ったら止められず、屋敷の人の声を無視して屋敷を出た。
一人で外を歩くのは初めてだったけど、空が茜色に染まるころ、目的地にたどり着いた。
「ここに、三成様が‥」
「○○っ!!」
声がした方を向くと、そこには三成さんの姿が。
「どうしてここに来たのだっ!」
「‥‥私、三成様のお傍に居たいのです」
「そのような事を聞いてるのではない。何故、俺が、お前に何も言わず屋敷を出てきたと思っているのだ!」
三成様は私のことを心配しているから怒ってる。
そんな強い気持ちがひしひしと伝わってきて、堪えていた涙が溢れだした。
「私は本当に‥ただ、三成様のお傍にいたくて‥」
「馬鹿野郎っ!」
三成様は強く、痛いくらいに強く、私を抱きしめた。
「人の親切を無駄にするとは‥‥お前を置いてきた意味がないだろ」
「ごめん、なさい‥」
「謝るくらいならさっさと泣き止め!」
「はい‥」
涙が止まって気持ちが落ち着いた頃、主人公は三成さんから離れようとした。
けど、三成さんは離すまいと腕を主人公の体に回したまま。
「‥‥これからは、お前のことを決して置いては行かぬ」
さらに強く三成さんの腕に力がこもる。
「その言葉、約束ですからね」
「ああ‥」
私からも身体を預けるようにして、三成様の背中に手を回した。
「三成様‥‥もっと強く抱きしめてください」
ぶはーっ!!自分で選択したもんだけど、やっぱ照れるーww
「ああ‥」
三成さんが要望に応えて、さらに腕に力を込めた。
「っ‥‥」
苦しくなって思わずうめき声を出した。
「申し訳ございません‥私の方からお願いしたのに‥」
「お前、苦しいのなら初めから言え。‥嬉しくて、つい、力いっぱい抱きしめて締まっただろう」
三成さんの顔が真っ赤に染まる。
それから私たちは日の入りを見てから城の中に入った。
幸い、城は攻められていなくて、出て行った時のままだった
ことのは≪屋敷≫
美味しそうに食事をされるから
もっと強く抱いてください
城から逃れてきて数日。
毎日のように小次郎は外出をし、主人公は屋敷の手伝いをしていた。
屋敷の中には重い空気が漂っている。
三成さんは自分たちだけが城から逃れてきたから、城のみんなのことを気になってるみたいで食事をまともにされてないみたい。
朝食を持っていくけど、膳を前にしてピクリとも動かず考えにふけっている。
顔は血の気がなくなり、これまで感じていた覇気さえなくなっていて本当にこれが三成様なのかと思うほぞ。
「そんな気分じゃない。さっさと下げろ」
「三成様、何のためにここまで逃げてきたのですか」
「‥‥」
「私だって短い間でしたが、近江のお城に居たのですから皆がどうなったのか気になります。すごく心配です。しかし、三成様のことも同じくらい心配しているのです。三成様がお身体を悪くされては、お城のみんなに顔向けができません」
「○○‥」
三成さんは大きく目を開き、主人公を見ている。
「そうだな。食事をしなかったために床に伏せては馬鹿にされてしまう」
そう言って、三成さんは箸を手に取り一口、また一口と食事をした。
よかった‥と思って美味しそうに食事をする三成さんを見ていると、人の顔を見て笑うなって言われた。
笑ってないよ、にやけてるんだよ!!←
しばらく食事をすると、三成さんが手を止めた。
「○○‥‥お前が、傍に居てくれてよかった‥」
主人公の顔を見ずに呟くようにそう言われて、主人公も私もにやげ顔が止まらん‥!
ある日の朝、小次郎が外から帰ってきて西軍はかなり不利な状態にあるって情報を持って来た。
三成さんに情報を伝えてくるって屋敷の奥へ消える小次郎。
主人公はしばらくそこから動けなかった。
昼過ぎ、三成さんの姿が見えなくて、屋敷の主に聞くと、城に向かったって‥‥ひょー‥;;
「三成殿は○○様を危険にさらされないように、この屋敷で大人しくしているようにと言っておりました」
「三成様‥」
(‥私、三成様のお傍に居たい。三成様と離れたくない!)
そう思ったら止められず、屋敷の人の声を無視して屋敷を出た。
一人で外を歩くのは初めてだったけど、空が茜色に染まるころ、目的地にたどり着いた。
「ここに、三成様が‥」
「○○っ!!」
声がした方を向くと、そこには三成さんの姿が。
「どうしてここに来たのだっ!」
「‥‥私、三成様のお傍に居たいのです」
「そのような事を聞いてるのではない。何故、俺が、お前に何も言わず屋敷を出てきたと思っているのだ!」
三成様は私のことを心配しているから怒ってる。
そんな強い気持ちがひしひしと伝わってきて、堪えていた涙が溢れだした。
「私は本当に‥ただ、三成様のお傍にいたくて‥」
「馬鹿野郎っ!」
三成様は強く、痛いくらいに強く、私を抱きしめた。
「人の親切を無駄にするとは‥‥お前を置いてきた意味がないだろ」
「ごめん、なさい‥」
「謝るくらいならさっさと泣き止め!」
「はい‥」
涙が止まって気持ちが落ち着いた頃、主人公は三成さんから離れようとした。
けど、三成さんは離すまいと腕を主人公の体に回したまま。
「‥‥これからは、お前のことを決して置いては行かぬ」
さらに強く三成さんの腕に力がこもる。
「その言葉、約束ですからね」
「ああ‥」
私からも身体を預けるようにして、三成様の背中に手を回した。
「三成様‥‥もっと強く抱きしめてください」
ぶはーっ!!自分で選択したもんだけど、やっぱ照れるーww
「ああ‥」
三成さんが要望に応えて、さらに腕に力を込めた。
「っ‥‥」
苦しくなって思わずうめき声を出した。
「申し訳ございません‥私の方からお願いしたのに‥」
「お前、苦しいのなら初めから言え。‥嬉しくて、つい、力いっぱい抱きしめて締まっただろう」
三成さんの顔が真っ赤に染まる。
それから私たちは日の入りを見てから城の中に入った。
幸い、城は攻められていなくて、出て行った時のままだった