助けたい
こんなときだから一緒にいたいの
(なっ‥‥これどういうこと!?)
パソコンの前で頭を抱えていると、隣の席の編集者が主人公の肩をつんつんと触れた。
彼女の携帯を見せてくれて、そこには加賀静子と千早さんの話題に触れた番組が流れていた。
コメンテーターが加賀さんの整形に失敗して、しかも訴えても放置したなんて最低だ!!って。
阿呆かーっ!!!千早さんはそんは卑怯なことせんっ!!!
主人公も絶対何かの間違いだと思ってると、背中を思いきり叩かれる。
「てめ、何サボってやがる‥」
編集長‥‥‥こ、こわひ‥‥
「今日中にあの記事の差し替え分作れなかったら‥‥わかってるだろうな‥」
「今すぐやります、絶対終わらせますッッ!」
(と言っても‥‥電話だけでもしたいけど‥)
そう思って携帯を手に取ろうとすると、バイブが鳴った。
千早さんからで、慌てて電話に出る。
思いのほかいつもの調子で、心配する主人公に笑ってくれる。
『大丈夫だよ。ただ、しばらく会えなくなるかもしれないんだけど‥‥いいかな?』
「寂しいけど、大丈夫です。他に何かできることはありませんか?」
『大丈夫。今回はおとなしく待ってて?‥‥あ、呼ばれてる。ごめんね、また連絡するから』
「あ、ちはやせ‥‥」
電話はぷつりと、あっけなく切れた。
(待ってるだけしかできないのかな‥)
ペッシーン!!!
「いっ‥‥痛いっ‥‥!」
「オラ、〇〇!早くしろッ!」
「ごっ、ごめんなさい~!」
とにかく仕事を終わらせることに集中することにした。
朝日が眩しく、目を細めた。
(徹夜明けの朝日って、浴びてると灰になるんじゃないかって思う瞬間があるよね‥)
思 わ ね ぇ よ ‥ っ !!!Σ( ̄□ ̄;)
それなんていうヴァンパイア?←
仕事を何とか終えて、帰ろうとしたその時。
スーツ姿の三人が主人公の前に立ちはだかった。
‥‥誘拐事件勃発?
全員、テレビ局や新聞社の腕章をしている。
あー、なーる。
(な、なんでマスコミがこんなとこに‥??)
ずいっと主人公にマイクが伸びてくる。
「〇〇さんですか?読買テレビの者ですが、國府田千早さんについてお伺いしたいんです」
「‥‥え、えーと‥‥?」
「特別に國府田さんと親しくされてますよね」
「何か一言くらいくだざいよ!」
言うタイミングすらくれない奴が何を言うかw
(え、ええ!?)
「どうなんですか!言わないってことは何か知っているということですか!?」
マイクを突き付けられ、カメラが主人公を捉える。
(どっ、どうしよう‥!)
「すみません、うちの社員に何か?」
振り向くと、編集長がお得意の営業スマイルを使いつつ、威圧感を漂わせていた。
「うちが持っているネタを同業者に渡すわけがないでしょう。お帰りください!」
ですよねーw
記者たちは舌打ちをしたり、罵声を編集長に浴びせたり、礼儀正しく会釈をしたりとそれぞれの反応を示し、帰って行った。
「編集長、ありがとうございます‥‥」
「‥‥フン。タバコを吸いに来ただけだ」
背伸びをしながら、編集長は社内に戻っていった。
(って。タバコ、吸わずに戻っちゃった‥)
なるほど、これだから人望があるわけですね、わかりますww
「ただいまぁ‥」
自宅に帰り、声をかけたけど反応がない。
風子ちゃんはもう会社に出掛けちゃったみたい。
その時、バックの中からバイブ音が。
表示を見ると、知らない番号からの着信だった。
誰だろうと思いながら出てみると、遼一さんだった。
なんでも至急の用事があったから会社に電話して聞いたらしい。
簡単に主人公の携帯番号入手できるのねw
『千早さんのことなんだけど、何か聞いてる?』
「しばらく会えないからって聞いてます」
『今からカジノに来れない?』
「え?」
『みんなで作戦会議するんだよ』
遼一はやけにうきうきした調子で言った。
行く行く~♪( ̄▽+ ̄*)
カジノのVIPルーム
部屋には千早さん以外のメンバーが揃っていた。
「〇〇は國府田さんの件、どうしたいと思ってんだ?」
「え、どうしたいって‥」
「國府田さんのために手助けがしたいか、したくないかって話だよ」
もちろんします!!!(`・ω・´)ゞ
皐月さんが間に入って、千早はこの件について、主人公を巻き込みたくないって言ってるみたい。
危ない目に合わせたくないんだって。
「ねぇ、〇〇はどうしたい?」
「できることがあるならやりたいです」
「そう言うと思いました。でも千早は喜ばないかもしれない。〇〇さんにこれ以上何かあったら‥」
皐月さん、まさかナナさんのしてきたこと知ってる?
「大丈夫です。こんなときに何もできないなんて、そっちのほうが辛いもの」
ソファに座った遼一さんは愉快そうに膝を叩いた。
「〇〇、よく言った!」
「兄貴、俺の勝ちだな」
「‥‥全く困ったものだね。私も千早に怒られてしまいそうだ」
「私が決めたことですから、皐月さんのせいじゃないです」
「‥‥それでも、怒られるよ。あいつは怒ると怖いんだから」
ぜひ、その千早さんを見せてください!!*+о(〇ω〇)ь+*
はあとため息をつく皐月を尻目に、遼一さんが書類を掲げて楽しそうな顔をしている。
「さーて、〇〇のため、あくせく働いて頂こうかな!」と渡されたのは韓国行きの航空チケット。
千早さんは今ソウルにいるみたいで、今夜向かうことに‥‥
半ば強引に休日をとってw
現在、主人公は韓国の国際空港。
千早さんが待ってるからと言われたものの、つい勢いで来ちゃって千早先生に嫌われたらどうしよう‥と考えてしまう主人公だった。
決めたのは自分なのに‥とため息をついた瞬間、ぐいと後ろから腕を引っ張られた。
一瞬身構えたけど、かすかな香水の匂いで分かった。
(千早先生だ‥)
背後から抱きしめられて、立ち止まったまま動けなくなった。
「‥‥どうして来たの?」
「あ、あの‥」
「答えるまで、離さないよ?」
さらにぎゅっと抱きしめられる。
「‥‥こんなときだから、一緒にいたかったの」
一瞬、腕の力が緩んだ。
「あ、あの、ただのわがままなんです、私‥」
千早さんはふっと笑ったようだった。
「本当はね、来るような気はしてんだ。巻き込みたくなかったっていうのは本音なんだけど、キミがいなくても、どうしているか気になってしまうから‥‥だったら、傍にいてくれた方がいい」
「それって、どういう‥?」
「ふふ。わからないなら、そのままでいいよ」
「‥‥褒め言葉ですか?」
「ああ。もちろん」
主人公の頭に千早さんの手がぽんっと乗る。
「‥‥来てくれてありがとう」
千早さんは主人公の身体を自分の方へと向かせて、唇を押し当てた。
キススチルキター!!!!!!!!(・∀・)
「‥‥ん」
スーツケースから手を離して背中に手を回す。
まーたパパラッチに写真撮られるぞw(悠月ルート参照)
って!!ディープかいっ!!!
しばらくして、息継ぎするように千早さんの唇が離れた。
「‥‥こんなはずじゃなかったんだけどね。」
「?どういうはずだったんですか」
「日本へ帰そうと思っていたんだよ」
「やっぱり、迷惑でした‥?」
「そんなわけないでしょう?危ない目に遭わせたくないからだよ」
千早ルートはなんか‥‥大人の優しさを満喫できるなw
次回予告。
千早さんのスーツ姿ー!!!
そしてジョンホンっていう新キャラ登場。
常にタバコ持ってるのか‥‥
さて、ナナさんとタッグを組んだのはこちらの方なのかなー?