選択肢


オトナの男

はい










一週間後、連載の初稿があがってきた。


「『脱ぎ捨てたブラウスには、まだほのかに月村の香りが残っている。花奈は今自分が一人でいることに、寂しさを感じずにはいられなかった』‥」


(なにこれ!?うそばっかり!)


「おいおい。すごいな、○○。」


「‥編集長」


「先生の初稿、早速読ませてもらったが‥‥疑似恋愛の割には、ずいぶんお楽しみだったようじゃないか?ん?」


「あいにくですけど、これ、ほとんど嘘です」


「へ?そうなのか?」


「当たり前じゃないですか。私はお相手の人と少しお酒を飲んで、ダーツゲームして帰ってきただけです」


「‥じゃあ、これほとんど先生の創作か?」


「9割9分、創作です」


てかそういう雰囲気すらなってなかったしなw


「はは。道理でな。」


「どうりでって‥」


「だってそうだろ。本当にお前をモデルにしてるなら、もっとガキくさい話になりそうじゃないか」


(*ノ∀`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!!!!!!!!!←


それにしてもこんなんで疑似する必要あるのか?って話にw

主人公、次はやる気ですw


でもその次の相手が‥‥ノエルさんだったw

張り切ってお化粧したのに~っ!!!!w

話が続かない、明日には名前覚えてないだろうから名乗らなくていい、暇だからとりあえずしりとり‥って、遼一さんチョイス間違えてます‥←

案外一目ぼれしちゃってな?ってからかってたくせに、もう初対面じゃないのに一目惚れするかもってどういうことだーっ!!!

六本木を見下ろせる夜景が見えるところに連れて行ってくれるんだけど‥


「‥‥眠い」


「え?もうですか?」


「‥眠れるところに行こう」


「はあ‥眠れるところ‥って、ええ!?」


(待って!そんないきなり!)


「早く」


「え?でも心の準備が‥」


ZzzZzz‥

車の中だった。


「そういうことですか」


遼一さんじゃないんだから、連れ込まれそうになることはないと思ってたぜ‥でも、車の中ってw


(確か、これってデートのはずなんだけど‥)


「でも、デートっていっても、嘘のデートか‥」


(ノエルさん風に言うと、「ニセモノのデート」ってことになるのかな‥なんか、うまくいかないな‥)


「‥これじゃ、廣瀬さんの書くのだって、ニセモノになっちゃうよね」


「‥本当にそう思ってるの?」


「ノ、ノエルさん、起きてたんですか?」


「‥帰ろっか」


もう!?

たぶんこれ‥車の走行距離をひいたら1時間もないんじゃ‥w


(びっくりした‥ノエルさんって本当によく分からない人だな‥)


「あんたの家は?」


「あ‥ウチじゃなくて、廣瀬さんのところにお願いします」


「遼一の家?」


「はい。今日のこと報告しないといけなくて」


「遼一の家‥遼一の家‥どこだったっけ」


「もしかして知らないんですか?」


「知らないっていうか‥‥でも、なんとかなると思う。前に未来を送っていったことあるし」


「未来くん‥廣瀬さんと仲いいんですか?」


「わかんない。普通じゃない?」


「普通‥」


「アンタは?仲良いの?」


「私は、別に‥ただの担当ですから」


「ふーん‥遼一と付き合ってるわけじゃないんだ」


「ええっ!?ありえないですよ!だいたい、付き合ってたら、こんなことさせられてません」


「こんなこと?」


「他の男の人と、デートなんて」


「‥‥‥たぶん」


おいっw


(間違ってないよね?いくら廣瀬さんでも、自分の恋人にはそんなことさせないよね?)


いやー‥今時点の遼一さんからすると‥‥微妙だね。


「‥‥」


(無言‥か)


「‥やっぱり廣瀬さんならやりかねないのかな‥よく分からないけど」


「‥‥さっきのこと」


「はい?」


「‥遼一の小説は、ニセモノっぽくない」


「え‥?」


「‥‥純粋」


(純粋?廣瀬さんが?)


「だから、そんなことさせないと思う‥‥たぶん」


あ、これで恋人に他の男とデートって話に繋がるわけですねw

なんかそう考えるとチョイス間違ってないのかも。

襲われる確率とか考えたらw



「‥で。今日はノエルとしりとりをして、夜景を見ておしまい‥っと」


「すみません」


「まあ‥仕方ないか。ノエルはあの調子だし‥」


「お前はお前で、恋愛偏差値が低そうだからな」


「‥低いどうかなんて、廣瀬さんには分からないと思いますけど」


「ほぉ?そうか?」


次の瞬間、遼一さんは主人公の方から向かってふっとタバコの煙を吐き出した。


「ケホッ‥な‥なにするんですかっ!」


「ほら、それだ」


「はい?」


「偏愛偏差値の低い女は、こういうときすぐ怒る」


こういうときっていうか‥‥タバコの煙を誰かに吹き出すのはさすがにNGなんじゃ‥;;

遼一さん曰く、偏愛経験の少ない女は、男にこんなことされるとすぐに馬鹿にされたって怒る。

だけど、ある程度大人な女はまずなぜこんなことされたのかを考えるんだって。

からかわれているのか見下されているのかそれとも、もっと他に意味があるのかって考えてリアクションするのはその後らしい。


「お前みたいにすぐに感情的になったりしないんだよ」


「‥でも、やっぱり人の顔にタバコの煙をかけるなんて‥失礼だと思います」


「ハハハッ。じゃあ、そういうことにしておいてやるよ」


そう言って、遼一さんはタバコの火を灰皿に押し付ける。


「‥で?結局、ノエルはどうだったわけ?」


「‥ちょっと、コミュニケーションが難しい人なので‥」


「ふーん」


「悠月もダメ。ノエルもいまいち。じゃあお前はどういう奴が好みなわけ?」


「オトナの男の人がいいです」


一応言っとくが、悠月さんもノエルさんもオトナの男だと‥(ry


「ふーん‥。つまり、千早さんや皐月さんみたいな人ってわけだ?」


「いえ。別に、あの二人がいって言ってるわけじゃ‥」


「そのわりに、顔が赤いけどな?」


「えっ‥!」


「ハハハッ。うっそー」


(また、からかわれた‥)


「まあ、でも次はどうするかなあ。皐月さんは忙しいだろうし‥千早さんや未来だと、なんとなく想像つくんだよな」


「そうですか?」


「ああ。まず未来とデートした場合、思い切り甘えられて、たかられて‥気がついたら、財布の中の万札が数枚消えてるだろうな」


未来くん‥あなた今までどんな生活を‥


(未来くんって、そんなに甘え上手なんだ‥)


いや、つっこむところはそうじゃなくてね!?


「その点、千早さんは‥そうだな。千早さんとならお前も熱~い夜が過ごせるかもな?」


「え?」


「あの先生すごいぜ?なんたって相当なテクニシャンだからな」


前からそれは聞いてたんですが‥‥残念ながら、テクニシャンなところは見られず、不思議系のままで終わっちゃった‥←


「テクニシャン!?なんかよく分からないけど、怖いので嫌です!」


「ワガママなやつだな。じゃあ、やっぱり俺ってことか」

「はい!」

「そうか。じゃあ、さっそく寝室に移動して‥」

「ごめんなさい!嘘です!今、嘘をつきました!」

「ダメ、もう遅い」

「やっ‥!」

「なんて、嘘に決まってんだろ」

(‥び、びっくりした‥廣瀬さんが言うと、冗談に聞こえないよ‥)

「まあ、俺として、べつにどんなデートでもいいんだけどな」
どんなって‥‥その内訳をちょっと細かく‥←

「ネタになりそうな話さえ、聞かせてもらえれば」

「う‥」

「よし、予定変更だ。次回は俺がお前の相手だ。お前のこと、満足させてやるよ」

意味ありげな笑みを浮かべて顔を近づけてくる。

「きゃっ‥顔、近づけないでください!」

「ただの予行練習だよ。この先必要だろ?」

「ちょ‥」

ドンッ!!

「痛ぇっ!」

「失礼します!」

「おい!待て、〇〇!」

やーだよーだっ!!w
主人公は顔を真っ赤にしながら一目散に部屋を後にした。
次回は遼一さんとデートw

選択肢

本が好きなんですね

うーん‥











遼一さんの連載のネタとして偽装恋愛をすることになった。
そして最初のデートの日。


「‥‥出ない」


「なんだ、便秘か?」

「違います!」


編集長w

どうやら朝から遼一さんに電話してるのに全然出てくれないみたい。
とりあえず、言われた場所に言ってみると未来くんがいた。


「あれ?どうしたの、〇〇ちゃん?」

「未来くん」

「‥‥なんか、可愛い格好してるね。もしかして、デート?」


「デートっていうか‥」

(仕事っていうか‥)


「え?ホントにデートなの?誰と?」

「それは‥その、秘密かな」


(だって、誰とデートするのか、私だって知らないんだもん)

「ところで。廣瀬さんってここに来てる?」


「遼くんなら、図書室にいると思うけど‥まさか、遼くんとデートなの?」

「違うよ。その‥ちょっと廣瀬先生にも用があって」


「ホントに?それだけ?」

やけにつっこんで来るなあw


「そ、それだけだよ!‥図書館だよね。ありがとう」

「ちょっと!もっと詳しく聞かせてよ」


「ごめん。また今度ね!」

図書館に行くと、遼一さんがいた。
でもすごく真剣に本に目を落としていて話し掛けられる雰囲気じゃない。


(‥黙ってれば、結構カッコイイ人なのにな‥)

しゃべってても十分カッコイイわ!!と叫んだ人は何人いるのだろうw
まだ時間はあるし、もう少ししたら話し掛けてみようと思い、自分も本をあさる


(太宰治かぁ‥懐かしいな。ゼミの合宿で青森に連れていかれたけど、津軽弁が分からなくて大変だったなあ‥)

でも方言がある地域って振り込め詐欺の被害少ないんだって。←
その時、背後から耳元で囁かれた。

「なんだ。太宰が好きなのか?」


遼一さん‥‥主人公が耳弱いこと知ってから耳攻めばっかしてますねw(*´艸`)

「きゃっ‥」


「意外だな。太宰が好きな奴は、世話好きばかりだと思ってた」

それ、なにから得た知識ですか?w


「ひ、廣瀬さん‥っ」

「もしくは、ダメ男好き」


「違いますっ。大学時代、ゼミの課題で取り上げられたことがあったから‥」


「なんだ、そーゆーこと。どうりでな。お前、太宰好きそうなタイプじゃないもんな」


「余計なお世話です」


「ははっ。それにしても、なんだよ、これ。着信15件って。お前はストーカーか?」


うp主、20件同じ文のメールをもらったことがある。

「今なにしてんの?」って。

返してないのにそれが毎日毎日‥‥あれはちょっとした恐怖だった。

いろいろ聞きたかったことがあったのに電話に出なかったからですというと、たとえば?と言われ「‥今日の服装とか」ってちょっと小さめの声で言う主人公を想像したら抱きしめたくなった俺変態。←

そういえば今日の最初の方にいつもと違うメイクやらなにやらしてみたって言ってたね。

遼一さんの目が値踏みするみたいに全身を見る。


「いいんじゃないの?そんな感じで」


「ほんとですか?」


「ああ。いかにも、平凡はセレブが『頑張りました』って感じで」


やー‥ものすっごく:*:・満面の笑み・:*:(`∀´;)ですねーw


「‥‥」


「ははっそうふてくされるなって。‥あとは?」


「今日の相手、誰なのかなあとか」


「それは、来てからのお楽しみ」


そこにやたらでかい声で遼一さんを呼ぶ声が。


「ったく。あいつは‥‥おい。もう少し静かにしろって。ここ、図書館だぞ」


「んだよ。別にいいだろ。たいして人が居るわけでもねーし」


はい、今回のデート相手、北大路悠月さんです!(拍手ー!!とか言ってみたり)


「は?なに?俺、こいつとデートすればいいわけ?」


「そういうこと」


「‥だりぃな」


「ま、そう言わずに頼むわ。うまくいったら‥」


遼一さんが悠月さんの耳元に何か囁きかける。


「‥ホントだな?」


なんか交換条件持ちかけてるーッ!!


「当たり前だろ。俺がお前に嘘ついたことあるかよ?」


「しょっちゅう、ついてんじゃねーかよ。馬鹿」


でもあまり信用できない取引相手ww

んで、さっそくデートに出発。

会員制のバーに連れて行ってくれて、ビールを頼むと色気がないと言われたw

悠月さんが頼んだオレンジのついてるカクテルおいしそうだな~と眺めてたら、このオレンジが欲しいのか?ってあーんをw

というか主人公、せっかくデートっぽいのに仕事ですから!とか言っちゃだめだって!

何話したらいいのかわかんないので、とりあえず趣味の話を。

カラオケとか女子会が好きだって話してたら、楽しいのか?それとww


「正直、女の子同士の方が気楽でいいし‥」


私もーw

そこに男子がいるとなーんか醒めるよね。

小学校のときから友達とかなら別に気にしなくていいんだけど‥‥ね?←


「あっそ。そんなんだから、お前、男いないんじゃねーの?


グサッ


「図星かよ。‥可哀想な奴だな」


グサグサッ


悠月さん‥‥あーたなんでそんな毒舌‥‥‥胸が‥痛いぜ‥


「まあ、早くいい男見つけろよ。女は女同士でいるより、男といたほうが絶対いいんだからよ」


男なんて早々信用できるものじゃない。(何があった)


「はぁ‥」


「それに‥」


その時、悠月さんに誰かがぶつかった。

誰かと思えばタレントの大沢キリフキって人で、悠月さんが何回も話しかけても無視。

怒った悠月さん、大沢さんたちがいるVIPルーム使うから追い出せって店員に‥‥

何もそこまでしなくても‥


「いいに決まってんだろ。ここ、兄貴がオーナーやってる店なんだし。出禁にしないだけ感謝しろっつーの」


あの‥勝手に皐月さんの権力振りかざすのは‥;;

それにあの大沢さんはすごい裏表の激しい人で、テレビに出てるときは低姿勢を売りにしてるけど、最近じゃここらへんの店でもでかい態度とってるらしい。

裏表でいうなら廣瀬さんだって‥とつい口を零してしまう主人公。

それを聞いた悠月さん、ちょっと怒った。


「‥お前、遼一の何を知ってんだよ。どうせ、あれだろ?作品のイメージと全然違うとか思ってんだろ。」


「‥‥」


「ファンが勝手なイメージ作って、ちょっとそのイメージと違ったらすぐ冷める。くだらねーよな。お前らに、俺たちの何が分かるっていうんだよ」


確かに‥‥今回のは主人公に非があるよね。

キャラごとに主人公のキャラもちょっと変わってる感じだなー

大まかのところは変わってないにしても、千早さんの時は千早さんの気持ちを考えたりとか大人な性格だったけど、悠月さんときは逆にちょっとミーハーが先に出てたっていうか。


「‥すみません」


「‥‥まあ、お前がふてくされたくなる気持ちも、分からなくはねーけどよ」


「え?」


「ったくよー。遼一もくだらねーこと考えるよな。俺とお前が、恋になんか落ちるわけがないっつーの」


え?めちゃくちゃ落ちてたけど?w(悠月ルートで)


「ですよねー」


「!」


(あ、またつい‥)


「ははっ言うじゃねーか」


これは‥悠月さんみたいな大物俳優が私に恋に落ちるわけがないっていう‥解釈でいいんですよね?あれ、違う?

どうせならちょっと遊んでいこうってことで、一緒にダーツをすることに。


「言っとくけど、本気でやるぜ?手加減しないからな」


「望むところです!」


あ、打ち解けたw

ダーツをしばらくやって、悠月さんに家まで‥‥って、なんで送られる先が遼一さんの家!?


「んだよ。俺は遼一に終わったら家に連れてくるようにって聞いてたんだけど」


「そうなんですか?」


「違ってたら、遼一に送ってもらえよ。あいつ、基本女には優しいからな」


(あんまり優しくしてもらった覚えはないんだけど‥)


完全にからかいの対象だからじゃないか?w


「じゃーな、○○」


ばいちゃーw

いきなり家に行くのは憚れたので、遼一さんに電話して、今終わったことを話すと、帰ってくるの早すぎだろってすごい素っ頓狂な声出されたw

とりあえず入れよと言われ、家に入ると。


「うわーマジでもう帰ってきたのかよ」


Kaleidoscope-101005_1712~02.jpg

眼鏡装着+タバコ+甚平服!!!

めちゃくちゃかっこいいんですけれどもー!!!!!!

眼鏡めがっさ似合うね!!!(o^-')b☆


「なんだよ、家の中くらい、ラフな格好しててもいいだろ。ほら、あがれ」


「‥お邪魔します」


(‥う。タバコくさい‥‥うわっ、すごい量の吸い殻!)


「なんだよ。お前も嫌煙家か?」


そうかもです‥‥ちょっとのタバコの匂いでも換気したくなるw(お前に聞いてない)

作家は結構タバコ吸う人が多いみたい。

で、早速今日のデートは何したかとかを言うんだけど、それで帰ってくるのが早いわけだって。


「あのバーに行ったんだったら、せめてもうひとつのVIPルームに通してもらえよ」


「もうひとつのVIPルーム?」


「そう。ベッドのある方」


・・・・な ん で す と ! ? ( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


「ベ‥ベット!?」


「ったく。それくらいしてくれねーとネタにならないだろうが」


あのー‥遼一さんって官能小説化でしたっけ?←


「ベ‥ベットなんて‥だって、あそこバーですよね?お酒を楽しむところですよね?」


「お前なあ。考えてもみろよ。面倒くさいだろ。酔ってから、ホテルに移動するのって」


いやっその気持ちも分からなくはないが‥‥何設置してんだ皐月さーーんッ!!!!!


「ま、終わっちまったもんはしょうがねーか。で?どうだった?悠月のこと、好きになったか?」


「うーん‥」


「なんだ。ずいぶん煮え切らない返事だな」


「確かに一緒に居ると楽しかったです。でも、恋愛相手としてはどうなのかなって感じで‥」


「そうか」


「すみません‥。これじゃあ、大したネタにならないですよね」


すると、遼一さんの手がすっと伸びてきて、頭をくしゃくしゃっと撫でられた。


「まあ、仕方ないだろ。まだ最初だしな。とりあえず、お疲れさん。飲み物でも入れてやるよ。コーヒーと紅茶、どっちが好きだ?」


「‥紅茶ですけど」


「そうか。じゃあ、コーヒーでも入れるか」


「!」


「ははっ嘘に決まってるだろ」


「‥ですよね。そんな小学生レベルの意地悪、廣瀬さんがするはずないですもんね」


「お?なんだ、言うじゃないか」


主人公もだんだん遼一さんへの返しが分かってきたみたいですなw


(頭、撫でられちゃった‥どうしよう、少し嬉しいかも‥。次はもうちょっとネタを提供できるように頑張ってみようかな)



次回はノエルさんとのデートです!!

選択肢


なし












(あれから悠月さんと一度も会ってない‥やっぱり、私から謝ったほうがいいのかな‥)


主人公がナーバスを解放しなきゃ、どのみち不機嫌は直らないんじゃない?

その時、ルイフェイさんから電話が。

仕事が終わったら今からみんなで飲もうって話しになってるから、主人公も一緒に来ない?って。

お世話になってるし、誕生日も近いって言ってたのでOK。

誕生日プレゼント何がいいかな‥って思ってると、今度は悠月さんから電話。

ルイフェイさんの好きなものって何か知ってる?と聞くと、そっこー酒だなってw

お前も酒強いタイプなのかよっ!!


『つーか、あんなアマゾネスにプレゼント買ってる暇あんなら、俺に付き合えよ』


そう言われるのに、好きな人とお見合い相手のプレゼント選ぶのは‥ってことで一方的に断り電話切った‥

お前‥‥お前!謝るんじゃなかったのかー!?\(*`∧´)/

結局お酒を買ってかわいくラッピングして会場に行くと、見覚えのある風船が。


「おい」


「きゃあ!」


「なんでそんなに驚くんだよ」


「ゆ、悠月さん!だって、悠月さんまでいるなんて‥それに、この風船‥」


「やっと気づいたのかよ。前にお前が欲しい欲しいって騒いでただろ」


「だ、だって今日は私、ルイフェイさんに誘われて‥なのに、どうしてこの風船が‥」


「○○ちゃん、来てくれたのね!」


「ルイフェイさん、こんにちは。あの‥‥今日って‥」


「実はね、今日は私と悠月のお見合いパーティだったんだけど、そんなのバカらしいでしょ。お見合いでパーティっておかしいし、パーティっていうのはみんなで楽しく騒いでこそでしょ?だから急遽、私のバースデーパーティにしちゃった」


「そんでお前を誘えって言ったんだよ、俺が」


「ちょっとぉ、悠月に言われなくても誘うつもりだったんだけど」


「あ、あの‥」


(話が見えない‥)


「私のバースデーパーティなのに、○○ちゃんのためにこんなにたくさんのバルーンを準備するなんて‥ほーんと、あんたって○○ちゃんしか見えてないのね!」


「うるせー」


おお!?なんかスチルが来たよ!!

そしていつもスチルは2歳くらい大人びて見えますねww


「わ‥私のために?」


「他に何があるんだよ。こんな大量の風船」


感激して泣いちゃう主人公。


「また泣くのか。しょーがねーなあ」


「な‥泣いてないもん‥」


「ま、お前のその顔が見たくてこんなことしたんだけどな」


「悠月さんが泣かせてるんじゃない‥」


「だってお前の泣き顔、かわいーだろ」


γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ←


「もう‥」


(でも、嬉しい‥)


「悠月さん‥ありがとう。私‥」


「いいよ。俺も悪かったし。お前がそんな悩んでるなんて知らなくて、電話も来ないのはびびったけど」


「悠月さんが怒って、出てっちゃったから気まずくて‥ごめんなさい」


あの、ルイフェイちゃんは?


「俺も悪かった‥。嫌な思いしてるのは○○の方だったのにな」


「そーよ、エゴイスト!少しは乙女心を勉強しなさい」


ルイフェイさんがシャンパンで悠月さんをどついて、また仲間の輪に帰っていく。


「っ‥」


だ、大丈夫?


「でも‥勝手に卑屈になっていただけかも‥‥悠月さんはすごい人で、ルイフェイさんも素敵で‥私、悠月さんの傍にいる資格、ないんじゃないかと思って‥」


「俺は‥自分で自分がどんなにお前に惚れているか自覚があるから。別に親が何したっていいだろ、って思ってたんだけど‥‥お前は、俺の気持ちなんてわかんねーもんな」


気持ちを言葉にしないと伝わらないよねー‥


「ううん‥悠月さんのことは信じてるよ、本当に。ただ‥自分に自信がないだけで‥」


「俺の隣にいる資格なら、俺に愛されてる時点でお前だけのもんだろ」


「うん‥それにこの風船見てたら、そんなのどうでもよくなっちゃった。だってこれ、全部悠月さんの私への愛だもんね」


「そーだよ」


「えっ!?」


(じょ、冗談で言ったのに‥)


「‥顔真っ赤だぞ、お前。照れるくらいなら言うなよ。俺のほうが恥ずかしいだろ」


「ご、ごめん‥だって悠月さんが、そんなに素直に頷いてくれるなんて思わなくて‥‥」


素直じゃない代表だもんねw←


「本当のことだからな」


Kaleidoscope-101003_0521~01.jpg

ラブシーンってww


「あ!ルイフェイさん、お誕生日おめでとうございます!」


「ありがと~♪○○ちゃんと作り上げた付録、できてくるのが楽しみ。これからもよろしくね」


ライバルじゃないなら喜んで!!

っていうか、元々お見合いパーティだったんなら、両方の両親来てるんじゃ‥


「はい、こちらこそ!‥あの、でも‥」


「何?」


「これってもともと二人のお見合いだったんですよね?お誕生日のパーティにしちゃって大丈夫なんですか?」


「大丈夫大丈夫。母はちょっと拗ねてるみたいだけど、父は私の味方だから」


「こいつの親父、すっげーこいつのこと溺愛してんの。俺との見合いがなくなったこと、喜んでるんだよな」


「母の手前、おおっぴらには言えないみたいだけどね。バースデーパーティにするって相談したら、すっごい笑顔だったから」


親ばかここにあり‥w

急だったのに、豪華なケータリングに囲まれて、一際大きい氷のカービングを娘にプレゼントする親w

その彫刻を聡明なルイフェイさんみたいだと言うと、悠月さんがこんなただの酒乱ってww

そんな飲むの?w


「‥○○ちゃんはLikeCinderellaね!」


「シンデレラ‥?」


「そうそう!シンデレラ編集部のシンデレラ♪悠月という王子様に選ばれて、これからどんどん輝いていくのよ~!あたしも○○ちゃんみたいな子と結婚したいわ!」


「へ!?」


ルイフェイさんってそっち系だったの!?


「いやいや、こいつは俺のもんだから!お前には渡さねーよ」


「なにその素のツッコミ!まったく、○○ちゃんのこととなると、冗談も通じないんだから‥」


(悠月さん‥ルイフェイさんには敵わないんだな‥)


「せったくだから、この風船をバックに記念撮影しない?」


「いいですね!その写真、シンデレラのタイアップの号に載せてもいいですか?」


「もちろん!宣伝になるし、こっちからお願いしたいわ」


「そうですね。編集長も喜びます」


「ホントお前ら、意気投合してんな」


「だって、○○ちゃんの前向きとか、私大好き。アイデアも豊富だし、絶対に『無理』って言わないし」


「俺には割と言うけど」


「それは悠月に甘えてるんでしょ」


「そうじゃないと困るけどな」


(いろいろ悩んだりしたけど‥いっぱい考えた分、この時間がそのご褒美みたい‥)


たくさんの風船に囲まれて撮影した写真は、後日発売の特集号の最終ページを飾った。



(特集号で色々忙しかったから、悠月さんの部屋に来るのも久しぶり‥)


「お前、あれからルイフェイと連絡とってんの?」


「うん。また一緒に何かしたいねって話してたの。ルイフェイさん忙しいし、私もしばらくはいろんな仕事が入ってるから、すぐには無理だけど」


「お前さー、あいつといる時間があるなら、俺のこと構えよ」


「ふふ。何その甘えん坊みたいな発言」


「いいだろ、たまには」


ふと奥を見ると、大量に積んである月刊シンデレラが!

本当に買ったのかよww


「表紙、ルイフェイさんだよね。そんなにルイフェイさんが好きなんだ」


「お前‥その口塞いでやろうか?」


悠月さんが覆いかぶさってくる!


「‥んっ‥‥ちょっと、冗談なのに!」


「俺がどれだけお前のこと好きか、教えてやる」


「‥もう知ってるよ」


「まだまだ足りね」-よ。お前の体に教え込む必要がありそうだな」


主人公たちはしばらくふざけて、笑顔で何度もキスを交し合った。

自分に自信が持てるのはもう少し先になるかもしれないけど‥悠月さんとなら、きっとゆっくり時間を掛けて誰からも「お似合い」って言われるような二人になれる。

悠月さんの笑顔を見ながら、主人公はそんな確信を抱いていた。

そこはなってやる!でしょw


選択肢


期待していてください

何で私が‥












料理が一通り食べ終わり、コーヒーが運ばれてきたところで連載の話し合いが始まった。


「先日は企画書のひとつも持たずに失礼いたしました」


「いえ。こちらこそ、新人の編集さんには少し厳しいことを言い過ぎたかなと思って気にしていたところだったんです」


(嘘ばっかり。本当はそんなこと、ちっとも思っていないくせに)


そのことは同感だw


でも昨日遼一さんが言っていたことは大抵当たってるからな~。


「いえ。○○はまだまだ勉強中の身ですから、ぜひびしびし鍛えてやってください」


「そうですか。じゃあ、早速今夜からうちに来て、お相手になってもらおうかな。」


なんの?w


「○○さんとは相性も良さそうなので」


おいー!!!!!?∑(-x-;)


「え‥っ」


思わず顔を上げると、意地悪ように笑ってるw


(あの晩は、本当に何もなかったんだよね‥?すごく、やな感じ‥)


これを会合中にされたら、私かなーり眉間に皺寄せてるかもw


「先生のお相手かぁ。それなら、わたくしも朝まで喜んでお付き合いしますよ」


「ハハハ。それは楽しくなりそうですね」


~♪

その時、遼一さんの電話に着信が。

主人公はいなくなったのを見計らって少し席を外した。


「はあ‥なんか、疲れた‥」


(昨日の今日で、どんな顔して廣瀬さんに会えばいいんだろう。‥ビンタなんてしちゃったし‥私のことを嫌ってるよね)


「打ち合わせに戻りたくないな‥」


(なんて、言ってる場合じゃないか。編集長だって、きっと徹夜で企画書作ったんだもん。私も頑張らなきゃ)


そういう周りのことを考える主人公がめっちゃ好きだ!!←


「おい」


「!」


遼一さんとうじょー


「なんだよ。何ビクビクしてるんだよ」


「‥ビクビクなんてしてません」


「ふ~ん」


「‥‥」


「まあ、いちいちびびられてたら、仕事にならないしな」


「そう思うなら、変なこと言わないでください」


ねーwヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


「変なこと?なんか言ったか?俺」


(ダメだ。怒らないで‥落ち着いて‥)


「‥今回、ちゃんと企画書を持ってきました」


「へぇ?」


「編集長も私も、真剣に廣瀬先生に連載をお願いしたいと思っています。打ち合わせの場で、変な発言をするのはやめてください」


「‥‥」


「お願いします」


主人公‥


「‥‥」


ふいに遼一さんがため息をついた。


「やってないぜ」


「え?」


「あの晩、未来に呼ばれていったら、お前が倒れそうになっていた。だから、俺が泊まる予定の部屋に担ぎこんで寝かせた」


「‥‥」


「これでも、酔っ払った女に手を出さなければいけないほど、不自由しているわけじゃないんでね。」


「‥本当ですか?」


「ホントだっつーの」


「‥‥よ‥」


「良かった?」


「‥‥はい」


(良かった。やっぱり、何もなかったんだ‥!)


「おいおい。なんだよ、そのあからさまな笑顔は」


○操を守ったぜーッ!!!!!!!о(ж>▽<)y ☆(黙れ)

きっとまさしく(*´Д`)=зこんな感じなんだろうなww


「だって‥」


「やっぱり気にしてたのか?可愛い奴」


ポンッと頭に手が。


「そんな顔されたら、手ぇ出したくなるだろ」


「え!?」


それは後半にお願いしますw


「だからな、そんなあからさまにほっとされたら、泣かせてやりたくなるって言ってんの」


この人‥‥ 本 物 の サ デ ィ ス ト だ 。( ゚Д゚) 


「ま、今度酔っ払ったら、おいしく頂いてやるから」


「‥‥や‥‥」


「「やっぱりサイテー!」」


「!」


「ハハハッ。ホント、単純だな。お前」


(やっぱりイヤだ、この人!)


と思った瞬間、遼一さんに手首をとられ、グイッと引き寄せられる。

耳元で遼一さんが意地悪そうに囁く。


「心配するなって。もし、お前んとこの連載が無事終わったら抱いてやるよ」


Σ(゜Д゜)ィ━(´A`)ャ━(≧◇≦)ダ━(Å ̄*)))━ァァッ!!!!!!


「そのためには俺に連載を書かせるだけの企画が必要だけどな」


「期待していてください」


!?OKしちゃうの!!?←←


「へぇ、強気じゃないか」


「はい」


「そんなに俺に抱かれたいの、お前」


「そういうことじゃなくて‥!連載のための企画書のことです。抱かれるとかそういうのは、お断りです」


あ、スルーしたのねw


「ハハッ。じゃあ、今はそういうことにしておいてやるよ」


それから部屋に戻り連載の打ち合わせが始まった。

編集長の企画書はノンフィクションじゃなく、シンデレラの読者の恋愛体験をもとに遼一さんに純愛小説を書いてもらうっていうのがテーマだったらしい。


「あとは‥偽装恋愛ですか。なるほど‥」


次は主人公のを出し、最初は反応的にダメなのかな‥と思いきや、前言った課題の答えを聞かれた。


「『シンデレラ』に小説を連載する上での、俺にとってのメリットは?」


「‥新しいファンを開拓できると思います」


「へえ?」


「‥確かに、うちの読者は普段あまり小説を読まない人の方が多いと思います」


「おい、○○!」


だって編集長、ほんとのことじゃ~ん;;


「でも先生の作品なら、そんな読者の心を掴めると思うんです」


「どうして?」


「‥‥『ゆかりは、口紅を手に歩きつづけた』」


「!」


???


「‥‥‥『防波堤に伸びていく真っ赤なラインが途切れてもなお、ただただ歩き続けた』」


「‥『海岸線の赤』か」


「はい。私の好きなシーンです。フラれた女の子が彼から貰った口紅のキャップをはずして防波堤にずーっと長いラインを描いていく‥」


「‥‥」


「初めてこのシーンを読んだとき、私は主人公の悔しさとやるせなさに胸が詰まる思いがしました」


「‥‥」


お?なんか驚いてるw


「先生の作品には女性の気持ちを掴むものが散りばめられています。それは、言葉であったりシーンであったり、エピソードであったり‥いろいろですけど。ふいに読者の心に入り込んでくるんです。でも、どんなに素敵な作品でも、手にとってもらえなければどうしようもありません」


主人公‥‥あなたのまっすぐな言葉にこっちまで赤面してきたww


「ほお?」


「単行本や文芸誌を手に取るのは、小説そのものを好きな人がほとんどです。でもうちの雑誌はそうじゃない人がたくさん取ります」


「そんな女性たちの心も、俺の小説はつかめると?」


「読む機会さえあれば、うちの雑誌は廣瀬先生にそうした場を提供できます」


「‥‥ふーん」


廣瀬さんはそう言ったきり黙りこんだ。

何かを考え込むようにして‥


「いいですよ。書きましょう」


主人公、よく頑張った!!

今までの主人公って、突っ込まれると黙り込むようなタイプの子が多くてちょっとイライラすることが多かったけど‥このゲーム全くイライラしないw←

ボルの主人公構成も成長した証だねッ☆


「本当ですか!?」


「ただし、条件があります」


(え‥まだ条件があるの?)


「‥○○さんを、お借りしてもいいでしょうか」


「‥え?」


「さっき頂いた企画書で、偽装恋愛と『読者にインタビューする』というものがありましたよね。それでひらめいたんですが‥‥○○さんに偽装恋愛を体験してもらい、それをもとに俺が小説化する。それでどうでしょう?」


反論する余地すらなく、その提案が可決された。

編集長は果てしなくご機嫌で、海岸線の赤について聞いてきた。

どうやら5~6年前に書かれたもので、新人賞を受賞したのは『海鳥』っていう作品なんだけど、主人公は海岸線の赤の方が好きみたい。

んで、二日後再び遼一さんに会うと、作品のコンセプトを提示された。

平凡な女性とセレブとの偽装恋愛‥‥あれ?このゲームのテーマでもあるよねw偽装じゃないけど。

主人公は結婚をテーマにした小説はどうですか?といってみるも、散々書いたテーマだから飽きたって。


「お前も結婚に憧れてるクチか?」


「だって‥恋愛のゴールは結婚じゃないですか」


「ハハッ。ほんと単純だな、お前は。結婚はゴールじゃない。というより、恋愛にゴールなんてない。」


「え?」


「恋愛は四季に似ている。恋のはじめが春‥想いが通じ合えば夏点そして何らかの形で実を結ぶ秋‥‥」


「じゃあ、結婚は」


「冬だ。夫婦になってしまうと、男と女の関係は冬になってしまうんだよ」


(‥廣瀬さん?)


なんかあった??


「!心配するな。お前は幸せな結婚ができるタイプだ。単純だからな」


それ、ただ単に馬鹿って言いたいだけじゃ‥?w

それでいて、遼一さんはこの偽装恋愛で主人公が本当に恋に落ちるのかが知りたいらしい。

趣味悪いですww


「何言ってんだ。少しは楽しませろよ。こっちは引き受けるつもりなのなかった仕事、引き受けることにしたんだから」


え?


(それって、本当はうちの仕事、断るつもりだったってこと?)


「おいおい、何驚いた顔してんだよ。さんざん言っただろ?俺がお前んとこの雑誌で仕事をするメリットなんてないんだよ。お前は先日『小説を手に取るのは小説好きばかりだ』って言ったよな?」


「はい」


「それも決して間違ってはいない。ただ、小説好きしか読まないような作品は、そもそもベストセラーにはならない」


「‥あ」


「俺の本が売れてんのは、小説好きじゃないやつも読んでるからだ。話題作だからって飛びついて、ぱらぱらーっと斜め読みして、それだけで読んだ気になってる‥そういう連中も買ってくれてるから、ベストセラーになるんだよ」


雑誌でアンケート取ったら、遼一さんの作品を読んだことのあるやつは主人公は思ってるよりも多いはずだって。


「あの‥じゃあ引き受けてくれたんですか?」


「気が変わったからだ。偽装恋愛はテーマとしては悪くない。それに、お前に疑似恋愛してもらうっていうアイデアも面白そうだしな」


(面白そう‥って‥やっぱり馬鹿にされてるよね‥)


「そんな調子で、本当に純愛小説が書けるんですか?」


「さあ?それはお前次第だな」


「私?」


「そう。お前がどんな体験をするかで決まる」


にやっと笑った。


「いい恋をしろよ?そして俺に面白いネタを提供しろよ。担当サン?」


「‥‥」


こうして連載が決まったものの、プレッシャーだよなあ‥主人公w



次回予告。

さっそく偽装恋愛してるようで、最初の相手は悠月さん。

スチル二枚目が出るみたいなんですが‥‥主人公さっそくローテンションっぽいなw頑張れww

選択肢


悪かったですね

メリットならあります











「俺の出す条件にクリアできたら、お前んとこの雑誌で連載してやるよ」


「‥わかりました。どんな条件ですか?」


そしたらいきなり手を後ろにやれって‥んで、次は絶対に動くなよってわぁあぁあ!!!!近づいてくんなぁああ!!!!!!!!←

スチルエロスwだからなんでスチル2,3歳上に見えるんだよw

立ち絵もこれくらい色っぽくしろよ!(おい)


「おいおい。マジかよ」


「遼ちゃん、僕ら、見てない方がいい?」


「どうぞお好きに?」


ってな感じでキスされんのかよ思ったら‥からかっただけでした。チーン。

思わず目をつぶったら爆笑されたよ‥お前‥‥お前っ乙女心を踏みにじったなーっ!!?ヽ(`Д´)ノ←


「ハハハッ。ホント、単純だな。だいたい、脇が甘すぎなんだよ。こんな手、今時女子高生でも引っかからないんじゃないの?」


「悪かったですね」


「だから、悪いとは言ってないって。女なんて下手に小賢しいやつよりも単純なやつの方がよっぽど可愛いからな」


え、何?これフォローのつもり?

だっ騙されないんだからね!!(/ω\)←


「‥‥」


「ま、でも、変な男に引っかからないように気をつけろよ?」


「‥廣瀬さんみたいな人ってことですか?」


「お?言うねぇ」


その時、悠月さんがそろそろ出かけようぜって声をかけてきた。

でも主人公はここに来た目的があるわけで‥仕事の話をするんだけど、シンデレラ(ファッション雑誌)で俺が連載するメリットを聞かれた。

もちろん遼一さんが連載することによって会社の方はメリットがある。

でも床に寝っころがってテレビ見ながら雑誌めくるついでに読むような、そういう雑誌に自分が作品を載せるメリット聞かれるんだけど‥‥何も言えないよねー::

それでどんな作品を出すのかって企画書を要求された。

編集長にその話をすると、廣瀬さんがそんなこというなんて意外だったって。

文芸部の連中の話だと、作家によってわりとあっさり仕事を引き受けてくれる人もいれば、何度も通いつめて誠意を見る人もいるし、反対に今回みたいに企画書をっていう人も居る。

でも遼一さんは条件とタイミングさえあえばあっさり引き受けるタイプだって聞いてたらしい。

編集長も企画書を作るから、主人公も一応担当ってことだし企画書を作ることに。



「うぅ‥」


(浮かばない。なんにも浮かばないよ‥)


自宅でうんうん唸ってると風子ちゃんが昨日の無断外泊(酔って遼一さんのお世話になった日)のことを聞いてきた。


「誰のとこに泊まったの?なにがあったの?」


「‥ごめん。それ、明日でもいい?今晩中に企画書出さないといけなくて」


「企画書?何の?」


「連載小説の‥」


「え?それってまさか廣瀬遼一の?」


「あ、まだ見ちゃ‥」


「うわ!なになに?○○、マジで廣瀬遼一の企画任されてんの?もしかして、これ通ったら○○が担当するの?」


テンション上がってきましたね、風子ちゃんw


「‥‥」


「ちょっと!すごいじゃん!廣瀬遼一ってあれでしょ。○○がよく言ってた、海がどうのこうの‥」


「『海岸線の赤』‥だよ」


「そうそう。それ!書いた人なんでしょ?」


「‥うん」


「すごいじゃん!憧れの人の担当なんてさ!いいなあ。私だって、カクトの撮影現場にいきたいよぉ」


カクト??それは現場名ですか?それとも芸能人の名前??


「‥私だって、そっちの方がよっぽど楽しいよ」


どっちにしたってこんなチャンスないんだから頑張りなよ!と言ってくれて、企画書のヒントもくれる。


「言ってたじゃん。廣瀬遼一に『男性目線の恋愛小説を書いて欲しい』って。この人、男性作家なのに、女性目線しか書かないんでしょ?」


この際だからそれを提案することに決めた。



翌日、一応企画書はできたものの、ひとつしか出来ず。

そしてこれまた急にそれからすぐに遼一さんと会うことになった。

車の中でお互いの企画書を見せ合う。

編集長のはラブコメ、インタビュー式の作品、偽装恋愛‥

率直な感想を求められ、正直に廣瀬さんのイメージじゃないと言うと「そもそもうちの雑誌のカラーと廣瀬遼一の世界観が一致してるとはいえない」って。

でも新たなターゲットを取り組みたい、と。


「それに向こうも『メリットは?』と尋ねてきたんだろう?それなら、新機軸を打ち出したい気持ちもあるのかもしれねーだろ」


主人公の企画書を見せた編集長の反応は微妙だった。

女性雑誌になんで男性目線の恋愛小説なんだよって。

いやーでも、男側の気持ちを知りたい女性は多いと思うよ?(主人公に同意)

そして約束した高そうなレストランに到着した。

個室に案内される。


(うわ。先に来てたんだ‥)


・・・主人公、完璧に苦手意識がw


「すみません、先生。わざわざお時間を作っていただいたのに、お待たせしてしまって」


「いえ。こちらこそ、急なお願いで、大変だったのではありませんか?」


「とんでもありません。廣瀬先生にお会いして頂けるなら、いくらでも時間を作りますよ」


(編集長も廣瀬さんも、いつもと態度が全然違う‥)


ねーw(*´艸`)


「こちらの席にどうぞ」


「ありがとうございます」


「ああ、いいよ。もう下がってもらっても」


椅子を引こうとしたウェイターさんの代わりに、廣瀬さんが椅子を引いてくれる。


「どうぞ、○○さん」


「‥ありがとうございます」


「‥‥」


ふいに、廣瀬さんがくすっと笑った。


「‥どうかしましたか?」


「いや」


椅子の背に手をかけたまま、少し身をかがめてきた。


「徹夜で企画書作りか?」


「‥え?」


「目の下。すごいクマ」


(‥相変わらず、イヤミな人だな‥)


他ルートだとわりとボケ役なんだけどねw


「さて‥と。では、食事でもしながらお話を伺いましょうか」


「ええ。今回、企画書をお持ちしました」


「そうですか。楽しみです」


そう言いながら、ちらりと遼一さんがこっちを見る。

そのからかうような眼差しに、主人公は唇をかみしめた。



次回予告。

シンデレラの連載を引き受けてくれる感じ。


「ただし、条件があるのですが‥‥○○さんがお借りしてもよろしいでしょうか?」


いーやーだっ!! (主人公の気持ちを代弁してみたw)


「やっぱりあの夜のこと気にしてたのか?可愛い奴」


頭にぽんっと手を乗せられる。


「もしお前んとこの連載が無事終わったら、抱いてやるよ」


そんな抱かれ方はお断りですっ!!!


(‥やっぱり、この人イヤ)


主人公ガンバー!!!!!!