選択肢
黙る
隠れる
風子ちゃんに誘われて、みぃみぃっていう高校の時からの友達も一緒。
相手は商社マンで読モ、今の大手の会社にプロパー(新卒)で入ったからかすっごい態度が上から目線‥
編集記者なんて俗っぽい仕事だとか結婚するならキャビンアテンダントだとか過去の女の話を持ってきて、最初は話しにあわせてた風子ちゃんたちも引いてきた。
そんな話に来るなら合コン来るなw雑談ならよそでやってw
てか風子ちゃんたちの会話にいちいち心の中でつっこむ主人公にウケたw
カップラーメンばかり食べて、片付けもしないまま寝てる人が料理好き!?とかみぃみぃとの調理実習でありえないシュークリームを作った話とかww
話が逸れていって、最終的にあっちの個室にモデルっぽい子がいる!?とかで順番に会いに行こうとしてるし。
こんな合コンってあるのかな‥
思わず女三人で顔を見合わせる。
「むかつくから、ごはんだけおごらせて帰ろうよ」
「だねー」
(ここのレストランだってすごくおいしいのに、きっと同じものでも悠月さんや皐月さんと食べた方が何倍もおいしいんだろうな‥)
なぜにそこに皐月さんまで持ってくるw
「そういえば、俺、よく北大路悠月に似てるって言われるんだよね~」
そりゃまた空気読まない発言が。
「‥はい?」
「ほら、目とかさ。鋭い感じが」
「ぜんぜん似てないと思いますよ」
ぶはっ立ち絵すらないやつが何を言うw←
思わずそう言ってしまい、みんなに視線がこっちに向く。
一瞬言っちゃった‥とはなるものの、もう気を使わなくていいやと思い口を開く。
「だって‥悠月さんは、もっと」
ざわっ
突然、店内が騒然となった。
「へ、俺ってこのレベル?」
本物キターー!!!!!!!!!!!!
「‥悠月さん!?」
「嘘!北大路悠月!?」
「え!な、なんで!?」
「ちょっと、北大路悠月だよ!」
「うそ、本物!?見たいー!」
「悠月さん、なんでここに‥」
ぐいっ
悠月さんが主人公の腕を引っ張って立ち上がらせる。
「へー最近取材に身が入ってないと思ったら、婚活か」
ちげぇ!w
「え、ていうか、な、な、なんで北大路悠月が‥」
「○○ちゃん、知り合いなの?」
「えっと、今密着取材してて‥」
「おい、そこの安リーマン、こいつを慣れ慣れしく名前で呼ぶな。こいつは俺の取材をしてんだ。お前らとは格が違うんだよ」
爆笑w
(そんなことは決してないけど、うれしい‥)
「おい、○○。今、上のVIPにほかの奴らといるから、行くぞ」
あいつらね‥
「お前の友達も連れて来いよ」
「うそー!」
「夢見たい‥」
「あ、おいウェイター、このテーブルの会計、俺持ちにしといて」
「かしこまりました、北大路様」
「あ、じゃ、私たち上行くから」
「じゃーね♪」
「ちょ、ちょっと‥」
安リーマンはさっきまでの態度を逆転させたのだったw
悠月さんに手を握られながらVIPルームに入る。
「あー、悠月、どこ行ってたのよー!」
「あれー、○○さん」
ユリカ&輝美。
そしてイエロウテイルもメンバーとユリカの後輩モデルもいた。
やっぱ前言ってたやつね。
「そう。まーこっちも合コンみたいな感じ」
「ねー悠月ぃ。なんでその子のことばっかりかまうの?」
ユリカが間に入ってきて、悠月の肩に顔を寄せる。
主人公、そういうしぐさも似合う人だなあって感心してる場合じゃないからww
「うっせー。どけ」
「きゃっ」
(わっ悠月さんの手が私の肩に‥)
うわ、何この修羅場構想w
「○○、こっち。お友達もこっち座んなよ」
「はい、ありがとうございます!」
「き、緊張する‥」
それから風子はさすが編集記者魂を発揮して、イエロウテイルのメンバーに取材を取り付けていた。
興奮して鼻血が出そうになる風子ちゃんw
それに付き添ってトイレに行くんだけど‥‥その帰り、VIPルームのドアのところに輝美とユリカの後輩モデルの姿が。
なにやらいい雰囲気で抱き合ってて‥‥鉢合わせになるとなんだか微妙な雰囲気になっちゃうから二人が中に入るのを見て自分たちも‥って作戦だったのに、輝美と目が合っちゃった。
「あっれ~、○○さん」
うわ、酔ってる‥;;
邪魔してごめんなさいすると、悠月さんにかわいがられてる人だからいいって‥‥なんかちょっと言葉に棘が含まれてたような。
「○○さんってさー、一般の子なのに、すっげー悠月さんに気に入られてるよね。実際のところ、かなり気分いいでしょ」
自分がなかなか気に入られないからって絡んでくるなよw
「‥えっと」
「お前、何やってんだこんなところで」
「あ、悠月さん」
「悠月さんがなんでこんなパンピーを厚遇してるのかって話してたんですよ」
「‥は?」
「ま、俺だったらこんなフツーの女より、美人モデルとか女優と付き合うけどね」
それってモデルの子と付き合ってるっていう肩書きが欲しいってこと?
「そのために福岡から出てきて、やっと成功したんだし」
・・・はあ?( °д°)
「悠月さんだって、本心では編集なんかより、ユリカさんの方がいいっすよね。仕事だから仕方なく相手してやってるだけでしょ?」
(いくら輝美だからって‥ひどい言い方‥)
お酒に酔うと、本心言っちゃう人と言わない人がいるけど・・・もし本当に前者なら、ただのチャラ男でメジャーバンドっていうプロ意識もろくにないどうしようもない酔っ払いだよね。(あえて声を張り上げて言ってみた)
メンバーもそんな感じなのかねー‥でも逆ならメンバーがいい迷惑だよね。
「私、別に‥」
「ずいぶん志が低いんだな」
思わず文句を言おうとした主人公を、悠月さんが手で制した。
「そんなことのためにわざわざ福岡から出てきて、ご苦労なことだねー。所詮音楽も、女にモテるための手段にすぎないんだろ」
「なっ‥」
あ、初の輝美の怒ってる立ち絵。
でもそう思われてもしょうがないよね。
「安心しろよ。輝美くんの人気も今が絶頂期で、あとは落ちていくだけだから」
最 後 の ト ド メ 、 キ タ ー ‥ w
「せいぜい今のうちにモデルとでも女優とでも遊んで、いい思い出作っておくんだな」
「ゆ、悠月さん、かっこいい‥」
「‥うん」
「○○、行くぞ」
ほいほーい♪
もうほとんど悠月さんが言いたいこと言ってくれたからもう何も言いませんw
もう出てくんなよ、輝美。(言ってんじゃねーか)
「あと、こいつのことバカにすんの、やめてくれる?志の低すぎる輝美くんより、ずっと真剣に仕事してる奴だから」
(悠月さん‥ちゃんと私のこと、見てくれてるんだ‥)
悠月さんに手を引っ張られながら中に入った。
部屋に戻るとドンちゃん騒ぎw
「ちょっとの間にすごいことになってる‥」
「結局みぃみぃも、メンバーと仲良くなっちゃってるよ」
「あ、○○!風子!早くこっちおいでよー!」
「やばい、私も負けてらんない。血が騒ぐわぁ」
さっきまで鼻血がって言ってた人が何をww
「おい、どこ行くんだよ」
ぐいっ
「ど、どこって、風子と一緒に‥」
「あのもう一人の友達に任せとけ。疲れたからちょっと付き合えよ」
(あれ?えっ外に出るの?)
「はー、あの個室、酔っ払いばっかで空気が淀んでたから、外の風が気持ちいー
わ」
「悠月さんはお酒飲んでもいつも酔わないですよね」
「昔っから兄貴に鍛えられてきたからな」
皐月さんってそんなにお酒飲むのねw
周りの客が悠月さんに気付き始める。
やばいんじゃ‥と思うも、ここは金持ちのセレブばっかだからそんな騒ぎ立てることはしないって。
「そういえば、どうして私がこのお店に来てるって知ってたんですか?」
「さっきのVIPルームから下のレストランが見えんの。で、何気なく覗いたらお前がいたから」
「それでわざわざ?」
「そりゃ、あんだけおもしろくなさそーな顔してりゃな」
めっちゃおもんなかったわw自慢するだけして何の飲み会かと思ったww
「男はやたら盛り上がってたけど、お前最初っからつまんなそーにしてたじゃん」
最初っから?・・・まさか最初から見てたんか?w
「だってひどいんですよ!あの人たち」
(ひどいといえば輝美も、いくら酔ってたとは言えひどかったな‥)
「はー、あの商社マンといい輝美といい、男の人ってなんであんなに見た目とかにこだわるのかな」
「男が全員そういうわけじゃねーよ」
「そうなんですけど‥すぐ、こっちよりあっちの女がいい、みたいに相対評価ばっかりで、比べられるとヘコみます」
「いいじゃん、お前、落ち込んでも食い物があれば立ち直れんだから」
私は寝て忘れる方だなw
「それはそうですけど‥って、いや、やけ食いじゃ満たされない時だってありますよ!」
「やっぱやけ食いしてんのか」
「もう!‥前に友達が、『結婚は見た目とお金の交換』って言ってたんですけど、本当にそうなのかなあ‥ロマンがないですよねぇ」
「んなこと言ったら、金も見た目の持ってる俺には誰が何をくれんだよ」
ですよねーw
「またそういうこと言う」
「だってほんとのことだろ」
私は逆に見た目がいい人には距離を置きたがるタイプなんですよね‥‥なんか信用できなくて。←
かっこいいとか思う以前にその人の悪い話とか自意識過剰な話とか周りから先に入ってきてるからかなw
「金がなくて見た目によくないやつは絶対結婚できねーことになるじゃん。中身はどーした、中身は」
「悠月さんがそんなこと言うのって、なんか意外」
ほら、悠月さんは媚びてくる女のうざさを知ってるから見た目にこだわらないんじゃん?
こんなに綺麗な顔しても、結婚したら態度豹変する‥とか思っちゃうんじゃないでしょうかw
「だってお前は根性があって人に気を使えるやつだろ。そんな周りの言うことなんて気にしないで、絶対評価で生きろよ」
(悠月さんが私のこと褒めてる‥あ、ちょっと酔っ払ってるっぽいな。めずらしい‥)
なんか妙にいいこと言うなって思ったらw
「悠月さんは絶対評価で生きられるものを持ってるからなー」
「でも俺だってかなわねーと思うやつはいるよ」
兄貴ですねw
皐月さんはお父さんのお気に入りでなんでもできて、頭もいい。
悠月さんの自慢でもあるけど、やっぱりコンプレックスは拭えないみたい‥
「二人、すごく仲がいいですよね」
「でも俺はあんなふうに自由に行動しつつ、自分が思ったような結果をもたらす自身なんてねーからな」
「そう‥ですか?」
(悠月さんだって思うままに行動して、成功してるように見えるけど‥本当は違うのかな)
本当に俳優になりたかったわけじゃないのかもね。
「次から次へと事業を立ち上げて。でも兄貴は成功しようとしてるんじゃなくて、自分の好きなようにやってるだけなんだよな」
悠月さんは母親似で顔はいいけど、それだけだっていう。
ちゃんとしたハートがあるじゃん、ハートがw←
「なんか俺、めずらしく酔ってるな。酔い覚ましにまだちょっと付き合えよ」
ほーいw(`・ω・´)ゞ
場面変わるも、さっきと同じ背景。
「なんかかっこわりー。さっきの、忘れろよ」
「え、全然かっこ悪くなんかないですよ」
「笑ってんじゃねえか」
「だっていつも私に意地悪ばっかり言うのに、たまに弱いところ見せてくれるから」
「だから酔ってんだよ」
「でも悠月さんといると安心します。意地悪にも、腕引っ張られるのも慣れたし」
「なんだソレ」
「他の人に言われるとカチンと来ることでも、悠月さんだったら平気かも」
「‥お前さあ」
ぐいっ
(わっ、言ったそばからまた引っ張られ‥‥えっ!?」
ぎゅっとそのまま悠月さんに抱きしめられた。
「ゆ、悠月さん‥あの‥」
人目がーー!!!w
「いーから」
悠月さんの手が頬に触れて、まっすぐ見つめ合う形になる。
そのまま‥‥ ス チ ル キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!
って!こんな公衆の面前で大丈夫なんか!?
写真激写されたりするんじゃないの!?
主人公はただされるがままになっていた‥
次回予告。
このあとのお話で。
悠月さんが花束をプレゼントしてくれます。
皐月さんとのことを聞かれるも、もう引けないって宣言を‥‥このまま最終日に突入‥できないですよね、やっぱり‥‥くそぅ‥なんで今が9日目なんだ‥まだ6日間あるじゃないか‥←
