大丈夫?

やっぱりかっこいいなって思った












今日は待ちに待ったミュージカルの初稽古。


(演技するの‥‥すごく楽しみ)


わくわくしながら少し早めに稽古場に行くと、そこにはもう一磨さんが来ていた。


「あ、○○ちゃん、おはよう。早いね」


「一磨さんこそ‥もしかして、自主練?」


「うん。実はこの舞台が楽しみ過ぎて、目が冴えちゃって・・・○○ちゃんもだったりする?」


「ふふ・・・実はそうなの。一磨さんとまたミュージカルができるから‥」


自分の言ったことになんとなく恥ずかしくなりながら一磨さんを見ると、彼も照れくさそうに頬をかいていた。


「せっかくだし・・・読み合わせでもする?」


ラジャッ!!!(・ω・)b

読み合わせでも息ぴったりの二人。

ほのぼのとした空気が流れてると、蒼太くんが来た。

自主練してたというと、俺も見習わなきゃって・・・・まさか、お前も来る気‥?;;

そして稽古が始まる。

さっき読み合わせしたこともあって、一磨さんと主人公は息ぴったり。

でも、蒼太くんと主人公のシーンでは蒼太くんにダメだしが。


「‥‥すみません。俺のせいで‥」


「いや、蒼太はミュージカルは初めてだからな。勝手が違うから最初は仕方ないって‥」


咲野さんはうなだれる蒼太くんの肩をポンと叩く。


「だが、今のうちにどうダメなのか自分で考えてみないとな」


「はい」


「○○さんもすいません‥‥同じシーンを何度も付き合ってもらって‥」


「ううん、気にしないで。私もよく煮詰まるから」


そう答えてみたが、蒼太くんの表情は優れない。


(なんだかつらそうだけど‥)


「大丈夫?あまり思い詰めない方がいいよ」


「はは‥俺、そんな思いつめた顔してます?」


「うん、少し‥」


「すみません。本当、自分でもどう演技したらいいのか、わからなくて‥」


どうアドバイスすべきだろう‥と考えてたら、一磨さんが話に加わって来て、もう少し役の気持ちを考えたらどうだ?って。

すると、蒼太くんは身を乗り出すようにして一磨さんを見つめる。


「どんなふうに‥ですか?」


「たとえば‥‥もし、自分がその役で、場面とまったく違うことに遭遇するとして‥」


一磨さんのレクチャーが始まった。


「このシーンは蒼太の役が○○ちゃんの役に恋を自覚する場面だろう?自分の経験のことを思い出してリンクさせると‥少しは変わるんじゃないかな?」


「なるほど‥」


一磨さんのアドバイスを聞き入る蒼太くんの顔は真剣そのもの。


(さすが一磨さん‥すごくわかりやすく話してくれる‥‥やっぱり頼りになるなあ‥)


傍にいる咲野さんも温かい目で一磨さんと蒼太くんを見守るのだった。




「うーん。稽古も食事も楽しかったね」


大きく伸びをしながら、主人公は一磨さんと一緒に夜の街を歩く。

今日は舞台稽古の後、スタッフと親睦を深めるための食事会があり、主人公は帰り道送ってもらっていた。

蒼太くんに指導するのを見てかっこいいなって思ったというと、特別なことはしていないって照れたw

ラブラブしながら帰ってる二人の背中をじっと見つめる視線に気づかないまま。

久しぶりに一磨さんのマンションに寄り道。

さっき食べたばっかなのに、二人ともお腹鳴るという‥‥それ、消化中なんじゃないの?w

紅茶を入れるついでに料理を作らせてもらうことに。

少しして、主人公はこちらをじっと見る一磨さんの視線に気づいた。


「ん?どうしたの‥?」


気になって聞くと、一磨さんははっとして恥ずかしそうにした。


「‥‥いいなって思って」


「え?」


一磨さんはそれ以上何も言わず、真剣なまなざしでこちらを見てるだけ。


「あの‥‥一磨さ‥」


名前を呼ぼうとしたら、一磨さんがこっちきて手に持っていた包丁を取り上げる。


「呼び捨てだよね?」


気がつけばそっと抱き寄せられる。


「呼んで‥‥俺の名前」


切ない彼の声に促されるように主人公の口から言葉が漏れていく。


「一磨‥」


まるでそれが合図のように唇が重ねられる。


「○○‥‥好きだよ」


彼のささやきがこだまする。


「もっと呼んで‥」


キスの合間に聞こえてくる彼の本音。


「‥‥一磨‥私も好き‥」


抱きしめるその腕は強く、その分、私を想ってくれていると実感できる。

この時、一磨さんは大きな決意を固めていた・・・・・んで、蒼太くんが間に入ってきちゃうんですねー‥というか、蒼太くんって主人公のファン?それともどっかで会ったことあるのかな??

だぁああぁああぁ!!!!!!!!!(。>0<。)

間違えて記事を消してしまいました‥;;

写真送付してさぁーアップしようと思ったら、どうやら下書きするのを忘れていたらしく‥‥うわぁあ‥‥もうぼけとる‥最悪だぁあ;;

てことで、一日目は簡潔レポになります‥ごめんなさい;;


選択肢


素直に聞く

ためらう

(・・・だと思う)










一磨さんと付き合うようになって数年。

相変わらず一磨さんはドラマに歌手となり忙しい様子。

主人公もこつこつと活動の場を広げて、バラエティ番組のレギュラーをいくつかもらえるようになり、ドラマもやって忙しく・・・一磨さんとなかなか会えないみたい。

思わずため息をついてると、同じバラエティ番組のレギュラーでWaveのメンバーの亮太くんに一磨のこと考えてたんでしょ~?と茶化される。

すると・・・新キャラ登場。
こんな感じの。

Kaleidoscope-110331_1651~01.jpg

美形?なのか??春様以上の美形がこないと美形!って思われないのかもしれん‥w←←

菊山蒼太くんと言って、さっき二人が出てたバラエティ番組のゲストだったらしい。

そして主人公たちより年下と‥‥わかんねえw年下って言われないとww

主人公の髪留めを落としてましたよって渡してくれた。

お礼を言うと


Kaleidoscope-110331_1652~01.jpg

とぽつり。

あ の と き ?

あのとき‥っていつだ??

意味深げな言葉を残して去って行った。

そこに噂の一磨さんが来て、嬉しさで駆け寄ると、亮太くんが空気呼んでどっか行ってくれたw(GREEとは反対だなww←)

控室でいちゃいちゃww

その後仕事して、山田さんに呼びだされていたので事務所に行くと、大きな仕事が入ったって。

その仕事とは、主人公と一磨さんが初めて共演したミュージカルとほとんど同じキャストでまたもやミュージカルをやるんだって。

で、一磨さんと主人公は主演。

主人公はまた一磨さんと一緒に仕事が出来るんだっていうことと、そのミュージカルの内容が主演の二人が最後には結婚するっていうお話で浮かれ気味。

山田さんにはお前たちのことは黙認しているが、スキャンダルになったら致命的なことになりかねないぞって釘を刺される。

そんなこんなで顔合わせ当日。

関わるんだろうなとは思ってたけど、蒼太くんが新しいキャストに入っていた。

主人公と目が合うと笑ってくれる。

顔合わせが終わった後、一磨さんと談笑していると蒼太くんが間に入ってきた。

二人が初共演したあのミュージカル、蒼太くんは生で見に行ったらしい。

後で一磨さんが怪我をしながら演技をしてたって聞いて全然分からなかったって驚いたと。

主人公はあの時のことを昨日のことのように思いだしていると、目の前に手が差しだされた。


「握手、お願いできますか?」


ふと顔を上げると、蒼太くんのやわらかな表情。(ここからは取ってた動画があるのでセリフつき)


(握手?一磨さんの前で‥‥いいのかな‥)


(単なる挨拶なんだろうけど‥)


思わずためらうも、一磨さんにこれから苦楽をともにするんだからって言われ、共演者なんだから断ったら失礼だよね‥と結局握手。


「うわ‥‥こんなに近くで見てもすごいきれいですね。目の前に○○ちゃんがいるなんて、夢みたいだな」


「そ、そんなこと‥」


「本当にこの舞台に参加できてよかったです」


ここ、ためらうじゃなくて握手すると最初から選択するとものすっごいきらきらした目で見られます。

あー‥ライバル決定なのか?

主人公との握手が終わると、次は一磨さんの方へと手を差し伸べる。


「俺は一磨さんのライバル役‥‥一磨さんに負けないよう、ヒロイン役の○○さんを口説くので」


(え‥)


不敵に微笑む蒼太くんを前に一磨さんは、一瞬目を見開いた。

だが、すぐに嬉しそうな顔に変化していく。


「ああ、望むところだ」


(一磨さん‥‥)


主人公は少し戸惑いながら、微笑みあう二人を交互に見た。

やがて握手を交わした二人から、主人公に微笑みが向けられどきっとする。

蒼太くんからこちらに注がれる屈託のない笑み。

それに愛して、なんの曇りもない一磨さんの笑顔。


(‥‥なんにもなければいいけど‥)


主人公はこれから始まる舞台を前に、どこか胸騒ぎを覚えてしまうのだった‥。

なんにもないわけあるかーっ!!!



抱っこする

京介くんの顔を見る












「パパになるなんて興味ないから」


突き刺さった京介の言葉。


(でも、それって‥)


考えたくないことが頭の中をぐるぐる回っていく。

その時、SAYAさんが京介くんの頭を叩いた。

SAYAさんの立ち絵が追加されましたw

ちょいちょい立ち絵を混ぜて行きたいと思いますが・・・・京介くんに似てるといえば似てる、けど・・・笑い顔がちょっと怖い‥口元がなんだか;;


「・・・何?」


「何じゃないわよ、京ちゃん、何いってんの!?」


(あ・・・)


「そんなこと言ったら、○○さんが傷つくでしょ!」


「傷つく?どうして‥?」


困惑した様子の京介くんにSAYAさんはため息を吐く。


「ほんとに‥‥昔から女にはモテるくせに、そういう女心にはうといんだからなあ‥」


その言葉に京介くんはむっとしたような顔になる。


「それ、どういう‥」


「あ、あの‥!広海ちゃんの前ですし‥」


慌てて二人の会話を遮り、広海ちゃんに笑顔を向けると、広海ちゃんが主人公に向かって両手を広げ、嬉しそうに笑った。


「んー、パー?」


(う‥‥か、可愛い‥)


その時、SAYAさんが主人公に向かって広海ちゃんを差し出してきた。



Kaleidoscope-110323_2135~02.jpg


「じゃ、ヒロちゃん、京ちゃんじゃなくてお姉ちゃんに抱っこしてもらおうね?」


戸惑ってると、広海ちゃんがまん丸の瞳で主人公を覗きこんでくる。


「んー?」


広海ちゃんの明るい笑顔に促され、主人公は彼女に手を伸ばした。


「じゃあ‥‥少しだけ」


小さくてやわらかい温もり。

それが主人公の腕の中に移ってくる。


(うわあ‥可愛い‥‥)


「パー?」


「‥‥う、うん?どうしたのー?」


そう聞くと、小さな手が主人公に触れてくる。


「んと‥‥ねーね?」


「ねーね?」


「ああ、お姉ちゃんって言いたいのかな?‥ね、ヒロちゃん?」


すると、広海ちゃんが急に体を動かし始めた。


「わわっ‥」


どうやら京介くんの方に手を伸ばそうとしているように見える。

抱っこしてやれよーお兄ちゃんww



Kaleidoscope-110323_2141~02.jpg


SAYAさんは笑いながら広海ちゃんのことを抱き上げた。

ふと見ると、不思議そうな表情でこちらを見ている京介くんと目が合うけど、でもすぐに目を逸らされた。


(‥パパになる気がないって‥‥広海ちゃんのことも抱っこしなかったし、京介くんってホントに子供が苦手なのかな‥)


どう対応したらいいのかわかんないってのがほとんどじゃない?

男の人って子供の扱い苦手な人多いし。


「ねえ‥‥夕食、うちで食べていってよ。ヒロちゃんも喜ぶし‥ね?」


京介くんはそれくらいならっていって、それを了承するけど・・・・・主人公との間に広海ちゃんをちょこんと座らせる。


「はい、ヒロちゃん。お姉ちゃんとお兄ちゃんに相手してもらってねー」


SAYAさん、ぐいぐいくるねww


「ちょっ‥な、何、言って‥」


めずらしく取り乱す京介くんをよそに、SAYAさんは鼻歌混じりにキッチンに向かってしまった。

弟をかる~くいじめとるなww


「じょ‥冗談きついって‥」


そのつぶやきに、広海ちゃんはじっと京介くんの顔を見る。


「う‥‥」


引きつっとるw顔がww

思わず笑ってしまう。


「な、何‥?」


「あ、ううん。なんか、そういう京介くん、見たことないから‥‥さっきも言ってたけど、やっぱり子供、苦手なんだね?」


そう聞いてみると、彼は顔を微かに赤くした。


「うーん‥苦手っていうか‥‥どうしたらいいか、わからないから」


男には母性本能がないからね‥最初は戸惑うもんらしい。(何情報)

主人公が私に接するみたいにしてみたら?と言ったら、こんな小さな子に迫るわけにはいかないだろって‥‥京介くん、それ、犯罪w

二人で笑ってると、広海ちゃんも笑った。

なんでこの子は笑うんだろう?と不思議そうにする京介くんに、きっと私たちの楽しい気持ちがつ笑って喜んでるんじゃないかな?と。

するとカレは主人公をじっと見つめ返したまま、すっと目を細めた。


「楽しい気持ちが‥伝わって‥‥」


そんな彼をなんとなく見つめていると、広海ちゃんが主人公に抱きついてくる。


「ねーね!」


「あ‥うん。広海ちゃん、どうしたの?」


「んー‥‥にーに?」


「京介くんのこと‥?」


「え‥?あ‥」


彼女はそのまま彼のところに倒れ込むと、ヒシッとしがみつく。


「にーに!」


「あ‥もしかして、京介くんのこと、お兄ちゃんって言ってるんじゃないのかな?」


セリフだけ読むと、そうですねww


「お兄ちゃん?」


思わずまじまじと広海ちゃんの顔を見る京介くん。

彼女は京介くんに向かって、にぱっと笑った。


「ん!‥だーだ、いっと、さーなの!」


わ か ん ね え w w

二人で何て言ってるんだろうと思ってると、SAYAさんがお皿を手にやってきた。


「ありあわせのものだけど‥‥あら、ヒロちゃん、京ちゃんに抱っこしてもらってるの?」


「ち、違っ‥」


そんな照れんなよ~w


「どうやら広海ちゃん、京介くんのことが好きみたいです」


「ちょっ‥○○まで何を言って‥」


「まあまあ、いいじゃないの。‥さ、ご飯にしましょう、ね、ヒロちゃん?」


それからみんなでご飯w

SAYAさんの旦那さんはカメラマンで今海外なんだって。

部屋に飾ってる写真は旦那さんが撮ったもので、広海ちゃんが生まれてばっかりの写真もあった。

旦那もSAYAさんもそれが一番のお気に入りみたいw

それから両親の話になった。

二人とも忙しくて、京介くんは小さい頃よく寂しくて泣いていた‥と。

余計なこと言うな!って京介くんが怒ってしまい、京介くんの小さい頃の話はこれで終了ー。

でも、今回のことで京介くんの子供に対する雰囲気(?)が変わったみたいでよかったww


「‥○○となら‥‥いいかなって‥そう思えた‥」


「いいかなって‥」


「同じ子供でも‥‥○○の子供なら、もっと可愛く思えるのかも‥なんて‥」


言われてみてぇえええぇえ!!!!!!!!!!!!!(≧▽≦)←

選択肢


大袈裟です

初めてですね












皐月さんとの朝食を済ませ出社した。


(自分でも呆れちゃうくらい現金だな。こんなに元気になれちゃうなんて‥)


そんなもんだってw←


「おはようございます!」


「おはようさん。○○は朝から元気だな」


編集ちょー!!!!w

昨日はありがとうございましたww


「大丈夫だったか、接触事故は?」


開き直っとるwでもそのおかげで誤解がやっと解けたからOKww

仕事もスムーズに進み、定時に上がれた。

時間が出来たので皐月さんを晩御飯にご招待w(風子ちゃんは仕事w)


「本当にお邪魔していいのでしょうか?」


「はい、もちろんです。いつもお世話になっていますから。皐月さんと違って、簡単な料理しか作れませんが、一生懸命作るんで食べてください」


「○○さんに招待頂けるだけで十分幸せです」


いつになく嬉しそうに笑ってくれるw

何を作ろうか考えてると、皐月さんがこの料理を食べたことありますか?ってテレビの料理番組を見せた。

卵かけごはんがTKGなんて呼ばれて再注目されているという内容らしい。


「卵かけごはんですか?もちろん食べたことはありますけど‥。生卵をご飯にかけるだけですよ」


しょうゆ混ぜたり、チーズ混ぜたりいろんなもの混ぜて食べるのだw←


「それを食事になるんですか?」


腹に入って栄養に返還されれば何でも食事!←←

お店でも出してるところがあると言うと、なんだか食べたそうな雰囲気にww

で、出してみたら卵かけごはんばっか食べとるwwそんなに気に入ったんかw

主人公は他のおかずを勧めながら美味しいかな‥とじーっと見てる。


「以前、食べてるところを見ていましたが、緊張するものですね」


「あ‥つい。すいません」


逸らさないといけないのに、ついつい見続けてしまった。


(美味しいかな‥。皐月さんはいつも笑顔だからだ、分かりづらい)


「‥とても美味しいです!○○さんはお料理の才能がありますね」


「褒めすぎです‥。でも、喜んでいただけて良かった」


それから主人公の口元にソースがついてた‥というハプニングもありながら、楽しく夕ご飯を食べ終えた。

その後はゆっくり過ごすはずだったけど、皐月さんが洗い物をすると言いだした。


「片付けは私にさせてください」


「ダメですよ。今日は私が皐月さんをもてなすんですから、ゆっくりしていてください」


「けれど、これだけお世話になっておいて、何もしないわけにはいきません」


「でも、今日のは日ごろの感謝とか‥」


(ここ最近、一緒にいられなかった時間を埋めたくて‥)


「今日だけは私にやらせてください」


「‥今日は引いて頂けませんね」


「皐月さんもです」


スポンジがお互いに掴みあい、互いが一歩も引く様子がなかった。


(皐月さん、意外と頑固‥?)


「仕方ありません。お互い譲れないようなので、譲歩ということで一緒に洗いましょう」


「じょ、譲歩って‥。わかりました‥‥そうしましょうか」


「はい。私が食器を洗っていくので、○○さんはその後をお願いします」


「わかりました」


皐月さんが食器を洗い、主人公が拭くことになった。


「皐月さんって食器洗い、上手ですね。慣れているというか‥」


「そうでしょうか。食器洗いは留学していた学生時代以来です」


「それにしても、○○さんとこうして二人並んで家事をしているとまるで新婚のようですね」


「え‥!なっ、なんでベタな‥あっ!」


ガッシャーン!!!!!

手が滑って、グラスを床に落としてしまった。

慌ててガラスの破片を集めようとする。


「危ないですよ!私がやります」


「いえ‥‥痛ッ!」


(コップの破片で、切っちゃった‥)


「わ、血が‥あ、でも平気かも‥」


「大丈夫ですか!?」


「少し切っただけですから‥えっ?」


皐月さんの腕が伸びてきて、グイッと怪我をした指を引き寄せられた。


(ち‥近い‥)


見上げると、すぐそこに皐月さんの顔があった。


「あ‥あの‥。皐月さんに血がついてしまうので‥」


離して下さい、そう言おうとした時だった。

皐月さんの顔が近づいてきて、主人公の唇に軽く触れてきた。

キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!!!!!!!


「え‥?」


(気のせい‥って思うほど微かに触れただけだったけど‥)


「本当はあなたのペースに併せるつもりでした。なかなか上手くいかないものですね」


皐月さんはそう言いながら、主人公の右頬を包み顔を近づけてきた。


「男の私が時々顔を出すんです。こんな風に‥」


さっきのキスとは比べ物にならないほど、深く口づけをしてきた。


ぎゃーーー(//・_・//)←


(気のせいなんかじゃない‥私、皐月さんと今キスしているんだ‥‥なんで皐月さんがキスを‥?わからない、けど‥)


「‥んっ‥‥皐‥」


めまいを起こすような、激しいキスに必死についていくのが精いっぱいだった。

皐月さんの動きに合わせ、血のついた指のことも忘れて彼の頬に触れていた。

ふふ、ふふふふふ‥w←

キスが終わる頃には、身体の力が抜けていた。


「‥謝りませんよ?」


謝らなくて結構です!!!w

体重を皐月さんに預ける形になる。


「突然で、驚いてしまいましたね。大丈夫ですか?」


「‥はい」


隙間を埋めるように、皐月さんの腕に力がこもり、きつく抱きしめられる。


「○○‥」


名前を呼ばれたww

これは間違いでもなんでもないよね!?


「‥皐月さんに名前呼んでもらうの、初めてですね」


「ずっと、呼びたかった」


「‥本当ですか?」


「ここで、嘘をつく必要はないだろ?」


「はい‥」


「○○がそんな風に照れるのも、初めて見る」


そしてなぜにいきなり敬語やめた!?いきなり過ぎだろ!!


「なんていうか‥皐月さんがこんなに積極的なのは、不思議な気がします。いつも紳士で、丁寧で、自分より人のことを考えて‥」


「‥‥何も分かってないな。カジノのオーナーである前に一人の男なんだ。紳士と、今の俺はどっちがいい?」


「今の‥皐月さんは、なんだか意地悪です」


「○○が質問してきたからだろ?」


皐月さんが優しく微笑みながら、あと少しで唇が届く‥その時だった。


「あー、疲れた。○○、ただいまー」


「ふ、風子!」


慌てて皐月さんと身体を離す。

皐月さんはというと、いつもの紳士的な笑顔に戻り、主人公と目を合わせた。

こっちは心臓バクバクなのにww

瞬く間に落ちたグラスの破片を集める。


「○○さん、グラスの破片はどこに捨てればいいでしょうか?」


「あ、あの‥それは‥」


(ど‥どうしてこんなにも切り替えが早いんだろう‥!)


さすがは出来る男ということじゃないだろうかw


「あれ!?皐月さんもいらしてたんですか!}


「お、お帰り風子‥!」


(平常心、平常心‥)


「お邪魔しております」


「いえいえ‥」


「どっどうしたの。皐月さんの顔、じっと見たりして」


「‥なんか、二人の様子がおかしくない?」


「普通だと思うけど‥」


「怪しい‥。○○が私と目を合わせようとしないときは、絶対に何かあるんだよね。皐月さん!何をしていたんですか?」


言えないことだから、言えませんww


「なんでもないですよ。卵かけごはんがとても美味しかったので、今度○○さんと二人で行こうと約束しただけです」


「ん‥あー!皐月さんが○○のこと名前で呼び始めてる!今まで○○さんだったのに」


(な、なんでそんな細かいところに気付くの?さすが風子‥!)


ぜっんぜん細かくない!!!


「ふふ、○○さんと私が呼んだら変ですか?」


名前を呼ぶことは変じゃないけど、それまでの経過が急すぎて変だったかもww


「変じゃないですけど‥絶対に何かあったんじゃないかって勘ぐっちゃう!」


探るような風子ちゃんの視線に、主人公たちは目を合わせ笑い合った。


「それは、秘密です」


風子ちゃんが叫んで教えてよー!と言われるも、話せませんW



次回予告。

ついに皐月さんを特集した雑誌が発売。

売れ行きも好調、皐月さんとの中も順調‥だったのに、そんな幸せは長く続かなくて‥。

えーーー!!!!!!!??



でも‥嬉しかったです

早とちりだと謝る













会社に行く前に皐月さんの部屋のドアをなんとなく見るのが、毎日の日課になりつつあった。

どうやらあれから皐月さんのアパートに帰って来てないらしい。

出社しても、考えてしまうのは皐月さんのこと。

も~っそんなに好きならあんなに冷たくしなかったらよかったのにさー!!!

他ルートでの、当たって砕けろ!の勢いはどうしたー!!!!!←


(なんかやる気でないな‥。でも、仕事仕事!気持ちの切り替えないと)


「‥おい、○○」


「え‥はい!」


編集長に呼びだされる。


「なんでしょうか?」


「今日は二人で取材に行くぞ。すぐ出られるか?」


「え‥今日?何かあるんですか?」


「今日はエリー・マッキンタイアーの父親がプロデュースしたホテル完成記念式典があるんだよ」


「そうだったんですね‥」


「そうだったんですね、じゃないだろ。北大路さんも来るだろ。北大路さんはお前の仕事、俺は式典の取材。分かったら準備しろ」


(‥これは仕事だ。考えるのはやめよう。気持ちを切り替えて、頑張らないと!)


ホテルには多くの記者が集まっていた。

切り替える切り替えるとか言いながら、皐月さんとゆっくり話せたらいいのにな‥ってぼやく主人公。

主人公・・・あんた諦めるのか諦めないのか気持ちを統一して?

冷たくしたーと思えば話したいなーってどっちやねん!!

シナリオライターさん、何事も前向きな主人公の性格変えないでー!!!

ここまでぐだぐだし過ぎて、なんかもういっらいらしてくる。


「○○、お前大丈夫か?」


「え!?」


気がつけば頭を左右に振っていた主人公。

なにかあったらすぐ言えよって言ってくれる編集長にきゅんとくる、私ww←

式典は滞りなく進んだ。

しっかりしてる式典なので、エリーさんと皐月さんとのことを聞いてくる場違いな記者はさすがにあまりいなかったみたい。


「よし、無事写真も撮れたし、完了だな」


「はい!じゃあ、今日の記事を会社に行ってすぐにまとめますね」


「その前に、北大路さんに挨拶に行くぞ」


「どっ、どうしてですか‥!」


「なんでって、取材で部下がいつもお世話になってるんだ。上司としてご挨拶するのが礼儀だろ?」


「それも‥そうですけど‥。私、仕事があるので先に帰って‥」


お前‥さっきまでちょっとだけでもいいから話したいな‥とか心の中でぼやいてたやん!!どっちなの?

言ってることと行動してることが違うことはよくあることだけど、考えてることが統一されてないってなんなの?

こっちに主人公の頭ん中が理解できるように文章しっかりしてくれー。


「○○も行かなきゃ意味ないだろ。ついでに、引き続き別企画の独占インタビューとるぐらいの気持ちでいけ!」

編集長もっと怒ってやって!


迫力に負け、帰りたいなんて口が裂けても言えなくなってしまった。

編集長が係の人と話をつけると、皐月さんが一人で現れた。


「北大路さん、突然お呼びしてしまいすいません」


「これはこれは陣内編集長。いつも○○さんにはお世話になっております」


「いえいえ、こちらこそ○○がお邪魔していないかいつも冷や冷やしています」


「そんなことございません。○○さんはとても優秀な方で、私も楽しませて頂いています」


「まあ、俺の部下ですからね!いつも手を貸していますが、今回の取材で独り立ちして欲しいものです」


(‥はーい‥)


「それでは、今後とも弊誌をよろしくお願いします」


「こちらこそ。ああ、○○さん。本日はまさかお越し頂けると思っていなくて‥。お越し頂けるのでしたら、正式にお誘いすればよかった。許して下さいね」


「とんでもない!十分取材できましたし‥!あの、お気持ちだけで十分です」


「そうですか‥」


(やっぱりなんかぎくしゃくする‥。なかなか割り切れないな‥)


それから話せば話すだけ空気が重くなっていき、編集長の挨拶で解散となった。

今思ったんだけどさ、カジノメンバーぜんっぜん出てこないね。

他ルートだと3日目に一日は出てたのに‥‥‥なんかちょっと‥寂しいような‥

会社に戻って気疲れを感じながら仕事をしていた。

原稿のチェックをしていると、編集長が来た。


「さっき連絡が来てな。北大路さんが急用で○○のことを呼んでいるみたいだ」


「皐月さんがですか‥?たしか今日はアポは特にないのに‥」


「さあな。何か心当たりないのか?」


(あると言えばあるけど‥。避けられてるんなら、連絡なんてしてこないだろうし)


避けてんのはお前だろww


「まあ、そういうことだから、さっさと行ってこい。向こうも結構急いでるみたいな感じだったからな」


「わかりました。場所はどこでしょうか?」



編集長に聞いた場所は、おしゃれな公園で有名なところだった。


(皐月さん、どこにいるんだろう‥。お仕事で遅れてるのかな?)


手近なベンチに腰掛け、皐月さんが来るのを待った。


(来てくれるのかな‥。途中で、会いたくなくなって引き返したとか‥)


だーかーらぁっなんでそんなマイナス思考なの?シンデレラの主人公キャラじゃないーっ!!!


「皐月さんはそんな人じゃないって、分かってるのにな‥」


(気持ちを隠すって決めたのに、会えると思うと勝手に期待して‥‥やっぱり帰ろうかな‥)


気持ちを決めかねていた、その時だった。


「○○さん!」


皐月さんが走って主人公に向かってきた。


「皐月さん!」


(なんだか、焦ってるみたいだけど‥どうしたんだろう?)


ベンチから立ちあがると、皐月さんは主人公の肩を強く掴んだ。


「大丈夫ですか!?」


へ??Σ(゚д゚;)


「○○さん、無理をして動かないで下さい。どこか痛む場所はありますか?」


「え?え???あ、あの‥、皐月さんが、私にご用事があると、陣内から聞いたのですが‥」


「今すぐ救急車を呼びます!」


なんでー!!!?


「私が来たからには、もう大丈夫ですから落ち着いてください」


いや、皐月さんの方こそ落ち着いて?w

携帯を取り出しながら、皐月さんは焦りを隠しつつ笑ってくれた。


「きゅ、救急車!?どうしてですか?」


「どうしてって‥。怪我をされているんですよね?身体に傷が残ったら大変ではありませんか」


「怪我‥?」


救急車を呼ぼうとする皐月さんを止めて、怪我なんてしてないと言うと、編集長から連絡が来て主人公が接触事故に遭って怪我をしたって‥‥編集長ww

主人公には皐月さんが急用があるからここで待ってるよう指示が‥っていうと、二人は悟った‥w

皐月さんは柔らかな笑みを浮かべ、携帯をしまった。


「なるほど‥。話をまとめると、どうやら陣内編集長に二人とも騙されてしまったようですね」


「そうみたいですね‥。編集長も何考えてるんだか‥」


「ははは。あー、でも、○○さんに何もないなら本当に良かった。せっかくですし、座ってお話しませんか?」


「そうですね」


皐月さんとベンチに座り、二人で話す。


「変だなーと思ったんです。皐月さんが私に用事があるなら、直接連絡が入ってもよさそうですし」


「私もです。怪我をして動けないから迎えに行って欲しいと頼まれた時は、頭が真っ白になりましたが‥零細になって考えると、他の人を向かわせるなり、救急車を呼ぶ方が早いですよね」


「でも‥皐月さんが来てくれて、本当にうれしかったです。皐月さんが現れなくて、来てくれないんだと思っていました」


「私は必ず行きます。もし、行けない時があっても○○さんを放っておくなんていうことは絶対にありえません」


皐月さん、そこまで言うならもう告白しちゃって!w

皐月さんは主人公の眼を覗きこみ、ベンチの上に置いた手を重ね合わせてきた。


「本当に、ほっとしました」


「‥なんていうか‥。す、すいません‥」


「○○さんが謝るようなことじゃないですよ。けれど、こうして○○さんと会えた。元気な○○さんとお話しできて、幸せです」


(『幸せ』‥そんな風に思ってくれるんだ‥)


「エリーも心配していたので、あとから○○から連絡を入れてもらってもいいでしょうか?○○さんが事故だなんて嘘だと知れば、安心します」


「‥わかりました。エリーさんには申し訳ないことをしてしまいました」


「どうして?そんなことはないです」


「いえ‥。あの‥、なんというか‥‥皐月さんと一緒にいたのをお邪魔してしまって‥」


「そんなこと気にしないで下さい。エリーは○○さんのことを、日本のお姉様だと思っていて今も一緒に来ると騒いでたんです」


・・・・・あれ?エリーさん年下?(ここで一つの疑問発生)


「エリーさんは、皐月さんと少しでも一緒にいたいんです。きっと、皐月さんが好きだから‥」


「昔から、甘えん坊の寂しがりでしたからね」


ここで好きの意味の違いが発生してしまったww

どうやら昔、北大路家の近くにエリーさん達が住んでてよく一緒に遊んだんだって。


「悠月がやんちゃだったんで、エリーに木登りやかけっこを挑んでは負かしてよくエリーを泣かせて」


(うわー‥想像つくなあ‥)


というか悠月さん、女の子相手に何やってんのww


「そのたびに悠月を叱りつけてエリーをかばうのが私の役どころでした」


納得したw


「なので、エリーは私を兄のように思っているのでしょうね」


(だからあんな風に甘えてたんだ‥でも、大人になって‥皐月さんを異性として見始めたのかな‥こんなに素敵なんだもん‥‥当然だよね)


まあ、その線はないとはいえないけど・・・あの様子だとなさそうだぞ?


「‥エリーには、アメリカにフィアンセがいるんですよ」


「フィアンセ!?」


「ええ。今回はそれも伝えに来たみたいです。ウエディングパーティに家族全員で招待されましたよ」


「‥そう‥だったんですね」


結局主人公の早とちりで4日間ぐらい使ったのか‥‥無駄だ‥無駄過ぎるww

(なんだ‥‥なんだ‥。私、一人で勝手に勘違いして‥)

全くだよw

まあ‥でも、エリーに好きか?って聞いて好きだって返答をもらったし‥‥勘違いしてしまうかなー‥でも、そこをもうちょっと踏み込んで聞いてたら2日間ぐらいでイベント終わったはずw(イベントってw)


「私もエリーのことは可愛い妹のようなもので、今回の結婚は喜ばしい反面、少し寂しいですね」


「そうでしょうね‥」


気が抜けちった主人公ww


「私‥、エリーさんと皐月さんのこと‥‥勘違いしてました」


「勘違い‥?」


「お二人が、マスコミで噂されているような関係になるんだとばっかり‥」


「エリーと私がですか?」


「はい‥」


「それで‥‥そう思われて、○○さんはどう感じられましたか?」


「へっ‥。あの‥うーん‥ちょっと‥寂しいな、って思いました」


「本当ですか?」


「はい‥」


「参りましたね。そんな嬉しいことが起きてたなんて‥‥けれど、もっと早くに気が付いていれば貴女を苦しませなくてすみましたね?申し訳ございません‥」


いやー‥あの状態で気付けっていうのが無理難題なようなw


「私も‥しっかり確認すればよかったんです。噂に惑わされて、本当にすみませんでした」


そうだ!お前がわる(ry


「謝られることはしていません」


「たくさん、失礼な態度を取っていた気がしますけど‥」


「そんなことはありません。私に至らないところがあっただけです」


皐月さん、なんでもかんでも自分の方に何か原因がって思ってたら、いつか心が病んじゃうよ?←


「もっとデリカシーを持って、○○さんに苦しい思いをさせないようにしますね。このままここに一緒にいたいですが、夜も遅いです。帰りましょうか」


はーい!!!(・ω・)/

せっかくなので歩いて帰ることにw

手を繋ぎながら家に帰宅ww

だからあんたらもーひと押しなんだってwもう12日目だから言っちゃってもOKよ?w


「楽しい時間というものは、過ぎるのが本当に早いものですね」


「はい‥」


皐月さんの指が主人公の前髪を横にずらした。

皐月さんの顔が近づいてくる。

キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!??

でも、その口づけはおでこに優しく落とされた。

来 ん か っ た ‥ 。(´д`lll)


(胸の音が皐月さんに聞こえないか、心配かも‥)


「おやすみなさい、○○さん」


「皐月さんも‥おやすみなさい」


皐月さんの笑顔を真っ直ぐに見るのはすごく久しぶりに感じられた。


(どうしよう‥。気持ちを抑えなくてもいいの‥?我慢しなくてもいいの?)



次の日の朝。

久しぶりに我が家のチャイムが鳴った。


「‥おはようございます、皐月さん」


「おはようございます。一緒に朝ご飯を食べませんか?」


「はい!上がってください」


ランチボックスを持った皐月を招き入れ、二人で楽しい時間を過ごした。

ずっと思ってたけど・・・・風子ちゃんは??w