選択肢

助けたい
こんなときだから一緒にいたいの










(なっ‥‥これどういうこと!?)

パソコンの前で頭を抱えていると、隣の席の編集者が主人公の肩をつんつんと触れた。
彼女の携帯を見せてくれて、そこには加賀静子と千早さんの話題に触れた番組が流れていた。
コメンテーターが加賀さんの整形に失敗して、しかも訴えても放置したなんて最低だ!!って。
阿呆かーっ!!!千早さんはそんは卑怯なことせんっ!!!
主人公も絶対何かの間違いだと思ってると、背中を思いきり叩かれる。

「てめ、何サボってやがる‥」

編集長‥‥‥こ、こわひ‥‥

「今日中にあの記事の差し替え分作れなかったら‥‥わかってるだろうな‥」

「今すぐやります、絶対終わらせますッッ!」

(と言っても‥‥電話だけでもしたいけど‥)

そう思って携帯を手に取ろうとすると、バイブが鳴った。
千早さんからで、慌てて電話に出る。
思いのほかいつもの調子で、心配する主人公に笑ってくれる。

『大丈夫だよ。ただ、しばらく会えなくなるかもしれないんだけど‥‥いいかな?』

「寂しいけど、大丈夫です。他に何かできることはありませんか?」

『大丈夫。今回はおとなしく待ってて?‥‥あ、呼ばれてる。ごめんね、また連絡するから』

「あ、ちはやせ‥‥」

電話はぷつりと、あっけなく切れた。

(待ってるだけしかできないのかな‥)

ペッシーン!!!

「いっ‥‥痛いっ‥‥!」

「オラ、〇〇!早くしろッ!」

「ごっ、ごめんなさい~!」

とにかく仕事を終わらせることに集中することにした。
朝日が眩しく、目を細めた。

(徹夜明けの朝日って、浴びてると灰になるんじゃないかって思う瞬間があるよね‥)

思 わ ね ぇ よ ‥ っ !!!Σ( ̄□ ̄;)
それなんていうヴァンパイア?←
仕事を何とか終えて、帰ろうとしたその時。
スーツ姿の三人が主人公の前に立ちはだかった。
‥‥誘拐事件勃発?
全員、テレビ局や新聞社の腕章をしている。
あー、なーる。

(な、なんでマスコミがこんなとこに‥??)

ずいっと主人公にマイクが伸びてくる。

「〇〇さんですか?読買テレビの者ですが、國府田千早さんについてお伺いしたいんです」

「‥‥え、えーと‥‥?」

「特別に國府田さんと親しくされてますよね」

「何か一言くらいくだざいよ!」

言うタイミングすらくれない奴が何を言うかw

(え、ええ!?)

「どうなんですか!言わないってことは何か知っているということですか!?」

マイクを突き付けられ、カメラが主人公を捉える。

(どっ、どうしよう‥!)

「すみません、うちの社員に何か?」

振り向くと、編集長がお得意の営業スマイルを使いつつ、威圧感を漂わせていた。

「うちが持っているネタを同業者に渡すわけがないでしょう。お帰りください!」

ですよねーw
記者たちは舌打ちをしたり、罵声を編集長に浴びせたり、礼儀正しく会釈をしたりとそれぞれの反応を示し、帰って行った。

「編集長、ありがとうございます‥‥」

「‥‥フン。タバコを吸いに来ただけだ」

背伸びをしながら、編集長は社内に戻っていった。

(って。タバコ、吸わずに戻っちゃった‥)

なるほど、これだから人望があるわけですね、わかりますww



「ただいまぁ‥」

自宅に帰り、声をかけたけど反応がない。
風子ちゃんはもう会社に出掛けちゃったみたい。
その時、バックの中からバイブ音が。
表示を見ると、知らない番号からの着信だった。
誰だろうと思いながら出てみると、遼一さんだった。
なんでも至急の用事があったから会社に電話して聞いたらしい。
簡単に主人公の携帯番号入手できるのねw

『千早さんのことなんだけど、何か聞いてる?』

「しばらく会えないからって聞いてます」

『今からカジノに来れない?』

「え?」

『みんなで作戦会議するんだよ』

遼一はやけにうきうきした調子で言った。
行く行く~♪( ̄▽+ ̄*)


カジノのVIPルーム
部屋には千早さん以外のメンバーが揃っていた。

「〇〇は國府田さんの件、どうしたいと思ってんだ?」

「え、どうしたいって‥」

「國府田さんのために手助けがしたいか、したくないかって話だよ」

もちろんします!!!(`・ω・´)ゞ
皐月さんが間に入って、千早はこの件について、主人公を巻き込みたくないって言ってるみたい。
危ない目に合わせたくないんだって。

「ねぇ、〇〇はどうしたい?」

「できることがあるならやりたいです」

「そう言うと思いました。でも千早は喜ばないかもしれない。〇〇さんにこれ以上何かあったら‥」

皐月さん、まさかナナさんのしてきたこと知ってる?

「大丈夫です。こんなときに何もできないなんて、そっちのほうが辛いもの」

ソファに座った遼一さんは愉快そうに膝を叩いた。

「〇〇、よく言った!」

「兄貴、俺の勝ちだな」

「‥‥全く困ったものだね。私も千早に怒られてしまいそうだ」

「私が決めたことですから、皐月さんのせいじゃないです」

「‥‥それでも、怒られるよ。あいつは怒ると怖いんだから」

ぜひ、その千早さんを見せてください!!*+о(〇ω〇)ь+*
はあとため息をつく皐月を尻目に、遼一さんが書類を掲げて楽しそうな顔をしている。
「さーて、〇〇のため、あくせく働いて頂こうかな!」と渡されたのは韓国行きの航空チケット。
千早さんは今ソウルにいるみたいで、今夜向かうことに‥‥
半ば強引に休日をとってw
現在、主人公は韓国の国際空港。
千早さんが待ってるからと言われたものの、つい勢いで来ちゃって千早先生に嫌われたらどうしよう‥と考えてしまう主人公だった。
決めたのは自分なのに‥とため息をついた瞬間、ぐいと後ろから腕を引っ張られた。
一瞬身構えたけど、かすかな香水の匂いで分かった。

(千早先生だ‥)

背後から抱きしめられて、立ち止まったまま動けなくなった。

「‥‥どうして来たの?」

「あ、あの‥」

「答えるまで、離さないよ?」

さらにぎゅっと抱きしめられる。

「‥‥こんなときだから、一緒にいたかったの」

一瞬、腕の力が緩んだ。

「あ、あの、ただのわがままなんです、私‥」

千早さんはふっと笑ったようだった。

「本当はね、来るような気はしてんだ。巻き込みたくなかったっていうのは本音なんだけど、キミがいなくても、どうしているか気になってしまうから‥‥だったら、傍にいてくれた方がいい」

「それって、どういう‥?」

「ふふ。わからないなら、そのままでいいよ」

「‥‥褒め言葉ですか?」

「ああ。もちろん」

主人公の頭に千早さんの手がぽんっと乗る。

「‥‥来てくれてありがとう」

千早さんは主人公の身体を自分の方へと向かせて、唇を押し当てた。
キススチルキター!!!!!!!!(・∀・)

「‥‥ん」

スーツケースから手を離して背中に手を回す。
まーたパパラッチに写真撮られるぞw(悠月ルート参照)
って!!ディープかいっ!!!
しばらくして、息継ぎするように千早さんの唇が離れた。

「‥‥こんなはずじゃなかったんだけどね。」

「?どういうはずだったんですか」

「日本へ帰そうと思っていたんだよ」

「やっぱり、迷惑でした‥?」

「そんなわけないでしょう?危ない目に遭わせたくないからだよ」

千早ルートはなんか‥‥大人の優しさを満喫できるなw


次回予告。
千早さんのスーツ姿ー!!!
そしてジョンホンっていう新キャラ登場。
常にタバコ持ってるのか‥‥
さて、ナナさんとタッグを組んだのはこちらの方なのかなー?
選択肢

物を投げつけた
それなら一生守って













「手を上げろ!」

瑞貴さんが入った途端、黒づくめの男たちが驚いた顔をして、どうしてここに‥と声をもらす。

「‥裏切り者でも出たんだろう」

「‥‥」

「おそらく‥‥慧あたりかな?」

「‥‥」

「‥‥やれ」

「「「おう!」」」

ぶっ!黒づくめ(複数が)がいっせいに画面の中に!こんないたのか!!
つかこれウケ狙いだろww
わずかに開いたドアの隙間からなにかがぶつかり合い、壊れるような物音が聞こえてくる。
思わず入っていきそうになると「まだ行くな!足手まといになる!」って慧さんが。
うん。ぶっちゃけ主人公が入っていくことによって選択肢は捕らわれる、しかないからね。

「中には瀬島さんと水戸さんを含めて5人居る。銃を持っているやつは‥とりあえず一人」

「国府田さん、瑞貴を‥っ」

「うかつに顔を出すなって言ってるだろう!」

「!」

そうだよ~主人公がでしゃばったってしょうがないんだから、ちょっとおとなしくしときなさい。←

「‥藤咲瑞貴は助ける。そういう契約だからね。ただ、タイミングを見計らわないと‥」

バタバタバタ‥
ぎゃーす‥外から来た黒づくめにばれちゃった‥‥というか、あーた今さっきまで瀬島と一緒にいなかったか?w

「仕方ないね。ちょっと早いけど‥行くよ!」

ラジャーッ!!!(`・ω・´)ゞ
バタンッ

「国府田さん!なんで入って‥っ」

「仕方ないだろ。外からもお仲間が来たんだよ!」

言いながら、慧さんが傍にいた男に肘鉄を喰らわせる。

「これ以上増えると不利だ!早くケリをつけろ、藤咲!」

「分かって‥○○、伏せて!」

「え‥っ」

とっさにしゃがみこんだ主人公の頭上に銃弾が撃ち込まれる。
あぶな!!

「よくも、○○を‥っ」

「待て!落ち着け!」

バキッ!ドスッ!

「ぐ‥っ」

「怖っ!アイドル、怖っ!」

ドンドンドン!
外から黒づくめの団体が来るが、鍵を掛けてるので入ってこれない。
室内の敵は瀬島さんと水戸さんだけになった。
でも瑞貴さんの銃‥‥玉切れー!?
それを知った瀬島さんの笑い方と来たら‥‥どこぞの魔王を思い出させるのはなぜだ‥w

「くそ‥っ」

「おっと、動かないでくれよ。慧!」

瀬島さんの背後にいた水戸さんが慧さんに銃口を向ける。

「やはり、裏切り者はキミだったか。油断ならないね」

「ははっ。ごめんね、瀬島さん」

「お詫びの言葉は、あとでたっぷり聞いてやろう。それなりの制裁も加えてね」

「‥‥」

「さて。それより‥どちらからいこうか。私としては、平泉の一人娘が死ねばそれで満足だが‥」

どうしてそこまで?と聞くと、お父さんは大臣時代からクリーンなことで有名だった。
でも世の中はそんなきれいごとだけでは動いてない。お父さんがクリーンを売りにしている陰で、汚いことをして支えている人間が大勢いる。
そんなことをしてまで支えてもらおうとは思っていないと主人公が言うと、瀬島さんのお父さんの話が出てきた。
平泉のおかげで出生の道を絶たれたんだって
平泉の打ち出した政策を実現させるために裏であれこれ手を回した結果、クリーンじゃないと切り捨てられたらしい。

「一年後、父は失意のまま死んだよ。自殺したんだ」

「自殺‥」

「一方、平泉は順調に政治家としての人生を歩み始めた。政策が実現させたことで、党内でも世間でも評価が高まった」

「‥‥」

「私の父が暗躍しなければ‥平泉の政策など実現しなかったくせにね」

本当はお父さんを殺したいところだけど、優秀なSPがついてる。
だから代わりに主人公を殺そうってなったみたい。

「クリーンなキミのお父さんはきっと私の要求には応じない。それならば、そのクリーンさゆえに苦しめばいい。クリーンすぎたから‥‥大事な一人娘が死んだ。奴にはお似合いの悲劇だ‥」

皮肉たっぷりの顔が‥まさに悪役顔ww

「‥‥ふざ、けるな‥」


「ん?」

「○○は‥殺させない‥‥」

「瑞貴!やめて‥」

「○○は‥絶対に‥」

「ああ、そう。でもね、藤咲くん。今のキミに私を倒せるのかな?意味も絶え絶え、拳銃は使えない‥」

「‥‥」

「彼女の盾になれるとしても、せいぜい一回が限度だろう?」

カチッと撃鉄があがる。

「瀬島‥っ」

いいところ悪いんですが、この「‥っ」多くない?(どーでもいい)

「残念ながら、そんなふうに睨んだくらいじゃ人は殺せないよ。さよなら、お二人さん」

瀬島さんが引き金を引こうとした、その瞬間‥

「水戸さん‥っ」

「はいよ‥っ」

バァアアァアンッ!

「な‥‥っ」

突然膝を押さえて、瀬島さんががくりと膝をつく。

「急所は‥」

「外してるに決まってるっしょ。撃ち殺しちゃうと最近はいろいろうるさいから」

水戸さんはそう言いながら、瀬島さんをロープで縛り上げる。
君も裏切ったのか?という瀬島さんに、最初からあなたの味方でもなんでもないんですよって。

「わたくしの任務はあなたの警護をする傍ら、味方になったふりをしてあなたの動きを逐一上に報告すること。ま、いわゆる潜入捜査みたいなものですな」

瀬島さんが水戸さんに声を掛けてきた時点で、この計画は終わったようなものだ、と。
どうやら瑞貴さんに渡された拳銃は自分のものじゃなくて水戸さんのものだったらしい。
だから気づいた、慧さんを寝返らせたのが水戸さんだったってことが。
こんなときでも飄々としてる水戸さんって実は大物なのかも‥w
その時、突然船が大きく揺れた。
何事かと思ったら船内放送で「木が好き!水が好き!森が好き!自然が好き!」とのフレーズ‥‥‥お前ら、いい加減続編で出番は控えろよ~っ!!Σ( ̄□ ̄;)
というか、しつけぇええ!!!ww
どうやら緑装束の奴らが船を占拠しちゃったみたい。
それで、不愉快きわまりない黒づくめの者たちと一緒に海の藻屑になれ‥ってまさかさっきの揺れ‥‥爆発物が爆発した揺れですかー!?
水戸さんは最後までここで粘るって言って、操縦室に残る。
外はもう悲鳴やら足音で埋め尽くされていた。
避難ボートに‥ってなったとき、瑞貴さんがまた血を吐いた!!
肺をやられてるのかも‥って階段から突き落としたのあーただー!!;;

「ごめん‥○○、ここまでだ‥」

「‥‥瑞貴?」

「何とかなるかも‥って思ってた‥‥でも、もう‥動けそうにない‥」

おぶってくからあきらめるでないっ!

「行って‥僕が足手まといになるわけにはいかない」

「やだ!」

「いいから‥っ!僕は君のSPだ‥君を守るのが‥僕の義務だ‥‥」

それ以前にあーたは主人公の恋人だろー!!!?(落ち着け)

「それなら一生守って」

「‥‥」

「守ってくれるんじゃなかったの‥?」

「‥‥」

「ずっとずっと守って。私を一人にしないで。お願い‥」

あ、あれ?これどっかのアニメで聞いたストーカーのせり(ry(鉄拳)

「大丈‥夫‥僕、悪運強いんだ‥‥○○も知ってるよね‥」

「‥‥」

「ちゃんと‥○○のもとに、帰る‥だから、安心させてよ‥」

「瑞貴‥」
瑞貴を抱きしめようとしたとき、ぐらっと船が傾いた。

「ダメだ、時間がない!」

「行って‥行くんだ、○○ッ!」

「み‥っ」

「国府田さん、○○を‥っ」

「‥‥分かった。ほら、行くよ!」

慧さんは主人公の腕を強く引っ張り、立ち上がらせるよそのまま走り出した。

選択肢


信じるよ

見せる












腕時計を見ると、すでに終電はなくなっていた。

六本木の街は夜でも明るい。

さっきのことを思い出そうとして、頭が痛くなった。


(思った以上にショックだな‥‥ああいう場面を見るのって)


ぷつん


ん?

思わずその場にうずくまってたら、マーシャさんに直してもらったヒールのストラップがちぎれた。

本当についてない‥。(´д`lll)


「本当、今日ついてないなあ。‥‥あぁ、もう昨日か」


なんだか笑えてきて、主人公はくすくす声を立てた。

片手で顔を覆って、目をぎゅっとつぶる。

はあと大きくため息とつくと、男の人が声をかけてきた。

車あるから送ろうか?って。


「大丈夫です。彼氏を待っているんです」


「お待たせ、○○さん」


(‥‥え?)


やわらかい、よく聞いた声が後ろからかけられた。

そのまま後ろから抱きしめられる。

よくかいだ香水の匂い。

千早せんせーー!!!!!!!!!!!!!!!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

男はよかったと言って去って行った。


「‥‥ごめん」


「離して」


「君かなと思って開けたら、彼女だった」


「離してってば!」


「‥‥ごめん」


「ごめんなんて言うなら、最初から謝るようなことしないで!堀北さんの方がいいなら‥」


千早さんは主人公の肩を掴んで自分の方に向かせる。


「最後まで僕の話を聞きなさい!」


その剣幕に気がそがれて、主人公はぽろぽろと涙をこぼした。


(し、しまった‥。こんなところで泣いたら千早先生を困らせてしまう‥‥)


主人公は慌てて、これは花粉症で!って誤魔化す‥‥主人公、あんたマジ好き‥めっちゃ私好みw←

千早さんは主人公を抱きしめる。

いつもより強い力で抱きしめられて、主人公は息が出来ない。


「ちょ、‥‥く、くるし‥」


「あ。すまない‥‥」


腕の力を緩めて、千早さんは大きくため息を吐いた。

そして堀北さんとのことを話してくれる。

主人公が来る直前にナナさんが来てご飯を作りに来たって‥‥断ってもなかなか帰ってもらえず、それで主人公がドアを開けた途端に‥ってことらしい。


「こんな理由信じられないよね?‥‥でも、○○さんにだけは信じて欲しい」


嘘が大嫌いな千早先生。

考えてみれば、彼が浮気みたいなことできるわけがない。


(私‥‥どんなことがあっても信じるって、決めていたはずなのに)


「ごめんなさい‥」


「どうして○○さんが謝るの?謝るのは僕の方‥」


「どんなことがあっても千早先生を信じようって!決めてたのに、私信じ切れなかった‥‥」


疑うのは簡単、なのに信じるのは本当に難しい‥か。


「あんな場面で、信じるなんて思えないでしょう。僕のせいで、○○さんのせいじゃない。君が自分を責めることなんてない。責めるなら僕を責めなさい」


お前もほんっといい男だな‥っ!

この二人のカップリングの同盟があったらそっこー入るぞ、俺!!←

主人公は頭を振った。


「あのとき‥‥本当は庇ってくれたんでしょう?」


「え?」


「堀北さんの前で千早先生が何も言わなかったのは、彼女をこれ以上逆撫でしないためでしょう?」


前、首絞められたし。

ナナさんの異常性は身に染みてるんだよね‥主人公は。

彼は一瞬、泣きそうな表情をしたような気がする。


「本当は、私を守ってくれてたんだよね‥」


「‥‥ありがとう」


千早さんは主人公にそっと口付けた。

今までで一番、優しいキスだった。

ストラップが切れた靴の代わりに近くのホテルからスリッパを借りると、二人並んで六本木の雑踏を歩いた。

・・・・・スリッパって‥(@Д@;


「堀北さんとはバイト先で知り合ったんだ。まだ医学生の時だった。その時はね、明るくていい子だったよ。再会したのは今の病院でだ。彼女は、その時結婚してたんだ」


「け、結婚!?」


大きな声を出してしまって、慌てて口をふさぐ。


「ご、ごめんなさい。ちょっと驚きました‥」


「そうだよね。僕も初めて聞いた時はびっくりした」


「旦那さんと仲が悪くなったらしくて別れたんだけど‥‥その後、僕に告白してきたんだ」


あー‥実はバイトしてた時から好きだった‥ってやつ?


「‥付き合ったんですか?」


「お断りしたよ」


「どうして?」


「‥‥○○さんは僕を何だと思ってるんだろうね。僕にも好みがあるんだよ?」


主人公の顔を覗き込んできたから、主人公は目を逸らしてぎこちなく言った。


「は、話がそれちゃいましたね。それで?」


「君も知っての通りだよ。いいなと思う女性が現れても、全員離れて行った。おそらく堀北さんが何かしてたんだと思う」


「それに気がついていたのに、どうして‥?」


「彼女が、すんなり引いてくれると思う‥?」


いいえ、全く。←


「‥‥無理かも」


「いっそ彼女と付き合えば全部丸く収まるんじゃないかと思ったんだけど‥‥やっぱり嫌なものは嫌だ」


ねーwヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


「それにね。君と離れるのも、僕は絶対に嫌なんだ。いつも、ありがとう。君が居るから僕は強くなれる。‥‥救われてるんだ」


千早さん‥だいぶ苦労してきたんだね‥(´_`。)

そりゃそうだよね‥一応同じ職場で働いてるとはいえ、自分の幸せをそういう風に裏で操作されてたらさ~‥っていうか、千早さんは何も悪いことしてないじゃん。

夢と現実をごっちゃにしてはいけないよ、ナナさん。


「‥私だって、千早先生がいるから仕事頑張れるんです。企画だってたくさん上げたんですよ‥」


千早さんは歩みを止めて、驚いたように主人公を見た。


「○○さん、僕の知らないところで頑張ってたんだ。いい子にはご褒美をあげないとね」


あふれるような笑顔で、彼は主人公の手を取った。


(私、千早先生のこの笑顔に弱いんだよね‥)


「君の家に行ってもいいかな?」


お?ご褒美=なぜに主人公の家??

そして主人公たちの家。

風子ちゃんはもう寝ていたので、そろ~と部屋に入る。

置き去りにしていた携帯を見ると、何件かの電話とメールが来ていた。

その一通を読んで‥‥主人公は息を呑んだ。


『千早先生は私のものよ。あなたには渡さない』


ひいぃいぃい・・・っ!!(((( ;°Д°))))


どっから主人公のアドレス入手した!?

これもう犯罪レベルじゃね!?めっちゃ怖くねー!!?

つか千早さんは"もの"じゃないっての!主人公には渡さないって‥他の誰にも渡す気はないんだろうがーっ!!!

恐怖で千早さんを縛りつけてなんになるの!?そんなの恋愛じゃないよっ!!ヽ(`Д´)ノ

つか、そんな相手を好きになるのなんてどんだけMな人だよ!って話しだから!!←←


「どうしたの?」


(どうしよう。このメール、見せるべきなのかな‥)



ここで選択肢

隠す

見せる

気を逸らす


隠すもなかなかだったんだけどね‥この三つの中なら見せるなのかなーとぽちっとな。


(あまり見せたくないんだけど‥)


「○○さん、迷ってないで見せて」


「‥‥でも」


「いいから。見せて?」


千早さんは主人公の手から携帯を取り上げる。


「なるほどね‥‥彼女に言うよ。これ以上はやめて欲しいって」


「え‥‥。そんなことしたら、千早先生が危ないじゃないですか!」


「いつか言わなくちゃいけないことだったんだ。どう考えたって、逃げていた僕が悪い」


(でも、絶対危ないと思うんだけど‥)


うん。あと5日間あるし、絶対何かしてくる‥


「○○さん、そんな心配そうな顔しないで?」


「じゃあ、約束してください。絶対無茶しないって」


「約束する。大丈夫だから」


千早さんは主人公の髪をくしゃっとつかんだ。


(どうか、何事もありませんように‥)


祈りを込めて、主人公は千早さんに口付けた。




あれから一週間。

ナナさんは千早さんが諭した翌日、病院を辞めたらしい。


(あの堀北さんが、そんな簡単に引き下がるはずないと思っていたんだけど‥)


「おい、○○。今回の國府田先生の記事、差し替えだ」


はあ!?


「國府田先生、訴えられてるぞ。シンデレラではそういう人は扱えない。代わりの企画を至急でアップしろ」


編集長は冷たく言い捨てて去って行った。

急いでニュースを見てみると、『イケメン美容外科医・國府田千早、女優・加賀静子の整形に失敗!?』との見出しが。

やりやがった‥‥やりやがったぞ、あの女‥



次回予告。

千早さんのスキャンダルで揺れる編集部。


「お前は、千早さんの件、どうしたいと思ってんだ?」


私が出来る事って‥


「‥どうして来たの?」


12日目に続く!!

くっはー‥この頃続きが気になりまくってんですけど‥‥あぁ‥明日、バイトの時間帯に解禁じゃないか‥‥うわぁあ‥;;

選択肢

信長様でしょうが無礼は許せない
信長様が生きているという噂を聞いて‥












「西軍……というより、信長様のことが気になるのですが、半蔵様は、生存されていること以外に、何かご存知ではないのですか?」

「ん~、詳しくは知らないんだ」

「そうですか……」

自国を出立してから、早くも数日が経っていたけれど、とりあえず西を目指して歩いている感じだった。

「ところで、私たちはどこへ向かっているのですか?」

「近江だ」

市様!?←

「近江って……三成様のいらっしゃる場所ですか?」

「そうだ。表向き、西軍の中で一番の力を持っているのは三成さんだからな。三成さんの様子を探っていれば、信長さんのことも、何か分かるかもしれない」

あともうすぐというところで半蔵さんと別れ、三成さんの屋敷へ。

「さて、ここまで来たのはいいのですが、どうしましょう?」

三成様の城の前までやってきたものの、中に入るすべがない。
面識もないのに、面会を申し込んだところで、拒否されるのが目に見えている。

「そうだな……このまま門を見ていれば、三成様が現れるかもしれないが、確実じゃない。忍び込むのが手っ取り早いだろうが、危険すぎる」

どうしようかと途方に暮れていると、後ろから突然声をかけられた。

「お前たちは、どこの者だ?」

(誰……!?)

ハッとしながら振り返ると、そこにはガッシリした体をしている男の人が、馬に乗って私たちを見下ろしていた。

「見かけない顔だ」

「あ、あの……私たち、少々道に迷ってしまって……」

「ほう。それで、この城に救いを求めに来たと?」

「え、ええ……そのようなところです」

(素性に気付かれないように、気をつけなくては……)

「なるほど……」

男の人はじっくりと、それこそ舐め回すように、鋭い瞳で私を見る。

「な、何でしょうか?」

「…………」

(質問にも答えず、ただ黙って見ているなんて……。でも、殿方に、このように見られたことはありませんし、どのようにすれば……)

「気に入った!!」

「きゃっ!」

男の人は近寄ってきたかと思うと、いきなり主人公の腕をひょいと引っ張り、抱え込むようにして馬に乗せた。

「何をするのですか!?」

「気に入ったから、城に連れて行く」

「ぶ、無礼者! 離しなさい!」

「我に無礼を言える人間などいないはずだが?」

目の前にある顔が、グッと険しい顔になり、恐ろしいほどの威圧感を覚えた。

(ひょっとして、この方は……信長様!?)

と思うも、いくら信長様とはいえ、知らない殿方に抱えられているのは不快極まりない。

「すみませんが、ここから降りさせていただきます」

「お前は我が拾ったのだ。勝手な事をするな」

「ですが……」

主人公が反論しようとすると、信長さんは馬を動かした。

(これでは、降りる事ができない……)

信長さんの強引さに何も言えず、主人公は黙って馬が止まるのを待った。
その後ろを、仕方ないという表情で、小次郎も付いてきていた。
一応、無事に城の中に入る事ができた私たちは、そのまま信長様に連れられて、奥の部屋とやってきた。

「三成、そんな渋いツラをするな。おなごの一人や二人、問題ないだろう」

今、部屋にいるのは主人公と信長さんと小次郎、それからこの城の主である石田三成さん。

「問題はあります。素性も知らぬ者を城に招き入れるなど……。それに、一人は男で、さらには剣客ではないですか」

「細かいことは気にするな。ところで、お前たちの名はなんと言うのだ?」

「私は〇〇です」

「オレは佐々木小次郎。訳あって、共に行動している」

「ほう、お前が小次郎か……その剣の腕前、我の耳にも届いているぞ」

(信長様も小次郎のことを知っているなんて……小次郎って、これまで、どんなことをしてきたの……?)

ねーw(*´艸`)

「それで……お前たちは、どうして城の周りにいた?」

「信長様が生きているという噂を聞いたので、一度、お目にかかりたいと思いまして……」

(少々、苦しい言い訳でしょうか……)

「そうかそうか。わざわざ、我に会うためにやってきたのか」

信長さんは、嬉しそうに笑顔を浮かべた。

「信長殿が生きているのを知っている者は多くはありませぬ。この者達を相手にするのは危険です」

「そう堅く考えるな。我の生存を知っているおなごとは、なかなか面白いではないか」

(三成様は私を疑っているようだけれど……なんとか誤魔化せたみたい……)

「ところで……そろそろ、この城から帰していただけないでしょうか」

(信長様にお会いするのが目的だったけれど……いきなり抱きかかえて連れ去るような人のところには居たくない……)

「信長殿、この者が東軍の間者ではないと、否定はできませぬ」

「それならば、捕虜とすればいいだろ。それから牢にぶち込み、水責めにして素性を吐かせれば、全て分かるからな」

信長さんの言い方は、本気でやるような色をしていて、思わず怖がると嘘だって。
でももし本当に問者なら、水責めよりももっとひどい方法で口を割らせる、と‥‥こ、こわい;;

「三成、この者の身は、我が預かる。それでいいな?」

「信長殿が、そのように言うのであれば、任せます」

「ということだ、りおん。お前は我のものだからな」

その後、捕虜だというので、怯えていたけれど、意外にも上等な部屋に通された。
そこで、信長様と夕餉(ゆうげ)まで一緒にとった。
小次郎さんは別の部屋に案内されていたけれど、主人公の部屋と比べると粗末だった。

(私は、捕虜としてではなく、客として扱われているの……? 信長様の態度といい、どこか、裏があるような気がするのだけれど……)

そのような事を考えながら、布団に入る。
しかし、疲れと緊張からか、すぐに睡魔が襲ってきた。

(明日からの事を、考えなければならないのに……)

うとうとと夢の世界に誘われ始めたそのとき、

「りおんはここか!?」

(えっ、信長様……!? どうしてここに……!?)

部屋の襖(ふすま)が突然、開かれた。
ってここで終わりかーいっ!!!
もうほんと気持ちがダークに‥
ゲームだとヤンデレっていいのかもしれないが、現実にこんなこと起きたら私、灰になる自信あるぜ‥

選択肢

好きなタイプは?
黙って立ち去る















ひと仕事終えて、初美さんと晩御飯タイム。
ユリカとの対談インタビュー以来、ちょくちょくヘアメイクをお願いする機会が増えた。

「ねぇ、お兄ちゃんとどう?」
飲もうとしていたカクテルグラスを落としそうになる。

「え、え?」

「二人ともわかりやすいもん。付き合ってるんでしょ?」

「え、えと‥。私は好きだよ。千早先生も‥‥多分?」

「そっか。お兄ちゃん、ちゃんと言葉にしてないんだ。ちょっと言葉足らずなんだよねぇ‥‥彼女できたの久しぶりだし。どう接していいのかわかんないのかも」

初美さん曰く、千早さんはああ見えて付き合った回数少ないんだって。

「‥‥お兄ちゃんのこと、見捨てないでね」

「え?むしろ見捨てられそうなのって私の方じゃ‥」

「お兄ちゃんは気持ちを伝えるのとか本当に不器用なの。しかも、料理上手すぎだし。それにお兄ちゃん、ちょっと女性不信なところがあるから‥‥」

「‥‥女性不信?」

初美さんははっとした。

「ゴメン。これ以上言ったら絶対怒られちゃう。聞かなかったことにして?」

すっげー気になるんですが‥‥
主人公もそれは同じで、聞きたかったけど、初美さんが本気で困ってるみたいなので聞くことが出来なかった。


(うーん‥)

頭の中で、さっき初美ちゃんから聞いた話がぐるぐると回っている。

「何?百面相してる」

ただいま、千早さんの家。
遠回しに聞いてみようかな‥と好きなタイプは?と聞くと、主人公みたいなタイプだってw
即答ww(*´艸`)

「ほら。〇〇さんっていつでも前向きじゃない。〇〇さんのペースに巻き込まれて、どんなことがあっても何とかなるかもって‥信じたくなるんだよ」

嬉しい‥と思ってたら、顎のところにニキビ発見された。
千早さん、栄養配分した料理作ってるんだけどな‥って考え込んじゃった(笑)
明日からはニキビができないようなのに変えようかな‥ってあんの!?そんなの!←←
無理して過去の話聞くのもあれだし‥ってことで保留にすることに。


翌日、その日の主人公は散々だった。
電車は遅れるわ、携帯忘れて会社に電話できないから編集長に怒られるわ、靴のヒールのストラップがちぎれるわ‥‥あげくに、アシスタントのミスで取材の時間の変更を伝わらず、先方の機嫌を損ねてしまい、担当変えられちゃうわ‥
マーシャさんが、一体なぜ主人公の会社にいるのかつっこむのを忘れるくらい散々な‥;;←
落ち込んで、千早さんに会いに行こうとしたら‥‥‥なぜかインターホン押しても応答がない。
おかしいなと思ってドアを開けると、ナナさんと千早さんがキスしてた‥
私の心境→o(;д;o≡o;д;)o
スーパーの袋が手から滑り落ちる。
千早さんは堀北さんの身体を話して唇をぬぐった。

「〇〇、さん‥?」

「‥‥ち、はや先生‥」

「‥‥こんばんは。何の用かしら?」

何を平然と‥!!!(;`皿´)
いやー、きっとナナさんがタイミング計ったように唇奪ったんだろうけど‥
ナナさんの足元には、主人公と同じスーパーの袋が落ちている。

「‥‥どうして?」

声が震えた。

「こんばんは、〇〇さん。今日はどうしたの?私は忠告したはずなのに。あなたは千早先生に遊ばれてるって。思い知った?ねぇ。いい加減、思い知ったでしょう?」

うわー‥なんか台詞の端々から‥‥私の苦しみをアンタにも思い知らしてやるんだから‥!っていう感情が読み取れそう‥
千早先生は何も言わない。

(どうして、何も言わないの?いつもみたいに軽口叩いてよ。冗談だよって、言ってよ‥!)

「千早先生はあなたのことが迷惑なの。まだわからないの?これ以上ここにいられると、続きができないんだけど?」

ナナさんは千早さんに手を伸ばそうとした。

(‥‥イヤだ!)

「もういい!!」

主人公は叫んだ。

「‥‥‥もういい」

声がかすれる。

「〇〇さん、ごめん‥‥僕は」

「もう、いいってば!これ以上はやめて。聞きたくない‥!」

主人公はそれ以上聞いていられなくて、千早さんの家を逃げるように出た。


次回予告。
男に声をかけられてる主人公。
そこに千早さんが。
話を聞いて欲しいって追い掛けて来てくれた‥のかな?
てかここのところ予告が半端ないくらい短いよーなw
そして一話の話も‥
さてさて、最終日までナナさんを改心させることはできるのでしょーか。