選択肢

なし











今日は雑誌の付録の件で、初の打ち合わせ。

(うぅ、緊張する‥なんてったって、世界的に有名な経営者だもんね‥)

「もうすぐルイフェイさんがいらっしゃるわよ。シャキッとしなさい」

「は、はい」

編集室のドアが開いて、一際強いオーラを放った女性、そして後ろからもう一人が入って来た。
また目がきつめの方?

「はじめまして。ルイフェイです」

Kaleidoscope-101002_0809~03.jpg
!?ちょっ‥思ってたよりか超美人!!!Σ(・ω・ノ)ノ
髪の毛どうなってんのか分からないけど美人さんとーじょー!!!
うわ、これで性格きついとかだったら嫌だなあ‥

「は、はじめまして!私、今回の企画を担当させて頂く、〇〇と申します!」

(間近で見ると、本当に綺麗‥肌もつやつやだし、何より自信に満ちあふれてるのがわかる‥‥後ろに控えてるのは、ルイフェイさんの秘書の女性かな)

「はじめまして。あなたが〇〇さんね。噂は聞いてるわ。悠月のガールフレンドなんでしょう?」

「えっ!」

(ま、まさかルイフェイさんが私のこと知ってるなんて‥)
「は、はい。あの‥そ、そうです」

Kaleidoscope-101002_0809~04.jpg

(そんなこと一体誰から‥?悠月さんのお父さん‥は、お会いしたことがないから、皐月さんとかかな‥)
いや、高確率で悠月さんたちのお母さんじゃないの?
そこで皐月さんを出すってことは何かあるのかなー?←
皐月さんルートでライバルとして出る確率が上がった。(何を根拠にw)

「あ、立ったままで申し訳ございません。どうぞおかけください」
「そんなに固くならないで。私も日本に初出店だから、日本の女性の好みなんか、いろいろ教えて欲しいし。だから、ぜひ仲良しになって!」

そこになんの画策もなければ、喜んで!!('-^*)/
思ってたよりもずっと話しやすそうな人でよかったと思いながら、日本女性の最近の傾向を話す。
携帯につけてる装飾にルイフェイさんが飛び付いて、だから東京ガールっておしゃれよねー!と‥‥わりとテンション高い人w
「これもちょっといいじゃない!?」

「ですよね!私、こういうのが実際に商品としてあったらいいなってずっと思ってて‥」
「ちょっと〇〇さん、それを付録にするのは難しいんじゃない?」

「そうですね‥ルイフェイ、付録は商品とは違いますから‥コストのことを考えると‥」

「でも、これ可愛いんだけどなー〇〇ちゃん、どう思う?」

「そうですね‥これが人気になったら、商品化も視野に入れてらっしゃるんですよね?」
「それはそうですけど‥」

「だったら、試すつもりで冒険した方がおもしろいと思います。日本女性の好みの傾向もわかるし‥」

「付録はあくまで付録なんだから、無理は出来ないわよ」
「でも‥そんなの、やってみなきゃわからないですよ。今、どこの女性誌も付録合戦だし‥広告部も、費用を工面してくれるかも‥それに、私もお付き合いのあるメーカーさんのツテを当たってみたりします!」
「Oh、謝謝、〇〇ちゃん!〇〇ちゃんの言う通りだわ。これから日本に出店するっていうのに、尻込みしてちゃ何も生まれないもの。私だって覚悟して出費するわよ」
(ルイフェイさん、話がわかる‥私がやりたいって思ってたこと、全部理解してくれてるし‥)

実はいいパートナーになれたりしてw
「でも、ルイフェイ‥」

「固いこと言いっこなしよ!私へのバースデープレゼントだと思って大目に見て!」
どうやら近々誕生日らしく、だから自分へのプレゼントとしてなおさら日本の出店は成功させたいみたい。

(そうなんだ‥‥じゃあ私もいろいろ企画つめてがんばらなきゃ!)


「それでね、ルイフェイさんと企画を考えてて‥やっぱりアパレルブランドのオーナーだけあって、ほんっとセンスがいいんだ」

「へ。それにしても、すっかり仲良くなってんじゃん」

「うん、すごく話しやすい人で安心しちゃった」

「あいつ、男並みに豪快で細かいこと気にしないからな。友達として付き合うには楽しい奴だと思うけど」

主人公の中のルイフェイさんの好感度が上り調子で、主人公の意見もちゃんと理解してくれるし、無理かなって思ったことも尻込みしないで言えるからすごく楽しいって。
意気投合しちゃってますねw

「そうやって張り切って付録の仕事してるお前、なんかかっこいいな」

悠月さんも張り切ってその付録がつく号、1000冊買ってやるって‥おい‥絶対置き場所に困るだろww

会社に出勤すると、なぜかみんなそわそわしてる。
何か聞きたいようにしてるけど、聞けない‥みたいな。

「あの‥もしかして、付録のことで何かあったんですか?」

「え?あ、ううん。そうじゃないんだけど‥」

「じゃあどうしたんですか?みんなよそよそしいっていうか、何か隠してるような‥」

「‥今朝テレビ観てないの?っていうか‥悠月さんから何も聞いてないの?」

「悠月さんから?今朝は‥ぎりぎりだったんでテレビは‥」

(付録のことじゃなくて悠月さんのこと?)

「その‥悠月さんとルイフェイさんがお見合いするって‥」

何で知ってるんだw

「それなら悠月さんから聞いてます。悠月さんとルイフェイさん、幼馴染だから‥」

「えっ知ってたの!?」

「なんかね、母親同士がルイフェイさんの誕生日に合わせてお見合いの席をセッティングするって‥」

「ルイフェイさんの誕生日に?」

(それは知らなかった‥)

「お見合いを無理やり成功させるために、両方の親がわざとリークしたのかもしれないけど、今朝、ワイドショーで結構その話題やってたよ」

「そうなんですか‥」

(私は悠月さんから聞いて安心してたから、あまり気にしてなかったけど‥そうだよね。世間ではすごいセレブカップルだもんね‥話題になっちゃうかも‥)

「でも悠月さんには○○さんがいるもんね。知らない人が勝手に騒ぎ立ててるみたいだけど、気にしない方がいいよ」

「‥はい、ありがとうございます」

そういわれると気になっちゃうのが人の性w
誰がどう見ても悠月さんの隣にふさわしいのはルイフェイさんだもんね‥とちょっと落ち込んでたら、自宅にまた悠月さんが出没w
宅配便かなと思って風子ちゃんが出たら、ものっそい悲鳴を上げたww
慌てて玄関に向かうと、風子ちゃんが萌え死に寸前w

「ど、どうしたの?さっきの悲鳴は悠月さんを見たから?」

「いや、挨拶しただけ。風子ちゃん、こんばんは、って」

「悠月さんが私の名前、覚えててくれてたなんて‥」

「こいつに毎度、いろんな話聞かされてるからね」

「そうなの?○○‥ありがとう!」

(風子の話は、主に風子の失敗談なんだけど‥それは内緒にしておこう)

おいー!!?
悠月さんは報道の暴走を気にして、迎えに来てくれたみたい。
風子ちゃんがすごい落ち込んでたってことを話すとやっぱりそうか‥って。

「落ち込んでるなら落ち込んでるって言えよ。別に嫌じゃねーし。ルイフェイのことで落ち込んでるってことは、そんだけ○○が俺のこと好きって証拠だろ?」

(そんなお気楽な‥私は真剣に悩んでるのに‥)

気晴らしにご飯に誘われて、そのまま流れで‥‥‥w
すごーく幸せな雰囲気だったのに、テレビをつけたらちょうどルイフェイさんと悠月さんのことが言われてた。
テレビには悠月さんのお父さんの雅さんが出てて、今回の出資の話をしてたらどんどん話がそっちの方向に‥
主人公との噂はデマだったんじゃないかとか悠月さんたちの2ショット写真を出してきて、やっぱりルイフェイさんとの方がお似合い‥とか。
主人公、今まで気にしないようにしてきたことをズバッと言われちゃって‥‥ものすごーく負のオーラ出しながら自分を卑下するような発言を連発。
さすがの悠月さんもこれには不機嫌になり、それは俺のことを信用してないってことだろ!と服を着て部屋を出て行ってしまった。

(悠月さんのことは、誰よりも信じてる‥私のことを想ってくれてるのも、すごく伝わってくる‥‥だけど、誰からも祝福されてお付き合いがしたいって思うのは‥私のワガママなの?それとも‥これは、私の中の自信のなさの現われなのかな
‥)

うーん‥そりゃ、誰からも祝福されることを望む気持ちも分かるけど、編集部の人たちが妬まないで主人公を応援してくれてるのだって逆に珍しいことじゃない?
会社でのそういうのを発端にいびったりしてストレス解消にする人多そうだし‥(偏見)
誰からも祝福されるような恋愛がしたいから悠月さんをあきらめるか、それでも悠月さんが好きだからどんなこと言われても一緒に居たい‥かの二択なんじゃないのか、結局は。
後半‥かなーり長い‥話が終わらない‥っ!
これ、二日分を無理やり一日分にしたんじゃないかっていうくらいの文章の量です;;
指 が 痛 い 。
かなーり↓ざっくばらんにしてるんですが‥‥これでも長いとは‥一体何文字あるんだ‥

選択肢

まーくんのことを話す
そうですね、感謝してます










夏輝さんからプロポーズを受けた日の夜。
帰宅した主人公はまだ夢心地だった。
幸せすぎる展開に頭がついてきていない。
でも左手の薬指の輝きがこれは現実なのだと教えてくれる。
ぼへぇえとしてると、まーくんに勘付かれた。
この主人公って本当に天然というか‥普通に薬指に指輪はめてたら何事か分かっちゃうでしょ。
てかつっこんで欲しいと言わんばかりじゃないかw
実は‥とプロポーズされたことを思い切って言うと、まーくんがちょっと微妙な反応に‥
まさか反対なのかな‥と思って少し不安を感じながらまーくんの顔を見つめる。

「お姉ちゃん、夏輝のこと‥好きなんでしょ?」

「う、うん」

「そっか。複雑なところもあるけど‥でも、お姉ちゃんが幸せならいいと思うし‥‥よかったね、お姉ちゃん。幸せになってね」

まーくん、ちょっとうちに婿に来ないかい?w
でも春がお兄さんになってくれたらもっと嬉しかったなあとこぼすまーくんに思わず笑いがw
お父さんたちには話したの?と聞かれ、まだというとまたもや微妙な顔に。

「いや‥お父さんが何ていうかなと思って‥」

「お父さん?‥‥どうかな、喜びはしないかもしれないけど、反対はしないと思うし‥」

あー‥そんな悠長なこというもんじゃないよ?;;
まーくんだって、どちらかというと反対するんじゃないかっていう返事してるし。
夏輝さんはまじめだけど、バンドの人と結婚するっていうと、たいていの親は眉をひそめるイメージがあるんだけど‥
ていうか、まーくんよりも主人公の方が楽観的なのがなんかw
幸せ絶頂だからってぼんやりしてると後ろからアトラクションが飛んでくるよw(どんな例え)
とりあえず親に都合のいい日を教えてもらい、夏輝さんに連絡しようとしたら、またタイミングよく夏輝さん本人から電話がw

「急に電話してゴメン。今、大丈夫?」

「はい。でも急にどうしたんですか?」

そう聞くと、楽しげな声が聞こえてくる。

「外、見て」

言われたとおりに外を見ると、夏輝さんが!!
慌てて外に出ると、笑顔で駆け寄ってきた。

「ごめんね、こんな時間に外に出てきてもらって」

「いえ‥‥どうしたんですか?」

そういうと、彼はふわりと主人公を抱きしめた。

「家に帰った後‥‥○○に会いたくなっちゃって‥それで来ちゃった」

「夏輝さん‥」

「変だね、俺。さっきまでずっと一緒に居たのに‥」

さっきのプロポーズを思い出し、彼の胸に頬をすり寄せる。

「変じゃないですよ。だって‥私も一緒にいたいと思いますから‥」

こいつら‥‥まーくんが見ていたらどうするんだっ!!

「やっぱり、俺の奥さんになってもらうのは、○○以外ありえないな‥」

「え?」

「だってこんなふうに俺が言って欲しい言葉をくれる人は‥これほどまでに傍にいたいって思える人は‥‥他に居ないから」

だからまーくんがー!!!!!(((( ;°Д°))))(黙れ)

「本当は顔を見に来ただけだったけど‥‥もっと一緒にいたくなるよ‥」

さすがにそれは‥ねw

「今日は我慢するから大丈夫。‥用件を伝えたら帰るから」

その用件は夏輝さんの口から主人公の事務所に報告したいんだって。
ご両親にもそうだけど、やっぱりきちんと自分で伝えたいし‥って。
こういうところきっちりしてくれる男性っていいよねw
まあ、真面目すぎなのも問題だけどw
んで、まーくんのことを話すとほっとしたように表情を緩めた。

「そっか‥‥許してもらえたんだ。よかった」

「そんなの‥許してくれますよ。もともとまーくんはJADEのファンだったわけですし‥私たちの付き合いも知っていたわけですから」

「でも、彼は春のファンだったんだよね。それに、付き合うのと結婚は違うよ、やっぱり」

いろいろ背負うものが出来てきちゃいますからね~w

「‥‥彼の‥‥その‥お兄さんになるわけだし‥」

そういえば夏輝さんって一人っ子?

「けど、認めてもらてのはやっぱり嬉しいよ。結婚がって言うより‥○○の横に立つことを認めてもらったって気がして」

このままスムーズに事務所も両親も認めてくれたらいいな‥って思う主人公。
そして事務所にふたりで挨拶に行く日。
待ち合わせをして事務所に向かうと、応接室に通された。
山田さんは今留守みたい。
でもイギリスで先に伝えてたので‥‥‥あれ?もしかして山田さん、それだから居ないのか?←
社長に結婚を許してもらおうとするんだけど‥‥やっぱりな展開‥しばしの沈黙の後、「結婚を認めることはできない」って。
あー‥んでもって親にも認めてもらえない感じになるのかな‥?
でもそうすると日数が足りなくなるような‥

選択肢


どうして私を?

あれってどういう意味?












「サンドイッチとったけど、食べる?」


何が起きたか???な主人公。


「なに?食べないの?じゃあ、コーヒーでも飲む?」


「‥‥はい」


主人公の頭は混乱して、キスとかした可能性は‥とかぶつぶつ言ってると遼一さんがコーヒーを渡してくれる。


(落ち着こう。とりあえず落ち着こう、私)


「なにビビってんの」


「もしかして、こういうの初めてなわけ?」


「は?」


「ベットの上で男とコーヒー飲むの。初めてなのか?って聞いてんの」


「よ‥余計なお世話です!」


「ふーん‥」


「なんですか?」


「いや、初めて見たわ。モーニングコーヒーに砂糖とミルクをドバドバ入れる女」


ドバドバ!?なんか今もうコーヒー特有の色が紅茶みたいになったのを思い描いたんだけど‥‥それでOK?


「‥いけませんか?朝は甘いものが飲みたいんですけど」


「いけないってわけじゃないけど」


「ま、昨日は体力使ったしな。糖分をとるのは悪くない」


な ん だ と ‥ ?


「あの‥!この際、はっきりさせたいので伺いますけど」


「なに?」


「昨日、私、何も‥」


「なに?昨日の続きがしたいわけ?」


(突然手にしていたカップを取り上げられる。そして‥)


「やらしー女」


ぐるんと視界が変わり、遼一さんの肩越しに天井が見える。


「もう一回、脱がせて欲しい?それとも、自分で脱ぐ?」


「!!」


思わず手が上がり、平手打ちした。


ベチンッ

「痛ぇっ」


「失礼しますっ」


「ちょ‥っ、おい‥っ!」


(廣瀬遼一があんな人だったなんて‥っサイテーサイテーサイテー!っていうか、記憶のない自分もサイテーだけど!)


「なにドスドス歩いてるの?」


その時、風子ちゃんが声を掛けてきた。

主人公は遼一さんの本を抱きしめていた様子‥

っていうか、ここ会社?

主人公は遼一さんのファンらしい、でももうやめるって‥それは早急すぎやしないか?w

主人公とこの編集部は遼一さんの連載を狙ってるみたい。


(でも、もし連載することになったとしても、担当なんてやりたくない。もう二度と会いたくないよ)


「○○、ちょっといいか?」


編集長に呼ばれて行くと、廣瀬先生を覚えているか?って。

忘れたいのに忘れさせてくれない編集長ww


「急で悪いんだが、今晩20時に廣瀬先生に会いに行ってくれ」


「私がですか?」


「ああ。実はうちの連載小説、次は廣瀬先生にお願いしようと思って。ずっとオファー出してたんだが‥ついさっき、先生から連絡があってな。お前を担当にするなら、考えてもいいってよ」


「え?私が?」


「そういうわけだから、まずは先生のご意向を聞いて来い。いいな?」


良くないけど‥仕事だから断れない‥

言われたとおりにカジノに行くと、警備員に止められた。

めっさ怪しまれてるけど‥そこに遼一さんが来て、一緒に中へ。

どうして私を指名したのか聞こうとしたら『ビンタまで喰らわせたのにどうして私を指名したんだろう。もしかして私のカラダ目当て?なんて‥』って。

ちっげぇええぇええ!!!!!!Σ(・ω・ノ)ノ!w

んでもって、廣瀬先生っていうのは堅苦しいから、名前で呼べって。

それはさすがに‥ということで、廣瀬さんって呼ぶことになった。

VIPルームに入るとみんながいて、未来くんに昨日はお楽しみでしたね。と言われた。

いやいやいや‥!!さすがに初日からそれはないんじゃないかと!!!


「なんだよ、遼一。お前本当にこの女に手を出したのかよ」


「だ‥出されてません!」


「え?マジで?」


「遼くんと一晩一緒に居て、本当に何もされなかったの?」


「‥はい」


記 憶 曖 昧 な く せ に ‥ !


「ふーん‥なるほどね。お前にとってあれは『何もない』って範囲なんだ?」


「あれってどういう意味ですか?」


「ん?なんだよ、俺の口から言ってもいいわけ?」


「‥‥」


「おれ、その気になればかなり詳しく喋れるけど?」


「なんだよ?そんなすごかったのかよ、この女」


食 い つ い て くんなーっ!!!!!!(((゜д゜;)))


「まーな。たとえば‥」


「やめてくださいっ」


「ははっまあ、そんな怒るなって。そんな顔してると、昨日の忘れ物返したくなくなるだろ?」


「‥忘れ物?」


「なんだ。気づいてなかったのかよ。ほら」


「あ‥」


(昨日つけてたピアス‥)


返してくださいといったら、今つけてやるよって耳たぶに手が!


「きゃっ」


「ふーん、お前、耳が弱いんだ」


いや、耳弱くない人の方が少ないんじゃないの!?←


「は‥離して‥っ」


「あれっ、でも昨日触ったときはそんなに反応してなかったのにな」


「離してくださいってば‥っ」


主人公は思わずまた手を振り上げそうになった。

けれど今度はその手をがっちりと掴まれる。


「あのなあ。同じ日に二度も叩かれるバカがどこにいるんだよ?単純だな」


「‥‥っ」


「まあ、それはそれで可愛いけど」


(‥これって、完全にバカにされてるよね)


うん。

というか、なんかすっごい楽しんでるオーラがこっちにまで‥w

遼一さん、輝いてますねw

んで、そろそろ仕事の話。

でも、連載を書いてやると言わせろっていう課題を突きつけられた‥‥

遼一さん?なんで初っ端から飛ばしてるのかなー?w


「で。俺としては条件がある」


「条件?」


「そう。それをクリアできたら、お前とこの雑誌で連載してやるよ」


「‥わかりました。どんな条件ですか?」


「そうだなあ」


遼一さんの視線がゆっくり動いて、主人公の足元から頭まで品定めするように見られた。


「お前、縛られるのは好きか」


え?いきなり亀甲縛りプレイ?←←


「は!?」


「よし、決めた。まずは手を後ろにやれ」


「どうして‥」


「いいから。言うとおりにしろよ」


(えっ一体何をするつもり‥!?)


遼一さんの目が、すっと細められた‥



次回予告。

果てしなくいじられてる様子が目に浮かぶ次回予告w

シンデレラで連載を書くメリットを聞かれ‥‥で、「なんかどうした?連載が欲しくないのか?」って‥‥完璧遊んでるだろー!!!

選択肢


なし













車は首都高に入った。

ぼんやりと夜の高速道路の光景を見る。


「疲れているなら、寝ていてもかまわないよ。」


「大丈夫です。‥あの、どこへ行くんですか?」


「着いてからのお楽しみ」


千早先生は楽しそうに笑った。

ホ行き?( ̄▽+ ̄*)←←

時刻はもう23時を過ぎていた。


「‥‥一週間会えなかったのは、○○さんと出会って初めてだったんだね」


「‥え?」


「自分でも驚いたよ。いつの間にか、君と一緒にいる生活が当たり前になっていたみたいだ」


(もしかして、寂しがってくれたのかな‥?)


え、ウサ耳つけちゃう?←(寝てなくて思考回路がおかしい)


「堀北さんたちの件ももう大丈夫だから」


「どうなったんですか?」


「もうすぐ逮捕されると思うよ。加賀さんが警察に本当のことを話してくれたみたいだから」


ってことはまだ逮捕されてないってことだよね‥?

うわー‥続編でも来ちゃう感じなのかなーたぶん、もう殺人本能に目覚めたり、なんてことはないと思うけど‥


「千早先生、大丈夫ですか?」


「え?」


「こんなことになっちゃって‥‥気持ちとか‥大丈夫ですか?」


少し考えてから、千早さんはぽつりと言った。


「‥‥せいせいした、かな」


なんか‥この一言がすごく重く感じたわ‥

ずーっとナナさんの影が自分にまとわりついてて、恋愛に発展するかと思えば、あっちの方から去っていって‥‥まあ、そりゃそうだよね‥


「でもね。正直、こんなに本気を出して堀北さんの件を解決しようとしたのは初めてだったよ」


「‥え?だって‥‥」


千早さんはちらっとこちらを見て笑っただけだった。

到着したのは小さな遊園地。

真夜中だから、非常灯だけがびんやりとついている。

千早さんは時計を見た。


「もうすぐ12時だね」


「?はい‥」


「これから、君に魔法の時間をあげる」


(え‥?)


「3、2、1‥‥」


ぱっと遊園地に灯りがともって、息を吹き返したように遊具が動き出した。

千早さん‥‥またこんな大掛かりな仕掛けを‥というか、また金がかなり動いたような仕掛けを‥っ!!もっと大事にお金を使いなさい!!!←


「千早先生、これって‥!」


「気に入った?」


「素敵です!もしかして、ここで遊んじゃってもいいんですか!?」


「もちろん。さあ、どれに乗りますか?お姫様」


千早さんはやわらかく微笑んで、主人公に手を差し出した。

一通り乗ってみたいアトラクションを楽しんでから、主人公たちはベンチで休憩。


「二人きりで遊園地なんて、ドキドキしちゃいますね」


「そんなに喜んでくれると嬉しいね」


千早さんは持っていたバッグからサンドイッチの入ったランチボックスと水筒を取り出した。

千早さん、準備万端でカジノに来たんですねw

一緒にサンドイッチと水筒に入っていたチャイを飲む。

チャイってなんだ?←

シナモンが入ってて、彼の家で飲み物を貰うときはこれをリクエストしてるっていうけど‥

簡単なものしか作れなかったっていうわりには、サンドイッチ、いろんな具材が入ってるようですけどw


「どうして美容外科医になったのか、君は僕に尋ねたことがあったね」


顔を上げると、千早さんが穏やかな顔でこちらを見つめていた。


「‥‥聞いてくれる?」


こくりと頷く。


「その日、僕と初美はデパートへ行こうとしていた。青信号になって歩き出したら、スピードを出したまま交差点を曲がろうとした車に轢かれそうになったんだ」


スピード出したまんまって‥おい;;

だから交通事故っていつ起こるかわからないから怖いですよね。


「僕が轢かれるはずだった。なのに、目が覚めたら初美が‥‥。彼女が、僕を庇ってくれたんだそうだ」


意識失ってたのね‥。

病院で目を覚ましたときの彼を想像したら、涙が出た。

心優しいこの人は、どれだけ、自分のことを責めたんだろう。


「‥‥どうして泣くの」


「き、気にしないで話を続けてください‥」


「‥‥何言ってるの。気にするよ」


「話の続き、聞きたいから‥」


千早さんは主人公の涙を拭きながら話を続ける。


「それから、僕は決めたんだよ。彼女の顔に傷が残ってしまうって聞いて、美容外科医になろうって。でも、彼女を治してしまったら、仕事の意味が分からなくなってしまったんだ。僕にとっては、そこがゴールだったから」


そういえば前、施術する必要のない人をいじるのは本望じゃないって言ってたね。


「でもね、今は違う。君のお陰で、今の仕事を頑張ろうって思える。可愛くなりたいって願う人たちを手助けしてあげられる仕事だって‥‥そう思う」


こつんと額をくっつけられる。


「一緒に居てくれてありがとう」


主人公は反射的に千早さんから離れた。

ん?なんで?


「‥‥○○さん?」


「あの‥私のこと、もういらないってことですか‥?」


「‥‥え?」


「だって!その言い方って‥これから一緒に居られない人に使う言葉に聞こえます」


・・・・・・・

・・・・・・・・・・・はっ‥確かにそう聞こえるかも‥‥え?まさかグトエン!?


「ソウルでも『僕から離れた方が君にとって幸せなんじゃないか』とか言ってたし‥」


つい怒り口調になってしまう主人公、一人で頭を冷やしに観覧車へ‥‥一人で!?

すると後ろからひょいっと抱き上げられた。

!!?スチル出た!!やった!ハピエンだー!!!!!!γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ


「きゃあ!?」


(ちょっお姫様抱っこ!?)


「‥あれ、○○さんちょっと太った?」


「えっ分かるんですか!?」


「あ、本当にそうなんだ」


適当に言ったのかよっ!


「ま、また騙された!」


「冗談だよ、冗談‥‥くくっ」


「もう!私重いですから。手がしびれますから!下ろしてください~!」


「イヤだ」


笑顔できっぱりと断られる。

いい笑顔してますね~w背後に観覧車‥‥っていうか、数多くないか?人が乗るあれ。


「さて、どちらへ参りますか?お姫様」


「え、えと‥‥観覧車へ乗りたいです」


「‥‥ひとりで観覧車に乗るつもりだったの?」


「うるさいです」


「‥ふーん」


「ふーんってなんですか、ふーんって」


周囲を森で囲まれているので、観覧車からはこの遊園地の灯りと、空に輝く満天の星々だけが見えた。


(綺麗だなあ‥)


「夜の観覧者っていいですね」


「そうだね」


しばらくの間、心地よい沈黙が降りる。

隣に座る千早さんの肩に頭を預けると、なんだか安心した。


「○○さん。さっきの話の続きだけれど」


「はい?」


「僕はね、君の事を手放すつもりはないよ」


(‥‥今、なんて‥?)


「僕は、○○さんが好きだよ」


視線が合うと、千早さんが真剣な表情でそういった。

身体が熱くなる。


(な、なにこれ、夢!?私、都合のいい夢見ちゃってる!?)


「‥‥あれ、どうしてそんな顔するの」


「あ、あの。夢かなと思って」


そういった途端、千早さんは肩を振るわせ始めた。

千早先生‥いちいち笑いのツボが低いよww


「なんで笑うんですか」


「君が面白いからでしょう。僕のせいじゃないよ?」


「私のせいでもないです。ああ、どうして漫才みたいになっちゃうんでしょう‥」


相性がいいからです!!w


「いいじゃない。毎日笑いが絶えないなんて、幸せでしょう?」


「‥‥千早先生、トラブルメーカーだし」


ぶっそれ言っちゃう!?w時々毒舌になるよね、この主人公ww


「君もね」


いやー千早先生には負けますよ~w

主人公たちは微笑み合った。


「‥‥○○さんは?僕のことをどう思ってるの」


(この人も、私の気持ちが分からなくて‥‥戸惑ったり、考えたりしたことがあったのかな‥?)


そういうの全然見せないもんね、千早さん。


「大好きに決まってるじゃないですか」


「‥よかった」


千早さんは窓に手を当てて、主人公にキスをした。

そのキスはどうやらチャイの味らしいw

前はワイン、今回はチャイ。

どんだけ濃厚なキッスなんでしょうねぇww←

んで、そろそろ先生付けやめないかって。

本当は前千早って呼ばせるときに先生呼びもやめてほしかったけど、主人公がいっぱいいっぱいだったから譲歩したんだって。

そういえば、風子ちゃんとのタッグが全然見れなかったんだけど、それは続編までおあずけですか?


「‥‥じゃ、じゃあどう呼んだら‥」


助けを求めるみたいに千早さんを見たら、意地悪そうな笑みを浮かべる。


「あ、あの‥?」


「なんて呼んでくれるのかなと思って。楽しみだなあ」


わ ざ と ら し い っ !( ̄▽ ̄)


「じゃ、じゃあ『千早さん』で‥いかがでしょうか」


「普通だね」


「‥‥何を期待してたんですか」


千早ぴょんとか言わすつもりかっ!んなのどこの変態親父の調教だって言われるかもしれんぞ!(私みたいに)やめとけ!!(そういう発想こそやめとけ)


「冗談だよ。‥まあ、いいでしょう?」


主人公たちはもう一度、今度は深く溶け合うようなキスを交わす。

やがてゴンドラが地上に着いたけれど、もう一周することにした。

‥‥なるほど、あの人が乗る場所がゴンドラっていうのね、OK。(・∀・)/←

なーんか、途中がすごい盛り上がっていたせいか、ラストがなんか霞んじゃいましたね;;

悠月さんの時よりも一話の文章とかが短かったし、ネタ切れしちゃったのかな?

まあでも‥‥主人公の好感度ははちきれんばかりに上がったw

ナナさんと対峙するときとかさー‥どっちが主役だよって話になってたよねww

選択肢


一緒にいたい

大好き












ソウルから帰国して一週間が経った。

休んだ分の仕事をハードスケジュールでこなしていたので、千早先生とはメールのやりとりをするのが精一杯。

千早先生も今回の事件についての雑務に追われているみたい。


「○○さん、ほら。加賀静子の会見が始まったよ」


編集者が主人公の傍に携帯を置いた。

画面のほうではつい先日、千早先生が手術に失敗して放置していたと言っていた加賀静子が会見をしている。

はっ‥しまった。加賀さんの立ち絵写メするの忘れてた‥←


『はい。パク先生と國府田先生はほぼ同時期に私の手術をしてくださっていたんです。まさかパク先生が失敗していたなんて夢にも思わず‥‥國府田先生には本当に申し訳ないことをしてしまいました』


うーん‥公式のサブキャラの欄にもあったけど、特に美人さんじゃないよね‥美に貪欲だとか書いてたけど‥

ダリ芸の方の佐伯さんの方が何倍も美人さんなような‥

というか、あっちは目がでかいけど、こっちは目が細い人ばっかだね。


『加賀さん、普通そんなことは間違えるはずがないと思うんですが‥』


『そもそも同時期に手術をしていたというのは本当なんですか!?』


同時期‥ではないよね。

千早先生、その後の経過は良好だったとか言ってたし。


『もちろんです、信じてください‥‥』


「必死ね。認めちゃったら罪に問われるから」


もっとマシなウソつけって話だよねーw←

帰国すると、千早先生を擁護する記事が週刊誌やスポーツ新聞をにぎわせていた。

千早先生の勤める病院の元看護士だったナナさんが加賀さんをそそのかして、彼に振られた腹いせに今回の事件を起こしたことや、ナナさんも彼のストーカーで、主人公以外にも被害に遭った女性たちがいたことなど。


(なんだか、手の回るのが早すぎるんだよね‥)


カジノ連中が手を回したんでしょうねw

ぽんと雑誌で頭を叩かれて、主人公は振りかえった。


「おい、○○。國府田先生とのつなぎ、よろしくな」


「え?」


「加賀静子の謝罪会見もあったことだし、次号には國府田先生の記事を載せられるぞ」


「あ‥‥わかりました!」


これで一応万事解決だねww



そしてカジノ。

やってきた私を見て、皐月さんが軽く片手を上げた。


「おかえり、○○さん。帰ってきてからすごく忙しかったらしいですね?」


そーみたいw

というか、なんか当たり前のごとく来てるなw

革張りのソファで悠月さんと遼一さんがくつろいでいる。

韓国のお土産を‥ってことで、皐月さんにはカニの醤油づけと韓国のお菓子、悠月さんには有名なコスメブランドが販売しているキャンドル、で‥‥遼一さんには‥


「‥‥で、俺にはどうしてこれなんだ‥?」


「え!?だって千早先生がポンテギの缶詰にしておきなさいって‥」


ポンテギ!?

ポンテギとは蚕のさなぎを茹でたおつまみのこと。

見た目は慣れないし匂いも独特だけど、食べてみると美味しいらしい。

蚕‥って‥;;(°д°;)


「俺企画書まで作ったのにさ。パク・ジョンホンの裏情報とか千早さんのウイークポイントとかお役立ち情報満載だったろ?」


企画書見せてくれなかったんよ‥っ!!

その、「とか」に含まれてる部分が一体なんなのか教えてくださいません?w


「は、はは‥‥あ、あの‥千早先生は?」


「今日は一緒じゃねえの?」


「は、はい。携帯つながらなくて」


「直接家に行けば?彼女なんだからそれくらい許されるだろ」


「え、ええと‥」


主人公のぎこちない反応に、三人が目を丸くする。


「あー‥もしかして、まだはっきりしてねぇの?」


もうすでに事後なくせにね!!←


「‥‥え、えと‥」


悠月さんはふーっとため息をつき、聞かなかったことにしてやるから、ちょっと話してみろって。

ソウルで自分と一緒に居ないほうが主人公にとって幸せなんじゃないかって言われたことを話すと、三人は顔を見合わせてしばらく黙り込んでしまった。


「どうしたら、安心させてあげられるのかわからなくて‥」


「○○さんを巻き込んでしまうような事件が続いたから、ならさらそう思うんでしょうね。千早の気持ちも分かる気がします」


「あー、もどかしいねぇ。千早さんって感情より理性が働くタイプだからな~」


今時珍しいタイプだね‥‥今時の若いもんは感情の赴くまま行き当たりばったりな人が多いから‥←


「それがなんだって言うんだよ。過去がどうとか、千早さんがどうとか、んなことどうだっていいだろうが。お前は千早さんとどうなりたいんだ?」


(私は千早先生とどうなりたいんだろう‥?)


ここで選択肢。


「私、千早先生と一緒にいたいなぁって‥」


本音を言ってみたら、すとんと肩の力が抜けたような気持ちになる。

顔を上げると、三人は笑みを浮かべていた。


「少し、うらやましいですね。そんなふうに誰かから想ってもらえるというのは」


「ホント、一途だねぇ。千早さんのどこがいいの?お人好しで損ばっかしてるし、女運悪いし」


(´_ゝ`)クッククク・・(´∀`)フハハハ・・( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!!!!!←←


「‥‥まあ、いいや。もしフラれちゃったら、俺のところに来るんだよ?朝までじっくり慰め‥」


「あ、結構です」


そっこーw


「‥ああ、本当に突っ込むの早くなったねぇ‥」


少しばかり傷ついた遼一さんでしたww


「多分、お前の気持ちがぶれなきゃ大丈夫だ。本当に好きな奴は、どんな理由でもあれ手放したら後悔するからな」


悠月さん、なんか兄貴ぶってるけど‥どうしたの?←

遼一さんは今まで差し出がましい気がして言わなかったんだけど、初美さんの事故、実はあれ千早さんを庇って怪我をしちゃったらしい。

だから自分のせいで不幸になるというシチュエーションに敏感になってるんだって。


(だから、私が巻き込まれたとき‥‥あんなに震えていたの?)


主人公は思わずVIPルームを飛び出した。

エントランスの階段を駆け下りていたら、千早先生が階段の下に。


「‥‥○○さん?」


顔が熱くなっていくのが自分でも分かった。


「‥どうしたの?」


(どうしよう。私、この人のことが本当に大好き)


「千早先生、私‥‥」


「○○さん、僕と‥」


気持ちを伝えようとしたら、千早先生と言葉が被ってしまった。

主人公たちは顔を見合わせて、なんだか笑ってしまった。


「本当に、僕たちは気が合うね」


「はい」


「○○さん。‥少しだけ、付き合ってもらえないかな?」


主人公は千早先生に手を引かれてカジノを後にした。

次回で最終日です~!!

エピローグは来月かあ‥学園祭みたいに一緒くたにして欲しかったぜ‥

というか、加賀さんとかジョンホンさん、ちょろっと出ただけで終わったな‥‥立ち絵いらなかったんじゃないのかw