選択肢


悠月さん、まだその人のこと‥

悠月さんに話しかける













(はあ‥あれからずっと悠月さんと気まずい‥‥しかもあれって完全、私の八つ当たりだよね‥)


これで悠月さんと気まずくなっちゃった‥どうしよう‥とか考えて悶々とされたらちょっといらっと来たけど、主人公、ちゃんと分かってるんだよね。


「どーしたのぉ、○○ちゃん。ため息なんてついちゃって~、幸せが逃げるわよ」


どうやら今日はマーシャさんと一緒にスタイリングのお仕事‥なのかな?


「マーシャさん‥それが、ちょっと悠月さんと喧嘩しちゃって‥」


「あらら。ゆづちゃんと‥」


「しかも私が八つ当たりしちゃったみたいな感じで、完全に自己嫌悪です‥」


「どうせゆづちゃんが○○ちゃんの気持ちも考えずに、子供っぽいこと言ったんじゃないの?」


「いえ、子供っぽかったのは私の方です‥」


(自分が認められないからって、俳優の仕事を一生懸命頑張ってる悠月さんの怒鳴るなんて‥)


「もー辛気臭い!」


バシンッ

マーシャさんが思い切り主人公の肩をたたく。

マーシャさん‥あの‥‥あなたの心は女性ですけど、身体は男だから‥今、めっちゃ痛そうにケータイ震えたw


「じゃあ今度気晴らしに、招待客として呼ばれてるダイアモンドブランドのプレスパーティに一緒に行きましょ♪」


パーティ服もメイクもマーシャさんがしてくれるって。

取材も兼ねて‥ってことで数日後、主人公はマーシャさんと待ち合わせしてパーティ服を買いに行く。


「マーシャさんって、小さいことからファッションに興味あったんですか?」


「んー、目覚めたのは高校生くらいだったかな。うちの母親がクラブのママやっててね。やっぱり母親はきらびやかだと憧れるわけよ」


「クラブのママかあ」


嫌がる人の方が多いんじゃ‥と思うのは私だけか。

昔は皐月さんと兄弟のお父さんが馴染みのお客さんだったみたい。

あれ、悠月さんは?


「それで、よく店に来てぼやいてたらしいわ。ゆづちゃんのことデキが悪いデキが悪いって」


(悠月さん、どこがデキが悪いの‥?)


全くだ。

なんでも皐月さんはハーバード大学院で、悠月さんは芸能人やりながらハワイ大学に行ってて、どうしても比べちゃうみたい。

昴さんと一緒かw


「ハーバード出てる人と比べられたら、たいていの人はデキが悪いになっちゃいますよね」


「しかもゆづちゃんはお母さん似で容姿端麗でしょ。だけどパパは男だてらに役者なんぞやりおって、なんてお店に来るたびに言ってたらしいわ」


てかさー、兄弟二人ともハーバード行って頭よかったら後々困るんじゃないの?

どっちが継ぐかってなったときとか。

この場合、兄の皐月さんがもちろん継ぐことになるんだろうけど、対立になっちゃうかもよ。(よくある話で)


「それでうちの母親が『どの子にもそれぞれいいところがあるんだから、そこを伸ばしてあげるべき』ってゆづちゃんのパパにちょっと怒ったらしいのよね」


「じゃあ、今悠月さんが俳優として頑張ってるのって、マーシャさんのお母さんのおかげなんですね」


「ま、ゆづちゃんの性格なら、パパと喧嘩しておうちを呼び出してでも芸能活動を続けてた気がするけど」


確かにw

で、まだ駆け出しの頃にお母さんのところでバイトしてたから、皐月さんたちと顔なじみなんだって。


「あの兄弟もいろいろあるから大変よね~」


「いろいろって?」


「実はスイスの全寮制男子校にいるときにね、二人同時に同じ人を好きになったことがあるのよ」


やっぱりこうくるかー‥続編とかで出てきそうだな、この女の人。

悠月さんが言っていた言葉を思い浮かべた。

ここで選択肢が出てくるんだけど、どんな人だったんですか?と迷った‥


「悠月さんって、まだその人のこと‥」


「んー、それはないんじゃない?昔の話だし」


「そうですか‥」


「引きずってるとすれば、その人への気持ちじゃなくて皐月ちゃんへのわだかまりだと思うけど」


「同じ人を好きになったから?」


「それだけじゃなくてね、彼女は実は皐月ちゃんのことが好きだったんだけど、結局は悠月さんと付き合ったのよ」


えー‥( ̄□ ̄;)


「皐月さんが身を引いたんですか?」


「まあ、そうね。で、彼女も皐月ちゃんのことが忘れられなくて、結局はお花屋さんのバイトも辞めていなくなったらしいわ」


あ、これ‥皐月さんルートに出てくるのかな?

恋愛は愛するか愛されるか、だけど‥‥この人は愛される方が幸せなのかも‥って悠月さんと付き合ったのかな‥‥

本当にどうにかしたかったなら、悠月さんを振って、皐月さんに告白すれば‥って思うけど、でもそんな簡単な問題でもない‥よね。

兄弟の間に亀裂を入れたくないって思ってどこかいなくなっちゃったのかもしれないし。

どうなんだろ‥


「そんなことが‥」


「だから、お互いなんとなく遠慮してるところがあるみたい」


今回は皐月さんが積極的で、悠月さんが遠慮してるケースだけどなw

仲がいいのにどこかよそよそしいのはそのせいなんだ‥と思う主人公。

そのこともあって、悠月さんは皐月さんと比べられるのがすごく嫌いみたい。

すみません、主人公、めちゃくちゃ比較するようなこと言ってました。

(嫌なこと言われても笑顔を返すことが多いけど、悠月さん自身は嫌な思いしてるんだろうな‥)


「まあ、皐月ちゃんはもちろんだけど、ゆづちゃんだって今やハリウッドからも注目されてる俳優さんだから、どうしても比較の対象にはされるかもねえ」


(悠月さんはきっといつもそうやって、皐月さんに劣等感みたいなのを持ってきたのかな‥)


「今度のダイヤモンドブランドのパーティも二人揃って出席だから、またあれこれ言われそうよね~」


な ん だ と ‥ ?


「あら、言ってなかったっけ?今回のパーティ、皐月ちゃんが立ち上げたブランドなのよ」


マーシャさん、はめたな?w



それからさらに数日後、マーシャさんと一緒にプレスパーティにやってきた。

ピンクダイヤモンドは女性の憧れだから、女性の招待客が多いようだ。

取材をしなきゃ‥と思ったら、悠月さんと皐月さんがマスコミに囲まれてるのを発見。

マスコミが退くのを待って、悠月さんの声をかけるも‥やっぱどこか気まずい‥;;


「つーか、なんでお前ここにいるんだよ」


「いいじゃない、私と同伴だもの。ねえ、皐月ちゃん?」


「もちろん。よくお連れしてくれたね」


「でしょ~♪」


「○○さん、今日はいつにも増して綺麗ですね。服もアクセサリーも○○さんのイメージにぴったりだ」


「そんな‥ありがとうございます」


嬉しいんだけど‥‥悠月さんがそっぽ向いてるよー;;

今日のパーティには、数億円のピンクダイヤモンドが展示されてて、後で見に行こうって。

皐月さんの記者会見が始まるんだけど、悠月さんも記者たちに質問攻めされてて、皐月さんのビジネスのこととか、北大路兄弟はプレーンのお兄さんと広告塔の悠月さんでうまくバランスを取ってる‥とか悠月さん本人は関係ないのに皐月さんのことを聞かれてる。

何この記者たち‥悠月さんを飾りだって言いたいわけ?(`×´)

兄のビジネスにはノータッチって言ってるんだから、散りなさいっ!

そんな嫌味な質問にも、悠月さんは笑顔で「そういうことです。兄の難しい事業は俺には到底わからないことですから」って応答。

こりゃコンプレックスも持つわな‥(-。-;)

マーシャさんと一緒に数億円のピンクダイヤを見る。

ピンクダイヤはただでさえ取れる鉱山が少ない上に、一カラット以上でも年間数十個しか採れないんだって。

で、今見てるのは3カラットはあるから一年に数個採れればいい方らしい。

そんなプロジェクトに乗り出せる皐月さんって一体‥

それからはマーシャさんと別行動。

取材で角度によってダイヤが花みたいに見えるのを見てたら、リングが展示されてるガラスケースに映った人影。

悠月さん‥



次回予告。

なんか修羅場ってますよ‥ひそかに。

皐月さんからピンクダイヤを貰って、悠月さんはいじけてユリカと麻布で飲みなおすって‥‥ユリカ、あーた居たんだw


『俺、今六本木にいんだよねー。来るまで待ってからな!』


「行って来なよ。行って、はっきりさせておいでよ。自分の気持ち」


風子ちゃぁああぁああんっ!!!ライバルかもとか言ってごめんね!!!(ノ◇≦。)

選択肢


自分で何とかする

何も言えない












その日は編集部で原稿書きに追われていた。

ケバブを食べた日の写真を見て、思わずキスのことを思い出し顔を赤くしてると編集長が来た。

前回のはすごい反響だったぞって。

どうやら入浴の写真を載せたら、めちゃくちゃ売れたみたいw

編集長に褒められてたらお局様が来て「大物編集者みたいな態度ね。たまたま北大路さんと知り合って専任に選ばれたからっていい気にならないでよね。喋ってる暇があったら、読者プレゼント集めやってよ」ときついお言葉が。

悠月さんの連載を任されるようになってからというもの、何かと目の仇にされてるみたい。

他の編集者たちが自分が選ばれなかったからひがんでるだけだよ、気にすることないよって言ってくれるけど、頭の中は読者プレゼントのことで頭がいっぱいになってしまった。

いろんなところに電話してプレゼントを決めようとするんだけど、あのページの小さな枠じゃ商品は出せないって断られてばかり。


「そうなのよねー。私も前に苦労したことあったな‥でも、絶対出してくれるところはあるはずだから、諦めないで」


女性編集者に励まされるも、最初の二つ以外は決まらず‥‥もう夜の11時。

さすがにやばいな‥と思ってたら、残業がちょうど終わった風子ちゃんに「皐月さんだったらいろんな業界にコネがありそうだし、あっさり集めてくれるんじゃない?」って‥‥皐月さんをそんなことに使うのは気が引けるよ‥‥マジでいい人だもん。


「ううん‥やっぱり、自力でなんとか頑張ってみる」


「でも‥」


「大丈夫。風子は先に帰ってて」


「あまり無理しちゃだめだよ」


「うん、ありがと」


~♪

電話が来たと思えば皐月さんから‥‥タイミングが良すぎるww

もう自宅に帰られてます?と聞かれ、残業中だと答えると何かトラブルでも?と。


「えっと‥」


(今、自分で解決するって決めたばかりなのに、皐月さんを頼るわけにはいかないよね)


『こんな夜中まで女の子が働くなんて危ないですよ。よかったら話してください』


結局主人公は事情を説明することに。


『なるほど‥‥では、私に任せてください。明日の朝までに確実に解決してあげますよ』


「でも、甘えるわけには‥」


『それならお返しに、これから遅い食事を一緒にどうですか?迎えを送りますから』


拒否することもできず、その後迎えに来た車に乗り、指定のホテルへと向かった。


「遅くなりました」


「あ、○○さん。こちらこそお呼び立てしてすみません」


「いえ、煮詰まっていたので、気分転換になりました。皐月さんはお仕事ですか?」


「ええ、ちょっと定例会議で」


「こんな遅い時間まで大変ですね」


「それはお互い様ですよ。各国のブランチから支配人が集まる会議で、どうしても遅くなってしまって」


は~‥すごいなあ‥。

それでゆっくり一杯やりたいと思って主人公に電話したらしい。

シャンパンで乾杯♪


「ところで、さっきのプレゼントですけど‥うちのホテルのご招待券を一緒に載せてくれるのなら、他のプレゼントもお安い御用ですよ」


なんと!?


「そうすると‥あと7つでしたね。それくらいなら明日の朝までには用意できますから」


「い、いえ!そんなつもりでご相談したわけじゃ‥」


「こちらからお食事に誘ってわざわざ来ていただいたのに、手ぶらで帰すわけにはいきませんから」


いや!食事も皐月さん持ちじゃないかーっ!!

そんなわけにはいかないので、もう少し頑張ってみると主人公。

あっさりお言葉に甘えない辺り好きだわーw

そして、皐月さんのこの表情がなんか好きだww


Kaleidoscope-100916_0418~01.jpg

それから皐月さんと他愛ない話をして、帰りは車で家まで送ってもらった。



翌朝。

なぜが自分の机の上にダンボールの山。


「こ、これって‥?」


「○○、これどうやったんだ!?今まで何度声かけても断られてきたブランドばっかだな!」


読者プレゼントには絶対出さないようなラグジュアリーブランドばっかり。

手紙が入ってて、やっぱり皐月さんからだった。

急いで電話をかけて、こんなにたくさん集めるの大変だったんじゃないですか?というと「それで○○さんが仕事に拘束される時間が減れば、また一緒にお食事ができますからね」って‥‥紳士だ、スマートすぎる!w

お礼を言い、電話を切るのと同時に編集長が悠月さんの事務所の社長にお呼び出しがかかったって。

編集長と一緒に事務所に行くと、雑誌を見せられた。

それはおとついのキスシーンの写真で‥‥やっぱ撮られちゃいますよねー;;

このキスシーンをネタに週刊誌の記者にゆすられたらしい。

悠月さんとはそんな関係じゃないと言っても、そういう噂がたつこと、そういう風に見えることが問題なんだって。

今回はお金でけりをつけたけど、また同じようなことがあれば悠月さんの連載を打ち切りにするってことに‥

社長からも悠月さんには注意しておくって。

悠月さんに迷惑かけちゃった‥と思う主人公。

事務所に戻り、編集長に問い詰められる。


Kaleidoscope-100916_0433~01.jpg

「で?あれはどういうことなんだ?」


「あの、本当に誤解なんです。悠月さんとは‥なんでもないんです」


「まあでも、キスしたのは事実だしな」


「‥‥」


「向こうの社長も言ってたが、実際どうなのかってことより、誤解を招く行動のほうが問題だ」


「‥はい」


「取材相手とすぐ一線を越えたりあんな写真を撮られたり、プロの仕事じゃないぞ。向こうは自分のところのタレントを誘惑されて、と思ってるかもしれないが、お前がそんなことするとは俺は考えてない」


「編集長‥」


(信じてくれてるんだ‥)


「こっちだってかわいい編集が遊ばれちゃたまらん。お前はまだ新人だろう。ずっと編集希望でようやく手に入れた仕事だ」


「‥はい」


「それをこんなことでふいにするな。あれほどの大物取材対象との縁をつぶすようなマネは、今度絶対にするなよ。っていうか北大路悠月は中園ユリカと付き合ってるんだろう?」


「それは‥結構微妙なところだと思います。ユリカさんが一方的に‥って感じで‥」


微妙もなにも、付き合ってたらあんな拒絶の仕方しないだろw


「まあ、うちはスクープを狙う雑誌じゃないからな。編集になりたいやつの中から、お前ならいけそうだと思って異動させたんだ。かわりはいくらでもいるんだから、負けないように頑張れ」


編集長の言葉に涙が出そうになる。

涙を堪えて、自分のデスクに戻った。



~♪


(また悠月さんから着信‥)


「○○!また電話鳴ってるよ!もう何回目?」


「‥15回目」


おいっ!?∑(-x-;)

今は話す気分じゃないし、話はたぶんあの写真のことだろう‥ってとりあえず出ようよ‥‥どの道けじめつけなきゃいけなくなるんだから‥

その時、テレビで悠月さんの次回作の映画が取り上げられていた。

この映画の主役は絶対悠月さんじゃないと!って監督が意気込んでいるみたい。


(‥悠月さんは、みんなから『これは北大路悠月じゃなきゃできない』って言われる人なんだな‥‥かわりがいくらでもいる私とは違う‥)


やばい‥主人公が果てしなく負のオーラ出してる‥


「もーそうやってゴロゴロ、テレビばっかり見て!きっと悠月さん、○○のこと心配して‥」


ピンポーン


「ん?誰だろう、こんな時間に‥」


風子ちゃんが玄関先に向かう。


「えっ!?あ、あの、はい、中にいます!!」


(誰だろう?風子、すごい興奮してるけど‥)


約一名しかいないだろっ!


「お前、なに電話シカトしてんだよ」


「‥悠月さん!?」


「何回電話したと思ってんだよ?つーか、俺の電話シカトすんの、お前くらいだよ」


ですよねーw


「こんなところまで来て、またパパラッチに狙われてたらどうするんですか!?」


「やっぱそのことか‥」


「‥あ‥」


風子ちゃんは緊張しながらも座布団を持ってくる。

悠月さんがそこに座ると、悠月さんが私が出した座布団に‥ってこの思い出を墓場まで持っていくと‥‥テンション上げすぎっ!!w


「なにそれ‥風子、落ち着いて‥」


「話、聞いた。うちの事務所に呼び出されたんだって?」


「‥はい」


「密着取材の担当、変えた方がいいとか言われて社長にブチ切れてきた」


‥‥今、すっげー想われてるなあ‥ってちょっと心が温かくなった。←


「お前は何も気にすんな。俺が悪い」


「‥悠月さんも、悪くないです」


「でも、俺が酔ってあんなことしなきゃ‥」


(‥やっぱり、酔った勢いだったんだ)


(あの青いバラも、酔っ払って気分が良かったから‥特別な意味なんて、ない‥)


「とにかく、これからも今まで通りだ」


「それは‥ダメだと思います」


「は?」


「こうやって個人的に会うのは、これが最後です」


「‥お前、何言ってんの?」


「またいつかあんな写真撮られるかわからない。そうなったら、私の仕事も悠月さんの仕事もダメになる。次回作、すごい映画なんですよね?」


「あんなヘタな写真はスクープされるぐらいで、俺の仕事はダメになんねーよ」


(悠月さんはそうかもしれないけど‥)


「でもプロのやることじゃない」


「‥‥何が言いたいわけ?」


「私はずっと憧れだった編集者になれて、これからもっと頑張りたいんです。だけど、悠月さんみたいに絶対無二の存在じゃないから‥かわりなんていくらでもいるから‥」


ずっと張り詰めていた気持ちが、悠月さんを見て切れた気がした。


「誰からも『北大路悠月じゃないとダメ』とか、そんなふうに言われる存在じゃないんです。私がいなくても、編集部は回るんです。だから、もっと頑張らなきゃ‥」


「俺は、密着取材はお前じゃないとって、思ってるけど」


「でも‥でも、それは今まで一緒にやってきたからでしょ?担当が変われば、今度はその人と意気投合しますよ」


「‥‥本当にそう思ってるわけ?」


「悠月さんに、私の気持ちはわからない!」


「あーわかんねーよ。そんないじけてぐちゃぐちゃ言ってるお前の気持ちなんてな。ヘコんでもすぐ立ち直る前向きなお前じゃねーなら、そんなのわかりたくもねー」


バタン!

悠月さんは家を出て行っちゃった。


「○○‥」


(ヘコんでもすぐ立ち直る前向きな私‥?でも、こうやってぐちゃぐちゃ悩むのも、本当の私なんだよ、悠月さん‥)




次回予告。

マーシャさんの同伴でダイヤモンドブランドのプレスパーティに行くことになった。

そこには悠月さんも皐月さんもいて‥

あ~‥なんか、もう一波乱あるっぽい‥


悠月さんが家に来た辺り、思わずつっこむの控えました。

なんかね‥すれ違いが切ない‥

主人公の気持ちも分からないでもないし、悠月さんは悠月さんで、本心を言ってくれてるんだけどもう一言足りないんだよね‥‥

なんだろう、この最終日に向けてのテンションの上げ方は‥‥明日が気になるよぅ;;

選択肢

懐かしいね
いつもありがとう













真っ暗闇の中、ドアが開いて複数の足音が。

「木が好き!水が好き!森が好き!自然が大好き!」

あれ、これどっかで‥w

「我々『山の家族教団』はこれよりシージャックを決行する!」

やっぱり緑の覆面キター‥;;
今回も教祖様の釈放、そして同胞たちの釈放、んで自然破壊によって作られたこの船の解体が目的みたい。
以上の要求を飲まない場合は、乗客すべてを道連れにこの船を解体する!って襲撃してきた。
主人公は瑞貴さんと一緒に会場の外へ。
外から8人くらい敵の仲間が銃を持って会場に入っていく。
インカムで昴さんに報告。
避難ボートがあるところにいくと、誰の気配もなかった。

「‥おかしいな。本当に誰もいない。一人か二人くらい、見張りを置いておくと思ったのに‥」

不思議がっていたら、一瞬全身黒ずくめの男が目の前に!
瑞貴さんに報告するも、あっという間にいなくなっちゃった。

「黒‥?緑じゃなくて?」

「ホントだよ!今、目の前を‥」

「待って!」

「え?」

「‥‥ボート付近に、誰がいる」

「!」

「おかしいな‥‥さっきまで気配がなかったのに‥」

瑞貴さんが銃を構えた。

「○○はそこにいて。僕が先に行く」

うわー‥これ、気づいたら主人公の背後に黒ずくめが‥っていうオチじゃ?
瑞貴さんは壁際ぎりぎりまで身を寄せると、すばやく通路に躍り出た。

「誰だ!」

「うわ~おぅ!」

水戸さん‥
なんだ、違ったか。
水戸さんは瀬島さんの警護を離れて、脱出路を切り開こうと思って先に教団の人たちを捕まえてたっていうんだけど・・・・あ、怪しい‥
黒ずくめの人を見なかったかと聞くけど、見てないって。
そんな話をしてたら、もう一人緑の人が襲い掛かってきた。
瑞貴さんが肘鉄を食らわせて捕らえるんだけど、ちょっと腕から血が。
最近ここの教団は怪しい薬も売ってるらしいから、刃物に何か塗っててもおかしくないってことで救援ボートの中にあった救急道具で応急処置。
最初に会った事件のことを思い出しながら、命は大切にしてと主人公が言う。

「瑞貴に何かあったら‥私‥」

「ふふっあのときも似たようなこと言ってたね。」

「言ったよ。‥覚えてたんだ?」

「もちろん。『私のために命を捨てられたら、平気でいられません!』って。あんなこと言うマルタイ、初めてだったから」

「‥じゃあ、その時、瑞貴が何て答えたか覚えてる?」

「僕が?うーん‥僕のことだから‥‥『○○ってキャサリンに似ててかわいいな』とか言ってない?」

「!」

「ふふっ違った?」

「‥なんかそれも言われた気がする」

「やっぱり。‥他には?僕、何か言ってた?」

「うん。瑞貴ね、あのときもこう言ったんだよ。『それが僕の仕事なんです』って」

「‥‥」

「瑞貴の言いたいことは分かるよ。でもそのことと命を簡単に危険にさらすことは違う。そうでしょ?」

「‥うん、そうだね」

「それを忘れないで?ね?」

「大丈夫だよ。もう僕はあの頃の僕じゃない。○○がこれから先よぼよぼのおばあちゃんになっても、僕がずっと守り続けるよ」

「もう瑞貴ってば」

その時昴さんから連絡が来て、会場を制圧したって。
事件は解決に思われたけど‥あの黒ずくめ‥やっぱなんかあるよねー;;
それでいて、水戸さん、もしかして芸人さんなの?
なんか似てる人がいるって話をしてたんだけど‥
選択肢

そのままでいる
もらう
誰かにプレゼントですか?











プールバーを出るとき、悠月さんに抱きしめられて‥

(私‥悠月さんとキスしてる‥)

そっと唇が離れる。

「‥ゆ、悠月さん‥あっあの‥」

「‥‥悪ぃ。つい」

「つ、つい?」

「なんだよ。お前がかわいーこと言うからだろ」

「か、かわいい?」

悠月さんの照れ顔の方が何倍もかわいいですw

「いちいち反応すんな!」

(悠月さん、もしかしてかなり酔ってるのかな‥普段だったらこんなこと、絶対言わないよね‥それに、今のキスも‥)

酔っ払いばっかだな、おいw

「うるせー」

主人公は悠月さんの真意が分からず、考え込んでしまう。

「踊りにいこーぜ。この近くにいいクラブがあんだよ、行くぞ」

(相変わらず強引‥でもやっぱり、嫌じゃない‥私‥悠月さんのこと‥)

なぜかずっと手を繋いだまま、街に出た。
悠月さんだってバレないかな‥と思ってると、外国人に話しかけられた。
英語で話しかけられて主人公は戸惑うが、悠月さんはぺらぺらと英語で対応。
いいバーがあるから一緒に来ないかって誘われたらしい。
そのあとも外国人に声をかけられる。
不思議に思ってたら、通行人が遠回しに見えた。
注目されてたから、声をかけやすく思ったみたい。

(それにしても、なんだか楽しそう)

「悠月さん、楽しそうですね」

「んー、ああやって声かけてくる外国人って俺のこと知らねーじゃん。自由に行動できたハワイの大学時代みたいで、ラクでさ」

(や、周り歩いてる日本人は結構気付いてるっぽいけど‥)

何年か前、北大路悠月がハワイ大学に行ってるってワイドショーで観たことを思い出す。
あの頃は、まさか北大路悠月とこうやって夜の街を歩くなんて、想像もしなかった。
今だとどこを歩いても、北大路悠月だって指さされるから落ち着かないって。
でも主人公といるときはラクでいられるとw
なんかいいなー、やっぱり一緒に居て、ほっとできる人が一番いいよねw
私、あの恋愛してるときの半端ないドキドキ感、苦手なんですよね。
二次元はばっちこーい!!なんですけど、現実だと走って逃げたくなる衝動にw←

「え?どうして?」

「なんつーか、俺に媚びてない感じじゃん?変に機嫌取ることもしないし、たまに変なこと言って笑わせるし」

「だから、笑わせてるつもりはないんですってば」

「俺にツッコミ入れる女なんて、そうそういねーよ」

「確かに悠月さんって、ボケかツッコミかって言ったらツッコミですもんね‥」

「そーいうことじゃねーし」

(私も、悠月さんが笑ってくれると嬉しい‥)

クラブが見えてきた。
前に風子ちゃんが雑誌に取り上げてて、元々有名なクラブらしい。

「あ!悠月さん、見て!ケバブ売ってますよ!」

結局食い物に落ち着くのねw
どうやら主人公、この前の皐月さんとのデートの時に悠月さんと気まずくなってから食欲が落ちてたみたい。
恋をすると痩せるってこのことかw(*´Д`)=з

「安心したら、急にお腹すいてきちゃって」

「なんだよ、心配事でもあったのか?」

おめーのことだよっ(ノ∀^●)ノ♪
笑いながら、悠月さんはケバブの屋台へ連れてってくれる。
主人公はオリジナル、悠月さんはチリソースで頼んだ。

「悠月さんも、結構ジャンクフード平気なんですね」

「も、ってなんだ、も、って」

「皐月さんにあんなこと言ってたけど、やっぱり似てるなーって」

「まあ、そりゃ兄弟だからな。似てるとこはあるだら」

「顔もなんとなく似てますよね。性格とかは正反対だけど。あと、似てるところってどこですか?」

「女の趣味」

「え‥‥」

主人公、なんでお前は余計なことばっか言うんだ‥orz


(こんな間髪入れずに答えたってことは‥)

「あの‥同じ人を好きになったことがあるんですか?」

伏線キター‥
これって主人公のことじゃないよね、たぶん。

「お前のそれ、美味い?」

「え?あ、おいしいですよ。ちょっとピリ辛ですけど。食べます?」

「ん」

(わ‥な、なんかこうして自分のを食べさせると、密着度がすごい‥)

はは‥‥w(*゚.゚)ゞ(顔がにやけるw)

「ふーん、俺のとやっぱちょっと味が違うな。食う?」

いただきまーすっ!!!
ぱくっ

「ん!おいしい‥」

「つーか、なんでそんな顔赤いの、お前」

悠月さん‥‥分かってて聞いてるだろ‥!
クラブに入らず、別のところに行こうとする悠月さんに、入らないんですか?と聞くと「お前のその顔見てたらなんかもう満足した」ってw
も、もう付き合っちゃいなYO!!!(*´艸`)
気分次第にぶらぶらしてたら、花屋さんに青いバラを発見!
思わず近寄って聞くと、バイオテクノロジーで発明されたやつなんだって。
バラには青い色素がないらしいからねぇ‥
やっぱり高いから、みんな眺めるだけみたい。

「そうか‥」

「悠月さん、誰かにプレゼントするんですか?」

「さーな」

「またさーなって‥濁さないで教えてくださいよ」

「誰にプレゼントするんだと思う?」

(え?本当にプレゼントで買うの?)

「店にあるこのバラ、全部花束にしてくれ」

ちょっ‥!まとめ買いかよっ!!
てか十数万はするんじゃないの!?

「ん」

花束を店員から受け取ると、主人公の前に差し出した‥‥

「あ、あの‥」

「お前にだよ。わかれよ」

「だ‥えっだ、だって、どうして‥」

「欲しかったんだろ?」

「そ、そうですけど、まさかこんな‥」

「早く受け取れ。恥ずかしい」

本当に顔真っ赤だねw
主人公は気後れしまがら花束を受け取った。

「ぶっちゃけ女に花束なんてプレゼントしたことねーんだよ」

「えっそうなんですか?なんか、みんなに贈ってそうなイメージ‥」

「どんだけ節操ねーんだよ」

内面的に贈ってそうなイメージはないな‥私。

「でも‥すごく嬉しいです!ありがとうございます!」

「‥ん」

こんな嬉しいプレゼント、はじめてかも‥とほくほく気分で主人公の家まで送ってもらう。
ほんとは、さっきのキスのこととかいろいろ聞きたいけど聞けない。

「‥お前、兄貴とどーなの?」

「え?」

(ど、どうなのって‥)

「いや‥こういう聞き方は卑怯だよな。兄貴はなんでもパーフェクトにできる奴だし、きっとお前も惹かれてんだろーけど‥‥でも俺ももう引けないし、我慢もできねーから」

「え?」

「だから‥兄貴には譲りたくねーって言ってんの」

「悠月さん‥」

(それって、私のこと‥好きだって言ってくれてるの?でも私、別に皐月さんとは‥)

「じゃーな」

それを説明する間もなく、悠月さんは帰って行った。


次回予告

お局さまに嫌味いわれてる‥
そして皐月さんと会ってる主人公。
そ し て !キスシーンが撮られて社長にお呼びだし食らったー!!(((( ;°Д°))))

選択肢

誰でもいい
全然












その日、主人公は父と一緒にある代議士が主催した船上パーティに出席していた。

「ふふっ見て、○○。あのへんにイルカがいるよ」

「え?ほんとに?」

「うん」

「どうして分かるの?」

「なんとなく‥イルカの声が聞こえてくる気がするんだ」

もう一種の霊能力者みたいになってるよw
今度の休日に水族館に行こうって話しになって、イワシの群れを見ようって‥w

「みーずーきー!お前なー」

「あ、そらさん‥」

「来てたんですか?」

「来てたんですか、じゃねーよ。いくら、○○ちゃんの警護で嬉しいからってな‥‥海司のこと無視すんなよ」

「‥‥」

居たのかよっ!!Σ( ̄□ ̄;)

「海司だってお前と一緒に○○ちゃんの警護についてんだから」

「‥いいっす。こういうの、もう慣れましたから、俺」

かわいそすww

「ふふっすみません。つい、公私混同してしまって。‥ごめんね、○○。僕、今、仕事中だから水族館のことは船が下りたら話し合おうね。二人きりでね」

「そうだね」

「‥そらさん。船から下りたら『満腹軒』のラーメン餃子、食いにいかないっすか」

「いいけど、おごんないぞ?」

「いいっす‥誰かが傍にいてくれれば今日はもうそれでいいっす‥」

哀れw

「情けないな、海司」

昴さーんw

「そんなに涙目になるくらいなら、俺が○○の警護を替わってやるぞ」

「えー!?だったら俺が替わる!」

なぜか奪い合いに‥w
総理警護の二人がなんで‥ってなったとき、お父さん登場。
もう実際にこんなんあったら、総理ぶち切れるよねww
三人で食事でも行こうかって話になってると、もうパーティが始まる時間。
結局担当替えはなし。

「ちょっとからかっただけでーす。な、海司?」

「‥マジで、船下りたら満腹軒にいってくださいね」

「分かってるって」

「瑞貴、あんまり海司をいじめるなよ?」

「ふふっご心配なく。そろそろ僕もお仕事モードに戻りますから」

いじめてたんかいっw
パーティが開催され、シャンパンを飲みながら瑞貴&海司とおしゃべり。
どうやら海司が今回の主催者の代議士を前警護したことがあって、いろいろ無神経なやつだったって。
そんな話してたらほんとにキター‥
主人公を見るなり、総理の隠し子だの、瑞貴たちを見るなり主人公の男?だのと‥‥ただの酔っ払いじゃねぇかw
最終的には瑞貴に芸能人だから歌えと言って来た!!
今はSPだから歌なんて‥って断るも、無理やり歌わせようとする。

「♪ジャバダバ~、イルカが俺にひざまづく~」

水 戸 さ ん w(*´Д`)=з

「誰だお前は!」

「へへっ歌を歌えというから、一曲歌ってみた次第でして‥」

「誰もお前の歌などし所望しておらん!そもそも、なんなんだお前は!」

「わたくしですか?わたくし、水戸と申しまして、こう見えても警視庁の‥」

「うちのSPが失礼いたしました」

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なんか新しいキャラが出てきたよ!?


「瀬島くん!なんなんだね、この失礼な男は」

お前の方がよっぽど失礼じゃw

「ですから、警視庁から配属された、私付きのSPです」

「SP?君にもSPがついているのかね?」

「ええ。最近またいろいろと脅迫電話などがありまして‥」

「ふん‥。君は何かと目立つようだからな」

「ええ、まじめに政治活動に勤しんでいると、なにかと気苦労が多くて‥‥その点、先生が羨ましいですね。昨日は料亭、今日は船上パーティ‥実にのびのびとしてらっしゃる」

「‥この若造が‥っ」

若造だろうがなんでも、世の中のために貢献する人ならなんでもOK。←

「はっ!せいぜい気をつけるんだな!傍にいるのが、そんなふざけたSPのようでは、いざというとき困るだろうからな!」

そうはき捨てて、その人は去っていった。

「相変わらずだな、あの先生も。無神経で失礼な人だ‥」

ねーw

「皆さん、気を悪くされませんでしたか?」


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めちゃくちゃ気を悪くしました。←
瑞貴さんはこの瀬島さんを知ってるみたい。
水戸さんはご存知の通り、瑞貴さんを指導してた人です。
チームが移動になってから何度もメール送ったのに‥って言われるけど、なんでも今日のダジャレとかってやつらしいw

「でも笑いは大事だよ。笑いはなんといっても心の‥」

「瀬島さん。脅迫電話ってどういうことですか?」


「無視かいっ」

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思わず笑ってしまった自分がなんか悔しい‥w
瀬島さんは瑞貴さんが公衆の面前で愛の告白をしていたことを知っていたw
ほのぼの会話してたのに、水戸さんが間に入ってきて誰かとお付き合いしてるのなんて聞いてないよ~って。

「教えてませんから」

「ひどいねー、手塩にかけて育てた後輩に、わたくし裏切られたような気分ですよ」

「‥水戸さんは、ただの教育係じゃないですか」

「またまたぁ。ホントはわたくしに感謝‥」

「してません」

笑顔でばっさりー!?
そろそろ離れようとしたときも、またメールするっていう水戸さんに、着信拒否してますからいくら送ってきても無駄ですよって‥‥あれ、こんな小悪魔キャラだったっけww
前瀬島さんの警護に瑞貴さんもついてたみたい。
瀬島さんのこと気になるの?って聞かれて、ちょっとかっこいい人だなんて思ってないからって‥‥それ、心の声ダダ漏れ‥::
その時、誰かにぶつかられた!と思ったら慧さんではないかーっ!!!
少しグラスの中身がこぼれたってことで別のグラスを差し出す慧さんの手を、瑞貴さんが思い切り振り払った。

「失礼。でも彼女の飲み物は、僕が用意しますので」

「‥そうですか」

グラスを差し出してくれた人が去っても、瑞貴さんはずっとその人の背中を見つめていた。
なんだか嫌な感じがしたんだって。
ヤキモチとかそういうのじゃなくて、グラスになんか入ってたとかそういうの?
そこに昴さんが来た。
なんで原田班の水戸がここに来てるんだって聞いてきて‥
なんでも、自分たちの場合、チームで動くのが普通で、単独で誰かの警護しているのは珍しいことらしい。
水戸さんは昴さんにも月1で、女性を紹介してほしいってメールを送ってくるらしく、今度あったらやめろって伝えておけとww
突然、パーティ会場が停電した。
異常を感じる三人。
瑞貴さんに引き寄せられると同時に、会場のドアが一斉に開いた‥